![台東区と文京区で「谷根千」といえば、<br />たいていの人は知っているはずです。<br />地名の谷中・根津・千駄木を指す略語です。<br />千駄木は私が生まれて、7歳くらいまで<br />住んでいた所です。<br />その目と鼻の先の谷中に「猫の町」が<br />あると聞いて、これは私「にゃんこ姫」たるもの、<br />ぜひとも訪ねて、ご同輩に挨拶をせねば、と、<br />張り切って出かけたのですが・・・。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/18/94/650x_10189454.jpg?updated_at=1192660928)
2007/10/14 - 2007/10/14
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にゃんこ姫さん
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台東区と文京区で「谷根千」といえば、
たいていの人は知っているはずです。
地名の谷中・根津・千駄木を指す略語です。
千駄木は私が生まれて、7歳くらいまで
住んでいた所です。
その目と鼻の先の谷中に「猫の町」が
あると聞いて、これは私「にゃんこ姫」たるもの、
ぜひとも訪ねて、ご同輩に挨拶をせねば、と、
張り切って出かけたのですが・・・。
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- その他
PR
-
地下鉄「東京メトロ」の『千駄木駅』を出たところの
団子坂近くにある「菊見せんべい総本舗」。
たぶん私が生まれる前からある(?)老舗です。
たしか明治の小説家、二葉亭四迷の『浮雲』
の中に「団子坂の菊見に・・・。」という
記述があったと思います。
昔は、ここで菊見が催されていたようですね。 -
「千駄木」の由来を著した表示板。
私の生まれた町って、こんな古い歴史があったのですね。
「目からウロコ」です!
その頃は、こんなことは話題にもならなかったし、
こどもって、普通そういうことには興味を
持たないですよね。 -
ほんの5分ほど歩いたら、もう台東区谷中
です。
私の生まれた所は、文京区のはずれだった
んですね。 (笑)
このあたりは、戦争で焼けなかったので、こんな
古い建物が随所に残っています。 -
近づいてみたら、染め物屋さんでした。
「創業・明治28年」ですか!?
今時「洗い張り」という職業が健在なのは
すごいです! -
お向かいの建物です。
これまた歴史がありそう。
大きいけれど、一軒家でしょうか?
眺めていたら、ちょうど家から出てきた
女性の方に不審な目で見られてしまいました。 -
さて、こちらは・・・?
ん? 「鷹匠」??
へえ〜、おそば屋さんなんですね。
これは、そう古くはなさそうですが。
「満席です」とう貼り紙が。
繁盛しているようです。 -
さて、谷中(やなか)へは来たものの、
目ざす猫ちゃんたちは、どこにいるのでしょうか?
持参した、唯一の手がかりのイラスト・マップには
住所がまったく載っていないので、途方に
くれます。
うろうろしていたら、なにやら巨大な「おいらん」?の絵が掲げられた家を見つけました。 -
そばの電柱には、こんな看板が。
うわ、「元冶元年創業」ですって!
『いせ辰』といえば、有名な江戸千代紙の
店ですね。
入り口をはいると、やっぱり。
色とりどりの千代紙や小物が所狭しと
並んでいました。
若き日には、『いせ辰』の千代紙や小物が大好きでした。
懐かしいな〜。
でも、狭い店はたくさんの女性たちで、ごったがえしていて、私の割り込む余地はありませんでした。
涙を飲んで撤退。 -
イラスト・マップに載っていた喫茶店『乱歩』
見っけ!
乱歩といえば、これは当然、あの日本ミステリー
(その頃は「探偵小説」と呼ばれていました。)の
草分け、江戸川乱歩先生のことでしょうね。
乱歩さんは、このあたりにも住んでいたようで、
初期の傑作短編『D坂の殺人事件』の「D坂」とは、
前述の団子坂のことだといわれています。 -
「営業中」とは書いてあるのですが、
ドアは固く閉ざされて、人の出入りもなく
・・・?
ここに看板猫の「良介」クンがいるとの
情報ですが。 -
古びた看板も、いわくありげ。
-
窓に下がっていた不思議な看板。
「捜し屋 諸星光介」??
これは、いったい何!?
う〜ん、まさにミステリーだ〜!
結局、生来の気の弱さが災いして(?)、
何度か店の前を行ったり来たりしたあげく、
???(疑問符)を両手いっぱいにかかえたまま、
またしても店に入れずに退散したのでした。(泣)
TVの突撃レポーターには、絶対なれませんね。 -
電柱の看板に見えた「猫町」の
文字。
いよいよ猫たちに会えるでしょうか。 -
ちょt6と横道に入ると、こんな垂れ幕
が。
「猫的生活芸術」って??
石段の上? -
ああ、これですね、『猫町ギャラリー』。
でも、どう見ても普通の家みたいで、
何か買う気でもないと、なんとなっくフラッと
入るという雰囲気ではありませんね〜。
私がそう感じるだけかもしれませんが、
このあたりの店って、どうしてこう入りにくい
構えなのでしょう。 -
坂が多くて、少々疲れてきました。
案内板によると、このあたり一帯は、
江戸時代には武家屋敷が多く、各地の藩の
下屋敷があったようです。 -
とってもオシャレな感じの素敵な
カフェがありました。 -
『猫町カフェ29』です。
「29」というのは、猫の足の裏の肉球から
の連想だそうです。
このカフェには、2匹の子猫ちゃんがいると
いうのですが・・・ -
緑の植物に囲まれたひさしの上に、
4匹の白い猫がいました。
でも、本物はどこ? -
外から見た限りでは、いないみたいです。
このカフェには、すごく入ってみたかったのですが、
この町へ来る前に、別のコーヒー・ショップで
ケーキセットなどを食べたばかりで、お腹に
余力がなかったのと、この散策の跡に、
別の場所での用事が控えていて、時間が
なくなってきたのです。
道に迷ったりしていて、思いのほか時間を
ロスしてしまったせいですね。
残念無念!です。 -
この古めかしい建物は?
-
「勝山藩下屋敷跡」ですって。
-
現在では、『大名時計博物館』に
なっているようです。
これも、時間がないのでパス。 -
少し離れたところから見ると、こんな風景。
日本と異国が混在しているようで、エキゾチック
な雰囲気です。 -
私の好きな、下町の路地裏風景。
もう今の東京では、なかなか見られないのでは?
映画にもなった西岸良平さんのコミクス
『3丁目の夕日』に描かれている
昭和30年代の世界を偲ばせるようです。 -
と、ここでついに時間切れ。
もっと回りたいのですが、故郷の星に帰らなければなりません。
ここ谷中では、とうとう1匹も猫ちゃんを
見ませんでした。
せっかく同類が、はるばる会いに来たというのに、
顔も見せてくれないとは、つれない仕打ちじゃ
ありませんか。
猫ちゃんも、日曜はお休みですか?
先ほど通ってきた根津と千駄木では、数匹見かけたのですが・・・。
あそこで写真を撮っておけばよかったなあ〜。
人を見ると足にすりすりしたりして、やっぱり、
とても人懐っこかったですね。
住人たちにかわいがられているのでしょう。
しあわせそうで、にゃんこ姫も嬉しい♪
猫の変わりに、地面らしき物を手にした人たちと十数回もすれ違いました。
こんなに人が多くては、猫ちゃんたちも恐れをなしたのかな?
記念に、さっきの『猫町カフェ29』の店先に
置いてあったスタンプラリー用の朱印を押してきました。
今回はほんとうに駆け足で、漫歩どころか競歩
なみの慌しさ。
単なる目次的で、各々の店にも寄れなかったので、
近いうちにぜひもう一度、ゆっくり散策してみたい
と思います。
この町が気に入ったし、こんどこそ猫ちゃんたちに
ご挨拶しなくちゃ、ねっ! ー(一応)おわりー
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この旅行記へのコメント (3)
-
- 前日光さん 2008/06/18 22:36:13
- 「乱歩」に入りましたよ!
- こんばんは〜
にゃんこ姫さん、去年の秋口は大変だったんですね。
入院なさっていたとは知りませんでした。
大変でしたね。今はもうすっかりお元気なのでしょうね?
私は入院こそしませんが、もっか肩が痛くて大変です。
(たぶん?肩です)
ところで、にゃんこ姫さんが歩かれた辺り、私も数年前に
彷徨いました。
そして「乱歩」に入ってコーヒーを飲み、サンドイッチかなんかを
食べましたよ。
そこでタウン誌「谷根千」の存在を知りました。
店内は、やはり薄暗くて乱歩のイメージが漂っていました。
「散歩でのあとは乱歩で珈琲」とか、どこかに書いてあったと
記憶しているのですが。
それから我が娘(長女)は、なんと今、根津に住んでいます。
谷中の猫のいる辺り、歩いてみたのですが、もう夕方だったので、
ほとんど猫には会えませんでした。
また機会がありましたら歩いてみたいと思います。
東京の中で、かなり好きなスポットです。
もちろん1票!
- にゃんこ姫さん からの返信 2008/06/20 13:19:54
- RE: 「乱歩」に入りましたよ!
- 前日光さん、こんにちは。
肩の具合はいかがですか?
働き過ぎでしょうか?
お大事に。
そんな時は、のんびり温泉・・・が
効果的かも。
お陰様で、私の目のほうは回復いたしました。
手術から半年ほどは、後遺症で視力が上がらず、
PCの画面を見るのにも苦労していましたが、
レーザー治療を受けて、今は不自由はありません。
ご心配、ありがとうございます。
「乱歩」行かれたのですね。
私は、あの時は気後れして入れませんでしたが、
この次はぜひ、お茶くらい飲みたいと思います。
お嬢様は、根津にお住まいなのですか。
ではまた、あのあたりへお出かけの機会も
おありでしょうね。
私も大好きな町ですので、また我が同胞(?)に
会いに行くつもりです。
投票して下さって、ありがとうございました。
-
- のうりかさん 2007/12/23 20:16:43
- なつかしく根津を思い出しました。
- ふと、根津と猫の文字にひかれて訪問させていただきました。
目の疾患で緊急入院だったのですね。よくなられましたか?
自分の身体のことは自分がいちばん知ってる。と言っていても気をつけるしかないのですよね。僕は一度も入院の経験はないのですが、「何歳ですか?」と聞かれて「いい歳になりました」と答えるときがありますので、何かでても慌てないようにしているつもりです。
根津には昔(約20年も前)、「根津の甚八」(俳優でも同じ名前の人がいますが)という居酒屋がありました。のれんをくぐると、確かに、時の停まったかのような空間がそこにあったと記憶しています。
あの界隈は霧がたちこめる夕暮れなどに、そぞろ歩くと何十年もまえにタイムスリップしてしまう錯覚を覚えたものです。
にゃんこ姫さん。また、素敵な旅行記を楽しみにしております。
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