2007/10/11 - 2007/10/14
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murenekoさん
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「波照間島は石垣島から1時間程度で行けて、のんびりできていいですよ」
いつだったか、北海道のYHで聞いた話が耳に残っていた。
夏に、日本最北端の有人島・礼文島に行ってきたばかりだったが、今度は日本最南端の有人島・波照間島へ向かうことにした。
旅の予定は旅から始まる。こうして人は旅を続けていく。
関西空港や神戸空港から石垣島への直行便はあるものの、飛行機の割引運賃は一瞬で売切れてしまう。何度かチャレンジしたものの、うまくスケジュールがあわず、結局、ややシーズンを外した10月中旬に那覇空港経由で石垣空港へ行き、そこから波照間島を目指すことにした。
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伊丹空港経由で那覇空港へ。初の沖縄上陸。
とりあえず、せんだみつおゲームでもしようか。「那覇、那覇・・」 -
石垣島行きの飛行機まで2時間ほど時間があったが、首里城に行くには足りず、ゆいレールの「那覇空港駅」を見ただけで、あとはお土産屋のシーサーのマスコットを見ながら時間を潰す。一駅となりの日本最南端の駅「赤嶺駅」でも見に行けばよかったかなぁ・・。
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フーちゃんぷるーとじゅーしー(混ぜご飯)
お昼ご飯は沖縄料理にしようと、那覇空港の料理屋へ。「てびちそば」が魅力的だったが、「フーちゃんぷるー定食」を注文する。昔、沖縄料理屋で食べた「ゴーヤーちゃんぷるー」が苦手で、「沖縄料理はあわない」と勝手に思っていただけに、最初のチョイスは重要。なのに、なぜ同じ「ちゃんぷるー」系を頼んでしまったのか。
よしもとばななのエッセイ『なんくるなく、ない』で、波照間島に向かうとき、空港で最初に食べて、沖縄に来たなぁ、と思ったという料理が「フーちゃんぷるー」と書いてあったからだ(あとで読み返したら、那覇空港ではなくて、石垣空港の料理屋だった・・無念)。
フーちゃんぷるーはその名前の通り「フ」のちゃんぷるーなのだが、これがメチャウマ。やるな、ちゃんぷるー。調子に乗って「ソーメンちゃんぷるー」(これもうまそうだった)も頼みそうになるが、今日の夕食に備えてガマン。トロピカルスムージーを飲んで過ごす。 -
飛行機の時間になり、那覇空港から石垣空港へ。石垣空港からは、波照間島に向かう船が出る「離島ターミナル」まで行かなければならない。
飛行機が時間通り着いて、預けた荷物が早く出てくれば港行きのバスに乗れそうだったが、飛行機は遅れ、荷物はなかなか出てこない。結局、石垣空港から、タクシーで「離島ターミナル」へ急ぐ。タクシーの運ちゃんは、いかにも沖縄人って感じの人だった(パパイヤ鈴木みたいな感じ?)
初乗りは390円。10分程度、900円ほどで離島ターミナルに着く。時間は14時30分過ぎ。船の時間はややギリギリ。さっそく、船に乗り、滞在時間30分ほどで石垣島をスルーする。 -
石垣島から波照間島までは、安栄観光(定員12人)と波照間海運(定員80名)の2つの会社の高速船が、1日3便、ほぼ同じ時間帯に運航されている(週3回のフェリーもあり)。
今日の最終便は、15:00〜安栄観光、15:30〜波照間海運。
安栄観光の切符売り場で尋ねてみると、無事、15:00からの切符を購入できた。その直後に、「全席完売」の文字。最後の一枚だったのだ。定員12名だもんなぁ・・。この安栄観光の船が取れたことで良かったような、悪かったような・・。船は天気や波の状態でよく欠航するらしいけれど、その中でもなかなか欠航しない事で有名な「安栄観光」。しかし、その反面、「波照間島行きの船はジェットコースターのごとく揺れて、ゲロゲロになる」という話をイヤと言うほど聞いており、「酔い止め薬」を飲んで船に乗り込む。 -
船は1階の客席と2階のオープン席があり、1階の後ろの方が揺れない・・という話も聞いていたが、「どうせ酔うなら・・」と外の景色が見える2階のオープン席に陣取る。揺れてもネタになるやろ、と期待半分&不安半分・・。
ほどなく、12人の客と多数の物資を乗せた「あんえい78号」は、石垣島を出発した。さて、どれほど揺れるのか・・。 -
船は、思っているより猛スピードで進み出す。10分ほど行くと、竹富島。海岸で歩いている人の姿も見える。
その後、小浜島、黒島、新城島をバックに海を進んで行く。石垣島から波照間までの52kmを約60分で進むので、時速は約50km?
前の席のお姉さんは船が出発すると同時に、座席に横になり、寝てしまった。その手があったか!
しっかし、ものすごいエンジン音で、話す声も聞こえないほど。この状態で眠れるのか?
波の高さはそれほどでもないが、ときおりグオングオンと揺れる。でかい西表島が見える頃になると外洋へ。ここから30分がメチャクチャ揺れる・・・
・・と聞いていたものの、この日の海は穏やかで、ほとんど揺れなかった。北海道の利尻島から礼文島へ行く大型フェリーの40分間で酔いそうになったヘタレの僕でも大丈夫なほど(とはいえ、酔い止め薬を飲んでいるんやけど・・)。
1時間10分かかって、船は波照間島の港に入っていく。 -
「なんだかよかったなあ、あの港に入っていくときの気持ちは・・・とあとで私は老人のように何回も思い出した。何かが始まる前のどきどきした感じと、静けさとの奇妙な対比があった。そのバランスは静物画に描かれたものたちのようで、じっとそれぞれの場所でうずくまっているのに確かに生命の力を放っていた。」
よしもとばななが『ちんぬくじゅうしい』の冒頭で書いた波照間港がそこにあった。今回の旅は「なんくるない」する旅でもある。
島のシンボルである風車を眺める。 -
港で、本日の宿「たましろ」のワゴンに乗り込む。波照間島には13軒しか宿泊施設がないので、みんな、それぞれどこかの宿の車に乗り込んでいく。船に乗ってきた宿泊客は僕一人だったようで、宿のご主人の運転する車が走り出す。どうやら無事、泊まれるようだ・・。というのも、ネットの事前情報で、「この宿は、ダブルブッキングが多く、予約が取れていない事も多い」と聞いており、2ヶ月前に電話で予約したときも、ご主人の沖縄の方言が聞き取れず、たぶん予約できていないのではないか、とヒヤヒヤしていたのだ。電話で、なんとか「10月11日!」と伝えたものの、切る間際に「はいはい、10月1日ね」などと言われて、慌てて修正したのだが・・。
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坂道を登り、ほどなく宿へ。
宿帳を書き、通された部屋の様子は「見なかった」事にして(な、なんかホコリの積もった扇風機やデカイ虫がいっぱいいたように見えたが、気のせいやろう・・)、さっそく外に飛び出す。時刻は16時30分を回っていたが、せっかくなので海を見に行くのだ。
ご主人が「宿の自転車を使っていいよ」と言っていたが、雑然と置かれた自転車は、タイヤがパンクしていたり、サドルがなかったり、ペダルが左右同じ動きをする(こ、こげない、笑)物など、どれ一つ使い物にならない(笑) -
仕方なく、近くの「レンタサイクル屋」で、「1時間だけレンタサイクルいいすか?」とチャリンコを借りる。
「北浜(ニシハマ)にはどう行ったらいいですか?」と聞いたら、
「あっち方面へ下って、曲がって下って、です」
「下って・・ですか(笑)」
まあ、あっちの方角に行けばなんとかなるやろ・・と進み出す。海に向かっては坂になっていてかなり爽快♪
(帰りにその坂を登りでこぐ事なんて忘れてしまいそう♪) -
すげー眺めが良さそうな「ペンション最南端」(ただし、宿泊客以外には眺めを邪魔して、あまり評判よくなさそうな)の裏手に出ると「北浜(ニシハマ)」へ到着。
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波照間島の海水浴場として有名で、遠浅で、この時期(10月中旬)でも充分泳ぐことが出来る。この日は夕方で、さすがに泳いでいる人はいなかったが、何人か砂浜にたたずんでいる人がいて、最果ての情緒タップリ。
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誰もいないところまで砂浜を歩いて「なんくるないさー」と寝転がる。あー、何もかも忘れてしまいそうだ。忘れてしまえ!
このニシハマから、ダイレクトに海に沈む夕陽は絶景やろうけれど、夕食の時間が18時からなので、あえなく、その前に帰宿する事にする。案の定、登り坂道の途中で力尽きる・・。 -
18時前に宿に着き、見なかった事にした部屋に戻ると、同宿の人が。この人は昨日からこの宿に泊まっているようで、聞いてみると、「常連が多くて、すごい」とのこと。何がすごいかは後ほど思い知る事になる。
18時過ぎに、いよいよ野外で食事。「ゆんたく」の時間である(「ゆんたく」とは、沖縄の方言で「おしゃべり」等の意味で、宿での宿泊客や地元民同士の語らい、みたいなもん?)。
この日の宿泊客は20人チョイ。そのうち、一見さんは僕と2人組と昨日から泊まっている同部屋のお兄さんのみで、あとは宿の常連さん。年配の方も多く、1年に10回くらい来てまーす、くらいの勢いの人が大半を占め、この人たちはみんな顔見知り。ちょ、ちょっと、入っていきづらいんですけど・・。
そして、いよいよ名物の料理登場。この日のメニューは、どんぶりに3人前くらい盛られた「カレー丼」と、3人前くらい盛られた冷麺、刺身、豆腐、さんぴん茶。食えるか!(笑)
この宿について、「キレイではない」「常連が多い」といった情報はネットで入手していたが、それを差し引いてもなお、お釣りが来る「料理がデカイ」というネタにつられて一泊目はこの宿にしたのだ。
とりあえず、冷麺が伸びないように食べ始める・・が減らない。カレー丼を食べる。これも食べても、食べても減らない。しかも、ふつうのカレーだ・・。沖縄料理を食べたかった気も・・。さんぴん茶のみ完食して、あとは半分以上残してダウン。
しかし、常連さんたちは、こともなげにペロリとすべて食べていく。この食事を完食出来たら常連さんになれそうだ。 -
ご主人から、幻の泡盛「泡波」の4.5ℓ瓶が提供される。一般の人はまず手に入らない幻の泡盛の幻の特大瓶(ネットで見ると5万円くらい・・)。度数が強そうだったが、せっかくなので飲んでみる。さっぱりしていて、僕でも飲みやすい(ただ、飲みやすさゆえに飲みすぎてダウンする人も多いようだ・・)。
何人かが完食し、大半の人があきらめたあと、一人一人自己紹介して「ゆんたく」の時間。ほぼ顔見知りの常連さんで、「まるでここに住んでいるかのような人」が内輪で話している印象もあって、なかなか入り込めず。
これは一見さんにはかなり好き嫌いあるやろうなぁ。僕はヘタレなので、入っていけなかった。入っていったら、もっと楽しめたんやろうけど、あの雰囲気では僕には敷居が高い。
ゆんたくを離れ、宿の中に一台だけあるテレビで亀田vs内藤のボクシングの試合を何人かの人と観戦。
夕食の途中から、雨が降り出し、星空も見えなかった。
たぶん何年もほとんど掃除をしてないであろう部屋で、色の変わった扇風機を横目に早めに横になる。ヘ、ヘタレだ・・(笑) -
昨夜、21時過ぎに寝たので(笑)、朝5時には目が覚めた。日の出でも見に行くと感動的だろうなぁ・・と思ったが、足がない。あるのはペダルが同じ動きをする自転車だけだ。だめだこりゃ。
朝ごはんは室内で。朝の量もすごいと聞いていたが、わりと普通だった。
一泊二食付きの宿代「5000円」を払おうとしたら、明細には、なぜか5500円の文字。内訳は、「宿泊5000円+自転車500円」。
ご主人が「自転車使ってないなら、払わなくていいよ」と言っていたが、使える自転車なかったやんけ!!(笑。まぁ、使えるのは既に他の宿泊者の人が使っていたのかもしれないけれど・・)
一泊でお腹いっぱい(食事も宿も)である。まぁ、5000円で大きなネタにはなったかな。
波照間島の民宿は、一泊二食付きで5000円のところがほとんど。同じ離島でも、北海道の利尻・礼文だと、一泊10000円を軽く越えるので、安いもんだ。
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