2007/07/29 - 2007/07/29
3714位(同エリア4914件中)
BO/Mさん
ロンビエン橋は、旧市街地北端から東に向かってホン河を渡る。
鉄道及びモーターバイクのみが通れる橋。
渡ってみた。
-
ベトナム人の友人に協力を得て、ロンビエン橋の撮影となった。
しかし、彼の第一声は、「危ないぜ」だった。
何が?
覚せい剤やってるやつが沢山、アノ橋にはタムロ
してて、ヤクの売人も多いからな、と。
確かに、ベトナムは覚せい剤が多い。
注意してみていると、道端に使い捨ての注射器が針
付きで落ちており、「サンダルは危険」=感染症等に
罹患する可能性がゼロとはいえないから=となる。 -
しょっぱなからそんな危ない話を聞くと、コチラも
緊張するので、ヤバくない昼間に撮影しよう、となり
実行。 結果的にはジャンキーな人が数名、対岸側
のロンビエンに向かう方に歩いていたが(酩酊状態)
こちら側(ハノイ市内に向かう側)は怪しい路肩駐輪
のバイクが数台居た限りで、特段危険を感じる事は、
なかった。
ただ、「止まらないけど、端の下は注射器だらけだ」
と言う。 川には注射針付きの注射器が沢山落ちて
いる、としたら、その川でとれた魚も怖いじゃん! -
実際に橋を渡るのは、初めて。
理由は、車で通れないからだ。
あ、一度ラオカイに鉄道で行った際に実際には渡った
かも知れない。 でも、夜の出発だったし、記憶には
無い。
バイクが片側二台伴走出来る程度の広さで、他に路肩
に徒歩用の一段高い歩道が併設されている。
真ん中が鉄道線路で、その両脇にバイク及び歩行者用
通路が二本ある形だ。 -
ホン河の流れは、結構流れがあり、濁流である。
肥沃な上流からの土を多く含んだ流れなのだろう。
でも、注射器の話で脅された僕は、注射針が続々と
捨てられる河を想像して、あまり良い気分ではない。
橋の下は、一部土砂が盛り上がり中洲になっている為
に、そこに落ちているごみたちを仔細に観察したかった
が、実際にはバイクで走りすぎたに過ぎない。
「ここは、ウロウロする場所じゃない」、が普通の
ハノイ人である彼の意見だった。 -
30歳くらいの彼は、ロンビエンに住む。
小さい頃から学校に通うために、この橋は利用して
来た。
だが、ここ数年治安が乱れて、ジャンキーが多く徘徊
する様になった、とか。
歩いて橋の途中に居るやつは、大抵ヤバイ奴だから、
絶対に止まったりしない事。
そして、彼は一度もバイクを止める事なく、この橋を
渡りきった。
もっと昔は、普通の橋だったんだけどね、とその後、
カフェでお茶をした時に言った。 -
毎日、スコールが一時的に降る為か、または元々この
程度の水位は常に保っているのか、水の流れは、多く
そして早かった。
濁った水が、ホン河(紅い河)の由来なのだろうか。 -
対岸で、何やら立ち止まっているバイク乗りたち。
そこに勝手なドラマや脚色をしてはいけないのだろう
が、つい、ヤクの売人だろうか?、と思ってしまう。
覚せい剤はかなり蔓延している様で、HIV取締り
とセットになって、きっと政府を悩ませている事だと
思う。
表面的に見えてくる、ベトナム人の節操、道徳観と、
実際に個々人がどの程度の節操や道徳観を持っている
のかのギャップがかなりあるのでは、と僕には感じら
れるので、実は多くのHIV罹患者が居るのではない
か、と感じている。 -
対岸に到着した。
この河は、多分水深は浅く、上流からもたらされる
土で、常に堆積されているのだろう。
時としてある、大水により自然浚渫され、下流に泥が
流されて行く、そんな感じなんだろうな。 -
上流から流れ着いた土砂が中州にたまり、青々として
いる。
橋の上では、クスリの売買が行われ、覚せい剤が打た
れ、酩酊するジャンキーがうろつく。
日中よりも、夕方以降がそうした売買が盛んになると
思われる。 君子危うきに近寄らず。 -
僕は社会の暗部をえぐり公表するジャーナリストでも
何でもない。 ただ、地元の人間に「危ないぜ」と
言われた事を、ここに記しているだけ。
ただし、複数の(年齢層も異なる)者に、ロンビエン
について聞いたところ、誘導尋問ではなく、あそこは
危ないから、滅多に近付くもんじゃない、と言われた
のは、事実。
更に、以前は街のお茶売りおばちゃんが、結構覚醒剤
の売人を兼ねていたとか。
最近では取り締まりも厳しくなったので、それは下火
になり、限られた顧客に対して、常時携帯はせず、請
われれば、別所に導き、売買するのだ、と言う者も居
た。 -
今回は、そんな話を聞いてから直ぐに行ったのだが、
昼間であり、また通り過ぎたに過ぎないので、注射器
も見当たらなかったが、実に多くの人々がそこに来て
売買をし、打っては、橋桁から下に使用済みの注射針
付き注射器を投げ捨てる、らしい。
社会派でもない僕が近づけるのは、ここまで。
これ以上は、無闇に歌舞伎町の裏社会を素人がルポし
ようとするのと同様、無謀であり、僕のメニューには
それは、無い。 -
橋もハノイ市内側へ、もう少しと言う場所に差し掛か
った。
この橋は、バイクか鉄道でないと通らない為、なかな
か一般的に日本人が行き来する場所にはならない。
旧市街地からの橋への入り口もらせん状になってお
り、ちょっと分かり難いし。
バイクで通る機会が有ったら、これをご参照にして、
十分に注意して通って欲しい。
良く観察すると、密売中、酩酊中、打っている途中、
と様々な光景を目撃する機会があるかも知れない。
ただ、危うきには近寄らず、が最も正しい選択肢だ。 -
旧市街地北端に位置する、ロンビエン駅。
ロンビエンは、漢字では、龍邊となる。 -
対岸に到着すると、ぐるりとらせん状に道は回転し、
ソフィテルプラザホテルに向かう、ホン河沿いの道へ
と続く。
明け方早く、この道を通ると、そこはカオス。
地方から行商に来た人々が、野菜を、魚を、路上で
売買しているからだ。
未だ明けきらない中、車でひいてしまうのではないか
と思うほど、人、人、人。
その光景はなかなか写真にする事は難しいが、いつか
トライしてみたい。 -
らせん状に、ロンビエン橋から旧市街地の端に下りて
来る道。
ハノイでは、一部の旧市街地の「○○街」的な道を
除き、ほぼ特徴に欠ける町並みとなる為、ここも、
カフェが数軒並び、バイク修理屋と露店の物売り、
と言う変わり映えの無い光景となる。 -
ハノイ市側に降り立ってから、ソフィテルプラザ方面
へバイクは行く。
今、通ってきたロンビエン橋を右手に見ながら。
1899年〜1902年にかけて作られた橋であり、
横たわったエッフェル塔、と言う名が付く橋。
エッフェルが設計した、エッフェル塔を設計した技師
が設計した・・・等の風説は耳にしたが、実態は分からず
状態です。
でも、「横たわったエッフェル塔」と言う表現は好き
で、エッフェル社の誰かが設計したか、エッフェル自
身が設計したか、何れかであって欲しいと勝手に思う
のだが。 昼休みに、この件を現地雇員のベトナム人
に聞いた所、エッフェル自身が設計した、とベトナム
語のウェブサイトでは書かれているそうだ。
年代からして、合致はするが、一次情報からの直接
確認ではないので、定かでは無い。 -
先にも書いたとおり、明け方、未だ日の昇る前から、
この橋桁あたりのハノイ市側では、通りでの青物市場
が開催されており、地方から満載に収穫物を携えた者
どもが、うごめき、売買をして、明け方には散って行
くのだ。 偶のゴルフで、この道を通る時や、早朝か
ら何処か近隣に行く際に、本当に圧倒される程の人々
がここに集まっているのだ。
その人々の利用交通手段は、大抵がバイク。
奥さんを座席の前に座らせ(としか表現の仕様が無い
のだが、奇妙なポーズで中座する感じ)後方には荷物
を満載するのだ。 -
この橋について、色々とウェブ上で調べていたら、
KANさん(「最後に愛は勝つ〜♪」)のサイトに
行き着いた。 今年の5月、KANさんはベトナムへ
来ており、ママチャリを一日1ドルで借りて名所旧跡
を一回り、ご自分でされているのだった。
(詳しくは、KANさんのオフィシャルサイトへ)
氏はフランス移住計画(ピアノを習いに)とか、色々
と楽しい人生を送っている事が分かった。
何となく、親近感がわいたのは、単純な僕の性格から
か。 ミニ三脚持参でフォーを食べている自分を写し
ていたりして。 -
そして、今回お気に入りの一枚。 表紙に使用。
旧市街地北端側を、ソフィテルプラザ、西湖方面へ
向かった位置から右側に見えるロンビエン橋と、
ベトナムを象徴するバイク。 抜ける様な青空。
この日、バイク日和だったので、その後もタンロン橋
の方まで足を伸ばし、大きく市内をぐるりと回って、
帰路についた。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- アリヤンさん 2007/07/30 14:36:00
- そんなにアブナイ橋だったんだ。
- BO/Mさん
ロン・ビエン橋のホン河渡りレポ、興味深く見ました。ワレワレ夫婦もあの橋を渡ろうとしたのですが、どうも入り口からして入りずらそうな雰囲気で(何となくキタナイ、危なさそう)近くから見るだけにしました。後日、ラオカイに行く時にこの橋を渡りました。歩道が狭そうでバイクの交通量も多く見えたので、「歩いて渡らんで、良かったなア」っと言い合っていました。
この橋周辺は麻薬取引の巣窟? ワレワレ歩いて何回かロン・ビエン橋周辺をウロついていましたがそんな危険なニオイはしませんでしたが、、、あまり品の良いトコではなかったのは事実。でもハノイの下町全体が似たようなモノだったケド、、、
- BO/Mさん からの返信 2007/07/30 19:13:36
- RE: そんなにアブナイ橋だったんだ。
- 何か、危険地帯のブラックリポート!、っぽく結果的になってしまい、ましたね、意図的で無い事だけは、一応ご説明通りなんですが。 ハノイで暮らしていると、結構早朝に注射器が路肩に落ちている事が、注意していると分かります。 一度など、覚醒剤を正に打っているヒト、を公園内で目撃してしまい、焦ったとともに、ドキドキしてしまいました。 そのときもデジカメは持っていましたが、さすがにレンズを向ける勇気(蛮勇)も無く、遠くから取り巻いてその異常さに見入っている他のベトナム人同様、近付かず、を注意しながら見守ったものです。 もうキレる寸前だったみたいで、周囲の目とかは一切無視、腕をパンパン叩いて、血管を浮き出させて、紐で腕を縛って、一発、入れてました。 あ〜怖かった! その後、フラフラと裸足で車どおりの多い路上を、前だけ向いて横断して行きました。
さて、ロンビエン橋、現地雇員にも聞いてみましたが、所長、そんなトコ、行っても危険なだけだからやめときなって、とさとされてしまいました。
ここ数年、ロンビエン橋はヤク売買で有名らしく、色々な小さな事件が起きているとか。 由緒ある、歴史的建造物ですが、矢張り車が通れないので、こそこそと色んな事が出来る場所、になっちゃっているんでしょうか?
それとも、対岸のロンビエンDist.側が治安の悪い場所なのでしょうか、今後徐々にそうした立地からの治安等も理解できてくるでしょうが、何か、原因があるのでしょう。遊びに来てくださり、有難うございました。
- アリヤンさん からの返信 2007/08/08 15:21:17
- RE: そんなにアブナイ橋だったんだ。
- BO/Mさん、
夕べ夜中に目が覚めてハノイ滞在中のことを反芻していました。っで思い出しました。ロン・ビエン駅の裏側ガード沿いの道を歩いていたとき道路のアチコチに注射器が転がっていました。「危ないなー、注射器がこんなところに落ちとる。どっか近くに病院でもあるんかなあ?一体なんで道路に?子供ななかこんな所に連れてこられんなあ」とパートナーと話をしていました。
BO/Mさんのお話で注射器の謎が解けたようです。
貧しい国の人々は往々にして覚醒作用のあるものや統帥作用のあるものを嗜好品として常用するものらしいですが、(イエメンのカーツ、インドのガンチャなど)ベトナムではどうもヘロインらしいですね。
ケシ栽培地が近いので昔からの慣習でも残っているのですかね?
そうそう、その時、ゴミの中にも注射器を見たことがあったので「ゴミの収集人たちは危険だなあ」っと言い合っていたのですが、たいていのゴミは自分でゴミ収集車に放り込んでいたのを見て、これも注射器など危険物が混じっているカモ?でゴミも自己管理なったのかなあ?
さすがハノイに住んでいるBO/Mさん。こう言った社会的な問題の観察にも興味を持っておられる。
ワタクシも中近東の駐在を長年やったことがあり、住んでいたところの隅々まで見て回ったり、出張に出てはヒマを見つけてはその国々の社会勉強をしていました。「アクナキ興味」の追求ですね。
エーッ、長くなりましてスイマセン。このへんで。
- BO/Mさん からの返信 2007/08/09 01:11:43
- そーですね
- 強調、誇張、する積もり一切有りませんが、徒歩5分の通勤中、今の所、3回、使用済み注射針付き注射器、落ちてました。 勿論、血がちょっと戻ってる、アノ使用後のやつです。
巡回の町医者が、路上でインフルエンザの注射でもしていない限り(いないって)間違いなく、覚醒剤を一発、入れてたんだと思われます。
現場を見たのは一度。
近くの公園で、異常な雰囲気で遠目に一人を取り巻いている雰囲気に、何だろうと見ると・・・パン!パン!と腕を叩いて(多分血管を浮き出させていたんでしょうか)腕の根元をゴムチューブで縛り、ガッツリ、一発入れてました・・・。
その後、真正面を向いて、車、バイクの多い大通りを平然と反対側に渡ってゆく彼は、裸足で、坊主頭で、服装も汚れて、ヤバさ150%以上でした。
どんな国にも暗部があり、知人(ベトナム人)に言わせると、町の理髪師さんも牢獄から出て更生中のヒトとか多くて、でも矢張り、ヤクに手を出しちゃう事が多いから、情緒不安定のヒトが多く、路上では髪の毛を切らない方が良い(切るかって!)と忠告されました。
橋が落ちる物騒な事故がアメリカでありましたが、ロンビエン橋を徒歩でわたっている途中、橋が落ちたら、ワンサカある注射針地獄に落ちるのだろうか、とちょっと怖い思いを勝手に想像しちゃいます。
まあ、大騒ぎする程の事でも無く、一般市民全般が、アソコは危ない、と言う感覚が有るみたいです。
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