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関東一の祇園、熊谷うちわ祭に行きました。<br />熊谷は、関東でも暑いといわれる場所ですが、ここの夏祭りでは「うちわ」が配られます。<br />このお祭りは、京都・八坂神社の祇園祭と関係があり、江戸時代の寛延3年(1750)に始まったとの記録があるそうです。<br />商店では、お祭りの日に買物客に赤飯をふるまっていたそうですが、この手数のかかる赤飯のかわりに、料亭の主人が渋うちわを客にふるまったところ評判になり、各商店でも赤飯の代わりにうちわを出したことから、うちわ祭と言われる様になったそうです。

熊谷うちわ祭

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2007/07/21 - 2007/07/21

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morino296

morino296さん

関東一の祇園、熊谷うちわ祭に行きました。
熊谷は、関東でも暑いといわれる場所ですが、ここの夏祭りでは「うちわ」が配られます。
このお祭りは、京都・八坂神社の祇園祭と関係があり、江戸時代の寛延3年(1750)に始まったとの記録があるそうです。
商店では、お祭りの日に買物客に赤飯をふるまっていたそうですが、この手数のかかる赤飯のかわりに、料亭の主人が渋うちわを客にふるまったところ評判になり、各商店でも赤飯の代わりにうちわを出したことから、うちわ祭と言われる様になったそうです。

  • 熊谷駅前にある熊谷次郎直実の銅像<br />平安時代から鎌倉時代にかけて、熊谷地方の武士は「武蔵武士」としてめざましい活躍をしたましたが、その中でも熊谷次郎直実は、一の谷の合戦(源平合戦)で平敦盛を討ち取ったことで有名です。<br />

    熊谷駅前にある熊谷次郎直実の銅像
    平安時代から鎌倉時代にかけて、熊谷地方の武士は「武蔵武士」としてめざましい活躍をしたましたが、その中でも熊谷次郎直実は、一の谷の合戦(源平合戦)で平敦盛を討ち取ったことで有名です。

  • 行宮(八坂神社の出張所)が街の真ん中に置かれています。<br />皆さんは、ここに参拝されます。

    行宮(八坂神社の出張所)が街の真ん中に置かれています。
    皆さんは、ここに参拝されます。

  • 土用の丑ではありませんが、お昼に鰻をいただきました。<br />このお店は、店内に鰻の籠が置いてあり、注文を受けてから鰻を裂き始めます。<br />うな重 川(きも吸、おしんこ付)1627円、ふっくらと柔らかい鰻でした。

    土用の丑ではありませんが、お昼に鰻をいただきました。
    このお店は、店内に鰻の籠が置いてあり、注文を受けてから鰻を裂き始めます。
    うな重 川(きも吸、おしんこ付)1627円、ふっくらと柔らかい鰻でした。

  • うなぎ川菊さん

    うなぎ川菊さん

  • 幼稚園や保育園の園児たちが作った可愛いうちわが飾られていました。(八木橋デパート)

    幼稚園や保育園の園児たちが作った可愛いうちわが飾られていました。(八木橋デパート)

  • 13時、巡行祭がスタート。<br />交通規制で歩行者天国となった国道17号線を年番町を先頭に12台の山車・屋台が進みます。

    13時、巡行祭がスタート。
    交通規制で歩行者天国となった国道17号線を年番町を先頭に12台の山車・屋台が進みます。

  • 12台が揃い、鉦と太鼓の叩合いが行われます。<br />

    12台が揃い、鉦と太鼓の叩合いが行われます。

  • 熊谷の山車・屋台は、大きな鉦をぶら下げて叩きます。<br />これだけ大きな鉦を使っているのは他では見たことがありません。

    熊谷の山車・屋台は、大きな鉦をぶら下げて叩きます。
    これだけ大きな鉦を使っているのは他では見たことがありません。

  • 12台の叩合いが続きます。

    12台の叩合いが続きます。

  • (年番)第壱本町区<br />明治31年製作、人形は神武天皇<br />高さ4.8m

    (年番)第壱本町区
    明治31年製作、人形は神武天皇
    高さ4.8m

  • 第二本町区<br />天保年間の製作、人形は天手力男命<br />高さ4.85m<br />この山車は長く江戸天下祭に参加していましたが、明治二十四年、東京神田の紺屋さんが所有していたものを、熊谷市中家堂の二代目主人中村藤吉を中心とした数名が世話人となり購入したそうです。<br />

    第二本町区
    天保年間の製作、人形は天手力男命
    高さ4.85m
    この山車は長く江戸天下祭に参加していましたが、明治二十四年、東京神田の紺屋さんが所有していたものを、熊谷市中家堂の二代目主人中村藤吉を中心とした数名が世話人となり購入したそうです。

  • 筑波区<br />昭和36年製作、人形は日本武尊<br />高さ4.75m<br />初代の山車は明治35年、鴻巣より購入。<br />大正5年に2代目山車を製作、現在は3代目の山車だそうです。<br />

    筑波区
    昭和36年製作、人形は日本武尊
    高さ4.75m
    初代の山車は明治35年、鴻巣より購入。
    大正5年に2代目山車を製作、現在は3代目の山車だそうです。

  • 銀座区<br />平成6年製作<br />人形は熊谷次郎直実公<br />高さ4.95m<br /><br />大正13年に製作された屋台を使用していましたが、老朽化朽化に伴い、平成6年に現在の山車を新調。<br />この山車は、同年、平安建都 千二百年記念「全国祇園祭山笠巡行」に招聘され、更に平成17年、江戸開府四百年記念で復活された「江戸天下祭」にも招聘されました。

    銀座区
    平成6年製作
    人形は熊谷次郎直実公
    高さ4.95m

    大正13年に製作された屋台を使用していましたが、老朽化朽化に伴い、平成6年に現在の山車を新調。
    この山車は、同年、平安建都 千二百年記念「全国祇園祭山笠巡行」に招聘され、更に平成17年、江戸開府四百年記念で復活された「江戸天下祭」にも招聘されました。

  • 彌生町区<br />大正13年製作の屋台<br />高さ4.82m<br />

    彌生町区
    大正13年製作の屋台
    高さ4.82m

  • 荒川区<br />昭和22年製作の屋台<br />高さ4.65m

    荒川区
    昭和22年製作の屋台
    高さ4.65m

  • 伊勢町区<br />昭和54年製作の屋台<br />高さ4.4m<br /><br />昭和10年製作の初代屋台は櫻町に寄贈。

    伊勢町区
    昭和54年製作の屋台
    高さ4.4m

    昭和10年製作の初代屋台は櫻町に寄贈。

  • 鎌倉区<br />昭和28年製作の屋台<br />高さ4.7m<br /><br />明治29年製作の山車(人形は素盞嗚尊)は、市中電線化に伴い、明治42年越生町の黒岩町に譲られたそうです。<br />その後(大正期)、屋台が製作されましたが、太平洋戦争にて焼失。現在の屋台は二代目。<br />

    鎌倉区
    昭和28年製作の屋台
    高さ4.7m

    明治29年製作の山車(人形は素盞嗚尊)は、市中電線化に伴い、明治42年越生町の黒岩町に譲られたそうです。
    その後(大正期)、屋台が製作されましたが、太平洋戦争にて焼失。現在の屋台は二代目。

  • 仲町区<br />昭和56年製作の山車、高さ4.7m<br />人形は素戔嗚尊<br /><br />初代の花屋台は妻沼町(当時)に譲渡。<br />昭和三十年に新しく一層の山車を製作。昭和56年に鉾を加え、二層式の山車として完成。

    仲町区
    昭和56年製作の山車、高さ4.7m
    人形は素戔嗚尊

    初代の花屋台は妻沼町(当時)に譲渡。
    昭和三十年に新しく一層の山車を製作。昭和56年に鉾を加え、二層式の山車として完成。

  • 櫻町区<br />平成6年製作の屋台、高さ4.6m<br /><br />昭和五十四年に伊勢町区から譲り受けた屋台で参加。平成6年に現在の屋台を新調。<br /><br />

    櫻町区
    平成6年製作の屋台、高さ4.6m

    昭和五十四年に伊勢町区から譲り受けた屋台で参加。平成6年に現在の屋台を新調。

  • 本石町区<br />昭和12年製作の屋台、高さ4.95m<br />市内最大・最重量を誇り、彫り物は唐獅子牡丹を基調とした屋台。<br />

    本石町区
    昭和12年製作の屋台、高さ4.95m
    市内最大・最重量を誇り、彫り物は唐獅子牡丹を基調とした屋台。

  • 石原区<br />昭和12年製作の屋台、高さ4.95m<br /><br />12台の山車・屋台が国道17号線を巡行。<br />行宮(お仮屋)でお祓いと幣束を頂き、巡行祭がおわります。<br /><br />うちわ祭は、<br />20日渡御祭<br />21日巡行祭<br />22日行宮祭、年番送り、還御祭<br />と行われます。<br /><br />22日の20時頃から、国道17号の各所で曳合せ叩合いが行われ、その後、お祭り広場に全町の山車・屋台が集まり、お囃子が響きわたり、お祭りはクライマックスになるのだそうです。<br /><br /><br /><br />

    石原区
    昭和12年製作の屋台、高さ4.95m

    12台の山車・屋台が国道17号線を巡行。
    行宮(お仮屋)でお祓いと幣束を頂き、巡行祭がおわります。

    うちわ祭は、
    20日渡御祭
    21日巡行祭
    22日行宮祭、年番送り、還御祭
    と行われます。

    22日の20時頃から、国道17号の各所で曳合せ叩合いが行われ、その後、お祭り広場に全町の山車・屋台が集まり、お囃子が響きわたり、お祭りはクライマックスになるのだそうです。



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この旅行記へのコメント (4)

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  • ralphinさん 2007/07/29 17:07:23
    こんにちは!
    うちわ祭りと聞いて、大きなうちわが出てくるのかと思えば違うんですね!
    てっきり、大きなうちわを扇ぎながらというイメージでした。
    お客さんに配られるものだったんですね。
    でもお神輿の高さはありますね!
    で、結構歩かれたのでしょう…?
    祭りの熱気と、暑さとで疲れたんじゃないですか?
    お祭りはなかなか行く機会がありませんが、
    サンバカーニバルは見に行こうかと思ってます。
    夏は、お祭りと花火の季節ですね!
    ralphin

    morino296

    morino296さん からの返信 2007/07/29 18:22:31
    RE: こんにちは!
    ralphinさん

    こんにちは!
    書き込み&投票、有難うございます。

    「熊谷うちわ祭」と言われても、どんなお祭りか分からないですよね。
    ralphinさんが想像されたように、大きなうちわを振り回すように思いますね。

    今回は、翌日に大阪出張へ出掛けるために、あまり無理をせずに早めに切り上げました。いつもだと、夜まで頑張っているのですが・・・。

    翌日の京都も蒸し暑くて、3時間ほどで切り上げました。
    土日連続で遊んでいると、1週間きつくなりますからね。

    ralphinさん、浅草サンバカーニバルへ行かれるのですか?
    私も2回行きましたが、いい場所を確保するのが大変で、
    じっとしているのも辛いものがありますね。

    ralphinさんの次のお出掛けの予定はどちらですか?
    暑いので気をつけてくださいね。

    morino296
  • CANさん 2007/07/28 09:58:50
    うちわがかわいい!
    おはようございます!CANです。
    関東にこんなお祭りがあるなんて・・・知りませんでした。
    これからmorino296さんが好きなお祭りシーズンですね。
    朝顔のウチワが涼しげでかわいいですね。
    鰻もとっても美味しそう!!炭火で焼いた鰻って
    中は柔らかく外は香ばしい焦げ具合がたまらないですよね。
    じゅる〜。今日の夜は鰻を食べてから両国の花火を見よう!!
    と決めた私です。

    morino296

    morino296さん からの返信 2007/07/28 20:49:33
    RE: うちわがかわいい!
    CANさん

    今晩は!
    書き込み有難うございます。
    鰻は召し上がりましたか?
    両国の花火、きっと凄い人でしょうね。

    私は、先ほど、京都から帰ってきましたが、
    今日の京都も蒸し暑かったです。
    また、鰻を食べて、歩き回ってきました。
    (ほとんど市バス利用ですが)
    これから写真を整理して、旅行記をUPしますので、
    またご覧いただけると嬉しいです。

    熊谷は、関東屈指の暑さですが、
    首都圏の熱が風に乗って熊谷に行くんだそうですよ。
    8月に入ると八王子まつりでも人形山車が曳かれます。

                          塚原

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