2006/12/30 - 2007/01/30
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kuropisoさん
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マリ6からの続き。
ここはトンブクトゥへのフェリー乗り場。
〜〜〜〜
写真はフェリーを待つ、トゥアレグ族の若者達。
彼らはマリの民族の中でも、特に写真を嫌う人達が多い。
違うものを撮っていても、カメラの方向にいると、顔を隠す。
盗み撮りは趣味ではないが、かっこいいので思わず。。。
〜〜〜〜
さて、30分でフェリーが来ますと聞いた私。
私の勘違いでなければもう1時間は待っている。。
ニジェール河は雄大に流れている。
その対岸にフェリーらしき物は見えない。
添チャンはどこに着くの?質問に対岸ですよ。という。
だが、対岸に見えるのは草むら。フェリーらしきものはいないし、降り場のようなものも見えない。
タバスキだからフェリーもはじけているのか??
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 航空会社
- ロイヤルエアーモロッコ
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-
トゥアレグ族の青年。
向かいに座るのは彼の彼女でしょうか。
砂漠の民の鋭い眼光の中、ふとした瞬間に優しさが見える。
ターバンはの色は青、青の民とも呼ばれる。
ただ、それも時代ともに変化した。
彼の場合は紫色。今は色の種類も増えたとのこと。
色によって地位が違うとの話もあるが、正確なところは分からない。
これまた、隠し撮りなのである。
先に述べたが基本的に彼らは写真撮影されることを嫌う。隠し撮りがばれたら。。。
他の民族の人や、子供達と違ってプライドが高いので、チップだの、ボンボン(あめ玉)で。。が通用しません。
下手をすると彼らのもっている大切な刀で、滅多切りにされてしまうかも知れません。実際に殺されるってことは無いのでしょうが、トラブルになることは充分考えられます。実際に欧州からのツーリストが撮ろうとして言い合いになってました。
自己責任で。。 -
「パトラッシュ、疲れたろう。僕も疲れたんだ…。なんだかとても眠いんだ。。。」
−−−−−
パトラッシュというより、ユキちゃんというべきか?
タバスキ当日、早朝のお祈りのあと、羊の喉を切り、そのまま解体します。
その辺りの路上でバンバンやります。
その場で焼き焼きしてくれて、旅行者である私達にも振舞ってくれました。
ただ、既に1時間は待っています。。 -
ふと河を見ると、子供が船で出航します。
この船に車を載せることは出来ないので、見送るのみ。
漁を行うのか、それとも漕ぐ練習か、単なる遊びか。。
何歳くらいでしょうか?
いずれにせよ、この位の歳の子供でも、家族にとっては貴重な労働力なんです。 -
フェリー乗り場を回って、反対側へ。
そこで別の子供を乗せました。
ただ、遊んでいるだけのようでした。
確かに豊かではないかもしれませんが、
笑顔見ると幸せな暮らしなのでしょう。
ただ、私達は2時間弱、待っています。。 -
写真:フェリー乗り場の雰囲気です。
観光客が訪れると直ぐに子供が群がります。
カドォ〜(お土産)ちょうだ〜い。
ボンボン(あめ玉)ちょうだ〜い。
お金ちょうだ〜い。
あめ玉あげるからフェリー呼んでちょうだ〜い。
私達は2時間くらい待ってます。。
あ、暑い。。。 -
彼女、何歳くらいでしょう?
ボンボンで写真を撮らさせて貰います。
背負っていた弟を降ろしてハイ、ポ〜ズ。
お母さんの影響か?
既にファッションセンスを磨きつつある〜。 -
はい、もう一丁〜。
「お!?
な、なに!もうキメのポーズ持ってるの〜!?」
末恐ろしいです。
ただ、私達はもう2時間以上待ってますが。。 -
「わたくしも撮って頂けるかしら?。オホホホ。」
というような感じですが、
実際は「私もフォト〜!!」
彼女のお姉さんのようです。
ただ、私達はもう2時間半近く待ってます。 -
「俺も〜!!私も〜〜!!」
あぁ〜収集がつかなくなってきました。。
私の持参したPiviの効果は絶大です。
右から二人目の彼女の持っている写真がそれ。
デジカメ写真をその場でプリントアウト。
合コン必須アイテムとの触れ込みですが、
さすがに合コンという年齢でないので。。。
旅先で写真を撮り、送るよ!と言ったはいいが、
ずるずると延びる私には、嘘をつかずに済むスーパーアイテムです。
ただ、人前でプリントアウトすると、「俺もとってくれぇ〜」となるので、隠れて出力するようにしてます。
それはそうと私達はもう3時間近く待っています。 -
もうすぐ3時間経過しそうです。。
みんな暑さもある為、イライラがつのります。
ちょっと〜添ちゃ〜ん。何が1時間よぉ〜〜。
そんな声があがります。
そのとき!
河の彼方、こちらに向かってくるものが見えます。
フェリーのようです。
添ちゃんの言ってた対岸。それとは全く違う方向から
鉄の塊のが向かってきます。添ちゃんは言い訳をします。恐らく水量が多いから違う場所から。。。
船の様には見えませんが、これがフェリーです。
ガ、ガ、ガ〜ン。
着岸しました。車の昇降のための桁が船の前方にせり出しています。
操舵する場所はまるで艦橋で、へんてこな航空母艦のようです。
フェリーというと一等、二等と席が違っててと思いますが、
「おおぉ〜!」想像を超えることが起こる。
やはりマリです。
乗ってきた乗客、車両が降りてきます。
車両はバックで降りてきます。
桁は二本に別れ、真ん中が開いているのでドライバーは大変そうです。 -
こちらに渡ってきた客は全て降り、私達の乗込む番です。
ちょっとその前に記念写真。
添:「早く乗って下さ〜い。遅れてますので〜。」
・・・
私:(イラッ)「おいおい、遅れてるのは私のせいではないし、まだ沢山乗込む車が並んでる。写真くらいいいだろぅ」(心の声)
確かに取り戻したと思った時間は既に使い果たし、
今日も「押せ押せ押せ」。
お日様が既に傾いているが、今日、
トンブクトゥのモスク、
探検家の家、
博物館、
市場の見学。。。
そしてラクダに乗ってトゥアレグの人の住居を訪れるらしい。
それは昼食をとった後に。。。
不可能だと誰もが思った。 -
「へいへい。。」と添ちゃんに従い乗込みます。
これが甲板?の上。
人も羊も一緒に仲良く乗ります。
ポロポロッ。。。。
「あ、こら、ウ○チ、しちゃだめでしょ!!」
この狭いところに車をバックでのせます。
それもこの幅に2台並べます。
全部で10台位乗せます。
10台。。。
待っている車は10台以上いますが、
彼らはさらに3時間とか待つのであろうか? -
ガロロロロ。
けたたましいエンジン音とともに船は就航しました。
押せ押せ押せになってますが、フェリーはスピードを速めることは出来ません。
のんびりとニジェール川の流れを眺めます。
船の形をしているならいざ知らず、四角い鉄の塊のようなこの船。
救命胴衣などあるはずもなく、沈んだら助からないだろうな。。
(途中、沈んだであろう同じ型の船が放置されてました)
河岸には幾つかの村があり、人々が漁を行うなどの生活を営んでいます。 -
1時間程度、乗ったでしょうか。
フェリーはトンブクトゥへの船着場に到着しました。
ガ、ガガ〜ン。。
例によって、桁が地面に突き刺さります。
フェリーの中では車に乗ることが出来ないので、
みんな歩いて降ります。
な、長かった。。本当に長かった。。
トンブクトゥはもうすぐなのであろう。
あと、少しでサハラ交易で栄華を築いた黄金の街、
トンブクトゥなのである。
その後、世界遺産に登録されたその街は砂漠に埋もれる危機に・・・
添:「はい、Kuropisoさ〜ん、早く車に乗って下さ〜い。遅れてますので〜!」
私:(イラッ)
感動の時間も与えてもらえないのであった。
マリ8に続く
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