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マレーシアのクアラルンプールからマラッカへ、そこからマレー鉄道で最南端のジョホールバルまで行きました。<br /><br />クアランプールで王宮へ行ったら、ちょうど朝に国王が外出先から帰ってくるところで、警官が多くいて、国王の行列を見た。観光客でもあまり国王をじかに見た人はいないので、ラッキーであった。この街は予想外に高層ビルがあり、また車とバイクの洪水でした。いわゆるムスリム姿の若い女の子が、ジーパンはいてすごい速さでバイクをぶっ飛ばしているには驚いた。マラッカまで2時間をワゴン車で高速道路を移動したが、日本より高速の車が多く、かつ右から左から抜きつ抜かれつにはヒヤヒヤさせられた。<br /><br />マレーシアには一般人の家屋で一軒家は非常に少なく、ほとんど長屋のような集合住宅かマンション風住宅だ。一軒家は金持ちだけだそうだ。日本人がこの国に2万人もいるとのことで、日本の家電、自動車メーカーの工場がときどき見られた。ガソリンはボルネオ島でとれるので安い。<br /><br />マラッカではポルトガル村へいったら、いわゆる外人風のポルトガル人でなく、マレーシア化した色の黒いどうみてもヨーロッパ人とは見えない人々には驚いた。それでもキリスト教会とポルトガル料理店が多くあるので、なんともいえない感じだった。港が大々的にあると思っていたら、それほどの大きさはなく、昔は川沿いに港があったそうだ。オランダ広場からはるかにインド洋の海を眺めていると、ポルトガル、オランダ、イギリスと植民地になっても生きてきたこの町の人たちのたくましさを感じた。<br /><br />マレー鉄道はマラッカから車で40分ほどのタンピン駅からジョホールバルまで約4時間の旅だった。まわりは田舎の風景とパームツリーの林がほとんどで、町らしい町はあまりない。1等車にのったが、あまりきれいとはいえないが、すわり心地は広くてリクライニングでよい。マレー人の裕福な人、欧米人がほとんどで、10人くらいしかいなかった。1等車にはジュースが乗るとすぐ配布された。テレビが一番前にあり、現地の新聞が置いてあった。車内販売はないので、弁当を持参で正解だった。途中ほとんど田舎の風景で、パームツリー、バナナ、ジャングルが多く、時たま小さな町が現れる。いわゆるゴムの林はほとんどみられない。家屋が少なく、日本よりはるかに人口が希薄だなと感じられた。鉄道は30分くらい走って10か箇所の駅に止まった。駅には改札がなく、利用する人はぶらぶらと列車に乗り降りするだけで、発車すると車掌が検札にきて確かめるだけのようだ。最後に大きな町が現れそれがジョホールバルと分かった。駅に表示がほとんどなく、かつ駅名もアナウンスしないので、間違えそうだった。<br /><br />ジョホールバルではサルタンの王宮やイスラムのモスクを見て、”さらさ”の工房を見た。王宮に江戸時代の徳川や島津の瀬戸物、日本画などが数多く展示されていた。第2次大戦の時、ここを占領した山下将軍は日本と関係が深いので、ここは手をつけるなと命令したとのこと。<br /><br />この後は国境の海峡を越えてシンガポールへ。。。<br /><br />

マレーシア鉄道の旅

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2007/10/29 - 2007/11/03

12529位(同エリア15064件中)

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18

gobankan

gobankanさん

マレーシアのクアラルンプールからマラッカへ、そこからマレー鉄道で最南端のジョホールバルまで行きました。

クアランプールで王宮へ行ったら、ちょうど朝に国王が外出先から帰ってくるところで、警官が多くいて、国王の行列を見た。観光客でもあまり国王をじかに見た人はいないので、ラッキーであった。この街は予想外に高層ビルがあり、また車とバイクの洪水でした。いわゆるムスリム姿の若い女の子が、ジーパンはいてすごい速さでバイクをぶっ飛ばしているには驚いた。マラッカまで2時間をワゴン車で高速道路を移動したが、日本より高速の車が多く、かつ右から左から抜きつ抜かれつにはヒヤヒヤさせられた。

マレーシアには一般人の家屋で一軒家は非常に少なく、ほとんど長屋のような集合住宅かマンション風住宅だ。一軒家は金持ちだけだそうだ。日本人がこの国に2万人もいるとのことで、日本の家電、自動車メーカーの工場がときどき見られた。ガソリンはボルネオ島でとれるので安い。

マラッカではポルトガル村へいったら、いわゆる外人風のポルトガル人でなく、マレーシア化した色の黒いどうみてもヨーロッパ人とは見えない人々には驚いた。それでもキリスト教会とポルトガル料理店が多くあるので、なんともいえない感じだった。港が大々的にあると思っていたら、それほどの大きさはなく、昔は川沿いに港があったそうだ。オランダ広場からはるかにインド洋の海を眺めていると、ポルトガル、オランダ、イギリスと植民地になっても生きてきたこの町の人たちのたくましさを感じた。

マレー鉄道はマラッカから車で40分ほどのタンピン駅からジョホールバルまで約4時間の旅だった。まわりは田舎の風景とパームツリーの林がほとんどで、町らしい町はあまりない。1等車にのったが、あまりきれいとはいえないが、すわり心地は広くてリクライニングでよい。マレー人の裕福な人、欧米人がほとんどで、10人くらいしかいなかった。1等車にはジュースが乗るとすぐ配布された。テレビが一番前にあり、現地の新聞が置いてあった。車内販売はないので、弁当を持参で正解だった。途中ほとんど田舎の風景で、パームツリー、バナナ、ジャングルが多く、時たま小さな町が現れる。いわゆるゴムの林はほとんどみられない。家屋が少なく、日本よりはるかに人口が希薄だなと感じられた。鉄道は30分くらい走って10か箇所の駅に止まった。駅には改札がなく、利用する人はぶらぶらと列車に乗り降りするだけで、発車すると車掌が検札にきて確かめるだけのようだ。最後に大きな町が現れそれがジョホールバルと分かった。駅に表示がほとんどなく、かつ駅名もアナウンスしないので、間違えそうだった。

ジョホールバルではサルタンの王宮やイスラムのモスクを見て、”さらさ”の工房を見た。王宮に江戸時代の徳川や島津の瀬戸物、日本画などが数多く展示されていた。第2次大戦の時、ここを占領した山下将軍は日本と関係が深いので、ここは手をつけるなと命令したとのこと。

この後は国境の海峡を越えてシンガポールへ。。。

同行者
友人
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
鉄道 観光バス
航空会社
JAL

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  • ホテルから見たクアラルンプールの街

    ホテルから見たクアラルンプールの街

  • クアラルンプールの王宮。朝国王がちょうど外出から帰ってきたところで、黒塗りの車列が多くの警官に囲まれて王宮に入って行った。

    クアラルンプールの王宮。朝国王がちょうど外出から帰ってきたところで、黒塗りの車列が多くの警官に囲まれて王宮に入って行った。

  • 騎馬に乗った王宮近衛兵の交代。ラッパに合わせて掛声を出して交代式をしていた。

    騎馬に乗った王宮近衛兵の交代。ラッパに合わせて掛声を出して交代式をしていた。

  • 国立モスク。女の人は入場するとき半そでなどでは入れない。右の青い布きれを来ている女性は若い日本人でノースリーブだった。この布は入口で貸してくれる。中へは入れない。信者は入ってお祈りしていた。<br />信者は入る時には手などのほか足も洗うので、足洗い場所がずらりとあるのが変だった。

    国立モスク。女の人は入場するとき半そでなどでは入れない。右の青い布きれを来ている女性は若い日本人でノースリーブだった。この布は入口で貸してくれる。中へは入れない。信者は入ってお祈りしていた。
    信者は入る時には手などのほか足も洗うので、足洗い場所がずらりとあるのが変だった。

  • マラッカのオランダ広場と古い教会。この中に入って見学した。古いが何百年前の腰かけや祭壇がそのまま今も使われているとのこと。

    マラッカのオランダ広場と古い教会。この中に入って見学した。古いが何百年前の腰かけや祭壇がそのまま今も使われているとのこと。

  • マラッカの15世紀の古い教会のあと。フランシスコ・ザビエルが日本よりここへ来て亡くなった。前に見える鉄格子はザビエルの遺体が3か月間置いてあったが、不思議と遺体は腐らなかったとの言い伝えがあるもの。

    マラッカの15世紀の古い教会のあと。フランシスコ・ザビエルが日本よりここへ来て亡くなった。前に見える鉄格子はザビエルの遺体が3か月間置いてあったが、不思議と遺体は腐らなかったとの言い伝えがあるもの。

  • マラッカ海峡を望むポルトガル・スクエア。なんでもないような海岸だが、はるか沖には海峡を通る船が多くみられた。この右手にはポルトガル・レストランがずらりとあった。

    マラッカ海峡を望むポルトガル・スクエア。なんでもないような海岸だが、はるか沖には海峡を通る船が多くみられた。この右手にはポルトガル・レストランがずらりとあった。

  • マラッカ近くのタンピン駅。ここからマレー鉄道に乗り、ジョホールバルまで行った。

    マラッカ近くのタンピン駅。ここからマレー鉄道に乗り、ジョホールバルまで行った。

  • タンピン駅のプラットホーム内にあるイスラム教徒のお祈りする建物。時々人が入るので、すぐ隣にある似たような建物のトイレと間違えそうだった。

    タンピン駅のプラットホーム内にあるイスラム教徒のお祈りする建物。時々人が入るので、すぐ隣にある似たような建物のトイレと間違えそうだった。

  • マレー鉄道の切符と1等に乗るとすぐ配られたジュース。何のジュースかわからないがなんともいえない、やや甘い味がした。

    マレー鉄道の切符と1等に乗るとすぐ配られたジュース。何のジュースかわからないがなんともいえない、やや甘い味がした。

  • マレー鉄道の途中の駅。どこからどこまでが駅かわからない。駅員も列車がついても改札があるわけでないので、またアナウンスも発車の合図もないので、なんとなく止まって、なんとなく動き出す感じだ。

    マレー鉄道の途中の駅。どこからどこまでが駅かわからない。駅員も列車がついても改札があるわけでないので、またアナウンスも発車の合図もないので、なんとなく止まって、なんとなく動き出す感じだ。

  • 踏切にはたいてい多くの車が待っている。マレーシアは町に入るとどこも車でいっぱいだが、一歩郊外へでると一気にジャングルと田舎の風景になる。

    踏切にはたいてい多くの車が待っている。マレーシアは町に入るとどこも車でいっぱいだが、一歩郊外へでると一気にジャングルと田舎の風景になる。

  • 蒸気機関車が現役で走るようだ。電化されておらず、ずっと単線だった。

    蒸気機関車が現役で走るようだ。電化されておらず、ずっと単線だった。

  • マレー鉄道の1等車。後ろにトイレがついていて、前にテレビと現地の新聞が置いてあった。座席は3列でゆったりしている。2等車は4列。時々駅に止まり、発車すると車掌が来て乗り降りを確認している。次の駅まで二人の車掌はあいている客席に座ってのんびり話していた。

    マレー鉄道の1等車。後ろにトイレがついていて、前にテレビと現地の新聞が置いてあった。座席は3列でゆったりしている。2等車は4列。時々駅に止まり、発車すると車掌が来て乗り降りを確認している。次の駅まで二人の車掌はあいている客席に座ってのんびり話していた。

  • こんな感じのパームツリーの林が延々と続き、わびしい町がときどき現れる。

    こんな感じのパームツリーの林が延々と続き、わびしい町がときどき現れる。

  • ジョホールバル。モスクの青い屋根は日本から輸入のかわらできている。

    ジョホールバル。モスクの青い屋根は日本から輸入のかわらできている。

  • ジョホールバルのバティック(さらさ)工房。さらさのハンカチや木製のかざりものを買ってしまった。

    ジョホールバルのバティック(さらさ)工房。さらさのハンカチや木製のかざりものを買ってしまった。

  • さあいよいよ狭い海峡の橋を渡ればシンガポール。道路、鉄道、水道管などがここに集中している。橋を渡るとそこに入国管理ビルがあった。まったく空港と変わらない入国手続きをした。シンガポール、マレーシア人も簡易的手続きなく、夕方のシンガポールからマレーシアへ仕事帰りの人でいっぱいだった。ちなみに出国手続きは橋を渡る前ですませた。鉄道の場合は違う場所で入出国を済ませて橋を渡る。

    さあいよいよ狭い海峡の橋を渡ればシンガポール。道路、鉄道、水道管などがここに集中している。橋を渡るとそこに入国管理ビルがあった。まったく空港と変わらない入国手続きをした。シンガポール、マレーシア人も簡易的手続きなく、夕方のシンガポールからマレーシアへ仕事帰りの人でいっぱいだった。ちなみに出国手続きは橋を渡る前ですませた。鉄道の場合は違う場所で入出国を済ませて橋を渡る。

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