2007/08/12 - 2007/08/16
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きっちーさん
13:40、扶余市外バス共用ターミナルを出発した長距離バスは、一路ソウルをめざします。
バスの車内、特にやることもなくウトウトしながら、田園地帯をぬけて行きます。
終点のソウル南部バスターミナルまでは、本来なら2時間30分程度の所要時間で行けちゃうのですが、この日は3時間たっても到着できません。
なぜなら、すっごい渋滞!
車が次々にソウルを目指しています。
そう、あしたは祝日。お休みなんですね。
なので、道路が混雑しているのです。
ただの祝日ではありません。
8月15日。
日本では、8/15はいわゆる『終戦記念日』(日本が占領下にあった1951年ごろまでの新聞紙上では、日本国が連合国への降伏文書に調印した9月2日を、降伏の日や降伏記念日と呼んでいた。現在、玉音放送が行なわれた8月15日を一般に終戦記念日あるいは終戦の日と称している:Wikipedia)。
しかし、日本に植民地支配されていた朝鮮半島や台湾、そして日本の侵略戦争の犠牲になったアジア諸国にとっては、日本が無条件降伏を受け入れたその日こそ、まさに光をとり戻したとき。
8月15日。
韓国では『光復節』(独立記念日)なのです。
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- 大韓航空
-
めでたいな。
加害国である日本国籍を持っていても、植民地なんてゼッタイ許せないと思います。
まして、どの地域の人たちだって二度と植民地の犠牲になってほしくないし、朝鮮半島の人たちとそういう形で出会うことが無いという、今の状態というか、時代であることを幸運だと感じます。
負けてよかったと思う。
本当に。
なので、やっぱりめでたいなと。
そんなわけで『光復節』前日、ソウルに戻ってまいりました。
あいかわらず、今夜の宿も決まっていない状態。
お母さんはさかんに、
「今夜こそ高くてもいいから、ガイドブックに載っている、ちゃんとしたホテルに泊まりたい!」
と訴えてきます。
失礼な。
まるでわたしが選ぶ宿が、悪いと言わんばかりじゃないかーっ。
「ラブホテルだったでしょ!」
ハイ、ごもっとも。
んじゃ、『歩き方』から好きなの選んでよ。
「アンタが選んで。お母さん決められないから」
おい。 -
どういうキャラだ。
2件ほどピックアップして、お母さんが選んだのが、『アストリア』(ASTORIA HOTEL)。
理由は「日本語が通じるから」だそうで。
そんなのイムさんとこも大丈夫じゃん。
宿泊だけなら、英語だって問題ないじゃん。
ぶーぶー。
まあ、空いてなかったらしょうがないが。
さっそく、南部バスターミナルから地下鉄で『忠武路』駅まで行き、そこからてくてく歩いてアストリア・ホテルへ。
飛び込みですが、2泊できるそうでヨカッタヨカッタ。
宿はかたづいたぞ。 -
部屋自体もすっきり小奇麗で、お母さん満足そう。
ヨカッタね。
アストリア・ホテルのフロントには日本語ができる男性がおり、日本人だと言うと日本語で親切に応対してくれます。
ホテルは日本からの観光客が圧倒的で、日本語が飛び交っており、お母さんはますますご機嫌。
逆にわたしはどうも落ち着きません。
韓国にいる気がしないわ。
やっぱり、海外の醍醐味はまわり全部その国の言葉で、ハラハラしないと(笑)。
ようやくソウルに戻ってきたことだし、銀政に連絡とるべ。
フロントで外への電話のかけ方を訊ねると、さきほどの男性がフロントの電話でかけてくれますが、銀政のケータイがつながらず、「つながり次第、ご連絡します」とのコト。
しばらくして、部屋の電話が鳴ります。
『ヨボセヨ?』
電話の向こうから、低い声。
「あれ?銀政?」
『あーっ!!●●(きっちー)!また来たか!』
「えへへ、来ちゃった☆」
『男の人からいきなりケータイに、あなたに日本人から、お電話があるので代わります、なんてかかってきたから誰かと思ったよ!』
「えへへ、わったしー」
『お母さんも来てるの?いつまでいるの?』
「あさってまで。お母さんもいるよ。
今夜ヒマ?夕飯一緒にどう?」
『あした、ダンナの実家に行かなきゃいけないんだ、ゴメン』
「うえ〜、あの厳しいっていう旧家か。大変だね」
『そうなんだ。行きたくないけど』
「ははは」
銀政のダンナの実家は、古式ゆかしいお家柄で、いわゆる家父長制バリバリ。
長男がすべてにおいて優先されます。
ちなみに銀政はそこんちの末っ子と結婚して、家は別々ですが外に住んでいようといまいと、一歩敷居をまたげばお嫁さんが家事からなにから全部やり、そのうえ食事もいちばん最後という。
姑と小姑つきで・・・。
やってられるかーっ。
の、お家柄。
生きて帰ってこいよ、銀政・・。
あれ、さっき海外の醍醐味がどうのと言ってた割には、銀政とは日本語会話じゃん。 -
銀政にフラれてしまったので、母子でつつましく夕食を済ませてホテルへ戻ってくると、さきほどチェックインや銀政との連絡を手伝ってくれたホテルマンさんが、困った顔で声をかけてきます。
「どうしたんですか?」
「あのう、ちょっとお願いがあるのですが・・」
お願い?
話しをきくと、彼の知り合いが日本の商社と取引をしており、相手先からファックスがきていて自分じゃ読めないからと、日本語ができる彼に泣きついてきたそう。
ところがそのファックス、じつに難解で、彼にもよくわからない文章が多い。
そこで、わからない単語や文章を解説して欲しい、というわけです。
へえ〜、どんな文章?
みせてもらうと、なるほど会社の商品にかかわる内部文章。
『送ってもらったサンプルは非常に良いが、変更して欲しい部分が2〜3か所。また振込先が変わったので、以降はどこそこの銀行へお願いします』
要約すると中身はそんななのですが、ビジネス用語で書いてあるので確かにわかりづらい。
「え〜と、これは『短い時間で』とか『はやく』という意味。こっちは、名前なので意味はありません。それから・・・」
語学ができるっていうのも大変です。
ただ、語学を修めた人に共通して感じられる丁寧さで、ひとつひとつマイ手帳にも聞き取った中身を書き込んでいるフロントマンさんの姿勢には、なんだかわが身を振り返ってしまいます。
中国語、全然ものになってないモンな〜。 -
明けて、8月15日。
『光復節』当日です。
1階のレストランで朝ごはんを済ませ、ホテルの近くの『南山伝統庭園』をたずねます。
ホントにすぐそばで、徒歩で楽チン。
地下鉄『忠武路』駅のうらあたり。 -
南山伝統庭園は、朝鮮半島の古い建物を移築・再現した庭園。
趣きがあり、なおかつフリーパスなので、観光客に限らず地元の人たちの憩いのエリアにもなっています。 -
ささ、母上。
ずずいと奥へ。
「あんた、曇っていても帽子かぶってないと、シミになるわよ」
うるさいなー。
いいじゃん、シミシミばばあになるから、いいもん。 -
ねえねえ、こーいうつくりは群馬の昔の家を思い出すね。
「トイレがおもてで、臭かったね」
そっちの思い出かいっ! -
あいかわらず、チャングム好きの母のために、写真を撮りまくってきました。
-
他にも、女子高生と良家のエリート検事が繰り広げる、痛快ラブストーリー『ランラン18歳』(出演ハン・ジヘ、イ・ドンゴン)も、お母さんのお気に入り。
私も好き。
ハン・ジヘ大好き。
なので、そこはかとなく母子で萌えています。 -
「ねえねえ!なんか、アジョッシの実家みたくない?!」
「そうね、そうね!」
だれだ、お前ら・・。 -
まあ、観光客なんて大なり小なり萌夫萌子よ。
そんなんで、また1枚。
なに!
なに、ポージングしてるの! -
負けずに♪
「そこ座っちゃダメって、書いてない?」
え・・。
まじっすか。 -
写真だけならいいんじゃない?
「お尻太ったわね。楽な職場うつったから、心労がなくなって、ガツガツ食べてるんでしょう」
む、娘にソレを言うか・・?
そーともさ、尻がデカくて何が悪いっ。
エディー・マーフィーだって、お尻大きいほうが色っぽいって言ってたもん!←言ってません -
以前、銀政から聞いた話によると、韓国の家は基本フローリング。
ただし、日本の植民地にされていた時期に、畳が一時普及し、銀政のお母さんが昔住んでいた家には、畳があったそうな。
あれ?これ、前に書いたっけ?
まあ、いいや。
中国と異なり、靴を脱いであがるタイプの家屋は、そこはかとなく親近感が湧きます。
日本が影響受けてるんでしょうけど、建築様式がどこか日本の古建築に似てたりします。
あっちゃこっちゃ覗き込みながら、楽しくまわっていると、団体さんが次々となだれ込んでいます。
おや日本の人たちかな、と思ったらどの団体も中国語です。
台湾か、中国の人か。
広東語の団体もいます。
さすが、韓流本家!
そーとー来てそう。
「次はどこへ行くの?」
お母さんが聞いてきます。
どーしよっか。
あそこ、行く?
景福宮! -
南山伝統庭園から徒歩すぐ(笑)の忠武路駅。
そこから3号線で1本でいける、景福宮へやってきました。
キョンボックンだ、キョンボックンだ♪
らぶきょんだ♪
以前、銀政さまにじっくり案内してもらったので、そんなに目新しくはないのですが、ひとつ見ていないものがあった!
それが、『国立古宮博物館』!
景福宮の入り口のすぐ脇に建っている博物館です。
前回行った時、時間がなくて見れずに帰ったのが心残り。
なので、やってまいりやした。 -
地下鉄のゆるい階段をのぼり、景福宮のまえ立つと・・。
げげげ!
なんじゃこりゃ! -
ありとあらゆる所に、お子ちゃまがッ!!
なんだこれーっ!!
社会科見学?
集団社会科見学??!
不意に、その中のお子ちゃまSグループが走りよって来ます。
なになに!
「アニョハセヨー!!」
「あ、あにょん・・」
あれ、ソレ「さよなら」じゃ・・。
子ども達はニコニコと、何本も手に持ったテグ旗を手渡してくれます。
「・・え?もらっていいの?」
お母さんも、渡されてます。 -
あたりを見渡すと、景福宮に観光に来ている人達、ひとりひとりに子ども達がちいさなテグ旗を、くばっているのです。
あー、なるほど。
独立記念日のお祝いなんだね。
せっかくの休みに子ども達にはちょっと気の毒ですが、こうして「一緒に祝ってください」って、国旗を渡されるのって、ちょっと良い思い出です。
ありがとねー。
「カムサハムニダー」
まあ、これしか言えないんですけど(泣)。
子ども達は照れくさそうに、きゃあきゃあ騒ぎながら、つぎなる目標を探して走り去ります。 -
国立古宮博物館は、景福宮の敷地の外なので、今回は入んないつもりだったのですが・・。
せっかくだから寄ってく?
「お母さんどっちでもいい」
あ、そう。
じゃ、チケット買ってこよ。
あ、お母さんもちネ!
「がめつい・・ホント、がめつい!」
うるさいなー。
ほれ買って、買って。
ところが、チケットブースの女性に何か言われて、お母さん困ってます。
え?どしたの?
「えーと、エクスキューズミ〜?」
英語で声をかけると、さすが観光地のチケットブース。
すばやく英語に切り替えてくれます。
曰く、「今日は無料です」。
えーっ!えーっ!えーっ!
タダ!?
「おかーさん!タダだって、タダ!よかったね!ネッ!」
「がめつい・・がめつすぎ・・」
人聞きが悪いなー。 -
・・すんません。
長々と見て頂いた、写真の模様は何かというと、こうして入った景福宮の壁、です。
なは☆
キレイですね。
前回、建物などは散々撮ったので、ほとんど撮らずに終わりまして。
じゃあ、何を撮ったのかというと〜。
こんな写真ばっか。
模様が、好きなんです。
しつっこく、撮っちゃうんですよね。
お気に入りです。 -
ところかわって、景福宮内にある国立民俗博物館です。
景福宮の付属施設なので、入場無料。
チョットひと休みしたい時とか、いろいろ便利です。
なにがって、トイレが(笑)。
この写真も、お母さん待ちの時に撮ったもの。
なんだっけ?
神輿?棺おけ?
忘れちゃいましたー。 -
なんにせよ、デラックス。
-
これ見たことある。
シャーマンの女性が、刀踏むやつ!
黄色だし、細かい部分は違えど、この服装は巫女さんのコスと共通点を感じます。←コス違う・・
韓国映画を観てると、なじみの「泣き女」とか、台湾の風俗を思わせる面もあるのですが、朝鮮半島の風土は、海外にいるという意識が飛んでしまうほど、違和感がなくなる瞬間があります。
きっとその昔、朝鮮半島から日本に渡ってきた人たちも、いろんな事情はあったにせよ、似てっから居ついたんだろーなー。
こういう展示を見ていると、アジアでは「白色」が、お葬式カラーであったのを思い出します。
日本も、いまじゃ結婚式に挑む女性は、ウエディング・ドレスはもちろん、神式でも純白の着物がメジャーですが、昔は黒い着物で結婚式をあげていたと、聞いたことがあります。
つまり、めでたい時に黒を着ていたわけです。
逆に、白はお葬式に使う色。
台湾では、花粉症に使われるようなガーゼ・マスクに、白を使ってる人が驚くほど少ない。
柄モノ、派手派手プリントを着用しているのに、目を丸くした思い出があります。
「みんな、派手すぎ!なんでだ、南だからか?アロハ風味?」
って、びっくりしたけど派手なんじゃなくて、白くしてないだけだったんです。
中国でも西安へ行った時、プリント・マスクの人が少なからず目に付きました。
ちっちゃいんですけど。
そーゆう共通点を見つけると、なんだか地域的に繋がってる感じがして嬉しいです。 -
昌徳宮とちがい、ガイドさんナシで見学できるので、混んではいるものの、のびのびまわって、ふたたび入り口の門の前へ。
さあ!
国立古宮博物館っ。
・・・え?
なに、コレ・・。 -
うおおおお〜のおおおお〜〜っ!!
休館?休館なの?!
しかも、4ヶ国語で「休館中」ってなってるし・・。
あ〜あ、縁が無いとはこーゆーことをいうのだろうか・・。しょぼん。
みたかったなー。
国立古宮博物館、みたかったなー。
そんなにすごい展示じゃないのかもしれませんが、観れないとなると、へんな執着心が・・(笑)。
「あー、凹んだ!もー、落ちた!ゴハン行こ、ご飯!」
「そうやって、ブタ子に・・」
なんとでも、おいいなサーイ! -
ブタ子上等!
街へ出て美味しいものでも食べようよ、夜露四苦!
「理由がどうでも、食べるでしょ」
「うん。おごって」
「ハイハイ。
ついでにお父さんと●●(弟)んちに、おみやげ買ってかなきゃ。どこがいい?」
「そーだなー・・。デパ地下?ホテルの免税店?市場とか!」
「あんたが行くような安い店じゃダメよ。ちゃんとしたトコね」
「あきらかに高そうなのを身につけるのは、安っぽいよ。こう、ふっと目が行ったとき、『お、あれHoward Nelson?』みたいなのが、オシャレっつーだよ。美学よ」
「安もの?」
「・・そんなことないもん。ネイティブアメリカン・ジュエリーだもん・・ぶちぶち・・」
祝日でにぎわう繁華街、明洞へ場所を移します。
「少し高くても、きれいで、日本語が通じるお店で食べたい」
というお母さんの希望で、定食屋さんじゃなくて、日本語表記の看板を掲げた気取った雰囲気のお店で、お夕飯。
「・・なんかイマイチっぽくない?まずくは、ないけどさ」
「そうねー。公州のおばさん達がやっていた、食堂の方が味が良いわね」
まあ、食事はハズレだったけど、明日はいよいよ帰国だし、ブラブラしましょ!
私はスタバで、ハングルが隙間なく書かれた、すし屋の湯飲みのようなカップを。
お母さんは、ロッテ免税店で家で留守番しているおとっつあん等におみやを購入。ついでに、夜食の餅菓子も購入。
「こないだ銀政さんに貰ったのが、美味しかったのよー!」
って、そっちこそブタブタっ。
あ、そだ。
ホテルに帰る前に、明洞駅前にある空港行きリムジンバス乗り場をチェック、チェック。 -
地下鉄明洞駅のうえに伸びる、退渓路にある605-1空港バス乗り場です。
よし、明日はこっから空港に行こうね。
何時のがあるかな?
空港まではいくら? -
明洞駅→仁川国際空港605-1リムジンバスの運行時間は、am4:50〜pm10:50。
20〜25分間隔で、8000ウォンなり。
オッケー、メモった。
「ねえねえ、この退渓路ってさ、地下鉄のうえをずーと平行してるよ。
まっすぐいけば忠武路駅だし、ひと駅だけだから、このまま歩ってく?」
「いいよ、あんたのダイエットのために」
カンジ悪っ。
退渓路は大きな通りで交通量が多く、空気が悪いですが、忠武路駅より手前のアストリア・ホテルまで歩けない距離ではありません。
ひと駅なので、お散歩ていど。
ただ、歩道が工事中で重いトランク抱えていくには、ちょっとツライか・・? -
翌朝。
帰国の日!
「雨だ・・」
「雨だね」
異常気象でしょうか?
かんかん照りだった東京と対照的に、ソウルは前線が停滞しているもよう。
いや、ソウルというより朝鮮半島全体のお天気が崩れています。
北朝鮮のほうでも洪水が起きているみたい。
連日決壊した堤から、近隣の家々に水が流れ込み、深刻な状態であることが伝えられています。
きのうは、夕方まで天気もってたし、いけるかなーと思ったけど、こりゃタクシー頼まなきゃだね。
「あさご飯は空港着いてからの食べようね」
「お母さん、それよかタクシー呼ばなくちゃ」
メシのタイムテーブルだけは心得た母上とやりあっていると・・。
「アンニョンハセヨ。おはようございます」
「あ、ども。アンニョンハセヨー」「アンニョンハセヨ〜」
ホテルについた日、友人に頼まれてビジネス日本文翻訳に頭を抱えていたフロントマンさんが、声をかけてくれます。
そうだ、いいところで会った。
「あのー、スイマセン。明洞の空港バス乗り場まで行きたいんですけど、タクシーって呼んでもらう事できますか?」
「それなら、ホテルの者に送らせますよ」
「えっ!ホントに?いいんですか」
「もう行かれますか?」
「ハイっ!」
らっきー。
ホテルマンさんの手配で、ミニヴァンに乗っけてもらい、昨日の空港行きバス停へ。
着いたな、と思ったらジャストでバスが目の前に停まります。
「カムサハムニダ!来てるよ、お母さん!」
「カムサハムニダー!」
ヴァンを飛び出し、エアポートバスに滑り込みます。
セーフ・・!
なんだか、あわただしい出発になりましたが、全然早い時間で仁川国際空港へ到着。
いつの間にか、雨もやんでいます。 -
「いや〜。今回もあっちこっち行っちゃったネ!」
「暑かった・・。あんたと行くと、疲れるからヤダ。来年は北海道とか温泉とか、お母さんはのんびりできる所へ、行きたい・・」
「なに言ってるのー!コンジュやプヨ行きたいって言ったのはお母さんじゃーんっ」
「失敗した・・」
空港のフードコートで、延々とひとり反省会をする、母57歳。
文句のわりには、「コンジュの食堂は、良かった!美味しかった!地元の人が来ているところが、最高ねー」なんて食べながら、食の思い出に浸っています。
「あんたも早くマンション買って、ワリカンじゃなくお母さんに海外旅行をプレゼントしてよ」
おい、さっき国内旅行がイイっておっしゃったのは、だれでしたっけ?
しかも、さりげなくマンション買えなんて、いつもの無茶を織り込んでるし。
「じゃあ、来年の夏はマンション買って中国へ行くかっ!」
「やあよ、中国なんて。あんたもひとりでそんな所フラフラしてると可愛くなくても、さらわれて売られるわよ」
鬼か。
鬼が見えるぞ。 -
そんな、うるさい親子が去るのを祝うように、空港の滑走路を走る頃には、青空が光り始めます。
今回の旅はここまで!
はあ〜。
書くの時間掛かっちゃった☆
もうネクスト・サマーがきちゃってるって話ですヨ。
お母さんとの旅は、ふたたび暑い中、暑い所へ!
どこかって?
「中国の3大かまど」と、呼ばれるとこっス!
やっべ!暑そう!
そんなわけで、ちまちま旅行記を気長にお付き合い頂いた方、ありがとうございます。
投票してくださった方も、ありがとーvv
元気がでます。
というか、「これは何とか終わらせねば〜」と、いい意味でプレッシャーになります(笑)。
また、お会いできると嬉しいです。
アンニョ〜ン!
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この旅行記へのコメント (12)
-
- 権天使さん 2009/08/03 20:10:07
- 今頃になってここにコメンするけどさっ!!
- 前に見た時はスルーしたのかなぁ・・・
え〜〜〜っと、つまり、、、
母の言うことは正しいでぇ〜〜〜〜(笑)
>「あんた、曇っていても帽子かぶってないと、シミになるわよ」
>うるさいなー。
>いいじゃん、シミシミばばあになるから、いいもん。
シミは無いほうが良いでが〜んす。
ところで、もう再確認だけど、6日(木)の昼は忙しいよね?
- きっちーさん からの返信 2009/08/03 20:25:01
- どこから食いつかれるか、わかりませんね(笑)
- すみみまちぇん。
6日(木)も含めて、この一週間は朝から晩まで、『必死ッ!仕事人』(必殺ではない)でござる。
夏休みを無謀にも、8/11〜18までとったもので。だはははっ。
前倒しのおちごとがあああ〜。
死ぬほど詰まっていまする。
くそう。
昼休みの1時間以内に行って戻ってできる場所なら、ご一緒にご飯までは時間無いですが、ご挨拶するくらいなら出来るかも知れませんが〜。
権様とスイーツ・バトルをしたかったぜ。
せっかく、関東平野までお見えになって下されたのですから、ガイドきっちーを勤めたいのですが・・。
まことに、不覚でござる。
ところで、権様はこちらにはお仕事っすか?
- 権天使さん からの返信 2009/08/03 20:40:53
- RE: どこから食いつかれるか、わかりませんね(笑)
- ななななぁ〜んだか、ご飯中(うちの場合、それは晩酌中という意味)に書き込みしたもんで・・・
>ところで、もう再確認だけど、6日(木)の昼は忙しいよね?
「もう再確認」 ってナニーーー???
って、おめぇじゃないかってね。 はい、すいません。
それで、あのですねぇーーー
今回も前回も、そちらに参上するとは一言も申しておらんのじゃが。(笑)
決して試すつもりなど毛頭なかったのであるが・・・
ほんじゃまか! ←古すぎるかっ!?
- きっちーさん からの返信 2009/08/03 20:51:15
- なんだー。残念☆
- つか、ふつーに信じましたヨ〜。
「どしたんだ、ディズニーランドにでも来たんか??」←ありえそう
とか思ったじゃないすかーっ。
どうせ権様は、関東なんてどうでもよくて、おコリア&おフランスにしか興味が無いんですわ、ぐずぐずっ。
ところで最近、電車ガラガラですよ。
学生がいないだけとは、とても思えん。
スタンプラリーのおこちゃまたちだけは、朝もはよから、水筒もって駅のスタンプ台の前に行列していますが。
やですねー。オトナって。
ああやって、あんな幼い頃から行列させるのに慣らして、将来は初売り&バーゲン客への準備をさせているんですよ!(断定)
官民癒着。←妄想癖
- 権天使さん からの返信 2009/08/03 21:49:43
- RE: なんだー。残念☆
- 中々いいとこ突いてるじゃないの、チミー
> 「どしたんだ、ディズニーランドにでも来たんか??」←ありえそう
> とか思ったじゃないすかーっ。
そういや大昔、ディズニーランドのゲート前まで行って入園はせず、
浦安地区のホテル巡りだけして帰ったことあるわ。
困ったことに、ディズニーとかにまったく興味がなくてねぇ〜〜〜
ただ、京葉線でのTDLへのアクセスがどんなもんかは試してみたくてさ!
> どうせ権様は、関東なんてどうでもよくて、おコリア&おフランスにしか興味が無いんですわ、ぐずぐずっ。
うん、これは正解だな!
- きっちーさん からの返信 2009/08/03 22:23:50
- ディズニーランドの目玉は、ネズミのかぶりものじゃなくてお菓子なのです!
- マニアックな観光ですな。
鉄女のよう・・いや、鉄女でしょう・・?
たしかに、本物の生き物が好きな者には、ミッキーとは何処が可愛いんだかよう分からんキャラではある。
短大の時、実験で飼っていたネズちゃんは、ブス子でもかわえかった〜。
やっぱ、所詮はフェイク。本物の生き物にはかないまへん!
ですが、ディズニーランドのお菓子だけは、好きなのだ(笑)。
行く人には必ずお土産をねだる!←別のとこ行く人にも、とりあえずねだる!!
そーいや、おととい横浜では花火大会がありまちた。
たまたま母上が中華街に夕飯を食べに来ていたので、最後の方だけ観てきました。
8月だというのにまだ天気は不安定で、夏っぽく感じないので、「え?もう花火やってるの?」と少し驚いてしまいましたが、花火はええですネ。
今年の新作は、去年の猫に続いてミーフィーちゃんでした!
毎年、よく考えますねー。
そのうちピカチュウとかもでちゃいそうですねー。
権様も、夏バテ深酒にはご注意を☆
そんでは!
-
- startreckさん 2008/08/02 21:24:12
- ソウルからプヨへ日帰り旅行について
- 楽しく拝読しております。
さて、8月17日(日)にソウルからプヨへ日帰り旅行を考えています。バスで行きたいのですが、南部ターミナルからプヨまで何時間程度で到着するのでしょうか。当日は日曜で3連休の最終日で帰りは結構混雑すると思いますが、どうでしょうか。4時間くらいかかるのでしょうか。
すみません、こんな質問ですが、よろしければご教授ください。
- きっちーさん からの返信 2008/08/02 22:00:14
- RE: ソウルからプヨへ日帰り旅行について
- 書き込みをありがとうございます。
ソウル南部ターミナルから郊外へ出るときは、ほとんど渋滞もなく、スムーズに行けました。
10分くらい早くつけました。
プヨからソウルへ戻る日は祝日だったため、ソウルの都心部へ入ったとたん、(夕方のせいもあったかも知れませんが)渋滞に巻き込まれてしまい、たしか3時間40分くらいかかりました。
行きに15分くらいで通れた所が、1時間ぐらいかかっていたと思います。
けっこー疲れました(笑)。
とはいえ、むこうもガソリン高かも?
車でのおでかけが少なくなってる可能性もあるので、全然スムーズに帰れるかも知れませんね!
楽しいご旅行を!
何かありましたら、お気軽にどうぞ。
失礼します。
きっちー
- startreckさん からの返信 2008/08/02 23:20:46
- RE: RE: ソウルからプヨへ日帰り旅行について
- 早速のお返事ありがとうございます。
今回、三泊四日の旅行で、二日目は、ソウル市内観光、三日目は、プヨに行く予定でいます。最終日は、午前の便なので、何が何でも三日目は、その日のうちにソウルに戻らなければなりません。プヨは、あきらめようかなと思ったのですが、高校時代に歴史で習った「白村江の戦い」があった場所の近くに行ってみたいという気持ちが強いので、決行します。ということで、ソウルからは8時出発、プヨからは5PM出発にしたいと思います。
で、すみません。もう1つ質問ですが、このプヨ行の路線バスはローカルっぽいと思いますが、冷房の効き具合や振動などはどうでしょうか?私たち親は問題ないのですが、子供が少し冷房が苦手で疲れやすいタイプなので・・・
貴重な情報ありがとうございました!
> 書き込みをありがとうございます。
>
> ソウル南部ターミナルから郊外へ出るときは、ほとんど渋滞もなく、スムーズに行けました。
> 10分くらい早くつけました。
>
> プヨからソウルへ戻る日は祝日だったため、ソウルの都心部へ入ったとたん、(夕方のせいもあったかも知れませんが)渋滞に巻き込まれてしまい、たしか3時間40分くらいかかりました。
> 行きに15分くらいで通れた所が、1時間ぐらいかかっていたと思います。
> けっこー疲れました(笑)。
>
> とはいえ、むこうもガソリン高かも?
> 車でのおでかけが少なくなってる可能性もあるので、全然スムーズに帰れるかも知れませんね!
>
> 楽しいご旅行を!
> 何かありましたら、お気軽にどうぞ。
> 失礼します。
>
> きっちー
>
>
- きっちーさん からの返信 2008/08/03 07:52:01
- RE: RE: RE: ソウルからプヨへ日帰り旅行について
- おはようございます。
夕方に現地を出られるなら、かえってソウルにつくころにはラッシュも収まって道路が空いているかも知れませんね。
冷房の件ですが、扇風機ていどで、乗ってて冷えすぎるということはありませんでした。
私も冷房苦手で冷えすぎると具合が悪くなっちゃうんですが、なんか羽織らなくても、風が直接当たらないように、荷物をひざに置いといただけでじゅうぶんでした。
小さいお子さんでも、心配ないかと思いますが、念のため薄いショールなどを持っていかれてはいかがでしょうか?
ウチの母はいつも乗り物使う旅では、薄いマフラー(?)みたいなのをもって行ってます。
バス自体も、全然安っぽいものではなく、日本の観光バスとそんなに変わりませんので、ご安心を。
スイマセン、いっこ訂正が。
『プヨからソウルへ戻る日は祝日だったため』と書いていますが、『祝日の前日』がぬけてました。
ちゃんと見直さないとダメですね。すいません。
きっちー
- startreckさん からの返信 2008/08/03 10:30:16
- RE: RE: RE: RE: ソウルからプヨへ日帰り旅行について
- きっちーさん、貴重な情報ありがとうございます!
そうですか、バスの状況もわかりました。
安心しました。
では、楽しみに行ってきます。
あっ、それから帰ってきたら、報告しますね。
- きっちーさん からの返信 2008/08/03 18:54:26
- RE: RE: RE: RE: RE: ソウルからプヨへ日帰り旅行について
- きびしい季節ですので、暑さ対策をバッチシきめて、思い出いっぱいの家族旅行になるといいですね!
旅行記楽しみにしてまーす☆
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