2007/08 - 2007/08
1579位(同エリア1736件中)
企鵝さん
台湾鉄道で、九分を訪れました。
なかなか風情のある町で、茶芸館も多いと言うので、
前から訪れてみたい場所だったのです。
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
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九分には、
・鉄道+路線バス(orタクシー)
・長距離バス
で行くのが普通みたいです。
で、今回は台湾国鉄に乗って、駅弁を食べる!というのも大事なミッションだったので、当然、鉄道+バスを選択しました。
到着後すぐに指定席も引き換えてあるので、
発車15分前ほどに台北車站に到着 -
まずは予定通り駅弁を購入します。
台湾でも、レトロブームで駅弁が人気なのだそうで、
専門の売店があります。
駅弁は基本的に1種類。「排骨飯」だけらしいです。
(探せば他にもあるのでしょうが)
ただし、入れ物に違いがあって、
・ステンレスの飯ごうのような容器入り…300元
・普通の折り詰め…60元
と2種類売っています。
他に、ステンレスの入れ物だけ(中は空)で200元、
というのもありました。 -
さて、駅弁は列車の中で食べないとね…
ということで、ホームに向かいます。
が。なにやら不吉な表示が。
1本前の列車は「準點」
定刻どおり、と表示されているのですが、
これから乗るはずの急行列車には、「開車未定」
つまり「いつになるかわかんないよ〜」(だいぶ意訳)と書いてあるじゃないですか。 -
気を取り直して、ホームに向かいます。
ちなみに、ホームは「月台」といいます。
1つのホームが2本の線路にはさまれているような場合、
日本だとホームの数に関係なく、線路ごとに○番線と表示されていますが、台湾国鉄の場合は、ホーム単位で数えます。
ですから、第4月台の場合も、4A、4Bと言う風に表示されているので、ちょっと気を付けないと、乗り間違えたりするかもしれません。
ヨーロッパなどでも、こういう表示法があるので、案外世界的にはこっちが普通なのかもしれません。
でもなぜか、捷運(地下鉄)のホームは、日本と同じ表示法なんですよね。 -
ホームにも、到着予定のディスプレイがあるのですが、
状況は変わらず。 -
しばらく待ってみたものの、なんと表示は「45分遅れ」になってしまい、その間に次の列車が来てしまいそうな勢いです。
そこに、各停っぽい列車が入ってきたので、
「我要去瑞芳。可能搭下一班車?」とダメもとで
(もちろん筆談で)駅員に聞いたところ、
急いで乗れ!とのジェスチャー。
日本でせっかく取った指定席を放棄して、
ロングシートの各停に乗る羽目になりました。
急行で40分ほどの距離なので、結構かかるかも、と思いましたが、50分ほどで到着。
途中からは座れたので、さほどつらくはありませんでした。 -
これが、一部駅弁マニアに超有名な、台北の駅弁です。
さすがにロングシートの電車でお弁当広げるわけにも行かないので、この写真は瑞芳に到着してからのものです。
台湾の駅弁は、暖かい状態で売っているのですが、さすがに冷めてしまい、ちょっと不安だったのですが、これがおいしい!
ご飯の上に、排骨と煮卵、それとつけあわせのゆでた白菜が乗っているだけのシンプルなお弁当なんですが、八角の効いたタレがたっぷりしみこんでて、食が進む進む。
かなりのボリュームなのですが、あっという間に完食です。 -
九分へは、ここ瑞芳の駅からバスに乗って向かいます。
台北もそうですが、タクシー運賃が非常に安いので、3〜4人ならタクシーでも良いと思います。
駅前から道路を渡って、頂好スーパーの隣のバス停から「九分・金瓜山」行きに乗ればOK。
バス停が目立たないので、ちょっと気を付けないと見つからないかも知れません。
ここに限らず、土地勘がいい人ほどハマりそうなのが、
台湾が右側通行だってことです。
駅を背にした時に、九分は左手のほうになります。
つまり、右側通行だと、道路渡らなきゃいけないんだけど、感覚的にはこっち側から乗ると左に行きそうに思えてしまうので、少し混乱します。 -
地元の人も利用する、思いっきり普通の路線バスです。
九分への道は、かなり険しい山道で、曲がりくねっているので、車に酔いやすい人は対策しておいたほうがいいかもしれません。
乗るときに、「我要去九分 請告訴我?」(実際は九份)と書いた紙を運転手に見せておけば、ちゃんと降ろしてくれます。
たしか運賃は20元。乗るときに支払います。 -
九分は、本当に山にへばりついた町です。
町のなかも、坂道と階段だらけなので、
歩き回るとかなり疲れます。 -
かの有名な『阿妹茶楼』
う〜ん。
ガイドブック通りですね、って感じが、
正直してしまいました。
昼間だったのがいけないのかも。 -
目的の『九分茶房』へ。
台湾の有名アーチストたちが、古い建物をリノベーションした茶芸館だそうです。
茶器なども展示されていて、買って帰ることもできます。 -
この日はあいにくの雨で、テラスに出ることはできませんでした。
天気が良ければ、基隆まで見えるらしいです。 -
一般的な茶芸館のシステムを、ちょっとおさらい。
(知ってる人は読み飛ばしてください)
まず、席料+お湯の代金として、「茶水代」が取られます。
これは1人当たりで取られる代金です。
途中でお店の人が鉄瓶を交換に来ますが、何回変えてもらっても、料金は変わりません。
それプラス、自分たちで選んだお茶の茶葉代が別にかかります。
たいていは、1両(約40g ぎりぎり手のひらの上に乗せられるぐらい)あたりの値段になっているので、5〜6人までなら充分すぎるぐらいの量です。
安いお茶なら、1両300元とかで、高級茶でも800元ぐらいですかね。
これは、純粋にお茶の葉の購入代金なので、人数には関係ありません。
あとはお好みでお茶請けを。
どちらにしても、ちゃんと料金はメニューに書かれているので、心配はいりませんよ。
それと、あまった茶葉は、帰るときに持ち帰れるよう包んでくれます。 -
『九分茶房』には、日本人と思われるスタッフの方がいて、非常に丁寧に、お茶の特徴や、入れかたなどをレクチャーしていただけました。
蓋碗で入れるのは初めてだったので、とても助かりました。
この日頂いたのは、特選(?)高山美人茶です。
お店の方が、「10杯ぐらいは楽に出ます」と言うだけのことはあって、ものすごく長持ちします。 -
お茶請けに頂いたのは、こちらの名物「梅のはちみつ漬け」です。
甘いけどさっぱりとしているので、お茶の邪魔にならず、なかなかいいお茶請けでした。 -
雨が小止みになって、海が見えてきました。
いろんなところで褒めちぎられている九分だけど、
昼間はその魅力があまり感じられませんでした。
温泉町みたいなもので、昼間の光では、色あせてしまうのかもしれません。
夕方〜夜に訪れてみれば、また印象も変わるでしょうが。 -
さて、特急自強号で台北に戻ることにしましょう。
と、ホームに駅弁売りのお姉さんが
到着まではまだ待つので、駅弁を買ってみました。
台北より安い50元です。 -
知らなかったのですが、台湾のテレビなどでも何度も取り上げられている、有名駅弁なんだそうです。
おかずがバラエティ豊かで、期待が持てます。
これまたおいしい!
日本人にも好まれそうな、あっさりした味付けです。
しかも、直前まで保温されていたので、暖かいままで頂けます。
途中、反対方向への特急がやってきたのですが、
「ビェンダン(便當)!ビェンダン!」といいながら、昔の日本のようにお姉さんが売り歩き、買い求める人も多いようでした。 -
ちょっともっさりした印象の「自強号」がやってきました。
-
車内は、一昔前の日本の特急そのままです。
デッキや通路には、「無座」の人が結構立っています。
台北車站までは40分ほどですから、我慢出来ないほどの距離ではありません。 -
台北車站に到着しました。
ここからは、捷運(MRT:地下鉄)で移動することにします。
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