2006/11/01 - 2006/11/01
406位(同エリア493件中)
滝 望洋さん
第4日は、今回の紅葉探索の旅で「奥入瀬、十和田」と並ぶメインの目的地、鳴子峡へ。駅へ出、中山平入口から、渓谷を下る計画で、バス停へ。しかし、次のバスまで30分あったので、バスをあきらめ、タクシーで中山平入口の駐車場まで行く。
鳴子峡は、山形県との県境近くにある大谷川(鳴子温泉を流れる、江合川の支流になる)が刻むV字渓谷で、特に奇岩・断崖が連なる大谷橋(鳴子入口)から中山平までの2.5kmをいう。断崖絶壁が2km以上続く、高さ100mほどの渓流がおりなす迫力満点の景勝地。その急流沿いの狭い谷底に遊歩道が整備され、渓谷美を楽しみながら歩くことが出来る(今年は、何でも、落石事故でこの遊歩道が全面通行止めだとか。去年は、歩けたので良かったが。)。
タクシーを降りて、見晴らし台へ行く。紅葉の季節は、さすがに人が多く、駐車場にもバスや自家用車などがたくさん止まっていた。見晴台は、まさにガイドブックなどに出てくる代表的な(紅葉の渓谷と、大深沢橋)鳴子峡の景観が見られ、撮影する人で混んでいた。私もそのばっちりの景色を写真に撮った。ここから、渓谷の谷底へ急な下り道があり、大勢の人が下っていく(私ももちろん)。谷底の岩伝いに作られた遊歩道を歩く。虫喰岩、屏風岩、夫婦岩、弁慶岩などの奇岩が続く。橋や、胎内潜など、岩をくりぬいた小トンネルもあり、あきさせない。約1時間。灰褐色の岩肌とブナ、ナラなどの黄、鮮やかなカエデの赤、マツの濃緑、それに川の流れとそこを流れる紅葉の織りなす美しい景色を堪能しながらゆっくり歩いた。不老滝を過ぎ長生橋を渡ると大谷観音。ここから川の流れもやや緩やかになり、谷幅も広くなる。さらに進むと、日本こけし館への登り口がある。まっすぐ大谷橋の鳴子口まで歩いてもいいのだが、せっかくこけしのふるさとと言われる鳴子に来たのだから、やはり日本こけし館も寄っておきたいところ。と言うわけで遊歩道の散策はここまでにする。
上に上がると、日本こけし館、大きなこけしが入り口前にあって迎えてくれる。入ると、東北各地のこけしの展示などが見られる。こけし製作の実演もあり、鳴子系といわれるここのこけしの特長である首が回るこけしを作る様子が見られる。首を回すと「キュッキュ、キュッキュ」と音がするようにぴったりに作られた首を胴体にうまくはめ込む様子が面白かった。感心して、実演をしている方の作られたこけしを思わず買ってしまった(と言っても、小さい安いのだが)。
帰りはバスの時間に合わせて日本こけし館の見学を切り上げ、路線バスで鳴子温泉駅に戻る。
昼食はガイドブックに載っていた「小花」という店で地鶏なんばん(そば)。店は、ちょっとムードがあったが、味はまあまあか。谷地温泉のそばがおいしかっただけに・・・?だった。時間があるので喫茶店でコーヒー。
14:03、鳴子温泉発 小牛田行き普通列車乗車。古川で新幹線に乗り換え、仙台へ。自由席でも空いていた。翌日のことも考え、仙台フリー切符を買っておく。
ちょうど来たバスで秋保温泉へ行く。約50分のバス旅でホテルの前に到着。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル 徒歩
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鳴子温泉駅。荷物をコインロッカーに預け身軽になって、ここからタクシーで出発。
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見晴台。絶好のスポット。運良く人が途切れたときにパチリと1枚。
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いかにも絵はがきにでも成りそうなカット。大深沢橋と紅葉。
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山肌の岩と紅葉のコントラストもきれい。
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下の遊歩道を行く人たち。遙か下に見える。
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見晴台から遊歩道へ降りる道。
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危険なので、遊歩道には門があり、夜は締め切るようだ。
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「鳴子峡開発、先人の遺業を讃える」。私たちが遊歩道を楽しむことが出来るのは、こうした先人のおかげなんだと思った。先ほどの門といい、今年通行止めのニュースと言い、この道の開発の苦労はよく分かるような気がする。
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下から見上げた大深沢橋。空の青さがきれい!
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大谷側の流れ。結構速い。
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迫る両岸の岩の崖。
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紅葉。
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渓谷沿いの遊歩道
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遊歩道は、所々こんな風に階段の上り下りもあり、本当に変化に富んで飽きさせない。
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絶壁の岩壁が、谷の深さ、鋭さを感じさせる。
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遊歩道。
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扉岩。
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岩の屋根もあれば、トンネルもありで、楽しい。
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木々の赤、黄、緑、空の青、岩の白、天候にも恵まれ本当に見事。
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渓流に映る紅葉もこんなに美しい。
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えくぼ岩。
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雌虹橋だったと思う。
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岩をかんで走る流れ。
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あるいはこちらが雌虹橋?
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小門岩。
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不老滝。
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不老滝のアップ。
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これも、不老滝。
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大谷観音。
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岩のくぼみに作られているのがよく分かる。
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がけの下から上の紅葉を見上げた図。
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「日本こけし館」玄関前の大きいこけし。
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「日本こけし館」正面玄関。
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こけし作りの実演。首を入れる穴をろくろを使って作る。胴が、腰のところが絞られて細くなっているのが、鳴子系こけしの特長。
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首のはめ込み。ろくろで回転させた胴にスポンとはめ込む瞬間。
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こけしの絵付け。菊の花の模様で飾るのが、鳴子系。
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バスで、鳴子温泉駅に戻る。
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昼食を食べた「小花」。鳴子観光ホテルの前にある。
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鶏南蛮そば。油があっておいしい鶏で、まあまあおいしかった。
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鳴子温泉駅ホームへ。陸羽東線(湯けむりライン)で、古川へ。
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奥の細道号?
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