2007/07/21 - 2007/07/21
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buchijoyceさん
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7月21日 (土)晴れ
目を覚ますと外が明るい。
「晴れているよ。摩周まで行ってこよう」という声にとび起きる。スウェターを着て外に出ると、山は霧に包まれている。「無理だよ」と言いながらも行ってみる。ここから摩周湖までは30分ほどだ。昨日はもっと霧に包まれていたので気がつかなかったが、硫黄山があった。その谷から霧が上っていく。もしかしたら、とかすかな希望を抱いて、山に向かう。しかし、山に登るにしたがって、霧は深くなるばかり。15分ほど走ったが、無理なのでやめて引きかえし、硫黄山を見に寄る。
川湯温泉は屈斜路湖のほとりの温泉なので、湖岸を探すが湖岸にはたどり着けない。レイクサイド ヴィラなんて看板を見て、レイクサイドにあるのかと、そっちのほうへ行ったが、そこはヴィラ用の分譲地だった。ただし、白樺林がきれいだった。
朝食に戻る。
レイクサイドを聞くと、ホテルから15分ほどかかるという。でもついでだからともう一度砂場という場所まで車を走らせる。そこは水際まで行くことが出来た。屈斜路湖はクッシーがいると騒がれた大きな湖である。湖岸には恐竜姿のクッシーの像も立っている。
391号線に戻って、一路、小清水・網走を目指す。小清水では原生花園を見よう。小清水に進むにしたがって、空は晴れて青空ものぞき始めた。日差しが暑い。日がもれると、畑がきれいだ。ジャガイモの花がどこにも咲いている。大きな長楕円形の鳥が舞っている。頭上近くに来た。尾っぽの羽が透けて見える。オジロワシだ。二羽いる。大きいな。するともう一羽、飛んできて少し先の木に止まった。しかし止まったのが、木の陰なのでよく見えない。でもオジロワシにあえてご機嫌。
244号線、「道の駅 花菜野」でトイレ休憩。原生花園についた。前は濤沸湖だ。その向こうにある斜里岳、海別岳は雲が垂れ込めている。その先、左手に知床の山々がよく見える。もちろんこっちの山々も雲がかかっている。知床岬には雲はない。オホーツクに顔を向けると、今度は知床は右、左には網走。
原生花園駅があり。駅舎には駅長さんと若い駅員さん、年配の女性の3人が勤務している。こんな小さな駅に3人も、なんで??
白い上下を着た駅長さんが「駅舎にお寄りください」と声をかける。もうじき電車が来るという。電車はバスと鉄道を組み合わせたDMV(Dual Mode Vehicle)だ。テレビでは見ていたが、ここを走っていたんだ。私は公園の小高いところから電車が入ってくるのを狙っている。夕べのテレビで、ちょうど宮崎の東国原知事が視察に来たのをやっていたが、目的はこれだったのだ。宮崎では高千穂鉄道が台風で破壊されて復旧できないでいるので、価格がなんとかなれば、これを導入したいと言っていた。
DBV:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AB
強い風で体が飛ばされそうになるのをこらえながら、柵にカメラを乗せ、待っている。電車が来た。電車というより、黄色い車体のボンネットバスが線路を走ってくる。駅に止まるのかと思ったら、電車は素通りしていく。あれ、この駅舎はなんなんだ。下におりて駅員に聞くと、この駅は夏場だけの臨時駅、後は無人駅になるのだという。なるほど。原生花園駅は夏場の観光用の売店駅だった。いろんなグッズを売っている。そこで売り上げ協力に、絵はがきを買った。原生花園にはエゾキスゲの黄色い花、ハマナスの濃いピンクが目立つ。強い風に花が揺さぶられている。濤沸湖の草場には馬は放牧されている。
網走の手前に海産物のマーケットがあった。そこで茹でたてのカニをつまみ、ついでにカニを送った。
網走に入った。天都山にあるオホーツク流氷館に行く。流氷館の入口からのぞむ網走の風景もきれいだ。
流氷の−20℃の体験室がある。出ると、流氷の生物たちとして、クリオネとダンゴウオ科のフウセンウオとナメダンゴの稚魚たちが飼育されていた。撮影は禁止。クリオネは映像で見るより体内が赤く見える。クリオネが獲物を取る瞬間の映像が流されていた。じっと眺めていると館のお姉さんが「クリオネは獰猛だと言われましたが、そんなことはありません」「あ〜、テレビでそういっていたわね」「来る人の多くが、これ獰猛なんですってね、と言うんですよ」「クリオネだって餌をとらなければ生きていけないし、当然のことじゃない。私はクリオネがどんなふうに餌を捕るのか、そこに興味を持って見ていたのよ」「ありがとうございます。そうなんです。それにクリオネは一回獲物を捕まえると、その後ずっと餌を取らなくても生きていけるのです」とお姉さんがわが意を得たとばかりに説明した。「テレビの悪影響ね、それはあなたが説明して直してやってね。人間だって、他の動物を食べなければ生きていけないんだから」「はい、努力します」
そこへ団体さんがやってきた。「アンニョンハセヨ」と声をかけると、お姉さんが「この団体さんはタイからのお客様です」と言った。「あらそう、じゃ〜、サワディカ〜」
つづいて近くの北方民族資料館へ。ここは道立の施設。
http://www.hoppohm.org/
特別展として、ベーリング海をとりまく地に生きる少数民族の文化を紹介している。おもしろかった。でも、ポスターに「エスキモー」という言葉を使っていたのが気になった。
網走湖、能取(のとろ)湖をすぎ、サロマ湖の近くでお昼だと言ってカニを食べた。紋別と雄武産の毛ガニを買ったのだが、私が二匹とも、もくもくと食べてしまった。Papasanはカキやホッキや鮭の腹を焼いて食べている。係りのお兄さんが「北海道の道路は高速並だよ。スピード違反で捕まらなければ、その分で美味い物が食べられるよ」と言った。「そうだねぇ、気をつけよう」
上湧別から遠軽(えんがる)に向かった。333号線だ。見覚えがある遠軽の岩山が見えた。
サンゴ草を見に来て、近くの農家でトウモロコシをたくさん貰った。でも旅行者だから遠軽近くで乗り合わせたオバサンにあげたことがあった。そんなことを思い出している。
「道の駅 まるせっぷ」に寄った。地名は丸瀬布と書く。ピラミッド型の木芸館があった。なるほど、木作りの素敵な空間。一角でお茶も飲める。木はいいよねぇ、安らぐよ、と言いながらお茶を飲んだ。ヤマハピアノの木材はほとんどこの地のものだと書いてあった。値段も高いが、いいまな板があった。手に取ったが重い、こんなもの持って行けないし、と迷っていると、こんなまな板なかなか手に入りませんよ、と係りが言った。送ってくれるなら、と言ったが、係りの返事はなかった。じゃ〜、やめよう。料理用のヘラを3本、短い麺棒、小物の木工細工を数点買った。
ここからまだ未完成の高速道路を走る。だから通行料は無料。一般道に沿って高速が出来ている。車どおりは少ない。一般道だって高速並みに走れるのに、無駄なこと、と思いながらも信号がないだけ便利か。遠軽にも自衛隊があるから、そのための道路かもね。40数年前、はじめて北海道に来たときの印象がアルバムに書いてある。冒頭、「北海道は自衛隊とカラスの多いところだ。」今回、カラスはさほど目につかなかったが、自衛隊は目に付いた。
あちこちに寄ったせいもあって、今日は旭川止まり。旭川グランドホテル。部屋も広い。.洗濯物をハンガーにかけて、バスタブのカーテンレールにつるすと、横の壁に何か見慣れないものがある。つまみを摘んで引き出すと、なんと洗濯紐だ。それを反対側のぼっちに入れると、物干し紐が出来る。はは〜ん、最近はこんな設備もついているんだ。
17階のフレンチへ行った。
窓からは十勝山系が見える。日頃は食べることもないのに、北海道だからとメインに子羊を取った。いける、いける。ワインは富良野ワイン「ツバイゲルトレーベ」を頼んだ。ツバイゲルトはオーストリア・ワインでおなじみだ。ソムリエの説明だと、富良野は白が得意なのだが、ツバイゲルトレーベは、富良野が真剣に取り組んでいる赤の最高級品だそうだ。00年、渋みも薄れてまずまず。ハーフボトルで4500円。「国産も頑張っているのね。私,富良野ワイン、お土産で貰ったものぐらいしか知らないのよ。飲まないと悪いね。順序は違うけど、おすすめの富良野の白を持って来て。味見したいから」というと、ハーフはスタンダードしかないけど、と持ってきてくれた。お勧めの白は「バレル ふらの」だとフルボトルを見せてくれた。試飲したかったが、今夜はちょっと多すぎる。ましてアペリチフに私はダイキリを飲んでいる。赤の後なので、「あまいねぇ、デザートワインにちょうどいいよ」
Papasanはライスを頼んだ。それを横から一口食べて、「このお米な〜に?」とソムリエに聞いた。「ほしのゆめです」「やっぱりね。私、今回はじめてほしのゆめ食べたのよ。美味しいお米ね」「ななつほしというものあります。本州の方々が気に入って、ほとんどそちらに回ってしまうようです」「へ〜、ななつほし、北斗七星ね、探してみよう」
フロントの横にビジネスセンターがあったのだが、行かずにご機嫌で寝てしまった。
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