夏休み旅行/出会いたい日本海の風景（伊根の舟屋）

2007/08/13 - 2007/08/13

夏休み旅行の２日目。
城崎から丹後半島の伊根に舟屋を見るために向かう。

エリア 丹後半島(京都)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: その他

朝の風景１
ＡＭ５：１６　城崎　円山川

朝の風景２
円山川の釣り人たち

朝の風景３

朝の風景４

朝の風景５

トンネルを潜り

海沿いを走り続ける

ＡＭ７：３０
伊根に着く。
高台にある「舟屋の里公園」から舟屋群を眺める。

この地域には「舟屋」と呼ばれる特徴ある２階建ての小屋が水際ぎりぎりに連なって建っている。

目に入ってくるものが、いちいちカッコいい・・・

伊根の海は水が澄んでいて、

波も静かだ。

伊根には２３０軒もの舟屋が並ぶ

船の稼働日数･台風･干満差などの要因から舟小屋は太平洋側ではなく日本海側に多く見られるそう 。その中でも若狭湾に多く、とりわけ多いのがこの地域。

伊根の釣り人たち

家のすぐ前で魚が泳ぎまわり、時折波がはねる。
本当に生活と海の間に、距離が無い事を感じる。

伊根の舟屋の特徴は２階建てで、１階は船の収納スペース件作業場、２階は住居や物置、作業場として使われている。

さらに魅力的なのはこれらの舟屋がただの観光資源ではなく、現役の漁師の生活の一部だということ。

外から来た人間にとってはノスタルジックで旅情感のある風景だけど、

海側ではなく道路側から眺めると、その町並はただの古い町並みにしか見えないかもしれないと思ったりする･･･

そこも魅力。

２階建てではなく船を収納するためだけの舟小屋

大きめの船を収納する舟小屋も

道を進んでいると海とは反対側の急斜面に階段があり、その上にひっそりと神社があった。

町並みを写真に収めていると、道を歩いていた一人の男性が近づいて来た。ちょっとドキドキしていると、「舟屋を見たいんなら見ていいぞ」と言って自宅に案内してくれることに

見せていただいた舟屋の中

蛸が入ってくる事もあるそう

「この構造が変わってるんだ」と男性が言っていた。

舟屋からの景色

本当に波が静かだ

こうして見ていると、舟屋は観光資源などでは無く、住んでいる人の生活そのものなんだと改めて感じる

舟屋内を撮る。

写真右側が舟屋内を案内してくれた親切な男性。
名前ぐらい聞いておけばよかった･･･

ＡＭ９：２０
伊根を離れる

若狭湾に沿って小浜を目指す。

途中で昔から気になっていた博物館の標札が見え、寄り道する事に。
小浜への道をそれ、山間の道を走り大江に向かう。

目的は「日本の鬼の交流博物館」

でも定休日だった

屋外には鬼瓦が並べられていた。

各地の瓦を組み合わせて作られた巨大な鬼瓦。
館内を見れないのが悔しかった。

ＡＭ１１：１５
改めて小浜へ向けて出発する。

この旅行記へのコメント （3）

• なつ0905さん 2009/04/04 17:22:34

  伊根の舟屋は素敵でした！

  ぬしま汽船さま
  
  こんにちは。はじめまして。なつ０９０５と申します。
  
  写真もかっこよくて素敵な旅行記ですね。私も先日伊根に立ち寄る機会があって、そもそもの旅の目的より伊根にとても感動して帰ってきたんです。それでぬしま汽船さんの旅行記に共感しましたので“はじめまして”のメッセージをした次第です。。
  
  ぬしま汽船さんのコメントの通り、景観が素敵なこともあるけれど、ここには普通の生活があって、それをたまにふらっと訪ねる我々が感じ取れるからここは素敵なのですね。たしかに、実際に生活している方々は不便でしょうけど。道狭いし、舟屋も結構ボロいし。でもぬしま汽船さんが旅行記にコメントされてたように、いちいちかっこいいですよね！
  
  いつまでもこの素朴さを失わないまちであって欲しいナと思いました。
  
  これからもどうぞよろしくです。
  
  
  
  
  
  

• ツーリスト今中さん 2007/10/16 22:33:59

  伊根！

  素敵な写真とコメントに一票！
  
  先日伊根に行ったばかりですので
  尚のことアングル、着眼点の良さに
  惹かれました。
  私も海側だけでなく国道側の写真をと
  思ったのですがなかなか良い構図にならずに、、、。
  
  ぬしま汽船さんが仰るように
  現在も現役で使われているという所に
  舟屋群の価値がありますよね。
  
  同じ所を撮っても随分違うものだなぁと
  しみじみ思いつつ今後の参考にさせて頂きます。

• どんぴさん 2007/10/13 22:57:31

  伊根の舟屋

  　ぬしま汽船さん初めまして。
  
  　伊根の舟屋には前から興味があったのですが、情報が少なくどんな所なのか
  イメージが出来ませんでした。
  　でも、ぬしま汽船さんの旅行記は現地の雰囲気がとてもよく伝わってきます。
  まるで日本のヴェネツィアのようです。この素晴らしい街並みを現地で見たいと
  思います(^_^)
  　あと、どの旅行記も写真が素晴らしいですね！今後もぬしま汽船さんの作品を
  期待しております！