ひとり旅 [131] 北九州の北半分９５０Ｋｍの車旅＜久里双水古墳・鵜殿石仏群＞佐賀県唐津市

2007/09/16 - 2007/09/16

【ぐるり巡行、北九州の北半分？】

「久里双水古墳」
　久里双水古墳は、4世紀ころに築造されたものとみられています。
　魏志倭人伝に記述される「末廬国」の王墓ではないかという見方もあります。全長約108?、後円部の径は約62メートルの前方後円墳です。

「鵜殿石仏群」
　鵜殿石仏群は、かつて唐で密教を学んだ空海(弘法大師)が唐より帰朝した際（大同元年(806)）に立ち寄って、弥陀、釈迦、観音の三尊を刻まれたという洞窟跡石仏群です。

【手記】
　「虹の松原」を見下ろせる展望台「鏡山」から同じ唐津市の「久里双水古墳」「鵜殿石仏群」へ向けて、愛車を走らせました。
　あいにくの雨天、鵜殿石仏群観光中に大スコールに見舞われました。

■今回のルート■　　
★広島発→山口県→福岡県→佐賀県→福岡県→大分県→帰途

・広島廿日市インタＯＮ
・山口県下関＜みもすそ川公園：長州砲＞
・山口県下関＜みもすそ川公園：壇之浦古戦場址＞
・山口県下関インタＯＮ
・福岡県前原市＜伊都国歴史博物館＞
・福岡県前原市＜伊都民族資料館＞
・福岡県今津＜元寇防塁址＞
・福岡県糸島半島＜九大伊都国キャンパス＞
・福岡県糸島半島＜二見ヶ浦＞
・福岡県糸島半島＜芥屋の大門＞
・福岡県二丈町＜福吉駅＞
・佐賀県唐津市＜鏡山＞
・佐賀県唐津市＜久里双水古墳＞←←←●当旅行記(●^0^●)/
・佐賀県唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞←●当旅行記(●^0^●)/
・福岡県朝倉市＜久重二連水車＞
・福岡県朝倉市＜菱野三連水車＞
・大分県本耶馬溪町＜耶馬トピア＞
・大分県本耶馬溪町＜青の洞門＞
・帰途（総走行距離９５０Ｋｍでした）

エリア 唐津・虹の松原(佐賀)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車

●北九州の北半分９５０Ｋｍの車旅

佐賀県唐津市＜久里双水古墳＞
　鏡山展望台をあとにして。
　虹の松原を見下ろせる展望台「鏡山」から同じ唐津市の「久里双水古墳」「鵜殿石仏群」へ向けて、愛車を走らせました。

佐賀県唐津市＜久里双水古墳＞
　
＜久里双水古墳（市指定史跡）＞
　古墳時代初期、３世紀末から４世紀はじめに、唐津市内久里双水において日本最古級の大型前方後円墳が形成されました。

佐賀県唐津市双水＜久里双水古墳＞

　かぶとが･･･！
　昭和５６年に発見され、平成６年８月の学術調査の結果、日本でも最も古い古墳の一つであることが確認されました。

佐賀県唐津市双水＜久里双水古墳＞

　整備された公園内の入り口右手の高床式建物風休憩所＆トイレ。
　古式豊かな･･･と表現できますね。

佐賀県唐津市双水＜久里双水古墳＞　

　フム。フム。（￣＿￣。）
　全長１０８.５ｍ、後円部径６２.２ｍ、前方部幅４２.８ｍの３世紀末から４世紀初めの前方後円墳です。
　後円部の頂上からは内法で長さ２.５ｍ、幅０.８ｍの竪穴式石室が検出され、内部には舟船形木棺を安置したと考えられる舟形粘土床が発見されました。

唐津市双水＜久里双水古墳＞

「支石墓」（朝鮮半島に多い墳墓だそうです。）
　竪穴式石室から直径１２.１ｃｍの盤龍鏡１面と、管玉２個さらに刀子が出土し、邪馬台国時代の３世紀にさかのぼる前方後円墳の起源を考える上でも、全国的に注目される古墳です。

唐津市双水＜久里双水古墳＞

　古墳は4世紀ころに築造されたものとみられています。魏志倭人伝に記述される「末廬国」の王墓ではないかという見方もあります。

唐津市双水＜久里双水古墳＞

　古墳から後漢鏡、壁製の勾玉、鉄製の刀子などが出土しました。
　フム。フム。(o⌒．⌒o)

唐津市双水＜久里双水古墳＞

　舟形木棺のレプリカ

唐津市双水＜久里双水古墳＞

　後円部の石室の粘土床から舟形木棺であった可能性が指摘されています。

唐津市双水＜久里双水古墳＞

　全長約108?の前方後円墳。現在は外観整備、ベンチ、ライトアップ等を整え、石室のレプリカも作成され、古墳公園として整備されています。

唐津市相知（おうち）町＜鵜殿石仏群＞

　久里双水古墳から少し車を走らせ相知町の鵜殿石仏群にやって来ました。
　フム。フム。(°〜°) ん〜と。
　この辺りの地理の全体像が掴めました。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞　

　相知＝おうち　と読むのか(⌒_⌒;)
　かなり雲行きが怪しいので、鏡山のにわか雨こともありますので、今度は「傘」を持参します。
　前進！前進！

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　フム。フム。（ ￣O￣）ホー
　土地勘のないよそ者から見ると、案内板は有り難いものです。
　案内板はどこの観光地でも設置してありますが、あらためて有り難いと思いました。

　→付近図、詳しくは拡大画面にてどうぞ。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　鵜殿石仏群は、かつて唐で密教を学んだ空海(弘法大師)が唐より帰朝した際（大同元年(806)）に立ち寄って、弥陀、釈迦、観音の三尊を刻まれたという洞窟跡です。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　なんやら板状の岩盤が見えてきました。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞　

　ここの石仏群は、中世の山岳仏教の面影を残す九州有数の石仏で、その規模はや石仏の数から臼杵の石仏(大分県臼杵市)に次ぐものだそうです。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＝うどのせきぶつ＞　

　ここらあたり一帯を『鵜殿窟』と言いますが、言葉の起こりは「うど」は「うどから」の『うど』で『いわや』は『岩の家』という意味で『洞窟』というわけです。
　（￣〜￣；）？？。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

「説明板」
　現在鵜殿石仏群には、60数体の石仏が確認されているそうです。　フム。フム。

　→詳しくは拡大画面にてどうぞ。文字が読めます。（●^0^●）/

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　いずれも南北朝時代(14世紀)と室町･戦国時代(15世紀〜16世紀)のものです。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　観光客は誰一人いません。
　足場は濡れて滑りそうですし、雲が厚く辺りは薄暗い。
　辺りがムード満点、ちょっと気味が悪くなってきました。
　（°°；））。。オロオロッ。。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　岩に彫られた石仏さんにじっと見つめられているようです。
　雲行きが怪しく、薄暗いことがいっそう薄気味悪いムードに。
　（￣ ￣！）

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　立ち入り禁止の工事用看板とストッパーロープが結んでありましたが、それでも奥まで前進！前進！
　人っ子一人いないと、ついルール違反を。
　広島くんだりからこの大雨の中を来た事に免じて･･･。
　申し訳ございません。ちょっと気味悪いな。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　そう言えば「崩落の危険性があるから立ち入り禁止」と立て看板に書いてありましたね。

　けっこう強い雨だし・・・
　ぞっ〜(´〜｀；）フヘ〜
　しかし、くじけずに前進！前進！

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　前進！前進！　
　鵜殿の石仏群は、相知（おうち）町鵜殿窟と称される断層岩壁に彫刻された磨崖仏群です。
　もともとは大きな洞窟であり、かつてはその中に平等寺が建立されていたそうです。
　お寺は焼失し、今では石壁だけとなりました。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　かなり雨足がひどくなりました。やっぱ、崩落の危険性もあることだし引き返すことにします。

【本音】(◎_◎;)！
　こんな所には、天気が悪くしかも暗闇時に一人で来るもんじゃなーーい。罰ゲームのようです。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　スコール級の大粒の雨が降ってきました。
　エッ！なーに！この丸い物体は！
　まさか！ここは霊場です。ひょっとして磨崖仏さんにかかわる霊では？

　単にフラッシュに反射した雨粒ですね・・・とは思われない。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞　

「多聞天」
　体長２m６０cm。不動明王に隣接しています。
　左手に宝塔を捧げ、右手に宝棒を持ち、不格好な両足に沓をはいています。
　踏みつけた邪鬼は剥落しています。フム。フム。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞　

「持国天」
　体長１m８６cm。右手に剣を持ち、左手は腹前に掌を開き、足に邪気を踏まえています。
　両天ともに甲冑姿で不釣合な足とカッと見開いた眼球がいかついが、和風な顔立ちです。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

「十一面観世音」　
　宝冠に刻まれた面が全部刻まれていませんが、宝きつのように見える面も加えて11面と思われます。
　頭部の周囲には円形の光背が刻印され、両手は胸前で合掌し、足はあぐらをかいているように見えますが、右を下に、左を上にして両足とも、甲は表に向けています。
　全体がふっくらと丸味をおび、豊満な様相です。ＷＥＢサイトより。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞　

　不動明王の左側に洞窟があり、小さな石仏が並んでいました。
　いろいろと勉強になりました。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

　第八十八番霊場札所とある。

唐津市相知町＜鵜殿石仏群＞

「スコール！！」
　どっひゃー。叩きつけるような雨です。

　これから、福岡県朝倉市＜菱野三連水車＞へ向かいます。

福岡県朝倉市＜菱野三連水車＞へ

　見てのとおり、雨です。フロントガラスにピンが合っていますね。（＾−＾；）
　
　鵜殿を出発後、Ｒ２０３号線を南下、長崎道多久ＩＣから鳥栖ＩＣを経て大分道へ入りました。

　しかし、三連水車をまともに見たかったもんですから、この時点では空が天気が大丈夫かと、本当に心配でした。

福岡県朝倉市＜菱野三連水車＞へ

　どこだっけ？
　▽○※☆ＳＡです。愛車もお腹が空いたみたいでして、ＧＳ給油です。
　Ｈ３年式の３０００CCですから、大メシ喰らいです。

福岡県朝倉市＜菱野三連水車＞

　ここはお勧めの観光地です。
　次の旅行記にてアップします。