2007/10/28 - 2007/11/01
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ajiajiroさん
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久しぶりに気候のいい季節に上海を訪れました。
いつもの旅游集散中心からのバスに乗って上海市内のマイナーな古鎮の風fengjing (ふぉんちん)と金山農民画村に行ってみました。
今回のシリーズの題名の四文字熟語「一孔之見」は穴の中から覗いたような狭い見識と言う意味です。
私の見て感じた中国をご紹介します。
一孔之見:yikongzhijian(いーこんじーちぇん) 狭い見識
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス タクシー
- 航空会社
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
今回は宿泊したホテルが上海大厦の近くの銀波大酒店という安ホテルだったので虹口の旅游集散中心からのバスに乗りました。
こちらは上海体育館より1時間早い7:30の出発時間なのですが、同じバスが廻って行きます。
料金は往復のバス代と入場料、ガイド料が含まれていて一人100元です。
ここ旅游集散中心の支払いは数年前からクレジットカードが使えるようになりましたのでとても便利です。 -
バス1台の30人ぐらいの乗客の内、風fengjing(ふぉんちん)で降りたのは我々ともうひと組の中年夫婦の4人だけでした。
その他の人達は西塘行きのコースです。
駐車場には現地のガイドさんが待っていて我々を引き継いで案内してくれます。
写真は駐車場の隣にある風の入口の碑坊です。 -
ここは入場券売り場です。
入場料はひとり50元、ガイド料も50元
少し離れた場所にある金山農民画村は入場料30元、ガイド料30元と書いてあります。
今回は我々は全部含まれた套票を持っていますので、ガイドさんの後について素通りです。 -
そして、古鎮の地図です。
水路沿いに景点が点在しているようです。
私は古鎮を訪れるとだいたい地図を買うのですがここでは売っていないようでした。
あまり広い古鎮ではないのでそれほど必要ないかも知れませんが… -
最初に目に入った古鎮の風景はこんな感じでした。
-
先ず案内されたところは道教のお寺の施王廟です。
明の時代の万歴7年(1579年)建立の施全という人を祭った建物のようです。 -
線香?があまりに立派だったもので…
-
すごく賑やかな一団が集まっていました。
鳴り物入りで盛大になにやら拝んでいます。 -
例によって屋根の上の飾りが気になります。
兵士と龍の飾りです。 -
次に連れて行かれたところが丁聡dingcong(ディンツォン)漫画陳列館。
-
丁聡さんは1916年生上海まれ(原籍風)の著名な漫画家で90歳を超えた今でもご活躍中のようです。
(そう書いてありました…) -
こんな漫画や…
-
あんな漫画が…
たくさん展示されていました。 -
日本の手塚治虫さんのサインの入った展示品もありました。
-
ガイドさんに連れられて路地を歩いているとおもしろい牛乳受けが有りましたもので…
と言うことは中国でも牛乳配達屋さんが各家庭に牛乳を配達する制度があるようですね。 -
次は三百園へやって来ました。
なぜ三百園と言うかと言いますと展示品が三百件以上あるからだそうです。
元々は陳舜兪と言う風出身の宋の朝廷に仕えたお役人のお屋敷だったそうです。 -
そしてここの名物のひとつ「天下第一籃」です。
大きなカゴですね。
室内には「百籃」の展示やカゴの製造直売?などもあります。
ちなみに後の二百は「百灯」と「百行」です。
「百行」とは『たくさんの職業』と言った意味で中国のいろいろな職業の由来などが人形などとともに詳しく解説されていました。 -
同じ中庭に井戸があります。
解説によりますと…
「普通はカゴで水を汲むことはできませんが、風のカゴは水を汲むことができます。うそだと思ったらやってご覧なさい。」
試しにやってみると… -
庭園の中には池や橋も配置されています。
なぜ、「留春橋」というのか、拙い中国語を駆使してガイドさんに聞いてみると…
ナイスな質問だったらしく、ニッコリ微笑んで説明してくれました。
この庭園は春夏秋冬をモチーフに各部分が分かれて造られており、春と夏の部分の間に架かっている橋なので「留春橋」と言うそうです。
さすがに、漢字を発明した国の蘊蓄ですね。 -
次にやって来たのは「人民公社旧址」
あら、あら入口の前の石碑に洗濯物が…
ちょうど、日当たりがよい場所なのでしょうね。 -
中に入ってみるとこんな感じ…
毛沢東思想を讃える横断幕が架かっています。
各部屋の入口には「会議室」「知青・婦聯」などの表示が架かっています。
実は私は1980年に中国を訪れたとき、実際に活動中?の上海市内の人民公社を見学したことがありまして、その時のことをちょっと思い出しました。
参考: http://4travel.jp/traveler/ajiajiro/album/10023938/ -
会議室の様子です。
ちょっとおもしろいのは…テーブルの上に置かれた保温瓶とコップの前にひとつだけ汚い琺瑯引きのカップが「書記専用杯」としてあることです。
一人だけ特別扱いは権力のしるし? -
今はもうレトロな毛沢東像です。
-
毛沢東バッジです。
私も10個ぐらい持っています。 -
外には戦闘機や高射砲も展示してありました。
アルミ(ジュラルミン?)製の飛行機なのですが近づいてよく見ると溶接の跡がとてもヘタでちゃんと強度が出ていたのか心配なような出来です。
当時の技術力が予想できます。
近くに防空濠もあったのですが、誰も入りたいという希望者が居ませんでして、パスとなりました。 -
さて、お昼になりました。
基本的に自由に好きなところで昼食を取るのですが、ガイドさんの強いお薦めでご覧の「唔呶喔哩wunaooli(うなおぉり)酒家」というお店に入りました。すべて個室になっているこの古鎮では一等地にお店を構える一番高そうなお店です。
なお、「唔呶喔哩」というのは上海のこの地方の方言で普通語ですと“我的家”にあたるとのことです。 -
先ずはここの名物料理 丁蹄ding ti 半只 19元
二人ですと食べきれないと思いまして半量だけ注文しました。
ゼラチン質の煮こごりが付いたチャーシューのようなものです。
写真は半量の半分を食べた後です。
茄子炒蛋qiezichaodan 12元
ナスと卵の炒め物…
酸辣湯suanlatang 12元
日本でもおなじみの中国の黒酢をたくさん使った酸っぱくて辛いとろみのついたスープ。
超大盛りなので二人で食べられるのは頑張っても三分の一ぐらい。
焼売shaomai 10元
これは大変に美味しくて残さず食べました。
この他に蛋炒飯10元、ビール6元、金山5年陳加飯酒12元と
頼みまして二人で合計81元でした。
ここで、ちょっとした問題が起こりました。
100元札を出して受け取ったお釣りが9元… ?
後かたづけを始めた店員に「10元はどうした?」と言うと別の店員があわてて間違えましたと言って取りに行きました。
これは明らかに外国人だと思って釣り銭をごまかしたのだと私は思っています。
私の大好きな中国ですが、いつまでもこんなことをやっていては幻滅です。 -
食後の休憩で中心地の三橋の付近まで歩いて来ますと竹行橋の上で立ち話をしているおばちゃん達の中にひとりおもしろい物を見つけました。
前にどこかのサイトで話には聞きましたが…
毛糸を丸めて髪飾りにしているおばちゃんです。
実物を見るのは初めてでした。 -
同じく三橋付近の手すりの飾りです。
猿や牛の像もありましたので12支が揃っているのかもしれません。
おっと、中国では日本と違ってイノシシ年はなくて同じ字を書きますが猪年はブタ年と言う意味になります。
だから写真のブタさんは十二支のひとつなのです。 -
のんびりと母子が遊んでいました。
-
休憩時間が終わりましてガイドさんと待ち合わせて金山農民画村へ行きます。
行きたくなければ時間まで風古鎮に居れば良いようなガイドさんの口ぶりでしたが折角ですので行きます。
一般の路線バスに乗っておよそ10分で到着です。
ちなみにバス代1元x往復は個人負担です。 -
ここがバスを降りた公路沿いの金山農民画村の入口です。
およそ5分ぐらい歩いていきます。 -
建物の壁に農民画が画かれています。
なかなかステキです。
ちなみにこの建物はお土産物屋さんだと思います。 -
昔の農村を再現した場所の中にあちこちに農民画の工房が点在しているといった感じです。
-
自家菜園程度の畑も作られています。
農民画の工房の中にはそれぞれの作家さんがいて訪れると親切に説明してくれます。
中国語なので聞き取れませんが…
なお、工房内は一切写真撮影禁止とのことで写真はありません。 -
チャンピオンに挑戦
足踏み式水揚げ器 現在の記録:23.4秒
賞品は入場券5枚と折りたたみ傘1本だそうです。 -
ちょっと時間があったので犬の写真を…
-
およそ一時間ほどで公路に戻って路線バスを待ちます。
程なくバスがやって来ました。 -
風に戻って西塘からのバスが戻ってくる4時20分までおよそ一時間ほど自由時間です。
古鎮に戻ってもう少し歩き回ることにします。
写真は道端で見かけた物です。
ネズミ取りでしょうか? -
古鎮の時計屋さんの店先で…
大きな大きな古時計♪〜 おじいさんの時計♪〜 -
古鎮の風景をちょっと撮ってみました。
-
モップと地元特産のお菓子のコントラストがおもしろかったもので…
-
太鼓橋でたいへんに橋の中央が高く盛り上がっていますので自転車で通るときは降りて押さなければなりません。
-
日当たりの良い通りに面した軒下に鳥かごが3つ下がっていました。
中国原産の鳥、ガビチョウだと思います。
目のまわりの白い線が特徴です。
ガビチョウは蛾眉鳥と書きますが、蛾眉というのは蛾の触角のように細い眉のことで、中国では女性は細く長いまるい眉を引いたとのことです。美人の形容詞になっています。 -
狭い路地「莫乃弄」
太った人はすれ違えないような感じです。 -
典型的な江南地方独特の様式の廊棚があります。
ここはあまりお店などが密集していないのでのびのびとした感じがあります。 -
今度は橋の上から廊棚を撮ってみます。
いい感じです。 -
こちらは「風東区火政会」、昔の消防署の跡が消防の博物館のような物になっています。
-
その近くの「泰平橋」です。
-
旅游船が通りましたので…
水郷古鎮につきものの小舟ですが、場所ごとに特徴があっておもしろいですね。
では、また。 再 見 (^_^)/~
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この旅行記へのコメント (6)
-
- こまちゃんさん 2007/11/17 21:12:37
- 丁聰と方成
- 丁聰(上海:1916-)は、今年の春節特番テレビドキュメンタリー「大家」でも
取り上げられた人物のお一人でした。高齢なので、際どい単語などもお構い
なしで話されるのを見て、見ているこっちがハラハラしましたよ。(^^;
爺ぃとの行動で知り合った、北京の著名漫画家「方成」(中山:1918-)さん。
彼と彼の時代の漫画家同志達は、文革を乗り越えてきた強者達。
方成さんのお宅で話しを聞いてきましたが、丁聰らとの交流で、文革後業界
の一時代を築き歩んだようですね。
→(方成さん宅訪問)http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10060275/
漫画と言っても、はらたいらや加藤芳郎のような路線の漫画ですね。
こま
- ajiajiroさん からの返信 2007/11/18 12:26:27
- RE: 丁聰と方成
- こまちゃんさん、你好!
何の予備知識もなく偶然に連れられて入った場所だったのですが、丁聰さんはかなり有名なお方だったのですね。
思えば中国全土を揺るがしたプロレタリア文化大革命の終息からまだ30数年なのですね。
その大変な苦難の時代を生きた文化人達の苦労が忍ばれます。
私なども中国に生まれていたならきっと下放を経験していたであろう世代になります。
では、また。 再 見 (^_^)/~
-
- カザMAXさん 2007/11/12 14:13:10
- 見識を備えた人物になりたい
- ajiajiro様 こんにちは。
本当に沢山の面白い場所に行かれていますね。
いつも羨ましく拝見しています。
わたしは、水郷古鎮の雰囲気が大好きなので、
訪ねてみたい場所がいっぱいあります。
これまでに「烏鎮」には行ったのですが、ツアーだったので、
ゆっくり観光できず、
列車で行った紹興では「水郷古鎮」らしさを感じられなかったし、
「周荘」や「西塘」には未だに行けません。
めったに行けない中国なので、
ajiajiroさんの旅行記の写真を見て、
せめて雰囲気だけでも味わいたいと思っています。
物事を先の先まで見たり、深くとらえる事が苦手です。
見識を備えた人に憧れますし、自分もそうなりたいと願いつつ、
いつも誰かに教えてもらうばかり…。情けないです。
- ajiajiroさん からの返信 2007/11/12 23:05:27
- いつまでも好奇心をなくさないおじさんでいたい。
- カザMAXさん、こんにちは!
投票ありがとうございます。
最近は大好きな中国に行っても、なんかワクワクするような緊張とか、なんでも見てやろうというような好奇心が少なくなってきてしまったような気がしてならないajiajiroです。
最近の中国の古鎮はすっかり有名観光地となりすぎてしまって、入場料の高さ、人の多さと相まってそれらしく復元された立派な古鎮風の建物ばかりが目についてあまり好きではないという人も少なくないのではないかと思う今日この頃のajiajiroです。
餅は餅屋で‥ と言う言葉がありますが、カザMAXさんの香港シリーズの蘊蓄はなかなかの物だととても感心致しました。
では、また。 再 見 (^_^)/~
-
- nao0880さん 2007/11/12 02:15:27
- 牛乳受け
- ajiajiroさん、こんにちは。
中国の古鎮、いいですね。
そして牛乳受け、面白そうですね。
2重の蓋になっているみたいですね。
牛乳配達は同里や北京の胡同にありました。
ただし牛乳は牛乳ビンではなく紙パックであったように覚えています。
ビンの形状のプラスチック容器に入ったものはヨーグルトでした。
牛乳ビンは海外にもあるのか?私は知りません。
お邪魔しました。
- ajiajiroさん からの返信 2007/11/12 22:13:53
- RE: 牛乳受け
- nao0880さん、你好!
書き込み、そして投票ありがとうございます。
古鎮好きのajiajiroです。
最近は中国へ行っても古鎮巡りばっかりしています。
中国の牛乳受け… 鍵が掛かる構造になっているところを見るとやはり中国にも牛乳泥棒は居るんでしょうね…
中国の牛乳瓶もこんど探してみようと思います。
ちなみに私はゴミ箱なんかも好きです。
参考:http://homepage3.nifty.com/chinatrg/
では、また。 再 見 (^_^)/~
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