あれから３年「山古志の１０月２３日」

2007/10/23 - 2007/10/23

　早いもので中越地震から３年、山古志を訪ねました。以前に増して復旧した道路を進み、高度が徐々に上がると木々は緑から赤に変わるのを感じる季節でした。

　闘牛（牛の角突き）の季節も終わりひっそりとした闘牛場、稲刈りも終わり、池の鯉あげの季節になっていました。

　地震から３年経った山古志はひっそりとしていました。ようやく山々のがけ崩れや家の復旧も進み、新築中の家も目立ち始めていました。地区ごと移転する移転地も工事が進んでいました。

　しかし未だ仮設住宅（山古志地区）で生活されている人が２７１人、地震は終わっていないのです。

エリア 長岡・寺泊(新潟)

• 交通手段: 自家用車

　山古志地区に入ると目に入る案内板です。

　年間何回か行われる闘牛場ですが、今年の場所は終了しひっそりとしていました。

　山古志の錦鯉の池です。雪の季節を前に池からの鯉あげの時期でした。

　丁度小さな池から鯉をあげている人に合いました。

　５年物の鯉だそうで、我が子のように見え、微笑ましささえ感じました。

　丁度ススキが見ごろで夜の月見がしてみたい。

　山の上に住宅が目に付く山古志地区。

　秋を感じる山古志の風景です。

　地震で使用不能になり新築された山古志小中学校です。

　６８人の犠牲者の冥福を祈って寄贈された世界平和の鐘、山古志支所前に設置されていました。

　長岡市山古志支所、感謝復興の垂れ幕が・・・・。

　山間部のためトンネルは生活には欠かせない。ようやく出来上がったトンネル。（地区を結ぶ）

　頑張って復旧している住宅地。

　地区全部で移転する地区です。（以前小学校の跡地）

　地区のあちこちに掲げられている「ガンバロウ」の横断幕。

　年末上映される「マリと子犬の物語」のロケ地にある寄せ書き。（闘牛場）

　秋も深まってきている静かな鯉の池。

　高度が高い地区では少しずつ紅葉が始まっていました。

　地肌がむき出しのままの山も・・・・・。

　自然の風景は心を癒してくれます。このあたりは他県からも「癒しの旅」に訪れる人も多く、近くには温泉もありのんびり出来る所です。

　道路の片隅にひっそりと咲いていました。

　山古志を離れる途中、天気も良くなってきました。復旧工事も殆ど終わり、徐々に山古志地区に戻ってきている人も多くなってきているようです。

　車の窓からも青空が・・・・、これからの山古志の復旧と発展を祈りつつ帰路につきました。

この旅行記へのコメント （4）

• スーポンドイツさん 2008/10/24 14:14:09

  １０月２３日

  ひょんひょんさん
  こちらはまだ日中２５℃、紅葉も遅くなるようです。
  昨日、ひょんひょんさんはどうしておられるかな？と思っていたら今朝足あとを見つけ、以心伝心！？驚いています。
  お元気そうで何よりです。
  すーぽん
  

  ひょんひょんさん からの返信 2008/10/24 20:40:21

  RE: １０月２３日

  書き込みありがとうございます。
  
  　２５℃とは温かいですね。
  
  　越後の山々も紅葉が始まり晩秋へと季節が・・・・・
  
  　我が家も冬の準備で、先日雪囲いを業者にお願いした所で・・・・
  
  　
  　昨晩から秋時雨で日本海側独特の天候になり始めました・・・・・
  
  　これからも宜しくお願いいたします。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひょんひょん

• 青山蒼渓さん 2007/10/25 17:29:40

  いつも訪問有難う御座います

  山古志村を訪れたのは丁度村の中心で「こころ」のロケが行われていた時で、交通規制され、ちょっと気分悪くしました（ＮＨＫへの過優遇）。棚田や棚田利用の養鯉場の美しさに見とれ、また、とんでもない斜面、高原に営みの場を見出した祖先の勤勉さに感心したものいでした。でも、あの斜面を見れば、地滑り地帯でそこまでしてまで土地に執着する理由とは何だろうと考えさせられました。だって、地滑り、地震は太古から不連続に続いているのだろうから。
  
  もう直、ひょんひょんさんのブログに雪景色が登場するのでしょうネ。柏崎に蟹を食べに行った帰り、雪に見舞われ、それこそ往きは良い良い帰りは怖いになりました。雪道は運転しないを鉄則に生きてきています。
  
  長くなりましたが、これからも宜しく。

  ひょんひょんさん からの返信 2007/10/26 23:01:33

  RE: いつも訪問有難う御座います

  書込みありがとうございました。
  
  　何かとオサガワセしている山古志ですが、未だ半数の人が帰村（現在は長岡市ですが）していない現状です。
  
  　今年の年末には定期バスも廃止されることになっていて、お年寄りの足が確保されなくなるのです。こんなことで帰ってこない元住民も多いようです。
  
  　山古志の棚田は他県からのカメラマンには大切なのだそうですが・・・・棚田の管理をする人がいなくなれば棚田は存続出来なくなってしまいます。
  
  　なにかと問題の多い山古志のお話をしてしまいました。
  
  
  　これからも宜しくお願いいたします。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひょんひょん