アーチーズ国立公園 (iii) 夕日のデリケートアーチ　***　グランドサークル12日間の旅 (9)

2007/10/20 - 2007/10/31

ファイリーファーナスのツアーの後、午後からはデリケートアーチのトレイルを登りました。昼食後ダブルアーチの陽の当たり具合をもう一度チェックして、夕暮れには早かったのですがゆっくり登って夕日を眺める場所を確保するため3:30にトレイルヘッドを出発しました。

数あるアーチの中でも１番美しいといわれるデリケートアーチ。下の展望台からは遥か遠くに見えるだけなので、間近で見るには往復4.8kmを歩かなければいけませんが、それも報われる素晴らしい姿でした。

今宵は満月の夜。帰り道は闇夜に影が出来るほどの月明かりでこんな体験も初めてでした。

エリア アーチーズ国立公園周辺(アメリカ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: サウスウエスト航空

距離は大したことはありませんが、ツルツルの岩をひたすら登っていくのはファイリーファーナスよりもきつかったです。 　

駐車場脇にあるトレイルヘッドから出発！

Wolf Ranch

1888年に建てられ1910年まで使われたログキャビンが残っていました。アーチーズの過酷な自然に挑みながらやはり長く住み続けることが出来なかったようです。

キャビンの近くには澄んだSalt Washがありました

ここでトレイルを左折すると化石が見られるようですが、私たちはデリケートアーチを目指して直進

トレイルが岩の上につながりました

目印の石が所々積まれています。

ツルツルの岩の上にやってきました

ヨセミテのハーフドームってこんな感じ？と思うぐらい暫くきつい上り坂になりましたが、ハーフドームはこんなに易しくはないようです(^^;)

向こうにはラサール山脈

再び赤岩のトレイルに戻りました

ここを登ればデリケートアーチ！

早い時間から登って来るのはカメラマンたち

これ？…は違いました

登りきった後なのでうれしいやらイマイチの姿にがっかりやらでしたが…。

怖いはずの崖っぷちも大分慣れてきたかも…

前には木製の三脚を背負ったカメラマン

そして彼はカメラもクラッシックでした

アーチーズのアンセル・アダムス！

16:30　デリケートアーチ到着

既に多くの人がスタンバイ

遠くにはET角度のBalanced Rockが見えました

Windows SectionのNorth Windowも見えます

16:40　到着直後の昼の光の中のデリケートアーチ

18:00　日が暮れてきました

続々と登ってきます

日没ぎりぎりに着いた人たちがアーチの下で記念撮影。

（２時間待っていい色になってきたのに参ったなぁ…）

そこに業を煮やしたカメラマン軍団から一斉に"Get Out!"の声が。

（(^o^)//"""パチパチパチ…）

18:40　真っ赤に燃えるデリケートアーチになりました

東の空には月も昇り始めました

この月を半年待っていた人もいました。引き続き月が昇るまで残る人たちもいっぱいいます。

帰り道にて

月明かりで人影がくっきり出るのを見たのは初めての夜でした


アーチーズ国立公園 (iv) デビルスガーデンのトレッキング　***　グランドサークル12日間の旅 (10)　へ続く
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10205433/

この旅行記へのコメント （10）

• momoyukiさん 2008/02/05 10:10:19

  真っ赤に燃えるデリケートアーチ

  Muffin様
  
  アーチーズ国立公園 (iii)の旅行記も堪能させていただいております。
  真っ赤に燃えるデリケートアーチが、ドーナツみたいで美味しそう・・・
  いやいや(≧▽≦;)
  
  Muffinさんの旅行記、D40とD80それぞれで撮影されているのですね。
  ご主人がD80で撮影されているのでしょうか？
  それともMuffinさんが両方で？！
  
  不勉強な私に教えていただきたいのですが
  Salt Washってどういうものでしょう？死海みたいなもの？
  
  帰り道の月、とても美しいですね。
  Muffinさんの旅行記から地球の鼓動が伝わってくるようで
  感動しました（涙）
  
  momoyuki
  
  
  
  
  
  

  Muffinさん からの返信 2008/02/05 10:53:56

  RE: 真っ赤に燃えるデリケートアーチ

  おいしく写って２時間夕日を待った甲斐がありました(^O^)。
  
  長めの旅行に行く時は夫がD80を持って、私が40を持って行きます。80は首から下げていても重くてイヤ。といいつつ、車から撮る時は夫のレンズを貸してもらいますが、40に付けるとボディより大きくてブサイクになります。それとお料理用と夜歩き用にコンデジのLumix LX２を。（これだけだった時は可愛がっていたんですが）
  
  Salt Washは年に１−２回鉄砲水が通る川でその他の時期はだいたいどこも乾いた溝になっていました。私も今回初めて知った言葉でしたが、乾いた溝の脇には広葉樹が並んでいて、少しの水しか流れないところにも植物はそこを狙って生きていくんだなあ、と感心しました。
  
  お月さんやら紅葉やら、普段見慣れているような気がしても、こんなところに来るとあらためて、きれいだなあと思いました。
  
  Muffin

• ちよちよさん 2007/12/22 12:04:26

  お邪魔します！

  赤いアーチとてもきれいですね！
  
  アメリカの国立公園はどうしてこんなにきれいに赤くなるのでしょう・・・
  
  現場はもっと感動的でしょうね。
  
  

  Muffinさん からの返信 2007/12/22 13:19:21

  RE: お邪魔します！

  ちよちよさん、こんにちは
  
  本当に不思議ですよね。赤富士の絵はよくありますが、日本でもこんな風にあかくなる山があるんでしょうか。（緑が多いのかな）
  
  写真に残すのは難しいのですが本物も真っ赤でした。昼の姿もきれいだけどやっぱり色が変わった方が好きです。
  
  Muffin

• etsuさん 2007/12/19 21:42:03

  月

  Muffinさん
  
  月、素敵ですね。
  
  大自然＆満月って、未体験です。
  興奮しそう♪
  
  etsu

  Muffinさん からの返信 2007/12/20 03:45:20

  RE: 月

  etsuさん
  
  この月を長い間待っていた人もいました。普通の満月と違うのかな？
  お天気もよかったし見事な月でした。星もすごかったですよー（キャップを外すのをお忘れなく）
  
  Muffin

• Ted@CiscoTours comさん 2007/12/19 16:53:49

  待ってました！

  Muffinさん、こんばんは
  
  デリケートアーチ待ってました(^-^)
  真っ赤なアーチステキですね。
  それに満月の明かりでライト無しで歩けるなんてなんてステキなのでしょう。正月にヨセミテで歩いたの思い出しました。
  
  あそこの道はきつくは無かったけれど、結構滑りやすかった気がしますが、くだりで疲れませんでしたか？
  
  ステキな景色ありがとう
  
  Ted
  

  Muffinさん からの返信 2007/12/20 03:24:03

  RE: 待ってました！

  Tedさん、こんにちは
  
  早速来ていただいてありがとうございます。
  デリケートアーチの夕暮れは本当に素敵でした。見たままの感動を写せないのが歯がゆいのですが、だからこそ実物を見てみたい旅の原動力になるのかもしれません(^^;)
  
  デリケートアーチまで登っていくのは結構ゼイゼイしていました(笑)　ハーフドームはこんなんじゃないんでしょうね。登りの方が滑りやすく見えましたが、帰りは慣れてきたのか大分早く降りることができました。遅い中秋の名月をたっぷり楽しんだ気がします。
  
  Muffin

• ふるさん 2007/12/19 14:26:45

  素敵

  フェイントアーチ、確かにこれが本物だったらがっかりだね（笑）
  本物のデリケートアーチはすごいねえ。
  本当にアーチだけが残ってるなんて、作り物みたいなのに自然に出来た造形物なのかあ。
  ところで、16時40分到着から、18時過ぎまでは一体何をしていたの？？？
  
  アーチの写真を撮るのに、「Get Out!」かあ。
  そうだよねえ、人間なしで撮りたいものねえ（笑）
  月明かりの中降りてくるのは怖くなかったの？
  だって、日が当たっていてもツルツルの岩肌はちょっと怖そう・・・。
  
  そうそう、1個前の旅行記にあったGPSログって何？
  気になったのにさっき書き忘れちゃった。

  Muffinさん からの返信 2007/12/19 16:29:28

  RE: 素敵

  今気づきましたが、アーチの上の部分だってあったはずですよね。それが内側も外側も削れて丸いアーチになるってすごい！うん、うん見たのにそのすごさの半分しかわかっていなかった…。
  
  到着してからの２時間は周りのカメラおじ、カメラおばと話したり、「おば」のカメラを斜めにチェック入れてたり、同じ色なのに無駄にシャッター切ったり、ぼーっとしてたり…盛り沢山？かなぁ。なにしろここだけで写真400枚だったので。でも日没で真っ赤になった途端皆んな７−８枚/秒の連写なんですよ。動かないアーチなんだけど(^^;)
  
  この時ほど物言うアメリカ人に拍手喝采はなかったなあ。いつもは「ちっ」ですが(笑)。
  
  ガイドブックには日没後の岩を降りるには懐中電灯を必ず持って行くこと、となっていて私たちもバッグに入れておきましたが、この日は全く必要なし。都会の夜のように明るかったんです。月の明かりってすごい！岩はツルツルしましたがそれほど行きと変わらず歩くことができました。
  
  車で地図を見ながらの案内が下手なのと、通ったルートが帰ってきてからわからなくなってしまって撮影場所が特定できないことが多かったので車でも使えるハンディGPSを買いました。パソコンでルートや登録地点を編集してGPSにダウンロードしていきますが、車で走っている時や歩いている時に案内をしながら、軌跡（トラック）も記録してくれます。これで私の地図ライフもたのしくなりました（おたくっぽーい）
  
  Muffin