2007/08/20 - 2007/08/20
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ソフィさん
北海道の涼風を求めて【01】函館空港まで
8月20日(月)
猛暑を北海道に避ける。
一番手軽に行けるところを探し、道南は大沼に11泊12日の行程を組む。
この辺りは初めて北海道の地を踏んだ1953年(昭和28年)以来、すっかりご無沙汰している。
「函館はどんなところだろうか」
新しいこの地との出会いに、出発前から胸が鳴っている。
しかし驚きだったのは、大阪発の飛行機が、関西空港からしか出ていないことだった。
国内線は伊丹とばかり思っていた私の、認識の古さに驚いたのだ。
同じ大阪府内でも、関西空港は遠い。
それでも広い日本の中では、私の住んでるところは非常に便利なほうと考え直す。
函館便は、ほぼ満席だった。
11時40分発ボーイング737−400機は、雲を縫いながら本島を北上し、立山の上空を通って日本海に抜ける。
飛行機は津軽半島を下に見て、松前半島を左に回り、函館湾の上空から滑走路に入る。
津軽海峡の下には青函トンネルが通っていると思えば、感慨無量だ。
この世界の注目するトンネルを掘るか掘らないか、国鉄部内の総意を固めようと苦心していた昭和46年(1971年)ころには、私自身さえ技術的に一抹の不安を残していたものだった。
到着は予定通り13時10分。
函館空港は、新しくて綺麗だった。
その規模も大きくて立派だ。
初めて接する北海道の空気は、やはりさわやかに感じた。
気温は27℃とのことだった。
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