ベルギーのおいしいものを食べる旅（２）～アントワープ

2007/11/02 - 2007/11/03

ブルージュに１泊した翌日の午後、車でアントワープへ向けて出発。１時間くらいで着くだろうと思っていたら、途中の国道や高速道路が工事中で２度も迂回する羽目に……。しかも迂回路は大渋滞。結局、アントワープのホテルに着いたときは、夕方５時近くになっていました。夫は運転で疲れ、わたしはルート変更のナビで疲れ、ホテルの部屋に入るなり、ベッドに倒れこみました。そして、そのまま夕食の時間になるまで寝てしまったのでした。ショッピングする予定だったのになあ。というわけで、すべては明日に変更となりました。

エリア アントワープ(ベルギー)

疲れていてもお腹はすくもので、夜７時ごろにようやく起きて、予約していたシーフード・レストラン《Dock's Cafe》へ。

お店に入って、まず海（or 海の中？）を思わせるインテリアが目を引きました。夜７時半でもうテーブルはほとんどいっぱいで、その後すぐに満席になりました。店内はとても活気があって、楽しく食事ができる雰囲気です。メニューを見るとどれもおいしそう。迷ったあげく、本日のスープ（パンプキン・スープ）を二人分と、季節のサラダと、シーフード・リゾット、ロブスターのグリルを注文。どれもとてもおいしい〜。他のテープルに運ばれていくお料理もすごくおいしそう（つい目で追ってしまった）。食後にはデザートとコーヒーを注文。コーヒーにはピエール・マルコリーニのチョコが添えられていました。おなかがいっぱいになって、幸せな気分でホテルに戻りました。

お店の詳細はレストランのクチコミに書いています。
http://4travel.jp/overseas/area/europe/belgium/antwerpen/tips/each-restaurant-general-10078898.html

翌日、まずはチョコを買おうと、今日の１軒目のお店《Del Rey》へ。

どれがおいしいかよくわからないので、見た目がおいしそうなものを１粒ずつ10個ほど選び、それから砕いたアーモンドをチョコでコーティングしたもの１袋と、アーモンドを粒ごとチョコでコーディングしてカカオパウダーをまぶしたものを１袋購入。

Del Reyの粒チョコ（プラリーヌ）は他のお店のものよりひと回り大きくて食べ応えがありました。アーモンドを粒ごとコーディングしたチョコはビターな味で大人のチョコという感じ。

お店のスタッフが愛想なしだったのが残念。

住所：Appelmanstraat 5-7

Del Reyのショーウインドウ。なかなか芸術的です。

ケーキはどれもとても美しくておいしそう。外の通りに向かってケーキが並べられているのは日本とは違いますね。たしかにこうして並べておくと、足を止める人も多そう。

旧市街の目抜き通りメール沿いにあった、巨大な手のオブジェ。

ガイドブックによると、アントワープ Antwerpen の町の名前は、古代ローマの兵士ブラボーが、シュヘルド川を思いのままにしていた巨人アンチゴーヌの手（ant）を切り落として川へ投げた（werpen）という伝説が由来だとか。

今回の旅行は食べることが目的でしたが、ルーベンスの家は見に行きました。前回の旅行のときに休館日で外観しか見ることができなかったので。

ルーベンスの家の入り口。

著名な画家でも存命中には評価されなかった人もいる中で、ルーベンスは当時から画家としての名声を得ていただけでなく、外交官としても活躍していただけあって、裕福な暮らしをしていたのがうかがわれます。

ルーベンスの家の庭園。右手の柱廊は17世紀当時のもの。

ルーベンスの家の中庭。装飾がとても凝っていました。

２軒目に立ち寄ったチョコレート・ショップ《ピエール・マルコリーニ》。

本当はブリュッセルの本店に行きたかったのですが、今回はそこまで足を伸ばすことができなかったので、アントワープ店の方へ。店名にカカオポッドをあしらったロゴがカッコイイですね。黒を基調にしたパッケージもオシャレ♪

購入したのは、粒チョコを10粒ほどと、砕いたアーモンドをミルクチョコでコーティングしたものを１箱。Del Rey で買ったものとよく似ていましたが、わたしはマルコリーニのほうが好みでした。素敵な小箱入りなので、お土産にもよさそう。あと、シャーベットも２個購入。これはお店を出てすぐにベンチに座って食べました。これ、めちゃくちゃおいしかったです〜。お店のスタッフの説明によると、４つほどのフルーツ（キーウィとマンゴーと、あとなんだったかな。うーん、忘れてしまった…）がブレンドされているそう。ほどよい酸味とフルーツの甘みが絶妙でした。アイスとしては高めなお値段（たしか３ユーロちょっとだったと思います）でしたが、その価値がありました。

マルコリーニのチョコは他のお店のものと比べると小粒なので、一度に３、４個食べてしまい、すぐになくなってしまいました。ちょっともったいなかったなあ。

住所：Huidevettersstraat 38-40
open：10:00〜18:00　日曜休み

アントワープへ行ったら、ぜひ立ち寄りたいと思っていたリネンの専門店《LIBECO》。

リネンの生産地ベルギーで、リベコ・ラガー社は最大手のリネン・メーカー。ここはその直営店です。専門店だけあって、品揃えは豊富でした。見ていると、どれもこれもほしくなってしまいますが、そこをぐっと押さえて、テーブルランナー２種類と、エプロンを買いました。せっかく来たのだから、奮発して布団カバーも買おうと思いましたが、希望の柄のサイズがお店においてなかったのであきらめました。

リネンは綿に比べると値段が高いものの、染みなどのよごれはたいてい落ちますし、丈夫で長持ちするので、元は十分にとれるかなと思います。

クロス類はかさばらないので、お土産にもよさそうです。

住所：Steenhouwersvest 51
（グローテマルクトの南の骨董街の一角にあります）

『フランダースの犬』のネロ少年を魅了した、ルーベンスの祭壇画をもう一度見たくて、ノートルダム大寺院へ。

「キリストの昇架」「キリストの降架」は生々しいほどの迫力を感じます。

グローテマルクトに建つ市庁舎。

手前の像は、アントワープを救ったブラボーで、投げようとしているのが巨人の手。それにしてはちょっと小さいような……。

グローテマルクトに立ち並ぶギルドハウス。

右手の建物はかなり傾いていますねえ。

午後２時近くになって、やっとショッピングと観光が終了。お昼を食べようと、ワッフルとクレープのお店《ディズィレ・ドゥ・リール》に行きましたが、残念ながら満席。それで宿泊ホテル（ヒルトン・アントワープ）へもどって、ホテルのカフェで食べることに。

夫はブリュッセル・ワッフルを、わたしはパンネクック（オランダのクレープ）を注文。食べ続けでちょっと胃が疲れてきていたので、いずれも砂糖がけのシンプルなものにしました。出来たてで、なかなかおいしかったです。食後のコーヒーにはゴディバのチョコが添えられていました♪

ここのカフェはテーブルの間隔が広めでゆったりしています。観光の合間にちょっとひと休みするのにもおすすめです。フルン広場に面した窓は前面ガラス張りで、眺めもいいです。ホテルの朝食の場所もここです。

ホテルは旧市街の真ん中にあるので、観光にはベストなロケーションです。車で旅行される方にもおすすめです。フルン広場の地下が公共の駐車場になっていて、その一部がホテル客専用になっています。駐車場とホテルは地下でつながっているので、雨でも濡れずに出入りできるので便利です。

ちなみに、客室のインテリアは普通のシティー・ホテルという感じでしたが（スタンダード・ルームだったからかもしれませんが）、広くて快適でした。

こういう食べ歩きの旅もいいものですね。帰ってからの減量が大変ですが……(^^;)。

この旅行記へのコメント （5）

• ウサギさん 2008/07/01 17:13:57

  ベルギー、おいしそう♪

  ショコラさん、はじめまして。
  ウサギと申します。
  
  今月末にベルギーを旅行する計画をたてていて、ショコラさんの旅行記にたどり着きました。
  ブルージュとアントワープ、同じホテルを予約したので嬉しくなってカキコさせていただきました^^
  
  アントワープのリネンのお店、お土産によさそうですね！
  わたしも探してみます。
  おいしそうなレストランも、真似しちゃうかもしれません。
  楽しみが増えました！
  素敵な旅行記をありがとうございます。
  
  ドイツにお住まいなのですね。
  学生時代に初めての海外旅行で行ってから、憧れの国です。
  しかも、地続きでベルギーまで行けるなんて、うらやましい・・・
  
  それでは、またお邪魔させていただきます。
  
  ウサギ

  ショコラさん からの返信 2008/07/02 00:48:48

  RE: ベルギー、おいしそう♪

  ウサギさん、こんにちは。
  
  ご訪問ありがとうございます！　投票もしてくださったようで感謝です。
  
  ベルギーに行かれるのですね。ブルージュとアントワープのホテルが同じとは、気が合いますね〜(うふふ)。とくにブルージュのホテルは本当に素敵でした。ぜひホテル滞在も楽しまれてきてください。
  
  ところで、レストランですが、ブルージュであらたにおいしいレストランを見つけました。実は先月、実家の母が遊びにきていまして、母のリクエストでまたブルージュへ行ってきました。
  
  《Saint-Amour》（住所：Oude Burg 14）
  
  ↑このお店です。マルクト広場から徒歩３〜４分で、Steenstr. の１本南の通り沿いにあります。ミシュランガイドで "Big Gourmand"（リーズナブルな料金でおいしいレストラン）マークがついていたので行ってみたのですが、お店の雰囲気がとても素敵で（洞窟のような感じ）、お料理（フランス料理）もすごくおいしかったです。盛り付けもオシャレでした。コース料理を頼みましたが、前菜、メイン、デザートでたしか40ユーロでした（もっと皿数の多いコースもあります）。
  
  勝手に書いちゃいましたが、参考になればうれしいです。
  
  楽しいご旅行を♪
  
  ショコラ

  ウサギさん からの返信 2008/07/02 06:21:04

  ありがとうございます！

  さっそくメモメモ♪
  
  わたし、
  ベルギーは３回目なのですが、
  ２回ともブリュッセルに宿泊してブルージュとアントワープは日帰りという旅だったので、それぞれカフェめぐりで終わってたんです。
  今回は２泊ずつするので、ディナーも満喫できそうです。
  こちらのレストランもぜひ行ってみたいと思います。
  フレッシュな情報、ありがとうございます^^
  
  そうそう、前の旅行ではSukerbuycもCarpe Diemも行きました。
  あのショコラ・ショーとクレープ、また食べたい･･･
  アントワープのデル･レイも、
  表参道店はびっくりするようなお値段なので、ベルギーで堪能すべきところですね♪
  
  ウサギ＠チョコレートめぐりに備えてダイエット中
  

  ショコラさん からの返信 2008/07/08 05:32:23

  RE: ベルギー、おいしそう♪

  ウサギさん、
  
  レストラン情報、参考になったようでうれしいです。
  ブルージュもアントワープも連泊なさるならゆっくりできますね。
  
  前回、書きそびれてしまいましたが、ブルージュのケーキ屋さんで《Sevaas van Mullem》にはもう行かれたでしょうか？　ブルージュ在住の日本人の方が「お薦め」とサイトで書かれていたので、先月の旅行のときに行ったのですが、お菓子がとってもおいしく、雰囲気も素敵でした。シュークリームが絶品！　実はショーウインドウで見たミルフィーユを注文しようと思っていたのですが、こちらはあっという間に売り切れになって食べられず……残念。
  
  ちなみに、場所はマルクト広場から北にのびている Valmingstraat の56番地で、広場から徒歩２〜３分です。
  
  ケーキの種類も数も多いのですが、飛ぶように売れていて、午後３時ごろにはもう少ししか残っていないようでしたので、もし行かれるなら早めがいいと思います。コーヒーに添えられていたクッキーもこれまたおいしく、帰りがけに買って帰りました。
  
  楽しいご旅行を！
  
  ショコラ

  ウサギさん からの返信 2008/07/10 22:48:01

  RE: RE: ベルギー、おいしそう♪

  ショコラさん、
  
  ご親切にありがとうございます！！
  さっそく地図にチェック入れました♪
  
  ガイドブックはいまいち信用できないということにやっと気付いたので、
  こういうナマの声はほんとうに参考になります^^
  
  おいしいものいっぱい食べてきたいと思います。
  
  ショコラさんの旅行記、これからも楽しみにしてますね☆
  
  ウサギ