岡城１「冬の高千穂・神話の旅　その２１」

2007/01/02 - 2007/01/05

　１月４日、朝８時３０分。
　高千穂のホテル四季見を出発した私たちは国道３２５号から県道８号線を通り大分竹田市へと入りました。
　竹田名物の石橋を越え！
　たどり着きました難攻不落の要塞、岡城址！


　挫折禁止（松村博司の貧乏旅日記）
「冬の高千穂・神話の旅」
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エリア 竹田(大分)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車

　てな訳で岡城の駐車場に到着です。
　思ったよりかなり広々。
　おみやげ屋さんやレストランもあります。
　時間はすでに１０時。岡城は結構広いので帰りはここで食事をすることにしましょう。

　すでにちらちらと見え始めています、石垣が。

　早速いってみましょう。

　いつか来てみたいとずっと思っていた城址です。

　やっと念願かないました。

　歴宝館なるものがあったのですがなぜか閉まっています。
　時間は朝の１月４日だから正月休みって事はないし、時間は１０時半なので朝早いって事もないはず。

　つぶれた？

　岡城といえば荒城の月、荒城の月といえば滝廉太郎。

　さあ、見えてきましたよ〜。

　岡城といえば私の中では映画「なごり雪」ですかね。

　映画の内容はさっぱり覚えていませんが、このお城だけは強烈に印象が残っています。

　実はこの後、私たちは臼杵に行くのですがこの映画の舞台だったなんてさっぱり知りませんでした・・・

　本当に岡城のことしか覚えていない私なのね、今度見直してみます＾＾；

　この辺りはかまぼこ型の石垣が特徴ですね。

　和気・閑谷学校を思い出します。

　いや、しかしこれだけで結構しびれますね。

　大手門跡です。

　一時期は張りぼてで復元されていたそうですが、

　今は何も無しです；；

　大手門をくぐった最初の感想。

　広々していますね。写真は古大手門跡。

　さて、どんどん進んでいきましょう。

　時間はすでに１０時半を過ぎています。

　ペースを上げていきましょう！

　がこの岡城、あまりに素晴らしくなかなかペースが上がりません＾＾；

　実は山城としてはかなり規模が大きいような気がするのですが？

　昔やったＲＰＧの廃御殿入り口って感じです。

　発掘調査も至る所でやっているようです。今日は人っ子一人いませんでしたが・・・

　この階段がまた近くで見ると綺麗なんです。

　遠くに石垣群が見えるのわかります？

　深い深い谷を挟んで西丸御殿跡が見えます。

　この深い谷がこの城を難攻不落と言わしめてる一つの理由にです。

　写真ではわかりづらいですがめっちゃ深いです。

　断崖絶壁にこれまた絶壁の石垣。

　まじすごいっす！

　私もトド君もこの旅最高潮になるくらいの興奮を覚えつつ、本丸へと向かいます。

　せっかくなので軽く岡城のお勉強ｗ

　このお城、別名臥牛城とも呼ばれ、分類は平山城になるそうです。

　てっきり山城に分類されているのかと思いましたが、初めて知りました＾＾；

　伝承では１１８５年、緒方三郎惟栄が源義経を迎えるために築城したとのこと。

　しかし義経が西国支配の宣旨が下され海路にて西国を目指したとき、惟栄は京にいたとの逸話もあり、ただの伝説である可能性が強いそうです。

　まあ、惟栄自らが城を造ったわけではないでしょうから、その辺り定かではありませんが・・・

　結局、義経達一行は嵐に遭い手勢のほとんどを失い吉野に逃げ込みその後の話になるわけで、

　惟栄も頼朝により群馬に流されたとのことで（岡城築城に激怒したとの話もあります）どちらにしても義経が岡城に入城することはありませんでした。

　ちなみにこの断崖絶壁は地獄谷と名前が付いています。

　そして本丸跡。

　左から久住山、大船山、黒岳と１０００メータ級の山々が遠くに見えています。

　晴れっていいな〜。

　そして、きっと来る〜ってなかんじで井戸ｗ

　空井戸という名の通り、空井戸ですｗ　井戸の途中、横穴があり観音像らしきものが安置されているとのこと。

　本丸跡に登ってみましょう。

　そうそう、岡城の歴史のつづきでしたねｗ

　１３６９年以降、志賀氏の居城となりますが１５８６年には若干１８歳の志賀親善の元、

　１０００人というわずかな兵で３万７００の島津軍を撃退しました。

　難攻不落の城と呼ばれる由縁です。

　その防衛戦の功績により、豊臣秀吉から感謝状をいただいたそうです。

　１５９４年に中川秀茂が三木城より入封。

　その後改装を繰り返し現在の形になったそうです。

　１８７４年、入札払い下げによって建物はすべて取り壊されたそうで、

　その後、昭和に入ってから国指定史跡となり整備されて現在に至るそうですが、

　それまではかなり荒れ果てた状態になっていたそうです。

　幼少時代、ここを遊び場にしていた滝廉太郎はこの荒れ果てた岡城址をイメージして荒城の月を作曲したといわれています。

　思ったより広いぜ岡城！

　岡城だけで３００枚以上の写真を撮ったのはここだけの秘密＾＾；

　てな訳でつづく・・・