スリランカでビーチホリデー：ヒッカドゥワ編

2007/10/27 - 2007/11/01

たまにはQP（旦那）とも旅行をしないとね、スリランカへビーチホリデーに行くことにした。どうしてもまだ行ったことのない国へ行ってみたい私、そういう国にはことごとく興味のないQPということでお互いの妥協点を見つけるのは難しかった。が意外にも、スリランカならQP的にもOKみたい。カレー大好きだしね（笑）。日数もあまりないし（6日間）、あまり移動の多い旅はやめようということで、島の南西部のビーチリゾートに滞在することにした。本当は三角地帯にある遺跡群も見たいんだけどね・・・今回は我慢。

とりあえず行き直行便、帰りモルディブ経由のスリランカ航空チケットをゲット。税込みで一人10万円くらいだった。

旅程：

10月27日　13:20　成田-18:50 コロンボ、コロンボに滞在
10月28日　午後にでもコロンボからビーチリゾートへ移動
10月29日　ビーチリゾート滞在
10月30日　ビーチリゾート滞在　
10月31日 21:00　コロンボ
11月1日 　11:50 成田、午後はもちろん出勤

エリア その他の観光地(スリランカ)

ホテルをチェックアウトしてフォート駅へ。私たちの乗る午後2時5分発ゴール行きの電車は超満員！みんな電車が止まる前から飛び乗るものだからそりゃもう大変。押しの弱い私たちは席を取り損ねてしまった。途方にくれているとおばさんが手招きして自分の隣に空いていた1つの席を教えてくれた。私がそこに座り、QPは肘掛に座る。助かった。一応2等なんだけどかなりぼろくてインドの電車を髣髴とさせる。これで2等とは、3等はどうなっているんだろうか。この電車は1等はないけど、立派なんだろうか？もちろんエアコンもない。

隣のおばさんはとっても優しいゴールに住む女性で、娘たち（小さくてかわいい）と一緒にコロンボにジムナスティックフェスティバルに行っていたらしい。車内販売で売っていたスナックをくれたのだけど、これがクリスピー＆スパイシーでおいしかった。帰りに私も買ってみようかな。途中前の席が空いてQPは前に移動。QPの隣に座っていた男性がなんと日本語を勉強中ということで話が盛り上がっていた。なんでもゴールに住んでいるのだけど毎週コロンボで4時間の日本語クラスを受けるために往復5時間掛けて通っているらしいのだ。電車のメカニックで、これから2年間日本に研修＆仕事に行くらしい。がんばってくれ！

午後4時過ぎ、やっとヒッカドゥワに到着。駅はかなり小さい。プラットフォームにおりると早くもトゥクトゥクの客引きが迫ってくる。はじめ220といわれたけど2キロくらいなので100ルピーにまけさせ、ホテルまで連れて行ってもらうが、やつらのコミッションの取れる宿に行かないかと（そうは言わないけど）セールストークがうるさいし、ついたらついたで無理やり150ルピーを要求してくるし（もちろんあげなかったけど）もううんざり。かなり観光客ずれしている印象。ところで私たちの泊まるAmaya Reefは、80ドルもしないのにこの町では2番目の高級ホテルで、とまっている場所を言うと金持ちと思われるのがおかしかった。レセプションはウェブサイトで見たままで、とても心地よい。ウェルカムドリンクも出てきて高級ホテルな感じ。

でも部屋は・・・うーん、狭いしメインテナンスが行き届いていない感じ。

ベッド周りはスタイリッシュな感じだし、フラットスクリーンのTV があったりするのだけど、家具がなんかチープでドアの立て付けが良くなかったり、シャワーの水圧もいまいち、バルコニーも一応海は見えるけど屋根がぼろくて置いてある椅子とテーブルがチープ。まあこの値段だからいいのだけど、これで街きっての高級ホテルというのが納得いかない感じ。

海はやはり波が高くて泳ぐには向かない感じ。

でもまあプールがあるのでいいだろう。

町を少し散策してみるけど、とーっても閑散としていてびっくり。レストランも沢山あるけどどこも閑古鳥が鳴いている。近くの酒屋さんでアラック（ココナッツで作ったリキュール）を買い、コーラを混ぜて部屋で飲みしばし休憩。
晩御飯はホテルの向かいにあるロティレストランで。こじんまりとしたこのお店、歩き方にものっていて、料金もとても良心的。ロティが２０ルピーから、カレーも６０ルピーくらいからある。私はフィッシュカレー、ガーリックロティ、デザートにバナナココナッツハニーロティをいただく。どれもとってもおいしい！サービングはこぶりだけど、おかげでデザートまで食べられて良かった。QPもカレーにロティ２枚で、水を頼んで二人で５００ルピーくらいか。観光地にしてはかなり安い。まだまだ時差ぼけで、今朝も早かったので１０時ごろには眠くなってしまった。

今日はサンセットがとてもきれいだった。

晩御飯はホテル向かいのレストラン、ホテルフランシスという老舗で食べることにする。やっぱり客少なすぎ。ここはちょっと高めだったけど、スリランカ・西洋料理のメニュー豊富で、味もよかった。私はシュリンプカレーとご飯で500円弱。

夜のホテルも雰囲気があって素敵。

昨日は意外に忙しかったので今日はのんびりすることに。ホテル向かいのアーユルヴェーダホスピタルでトリートメントを受けることにする。お店に入るとやっぱりここも客に飢えていたのか店員総動員で歓迎。するとなんとその中に日本人女性がいた！研修で1ヵ月半この店で働いているという。うわー、ラッキー。

スリランカは英語が通じやすいとはいえ細かいところは日本語のほうが助かるし、久々に日本人にあえて嬉しい。額にオイルをたらすシロダーラがやってみたかったのでそれが入っている45分間のコースを選択。2750ルピーとちょっと高いなと思ったけど、日本人もいて安心だしここにしよう。早速シロダーラ開始。生ぬるいオイルがちょろちょろちょろ〜と額に落ちてくる。思ったよりも量が少なかったのでなんだかくすぐったい感じだった。気持ちいいのかどうかはちょっと微妙。ハーブと煮詰めてあるオイルの香りに癒される。いったいどの程度オイルまみれになったのかよくわからなかったのだけど、かなりすごかったようだ。髪についた余分なオイルを絞り、髪をまとめてもらい、シャワーキャップをかぶらされる。なんとこれは最低2時間、理想的には丸一日取ってはいけないらしい。ええ〜！！この格好でホテルに戻るのかい。恥ずかしいなあ。でも地元の人は「ああ、シロダーラやったんだね」とすぐにわかるらしいので恥ずかしがることないとのこと。でも観光客は・・・目薬と、うがい、鼻の掃除、飲み薬もこのコースに含まれていた。鼻の掃除というのは、ハーブの粉を鼻から吸い込み、くしゃみで出すというもの。鼻で粉吸い込んだことなんてなかったし、これがスパイシーでかなり痛かった（涙）。アーユルヴェーダはそもそもエステじゃなくて医療なんだよね。オイルを流しちゃいけない以外にもしてはいけないことがいくつか。飲酒、太陽に当たる、しゃべりすぎるのはよくないらしい。ゆったりと一日を過ごしてくださいといわれた。

シャワーキャップでホテルに戻るとやっぱりみんなに大うけだった。プールサイドの日陰で読書をしてすごす。ちょっとセレブを気取るが頭シャワーキャップだし！！

ランチも外に出るのは恥ずかしかったのでホテルのレストランでとることにする。ちょうどレストランの料理長がランチを取っていて、それがとてもおいしそうで私が食べたそうにみているのに気づいたのか、こっちに来て一緒に食べなよ、という。わーい、遠慮なく！もう自分の分を注文してあったので少しだけだけど、彼の食べているスリランカ料理を手でご馳走になった。

こうして手で食べると地元の人が喜んでくれるのが嬉しい。豆、魚、野菜カレーに赤いご飯、サンボルとどれもおいしくて幸せ。自分の頼んだランチはDevilled chickenというたまねぎとチキン、野菜を甘辛く炒めたものなのだけど、それよりもこっちのカレーのほうがおいしかった。

午後もプールサイドでのんびり過ごし、夕方やっとオイルを洗い流してシャワーキャップとおさらば！しかしこのオイル、洗い流すのが大変だった。緑色のオイルで床もつるつるになってしまい、シャンプーも4回位したけど完全には落ちない感じ。う〜ん強烈。

今日は残念ながら夕日が見られなかったのだけど、かわりにウミガメを見た。満月の夜には産卵に来るという。ビーチを少し散歩。椰子の木を軽々と持ち上げる私（笑）。今日の晩御飯はまた初日のロティレストランへ。ここはやっぱり安くておいしい！今日はイカカレーとご飯、デザートにバナナココナッツハニーロティを。途中停電になり、キャンドルの明かりだけで食べた。このあたりは停電が日常茶飯事のようで、ホテル滞在中も何度か停電になった。二人でおなか一杯食べてチップ込みで約500円。

今回の旅はなんて短いんだ！早くももう最終日。いつものように海辺のレストランで朝食を楽しんだ後、プールでひと泳ぎ。写真はレストランから見た風景。こんな絶景ブレックファストも今日で終わりか・・・

私は最後のアーユルヴェーダトリートメントを受けにホテルのアーユルヴェーダセンターへ。

1時間のオイルマッサージとハーブスチームのコースを選択。施術師が男性だったので不安だったけどホテルだから大丈夫だろうと思い参加。が、やっぱり男性は落ち着けなくていやだった。一応ビキニはつけているけど、個室だし、オイルで全身マッサージだし、かなり微妙なところまで触られるのであまりいい心地はしない。やっぱり昨日の店に行けばよかったと後悔。ラオスでも男性にマッサージを受けたけど、あれは服を着ていたし、オイルとか使わないから整体みたいな感じでリラックスして楽しめたけど、ビキニでオイルマッサはやっぱくつろげないわ。でもマッサージのあとのハーブスチームは最高だった！木の箱の中に顔だけ出して寝るんだけど、結構熱い。熱いのOKな日本人の私でもくらくらするくらい熱かったら、これ欧米人にはきついのでは？おわったあとは写真のリクライニングチェアでくつろぐ。これで2000ルピーなり。

お昼前にはチェックアウトして駅へ。昨日ホテルの人にお願いして駅に電車の時間を聞いてもらったのだけど、なんとこれが間違っていたことが発覚。11：40といわれていたのに駅に行ったら11：17だった。やばい、乗り過ごした！と思ったら幸か不幸か電車が遅れていて、数分後にやってきたのだった。助かった〜。これ逃してたら次は3時間でやばかった。写真は車窓からの風景。