ベルリン＆ドレスデン旅行(2007年8月)/マイセン編

2007/08/13 - 2007/08/13

ドレスデンに滞在中に、日帰りの半日旅行で郊外のマイセンを訪れました。いわずと知れたマイセン磁器のふるさとでもあり、マイセン磁器の工房の見学ツアーにも参加してまいりました。
磁器だけではなく、旧市街もとても魅力的な街ですので、時間があれば城塞から旧市街とエルベ川を眺めることをオススメいたします。

エリア マイセン(ドイツ)

• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

朝のドレスデン中央駅

マイセンへはドレスデンから在来線列車S-Bahnで約45分の汽車旅です。7時30分発の列車で向かいました。

バーンホフ通りを進んで…

マイセン駅からエルベ川に沿ったバーンホフ通りを500mあまり歩いていくと、旧市街へと渡る橋にたどり着きます。この日は、見事なまでの青空でした♪

マイセン旧市街

エルベ川の向こう側に旧市街が形成されています。右端の小高い丘の上には、アルブレヒト城と大聖堂が聳え立っています。とにかく、美しい街ですよ。

川面に映る城塞

優雅なまでのエルベ川の流れ。その水面には、アルブレヒト城が綺麗に映っていました。城塞からの景色も充分に期待できそうです！

旧市街の小さな広場

旧市街に続く橋を渡ってすぐのところにある広場で、確かHeinrichs Platzだったかと思います。非常に落ち着き感のある街並みですね。

魅力的な小路

とにかくこの街並みは美しいです。絵になる光景が至るところにありますので、ワクワクしながら散策していました。

フラウエン教会の塔

右端に建っている可愛らしい塔が、フラウエン教会です。マイセン磁器のカリヨンがあるそうですよ。朝早い時間帯のマルクト広場は人影もまばらで、静謐な雰囲気に満ちていました。

マルクトと市庁舎

左の白い壁に赤い切り妻屋根を持った建物が、マイセン市庁舎Rathausです。青空とのコントラストが綺麗でした。

マイセン磁器工場の入口

マイセンといえば、真っ先に思い浮かぶのが磁器。ここでが、その磁器の貴重な製作工程を見学することができます。磁器博物館も2階に併設されていて、興味深いですよ。

マイセン磁器の売場

お土産用として購入していくこともできます。ベルリン市内等でも購入できますが、やはり買うのであれば本場がいいですね。といっても、あまりに値が張るので、私は見るだけでしたが(笑)

工房見学のほかにも

絵付け体験のようなこともできるのでしょうかね？
見学ツアーは確か4つの製作ブース(作業を実演で見せてくれますよ♪)を順にツアーでまわっていくというものでした。

磁器博物館

数々の作品が展示されているので、一見の価値があります。カラフルな花柄の磁器も素敵ですよね。

磁器博物館

18世紀から現代までの作品が並べられています。おなじみのブルーの絵柄ですが、どれも素晴らしい職人芸を感じさせられました。

これもマイセン焼き

こんなに装飾性の高い作品はこれまでに見たことがありませんでした。まばゆいばかりの輝きです。

シンプルななかに

豪華さを感じます。ここで紹介しきれないほどの名作が陳列されていますので、是非工房見学ツアーだけでなく、磁器博物館も寄っていってみては如何でしょう!?

マイセン磁器で

マイセン磁器工場にはカフェも併設されていて、マイセン焼きのカップでコーヒーをいただくこともできました。気のせいかもしれませんが、美味しく感じますよ。

再び旧市街中心部へ

マイセン磁器工場から丘の上の大聖堂や城塞を目指し、再び旧市街中心エリアへNeugasseを通って歩いていきました。道の両脇にはいろいろなお店もあって、飽きませんよ。

マルクト広場を行く馬車

市庁舎の前の広場を、馬車が横切っていきました。先日ソウルの道路を馬車が走っていたのを目撃した際には驚きましたが、やっぱりヨーロッパの石畳の広場ですとマッチしていますね。

お洒落なレストラン

フラウエン教会前にあった、1523年に建てられた家で営業を続けている歴史的なワインレストランVicenz Richterです。内装も素晴らしいみたいですよ。予約なしでは座れないほどの人気店だそうです。

大聖堂を目指して

マルクト広場からブルク通りを進んでいきます。徐々に上り勾配がきつくなっていきます。ランプの照明も風情がありますね…。

ビタミン補給

街の八百屋で美味しそうなベリーが並んでいたので、思わず買ってみたくなりました。取れたてで新鮮、程よい甘酸っぱさでした。

素敵な小広場

ブルク通りを進んだ先に、美しい小広場がありました。こんなところでのんびり時間を過ごすのも良さそうですね。

急な斜面を登って

石段で登っていくと、大聖堂やアルブレヒト城のあるDomplatzが見えてきます。石垣に絡まっている蔦も風情がありますね。

マイセン大聖堂

ゴシック風の黒い塔が天高く聳えていました。
夏季にはパイプオルガンのコンサートもあるそうです。今回は機会がありませんでしたが、このような素敵な街を見渡せる教会で音楽を聴くのもいいですね。
この辺りにはマイセン・ワインを販売している土産物店もあったかと記憶しています。

大聖堂の内部

私が訪れたときは人影はまばらでしたが、光がいっぱい入り込んでいて内部は明るい印象を受けました。

クラーナハの祭壇画

ここの大聖堂の最大の見どころかもしれません。このような場所でクラーナハの絵画を目にすることができるとは、思ってもみませんでした…。

丘の上からの眺め

教会のある丘からは、眼下を優雅に流れるエルベ川を見渡すことができました。暖かくて日の長い夏の時期に来てよかった、と実感しました。

アルブレヒト城

大聖堂に続いて、アルブレヒト城を見学しました。外観は修復して間もないために新しく見えますが、このお城が建てられたのは15世紀だそうです。

アルブレヒト城内

城塞の内部も有料で自由見学できます。1710〜1864年までは、この城の中に磁器工場が設けられていたそうですよ。1865年からは、先ほど紹介した場所へと移転したとのことです。

城内の展示模型

城内は迷路のようにいくつもの部屋に分かれていました。展示物もさまざまで、ゆっくり見学するのにも適しているかと思われます。

レンガ色の旧市街

城塞のある丘から旧市街を眺めてみました。ドイツの街並みらしい、レンガ色の街並みが広がっていて、絶景でした。

マルクト方面を望んで

市庁舎Rathausの屋根と、その右にあるFrauenkircheの塔が印象的でした。

マルクトへと続く通り

これも好きなカットの1枚です。遠くのほうにはエルベ川の流れも望むことができました。

街のランドマーク

大聖堂の黒い尖塔は街のたいていの場所から見ることができ、これを目印にしていれば道に迷うといったことは殆どないでしょう。

昼下がりで

マルクト広場に近い通りも賑わいを見せてきました。
午後は再びドレスデン市内を観光するため、そろそろマイセンに別れを告げて戻ることに…。

線路工事につき…

帰りはマイセンからドレスデンへの直通列車がなく、途中のCoswigという街まで代行バスで向かい、そこから列車に乗りました。

2階建て車両

Coswigからドレスデンまで乗ったS-Bahnの車両は2階建てでした。

ドレスデンに到着

帰りは、中央駅ではなくて手前のノイシュタット駅で列車を降り、市内散策へと向かいました。こちらはノイシュタット駅の構内です。

マイセンも半日あれば主なところを見てまわれるので、ドレスデンを訪れた際には足をのばしてみてください。

この旅行記へのコメント （3）

• kaz-ykさん 2007/11/02 09:46:51

  始めまして

  shimonさん　今日は
  
  小生のプログにお越し願い有難う御座いました。
  
  足跡を辿り、京都三年坂、白川、−−懐かしく拝見しました。
  
  ベルリン・ドレスデン・マイセンの写真懐かしく、拝見しました。
  完成されたら再度お邪魔します。
  
  小生の旅行記です。
  http://4travel.jp/traveler/kaz-yk/album/10006812/

  shimonさん からの返信 2007/11/03 10:42:33

  RE: 始めまして

  kaz-ykさん
  
  こんにちは、ご訪問くださりありがとうございます。
  仕事で忙しい状態が続いていることに加え、再来週に
  米国出張を控えて、なかなか進捗しておりませんが、
  完成しましたらまたお知らせしますので、今後とも
  よろしくお願いいたします。

• comevaさん 2007/09/26 08:19:06

  おはようございます。

  shimonさん
  
  おはようございます。
  早速のコミュニテｲ参加有難うございました。トピックも自由に作って頂ければと思ってますので、まずはお礼まで・・これからも宜しくお願いします。
  
  ここのマイセンは今年の長期旅行の際、最初は計画していた場所ですが、日程の都合で途中から断念した場所です。
  shimonさんのこの旅行記を拝見させて頂いて、お蔭様で行った気になりました。(^o^)有難うございました。