ミャンマー途中下車～東部 11 カレン州パアン カレン新年 2

2006/10/04 - 2006/12/30

カレン新年の日、夜の部。

昼寝をしてからふたたびTaunggalay村へ。

エリア ミャンマー

日が暮れるにつれて、どんどん人が集まってくる。
村のお祭りがそのまま大規模になったような、暖かい雰囲気。

くじ引きやさん

アクセサリーやさん。
子供たちも大人も真剣に品定め。

ぶらぶらしていると、ステージにはもう大勢の人が。

とっても楽しみにしているのが、視線で分かる。

何となく顔見知りになった子供たちも、スタンバイOK

手に持っているのはステージ用の足袋

さあ、開演。

若者グループの踊り
さすがに切れがある

綺麗……

男女の掛け合いが可笑しい

ちっちゃな子供たちの番

次は、隣でスタンバイしていた子供たちの出番だ

青い小鳥が夜空に飛び立つよう

男の子たちも負けてはいない。

さりげなく Boy Meets Girl。
これにて終了。

素晴らしかった。

これで全プログラム終了……かと思ったら、
なにやら寸劇が始まった。

言葉は分からないんだけど、一人の青年に対するお嬢さんがたの恋のさや当て……のお話みたい。

青年が困った立場に追い込まれて……
いわゆる"修羅場"？

でも何だかうらやましいぞ！

……ふと横を見ると、みんな目を輝かせてじ〜っと見入っている。女の子たちは心なしかうっとりと。

この手の話はみんな大好き！

なんだかよく分からないけど揉めごとは丸く収まったようで、物語は仲良く大団円。

そしてお別れの挨拶。

今度こそ終わり、と思ったら、おじさんダンサーズが登場。
観衆から掛け声が飛び、大盛り上がり。アンコール的な位置づけみたい。

で、これが白眉。

他のグループもきれいに揃って踊っていたけど、どうしても踊りの"型"が見えてしまう。

このおじさんたちは、自由だ。
型破りに、湧き上がるものをひたすら踊りにぶつけているよう見えながら、それでいてびったり揃っている。

圧倒された。

カレンの誇りと喜びが、リズムに乗って響いてくる。

どう年を重ねたら、こんな表情ができるんだろう。
ずっと見ていたい。終わってしまうのが惜しい。

でも終わっちゃった。
もう10時。ゲストハウスに戻らなきゃ。

祭りの後はいつでも寂しいけど、10kmの真っ暗な道のりを自転車で帰るのは、さらに寂しいものがある。

(写真が多くてすみませんでした。次はタトォンへ向かいます)