2007/08/24 - 2007/08/24
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STAMP MANIAさん
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地方都市を走る私鉄電車を訪ねる旅。
銚子電鉄は、千葉県の東端、銚子市内を走るローカル私鉄で、路線はJR銚子駅から犬吠埼方面に伸びている。
元々ローカル線ファンには有名な路線だったらしいが、この会社が広く知られるようになったのは2006年の末頃から。
経営難で車両の検査に必要な資金が捻出できず、運行停止の危機に陥っていた銚子電鉄は、最後の手段(?)として、自社ホームページで「電車の修理代を稼ぐため“ぬれせんべい”を買って下さい!」と訴えた。
この一見何の事だか分からない悲痛な訴えが話題となり、全国からぬれせんべいの注文が殺到。
とりあえず運行停止の危機は脱したらしい。
そもそも、なぜローカル線を救う為にぬれせんべいか?と言うと、銚子電鉄は土産物ビジネスに力を入れており、ぬれせんべいはその主力商品。
ブーム以前から、会社の利益の大半を稼ぎ出していた商品だとか。
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成田線で銚子へ向かう。
成田駅では千葉発成田空港行の普通列車を目撃。
横須賀線から直通する快速「エアポート成田」は、かなり前にステンレス車に統一されたが、千葉始発はまだ旧型車が使われているようだ。 -
銚子駅に到着。
銚子電鉄の駅は、JRのホームの隅っこを間借りするような形で存在している。
駅舎もJRのホーム上にある。
駅舎は風車小屋をイメージしたような小さなかわいらしい建物。
駅舎と言っても切符売場や改札口があるわけではなく、実質待合室のようなもの。 -
銚子電鉄のホーム。
JRのホームの一部であるかのような場所だが、駅舎を境に雰囲気はガラリと変わる。 -
駅車内にあった1日乗車券「弧廻手形(こまわりてがた)」の案内ポスター。
手作り!!
今回はこの切符を利用。
銚子駅から犬吠駅・外川駅への片道運賃が310円なので、往復するだけで元が取れるこの乗車券は絶対にお得。
さらに、
・銚子ポートタワー展望室1割引
・地球の丸く見える丘展望台1割引
・ぬれせんべい引換券
が付いている。
切符は車内で車掌から購入できた。 -
電車がやって来た。
デハ1000形の1001号車。
元地下鉄銀座線の車両。
銀座線は普通の電車と構造が違うので、かなりの改造が必要だったはず。
外観は銚子電鉄標準色ではなく、派手なゲームキャラクターのイラストで埋め尽くされていた。 -
デハ1000形の車内。
中吊りポスターは、ほとんどが手作り!!
空調は扇風機のみ。 -
車内は結構混雑していた。
夏休み中だからか、家族連れがかなり多い。
ぬれせんべいブーム以降、マスコミで頻繁に取り上げられているせいだろう。
あまりに観光客が増え過ぎて運行に影響も出ているようで、車内にはこんな注意書きも。
というわけで、以下の車窓写真は、外川からの復路で後方から撮影したもの。
また、この旅行記では、銚子駅から外川駅に向かって順番に紹介しているが、実際の訪問順序とは異なっている。 -
銚子駅を出発すると、まずは工場地帯のような場所を走る。
前方に見えるのは醤油工場。 -
仲ノ町駅。
小さな駅だが、有人駅。
駅舎は、銚子電鉄の土産品ビジネスの本部機能も担っているらしい。
銚子電鉄のぬれせんべいは、ブーム以前から千葉県内のデパートやJR駅でも販売されており、かなりメジャーな土産品らしいが、その「本部」は零細企業そのもの、という印象。 -
仲ノ町駅には銚子電鉄唯一の車庫が併設されている。
驚いた事に、車庫内は一般客に開放されており、150円の入場券を購入すれば、自由に車庫内を歩き回る事が出来る。
入場券はもちろん硬券。
裏側には電気機関車のイラストが描かれている。 -
デキ3電気機関車。
1922年にドイツのアルゲマイネ社で製造。 -
まるで玩具のような小さな機関車。
醤油工場への貨車を牽引していたらしいが、現在、貨物営業は行なわれていないため、稼動していないようだ。
一応、整備をすれば動かせなくはないらしい。 -
トロッコ客車「澪つくし」号。
貨車から改造されたトロッコ客車で、電車に牽引されて走る。
検査の都合か資金難のためか、このシーズンは運転が予定されていなかった。 -
デハ1000形1002号車。
先程乗車した元銀座線の車両と同型。
こちらは銚子電鉄標準色に塗装されている。 -
デハ700形702号車。
元近江鉄道の車両。 -
この日もう1両稼動していたデハ800形801号車がやって来た。
元伊予鉄道の車両。
デハ1000形の方は元地下鉄車両という事もあり、車内はそれほどレトロさを感じないが、デハ800形の方は完全なレトロ電車。
車庫に留置中の車両は、番号は確認し忘れたが、おそらくデハ700形701号車であろう。
表紙の写真で機関車の後ろに写っている車両は、デハ300形301号車。
現在は営業運転には就かない事業用車両らしい。 -
仲ノ町駅〜観音駅間。
このあたりは住宅街。
線路は天然芝生軌道化(?)している。 -
車内の手作りポスター群の中に、こんなものが。
今でこそ「銚子電鉄と言えばぬれせんべい」だが、かつては「銚子電鉄と言えばたい焼」だったらしい。
後に会社の危機を救うことになるぬれせんべいビジネスも、原点はこのたい焼かもしれない。 -
というわけで、そのたい焼が売られている観音駅で途中下車。
洋風の洒落た駅舎。 -
駅入口の案内板。
駅名は一番下にローマ字でちょこっと書かれているだけ。
実際、周辺の住民がたい焼を買いに駅を訪れていた。 -
たい焼とたこ焼。
たい焼は焼型を思いっきりはみ出した皮とタップリの餡!!
かなりボリュームがある。
たこ焼も特大サイズ。
値段は、たい焼が90円、たこ焼が4個入170円、8個入340円。 -
観音駅〜本銚子駅間。
家並みが途切れ、ちょっとしたジャングル鉄道の雰囲気。
割と市街地から近い場所のはずだが、線路の周辺だけは林の中。 -
本銚子駅。
大仰な駅名だが、林の中にある片面ホームの小駅だった。
なお、読み方は「もとちょうし」であるが、「ほんちょうし」と誤読されがちな事を逆手に取って、合格祈願などの縁起物切符が発売された事もあるらしい。 -
唯一の交換可能駅、笠上黒生駅。
「かさがみくろはえ」と読む。
銚子電鉄のダイヤは、2本の列車を同時に運転し、この駅で擦れ違う、というパターンを基本としている。
銚子駅から乗車して来た車掌は、ここで銚子行の列車に乗り換える。 -
列車は双方の運転台位置が揃う地点で停車。
運転士が窓から手を伸ばして、対向列車の運転士からスタフ(笠上黒生〜外川間に入線するための通行票のようなもの)を受け取っていた。 -
西海鹿島駅。
「にしあしかじま」と読む。
周辺は意外と住宅が多い。 -
海鹿島駅〜君ヶ浜駅間。
勾配をゆっくり下って行く。 -
犬吠駅。
観光の拠点となる駅で、犬吠灯台などもここが最寄駅。
ホームや駅舎は南欧風。 -
駅舎スペースの大部分を占める土産店。
有名なぬれせんべいの他、食品系を中心に様々な銚子電鉄土産が販売されている。 -
弧廻手形に付いている引換券でぬれせんべいGet!
一般的にイメージされるぬれせんべいと違い、パリパリした食感で美味しい。 -
犬吠駅の駅舎。
かなり金の掛かっていそうな建物である。 -
銚子電鉄の駅でよく見かけるコカコーラの自動販売機。
LEDで文字放送が流れる。
普段は天気予報などが表示されているが、異常時にはここに運行情報などが表示されるらしい。
意外とハイテク。 -
灯台へは犬吠駅から徒歩10分程。
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灯台付近の海岸はかなり荒々しい地形。
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乗客の大部分を占めていた観光客は犬吠駅で下車するので、最後の一駅間はガラガラ。
しかし、終点の外川駅も、昔ながらの風情があって、一度来てみる価値はある。 -
駅舎は木造で、切符売場もレトロそのもの。
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銚子駅に戻って来た。
折り返しの電車には、大手旅行会社のツアー客が多数乗車。
銚子電鉄の経営にはプラスであろうが、たった1両の電車にこんな大勢乗っては、風情も何もあったものではない。
ローカル線気分を味わうなら団体客が乗る列車は避けた方が良さそう。 -
銚子駅から特急「しおさい10号」に乗車。
この列車は途中の成東駅まで普通列車として運転されるため、特急券無しで乗車できる。
もちろん青春18きっぷでもOK。 -
車両は最近デビューしたばかりの新型特急電車E257系。
安っぽい、という評価もあるらしいが、十分快適な車両だった。
まぁ、タダで乗っているから評価が甘くなるのかも。
普通列車として運転されている区間でも、車内販売がまわって来る。
各駅に停車する、というだけで、サービス的には特急と同等。
車販ワゴンには銚子電鉄のぬれせんべいも載せられていた。 -
特急料金を払う気は無いので(笑)、成東駅で始発の普通列車に乗換。
接続はあまり良くない。
車両は何時の間にか千葉に転属していた元高崎線の211系。
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