1961/12/27 - 1961/12/27
2528位(同エリア2843件中)
ソフィさん
1961年12月27日(水)
プラド美術館の絵は、今までヨーロッパの各所で見てきた絵より、人間の生物的な側面をより強調しているように見える。
より生々しく、より荒々しく、本能の持つ逞しさと悲しさを、感じさせてくれる。
この国の空気は、ヨーロッパ文化とアラブ文化の接点として、人間の持つ明るさと暗さを同時に、深くかつ広く訴えているのではないだろうか。
美術館を出て、市の南部にある古い下町を散策する。
私は旅先では、その町を知るために、裏町めぐりをすることにしている。
下町では、バスから降りたとたんに、たくさんの子供が寄りたかって来ておのおのが手を出し、「ウナ・ペセタ、ウナ・ペセタ」(一円頂戴)と、うるさくてたまらない。
この辺りは、外国人旅行客がよほど珍しいようだ。
街を歩くと、人々は私どもをじろじろ眺めて、あまり良い気持ちはしない。
裏町に入れば、腕白連中がゾロゾロ付いてまわって「チーノ、チーノ」と口々に言いながら、石さえ投げてきそうな気配である。
こんなことは、今年の夏から半年以上あちこち旅をして、一度も経験しなかった。
街は掃除が行き届いていなくて、とても汚い。
こんなに汚れた街にも、今までお目にかかったことがないような気がする。
マドリードは、表町と裏町の差が激しい。
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