へルシンキとサンクトペテルブルグの旅　その?　シベリウス号でＧＯ

2007/07/05 - 2007/07/07

久しぶりの旅行記アップ!しかも帰ってきてからちょうど２週間が過ぎ去ろうとしており・・・。こうなってしまうと体力（？）と記憶力との勝負！
まずはフィンランドの首都へルシンキから国際特急「シベリウス号」に乗ってサンクトペテルブルグへ行ってしまおうというなんとも鉄な旅の始まりです。

まずはフィンランド、ヘルシンキでの一日目とヘルシンキからシベリウス号に乗ってロシアのサンクトペテルブルグへと向かう二日目です。

＊お世話になったsite
http://www.nettravel-jp.com/
http://www.octopustravel.co.jp/
http://www.jtb.co.jp/kaigai/htl/

エリア サンクトペテルブルク(ロシア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: フィンランド航空

お初〜、関西国際空港。だだっ広い待合席ですね、しかも誰も座っていない^^;朝早すぎなのかしら？！

眠い目をこすりつつ羽田から関空へやって参りました。今回お世話になるフィン･エアーは関空便ですと毎日就航しているのですが成田便は週に２便。案の定成田便が取れず、関空からフィンランドのヘルシンキ、ヴァンター空港に向かいます。

もちろんエコノミストのわたし達。
まずはお約束の機内食。こちらは一回目の食事、メインは回鍋肉と思しき豚肉の煮込み。

二回目の食事、ペンネのグラタンですね。
うー。

実はヨーロッパの中で一番近いと言われるフィンランド。予定より早く着いて８時間ぐらいでヴァンター空港に到着です。

尾翼にエンジンが着いてるダグラスの機体、初めて乗りました。

荷物がなかなか出て来なくて、かなりの時間待たされましたが、やっとのことでフィンエアーのバスに乗って市内に向かいます。

３５分ぐらいでヘルシンキ駅に到着です。
ここから今夜の宿のホテルに向かいますが・・・、おっかしいなぁ、駅からすぐ近くのはずなのに、早速迷子です^^;

はい今晩のお宿ラディソンＳＡＳプラザホテル。アｧルトスィートで有名なところですね。もちろんそんな予算はなく(笑)これは普通のツインルーム、いかにも北欧っぽい柔らかい感じのお部屋です。バスタブもついてるしまずは一安心。
ちょっと落ち着いてから街へ出ます。

まずはアカデミア書店に行ってー。と、また迷子です^^;
仕切りなおしてやっとやって参りましたアカデミア書店、おおっ楽しいっすー。本好きには堪りません！そしてもちろん二階部分には片桐はいりさんがガッチャマンの歌を歌ったカフェ・アァルト。
もちろんお茶してきましたよー、はい。
で、えーっとなんていうか・・・、こちらのコーヒーはあまりおいしくなく^^;
フィンランドのコーヒーはかなりレベルが高い中たまたまなのか、がっかりでした。

こちらはただ今白夜のシーズン。この時計はもちろん現地時間に合わせてあります。もう８時近くだというのに昼間のような明るさ。夜中になってくると多少日が翳ってきたかしら？なんて感じです。

ガイドブックに載っていたレストラン目指して歩きます、歩きます。やっと辿り着くも時間が遅かったらしくレストランはやっておらずBarのみの営業。
ヘルシンキのレストランは閉まるのが早いです・・。しかも夜遅い時間でも昼間のような明るさでおのぼり日本人はどうも時間の感覚が沸きません。
これを筆頭に今回の旅では食事どころはついてないことが多かったです。

こちらは駅前のCafeでありつきました。

ただ今ユーロは絶賛値上がり中！！
というか単に円が弱いだけ？！
この旅行中のレートは大体１７０円前後、このなんでもないビュッフェのご飯が二人分で27.7ユーロでしたので日本円にすると・・・、うきゃー。

二日目の朝。

荷物を引きずってヘルシンキ駅へ。
駅のコインロッカーにロシアでは用のない荷物を預け、シベリウス号に乗り込みます。

こちらはやっぱり駅の売店で買った朝ご飯。パンが固いかなぁ、コーヒーはおいしいです。

中央に見えるのが国際特急「シベリウス号」

おもしろいことにこの駅には改札がありません。駅の構内には入りたい放題です。またご多分にもれず発車ベルも鳴らずに定刻にはすべるように走り出します。

「シベリウス号」を引っぱる機関車。

シベリウス号の車内。新幹線より広い感じ、飛行機のエコノミーと比べちゃならんですが足元ゆったりで楽チンです。
主にサンクトペテルブルグへ観光に行こうかというフィンランドの方やヨーロッパの人が多いように思いました。

フィンランド側の国境の駅「バイニッカラ」
今回はじめて電車で国境を越えましたが断然飛行機よりいいと思いました！パスポートを係員が集めて入国管理管が席を廻って来てパスポートと本人の確認をしながら返してくれます。こちらは座ったまま待っていればいいんだから楽だなー、と思ってしまいました。
サンクトペテルブルグの空港は良い噂を聞かないので、時間があればヘルシンキからＶＲに乗ってロシア入りというのもお勧めです。

さてこの後、ロシアのビザを頼んだ旅行会社からのサンクトペテルブルグ滞在での注意事項（ｂｙ日本大使館）なる冊子を読んでかなーり、気分が盛り下がったわたし達、曰く。

1.駅などの混雑するところでは何人かに囲まれて金品を盗られることあり。
2.地下鉄ではスリに注意。
などなど、治安が良かったのは共産主義のころの話しのようで、若い人を中心に今は拝金主義が蔓延しているとか・・。

こちらは食堂車で買ってきてもらったお昼。見てくれはあまりよくないけど期待していなかったせいか、結構おいしかった。ほんとは食堂車にご飯を食べに行きたかったのですけど、荷物をおいて2人でご飯というのも・・・、ということで買って来てもらいました。

サンクトペテルブルグの「フィンランド駅」に到着です。さてここからが最初の試練、地下鉄に乗ってホテルのあるПлощадь Александра Невского駅まで行かなくてはなりません。シベリウス号から降りてきた観光客と地元民でごった返すПлощадь Ленина駅でジェトンを購入、スーツケースを引きずりながら、ホームに向かいます。サンクトペテルブルグの地下鉄は冷戦時に核シェルターとしても使うよう作られたものでほんとに深いところにあり、降りていくエスカレーターも半端なく長く、スピードも速いです。ホームまで降りるのに3分弱かかりました。

駅のホームには進行方向によって停まる駅がちゃんと書いてあるのでロシア語の字の形を頼りに電車に乗ります。
でかいスーツケース、どう見ても東洋人、しかも全く不案内な場所なので思いっきり挙動不審^^;もうバリバリ観光客ですね。こらちも回りの人全てがスリに見えます状態でビビリまくり！次は右？左？どっちに行けばいいの？みたいな感じでほんとに緊張しました。

やっと辿り着いたモスクワホテル、とりあえず順調に来たと思うけど、精神的に疲れました^^;

これから３泊するお部屋です。あはっ、なんか枕もとにさりげなーく扇風機がおいてあったりして・・・^^;
案の定空調というものはなく、すごーく暑いというシーズンでもなかったので我慢できましたが・・・。そしてまた後で気がついたのですけど浴室の換気扇がつかない。お金を入れないとセーフティボックスが使えない、おまけに窓に網戸もないー。
はぁ、これでこの旅行中二番目に高いホテルです。ほんとは観光に便利なネフスキー通りのホテルが良かったのですが、この時期サンクトペテルブルグはトップシーズン！どのホテルもびっくりするぐらいバカ高いお値段(T_T)とにかくすぐそばが地下鉄の駅ということでこちらに決めたのでした。そしてこの夜驚愕の事実がまたひとつ・・。

地下鉄に乗ってネフスキー大通りにやって参りました。エルミタージュ美術館です。今日は時間がないので明日一日とって見学する予定。
美術館に近づくにつれてなんだかお巡りさんをやたら見かけるようになりました。交差点の角々に一人また一人。
そして

宮殿前広場をぐるりと囲んだ警官の数にびっくり！
これは何の騒ぎ？？

と写真の真中にステージが見えると思いますが、どうやら外タレさんのコンサートの警備のようです。しかも大御所エルトン・ジョン！テロ対策なんだろうなぁ、それにしてもサンクトペテルブルグはおろか近郊のお巡りさんが全部ここにいるんじゃないかしら？！

カザン大聖堂。

ネフスキー大通りをウロウロしているとなんだか気分が悪くなってきました。
とにかく空気が悪いのです。どうやら車の排気ガスのせいらしく、とにかく埃っぽいのと排ガスの匂いでよれよれです。
ということでＣａｆｅで一休み。

ひと休みしたCafeで見た目のおもしろさに思わず注文したペリメニというロシア風水餃子？サワークリームのようなソースをかけて頂きます。中身はラムでした。けっこうボリュームあり。

ちなみにネフスキー大通り沿いにあるCafeやレストランは大抵英語のメニューがあり、店員さんの中には一人は英語の喋れる人がいます。

スパース・ナ・クラヴィ大聖堂。こちらに着いたのはもう午後７時近く、でもまだ入場できるようで、外のチケット売場には人が並んでいます。せっかくだからと売場でチケットを買おうとしますが、なぜだか売ってくれません。身ぶりで向こう(大聖堂の入口)へ行けと言っているよう。？？？でしたが、とにかく扉を開けて中へ入るとそこには受付があり、しかもちゃんと英語のできる人がいて2人分のチケットとカメラ1台分のお金を払いました。

どうやら外のチケット売り場はロシア人、中で外国人と売り場を分けているようです。単に言葉対策なのか？料金をぼったくるためなのか？チェックし損ないましたが、サンクトペテルブルグでは料金に外国人料金というのを設定しているところが多いようです。

とにかくここは一人３００ルーブル、カメラは５０ルーブルでした。カメラには分かりやすく小さなシールをつけてくれます。

中は薄暗く、教会らしい雰囲気です。写真はかなり明るめに写っています。壁・天井一面のモザイク画がとても見事でした。

聖堂の前の広場には観光用の馬車が何台か停まっていました。

カメラ目線の馬車馬くん(^^)

歩きつかれて食事どころを探すのも億劫になってしまい。ホテルに戻ってそのままレストランへ。

このホテルは本当に大きいホテルで、主にロシア国内からの観光客が多いよう。バイキング形式の食事も普通に地元の料理が並んでいる感じです。

そしてその夜・・・。
ちょっとわかりにくいですが、驚愕の事実です。
水が赤茶けています〜(笑)
噂には聞いていたけど、やっぱりほんとなのね。
水道管が錆びていてこんなお水になるらしいです。もちろん鼻を近づけると金臭い匂いがぷーんと^^;ロシアでは生水は口にしないと決めていましたが、こうなると歯みがきはおろか顔を洗う水まで考えてしまいますね、うむむ。

この旅行記へのコメント （2）

• すずかさん 2007/08/11 00:23:38

  あはは、ぱる姉っぽいっす

  ぱる姉、こんばんは。
  今日引越しのすずかです。
  
  欧州の旅のスタート見せていただきましたわ〜。
  いやいやいや。
  ぱる姉っぽいっす。ナイスです。期待してたとおりっす。
  
  今回は雨降らなかったんですね・・
  
  サンクトペテルブルグはあまりおきにめさなかったんですね。
  私らはめっちゃ気に入ってるんすよ〜。
  ででで、モスクワホテルってあのモスクワホテル？
  ひょっとして有名人の墓が近い？！
  名前だけだと、われらも同じホテルに泊まりましたよん。
  タオルとかボロで「これ従業員の自宅のものやんけ」
  と思う柄の違うタオルが二枚あったり。
  それはそれで、なんだか笑えた記憶があるんすが、同じかしら？
  
  Ｓｔ．ペテルブルグだと「ホテルヨーロッパ」とかありますよね♪
  あそこだったら、Ｓｔ，ペテルブルグの印象若干変わったかも〜。
  
  続きも楽しみにしとりますよん。
  記憶がなくならない間に工事終了期待しております！
  
  では、またお邪魔しま〜す。
  
  すずか

  ぱるさん からの返信 2007/08/11 12:42:32

  RE: あはは、ぱる姉っぽいっす

  こんにちはー、すずかさん♪
  
  >今日引越しのすずかです。
  
  あやー、激務の中お越しいただいてありがとうございます〜。
  今ごろは真っ最中ですよね。
  この暑い中大変！ちゃんと水分とって体調には気をつけてね(^^)
  
  >ぱる姉っぽいっす。ナイスです。期待してたとおりっす。
  
  ん、どう期待されているのかわからんけど(笑)
  相変わらずネタは尽きない(^-^;
  
  >今回は雨降らなかったんですね・・
  
  雨ですか？どうだったかなー゜+。：.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.：。+゜
  
  >サンクトペテルブルグはあまりおきにめさなかったんですね。
  >私らはめっちゃ気に入ってるんすよ〜。
  
  気に入らなかったというより、大変だった？！
  いいところなんだけど・・・、
  排気ガスが凄い、治安が悪いと脅されまくり、ロシア叔母さんと戦うのは疲れる、行列行列、外国人には不親切な町（まあ歴史的に仕方ない気がするけど）、案外物価が高い、などなど。
  今回一緒に行ったのがヘルシンキだったでしょ、もーあまりに正反対で、ここはツアーで行くところよね、みたいな感想でした。
  
  >ででで、モスクワホテルってあのモスクワホテル？
  >ひょっとして有名人の墓が近い？！
  
  そうそう！
  えーっすずかさんもあそこだったの(笑)
  タオルは普通だったよ〜。
  ほんとソ連時代の名残のようなホテルだよね。
  これでこの値段は悲しかったわ〜。
  
  >Ｓｔ．ペテルブルグだと「ホテルヨーロッパ」とかありますよね♪
  >あそこだったら、Ｓｔ，ペテルブルグの印象若干変わったかも〜。
  
  次回はトップシーズンじゃない時期にしますー。
  いや次回があればね(笑)
  
  >続きも楽しみにしとりますよん。
  >記憶がなくならない間に工事終了期待しております！
  
  はい頑張ります！
  記憶が欠落したところは補助脳が活躍するでしょう。
  
  ではではお引越し頑張ってねー(o^∇^o)ノ
  
  ぱる