2007/07/27 - 2007/07/27
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Johnnieさん
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午前中は皇居の一般参観に参加したため、午後は義母を別の名勝へ案内すべく御徒町へ向かいました。
都立庭園を巡るシリーズ、今回は「旧岩崎邸庭園」です。
庭園というよりは邸宅という感じで、洋館中心の造りとなっていますが、以前から興味があったので、訪ねてみることにしました。
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JR御徒町駅から不忍池を越えたところに、旧岩崎邸があります。
今日の不忍池はご覧のとおり、蓮で水面が埋め尽くされていました。 -
蓮って、どれもこんなに大きいのでしょうか?
花が咲いていたので撮影してみました。 -
不忍池から5分ほど歩き、旧岩崎邸庭園へ到着です。
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本館へは長ーい道を上って行かねばなりません。。。
でも、当時はもっと長かったのだそうです。
豪邸とはこのような家を言うのですね。 -
洋館の前に岩崎家の家紋が。
菱餅が三つ重なっているのが分かるでしょうか?
三菱グループのスリーダイヤも、この形から派生したのだそうです。 -
来ました、本日のメイン「洋館」です。
設計はご存じジョサイア・コンドル氏、明治29(1896)年に完成しました。
完成当時の岩崎邸は、15,600坪の敷地に20棟以上の建物があったそうです。現存する3棟のうちの1棟が、この木造2階建て・地下室付きの本格的な洋館です。
17世紀の英国ジャコビアン様式を基調に、ルネサンスやイスラム風のモティーフが採り入れられているそうなのですが、果たして私などに感じ取ることができるでしょうか・・・。 -
中に入るといきなり暖炉が。
この邸宅には、至る所にこのような暖炉が設置されています。
やはり当時は高級品だったのでしょうか? -
階段を上って2階へ。
この階段もコンドル氏設計だけあって、趣がありますね。 -
女性用の客間だそうです。
ヨーロッパの伝統的なホテルのような部屋でした。 -
ベランダにも出られるようになっています。
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ベランダには列柱が立ち並んでいます。
2階のこの列柱は、イオニア式なのだそうですが、良く分かりません。
とにかく広々としていて、庭を全面に見渡せるので、本当に良いベランダだなーと思います。 -
それでは、そろそろ下の階に戻りましょうか。
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さらに地下室もあるようなのですが、残念ながら今は未公開のようです。
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こちらにも暖炉が。
暖炉の上にある鏡は、外の光を邸内に呼び込むために設置されていたのだそうです。
たしかに、鏡として使うには位置が高すぎます。 -
1階ベランダ方面へ出てみると、岩崎家で使われていたダイニングセットが。
さすがに座れないね、と話していると、こちらへ案内してくれました。↓ -
この場所・この椅子で岩崎家の家族写真が撮影されました。
この椅子には自由に座って良さそうです。
係りの人が、この椅子に座った私達親子3人の家族写真を撮ってくれました。
ちょっとセレブな気分になれました♪ -
1階客室のこの天井は、シルクのペルシャ絨毯の布張りになっています。
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1階ベランダには、イスラム風デザインのタイルが敷き詰められています。
英国ジャコビアン様式を基調としながらも、こうして色々な文化を採り入れたのですね。 -
そろそろ洋館を後にし、和館へ向かおうとしたところ、再び趣のある階段を発見。
でも、ここからは上れないようです。 -
洋館と和館は、このようにしてつながっています。
いよいよ和館へ入ります。 -
この和館は、書院造りを基調にしています。
完成当時は建坪550坪に及び、洋館をはるかに凌ぐ規模を誇っていたのだとか。
現在も当時の板絵が残っています。 -
こちらは中庭。
抹茶や和菓子をいただけます。
今日はあまりにも熱いので、私達は宇治金時(カキ氷)を注文しました。
結構な量だったので、食べ終わった後は心なしか涼しくなった気がしました。 -
廊下もとっても広いです。
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天井まで趣がありますね。
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こちらの広間は書院造りの典型的なものですね。
明治はおろか、室町時代にまでタイムスリップしたような感覚になりました。 -
和館を出て、庭園へ。
日本庭園があるのかと思っていましたが、「芝庭」が中心のようです。 -
ですが、林の中には石灯籠があったりして、建築様式同様に和洋併置式となっているようですね。
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芝庭から見た、洋館の南側。
立ち並ぶ列柱が、とても立派に映えています。 -
こちらの杉の木、途中で二つに分かれているのが面白くて撮影してみました。
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撞球室(ビリヤード場)です。
スイスの山小屋風の造りだとか。
こちらもコンドル氏設計ですが、ジャコビアン様式の洋館とは大きく異なっていて、当時の日本では非常に珍しかったそうです。 -
旧岩崎邸庭園。
庭園といよりは本当に邸宅を見学した感じでしたが、とても立派な洋館が印象に残りました。
また、都内に残るコンドル氏の建築物に対する興味を改めて持つようになりました。
他の都立庭園(150〜300円)に比べると若干高め(400円)の入場料ですが、それだけの価値は十分にあると思います。
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