奈良旅行記(ブログ) 一覧に戻る
大学の研究旅行で、<br />2週間、奈良・京都に滞在しました。<br /><br />古寺を美術的な観点で回るスケジュール。<br /><br />今まで仏教とあまり縁無く暮らしてきて、<br />寺巡りを楽しめるのか不安だったけど、<br /><br />写真で見るのと実際行くのは大違いで<br /><br />寺に行くまでの道のりの困難さや、季節、天候、<br />心を静める合掌を行う前と後でも<br />寺の見え方は変わってきます。<br /><br />目に見える世界は<br />精神と響きあって変化している、ということを<br />実感させられる 古寺巡礼となりました。<br /><br /><br /><br />仏像巡りの奈良1週間のうち<br />奈良公園から遠めの地域を回った3日間の記録です。<br /><br />■室生寺、大野寺、長谷寺、聖林寺、<br />■今井町、吉村邸<br />■法隆寺、中宮寺、法輪寺、慈光院<br /><br /><br />参考にした本<br /><br />『古寺巡礼』著・和辻哲郎  岩波文庫<br />大正七年の五月に二十代の和辻さんが書いた旅行記。<br />奈良から帰ってきて再読すると、表現の的確さに圧倒されます。<br /><br />『にっぽんの旅 奈良 大和路』 昭文社<br />ここに載っている吉野と斑鳩以外の場所には<br />今回の研究旅行でだいたい回れました。<br />旅行本のなかでは寺の歴史・背景が詳しく書かれている本です。<br />

奈良の古美術 [ 1 ] - 古寺巡礼 -

3いいね!

2007/06/06 - 2007/06/12

11411位(同エリア15055件中)

0

49

yuri

yuriさん

大学の研究旅行で、
2週間、奈良・京都に滞在しました。

古寺を美術的な観点で回るスケジュール。

今まで仏教とあまり縁無く暮らしてきて、
寺巡りを楽しめるのか不安だったけど、

写真で見るのと実際行くのは大違いで

寺に行くまでの道のりの困難さや、季節、天候、
心を静める合掌を行う前と後でも
寺の見え方は変わってきます。

目に見える世界は
精神と響きあって変化している、ということを
実感させられる 古寺巡礼となりました。



仏像巡りの奈良1週間のうち
奈良公園から遠めの地域を回った3日間の記録です。

■室生寺、大野寺、長谷寺、聖林寺、
■今井町、吉村邸
■法隆寺、中宮寺、法輪寺、慈光院


参考にした本

『古寺巡礼』著・和辻哲郎  岩波文庫
大正七年の五月に二十代の和辻さんが書いた旅行記。
奈良から帰ってきて再読すると、表現の的確さに圧倒されます。

『にっぽんの旅 奈良 大和路』 昭文社
ここに載っている吉野と斑鳩以外の場所には
今回の研究旅行でだいたい回れました。
旅行本のなかでは寺の歴史・背景が詳しく書かれている本です。

  • まだ眠い、<br />大学の施設での朝食。<br /><br />これからバスに乗って<br />引率、学生含めて約25人での集団行動の一日が始まります。

    まだ眠い、
    大学の施設での朝食。

    これからバスに乗って
    引率、学生含めて約25人での集団行動の一日が始まります。

  • バスに揺られて<br />一番初めに訪ねたのは、<br />山懐に立つ室生寺です。<br /><br />石段を<br />足元ばかり見ながら登ってゆくと<br />急に視界が開けてお堂が見える、という仕組みで<br />作られています。<br /><br /><br />

    バスに揺られて
    一番初めに訪ねたのは、
    山懐に立つ室生寺です。

    石段を
    足元ばかり見ながら登ってゆくと
    急に視界が開けてお堂が見える、という仕組みで
    作られています。


  • 山の中に<br />お堂や塔が転々とあって、<br />それをまとめて室生寺と呼んでいます。<br /><br />

    山の中に
    お堂や塔が転々とあって、
    それをまとめて室生寺と呼んでいます。

  • 岩の陰に、<br />お供え物や積み石がたくさんある場所がありました。<br />写真は、そこにぶら下がっていた飾りです。<br /><br /><br />室生寺では、<br />金堂内で如来像と菩薩像がたくさん並んでいるのと<br />対面し、<br />鐘の音が空気に溶けるまでの合掌は<br />異世界に居るかのように、<br />とても静かな時間でした。

    岩の陰に、
    お供え物や積み石がたくさんある場所がありました。
    写真は、そこにぶら下がっていた飾りです。


    室生寺では、
    金堂内で如来像と菩薩像がたくさん並んでいるのと
    対面し、
    鐘の音が空気に溶けるまでの合掌は
    異世界に居るかのように、
    とても静かな時間でした。

  • 古い国宝よりも、人間味を感させる 積み石。

    古い国宝よりも、人間味を感させる 積み石。

  • 国宝の五重塔。<br /><br />野外に建つ五重塔のなかで最小、<br />その理由は、山に建っているので<br />雷に打たれないようにするためだそう。<br /><br />平安時代初期に作られた、<br />室生山で最古の建物ですが、<br />7年前に修復されたばかり。色鮮やか。<br /><br />古くない。

    国宝の五重塔。

    野外に建つ五重塔のなかで最小、
    その理由は、山に建っているので
    雷に打たれないようにするためだそう。

    平安時代初期に作られた、
    室生山で最古の建物ですが、
    7年前に修復されたばかり。色鮮やか。

    古くない。

  • 五重塔から上は、<br />さらに険しい階段です。<br /><br />神様の居る場所は、<br />登る前は見えない<br />高い位置につくる、<br />と本で読んだことを思い出しつつ、<br /><br />登ってみました。

    五重塔から上は、
    さらに険しい階段です。

    神様の居る場所は、
    登る前は見えない
    高い位置につくる、
    と本で読んだことを思い出しつつ、

    登ってみました。

  • ひたすら石段を登ったら<br />お堂があって<br />景色もまあまあで<br /><br />でも一番気になったのは<br />手水所の柱の上にいた獅子の木彫りの、<br />手がかわいいこと。

    ひたすら石段を登ったら
    お堂があって
    景色もまあまあで

    でも一番気になったのは
    手水所の柱の上にいた獅子の木彫りの、
    手がかわいいこと。

  • 学校のバスで移動し、大野寺(おおのじ)へ。

    学校のバスで移動し、大野寺(おおのじ)へ。

  • 川岸の自然岩に仏様が彫られている史跡。<br /><br />それをベストポジションで望む大野寺。<br /><br />寺院はこじんまりとしていて、<br />田舎のおばあちゃんの家の庭に来たような雰囲気。<br /><br /><br />お供えの花や6月の草木が鮮やかで<br />生命観の溢れる庭でした。<br /><br /><br />

    川岸の自然岩に仏様が彫られている史跡。

    それをベストポジションで望む大野寺。

    寺院はこじんまりとしていて、
    田舎のおばあちゃんの家の庭に来たような雰囲気。


    お供えの花や6月の草木が鮮やかで
    生命観の溢れる庭でした。


  • 後ろの岩に<br />左に図説してある仏が彫られているということ。<br /><br />インドなどにはよくあるこの形式、<br />日本では珍しいらしい。

    後ろの岩に
    左に図説してある仏が彫られているということ。

    インドなどにはよくあるこの形式、
    日本では珍しいらしい。

  • 川の清流に足をつけながら<br />お弁当。<br /><br />果敢な先輩が一人で岩のほうへ行ってしまった。。<br /><br /><br />

    川の清流に足をつけながら
    お弁当。

    果敢な先輩が一人で岩のほうへ行ってしまった。。


  • おーい!

    おーい!

  • バスを降りてから<br />宿やお土産屋が並ぶ参道を歩いて長谷寺へ。

    バスを降りてから
    宿やお土産屋が並ぶ参道を歩いて長谷寺へ。

  • 参道を歩くこと20分。<br />長谷寺に到着。<br /><br />想像以上に多きく立派な仁王門。<br /><br />色が渋く、重厚感があって荘厳。<br />かなりかっこいいです。<br /><br /><br />平安時代にはじめて建てられて<br />現在の門は明治18年再建のものだそうです。<br /><br /><br /><br />

    参道を歩くこと20分。
    長谷寺に到着。

    想像以上に多きく立派な仁王門。

    色が渋く、重厚感があって荘厳。
    かなりかっこいいです。


    平安時代にはじめて建てられて
    現在の門は明治18年再建のものだそうです。



  • 思わず息を呑む美しさの登廊。<br /><br /><br />登るのに、苦を感じなさせない階段です。<br /><br />

    思わず息を呑む美しさの登廊。


    登るのに、苦を感じなさせない階段です。

  • 本堂(国宝)を横からみたときの<br />舞台と菩薩の間の暗い空間がかっこいい。<br /><br />古い絵や文字の書かれた板がたくさん天井のそばに<br />掛かっていて、<br />それがいい味を出していたので<br />何かと質問してみたら<br />絵馬として納められたものや<br />江戸時代以降の奉納者の名前が書いてあるものらしい。<br /><br /><br />十一面観音菩薩は巨大でした。<br />ヒゲがナマズみたいな像。<br /><br />菩薩の写真は撮れないので、<br />載せられませんが、<br />お寺に行くごとに 菩薩像や如来像を見てきました。

    本堂(国宝)を横からみたときの
    舞台と菩薩の間の暗い空間がかっこいい。

    古い絵や文字の書かれた板がたくさん天井のそばに
    掛かっていて、
    それがいい味を出していたので
    何かと質問してみたら
    絵馬として納められたものや
    江戸時代以降の奉納者の名前が書いてあるものらしい。


    十一面観音菩薩は巨大でした。
    ヒゲがナマズみたいな像。

    菩薩の写真は撮れないので、
    載せられませんが、
    お寺に行くごとに 菩薩像や如来像を見てきました。

  • 金堂前から見えるのは、<br />青々とした森から<br />寺院の屋根がところどころに見える情景。<br /><br />東京の感覚だと、<br />森が平安時代から今まで、もとの形で残っていることに不思議さを感じます。<br />だけどここでは<br />山道を登り、静かな森に仏が安置されているという状況が前提なのだから<br />広い森も、寺の一部として守られてきたのだと思います。

    金堂前から見えるのは、
    青々とした森から
    寺院の屋根がところどころに見える情景。

    東京の感覚だと、
    森が平安時代から今まで、もとの形で残っていることに不思議さを感じます。
    だけどここでは
    山道を登り、静かな森に仏が安置されているという状況が前提なのだから
    広い森も、寺の一部として守られてきたのだと思います。

  • 手水所の竜も、手がかわいい。<br /><br /><br />

    手水所の竜も、手がかわいい。


  • 五重塔。

    五重塔。

  • 参道の帰り道の抹茶アイス。

    参道の帰り道の抹茶アイス。

  • バスで移動し、次に訪ねたのは聖林寺。<br /><br />ガイドブックにもあまり紹介されていない<br />小さな寺です。

    バスで移動し、次に訪ねたのは聖林寺。

    ガイドブックにもあまり紹介されていない
    小さな寺です。

  • 本堂の大石仏の顔は漫画っぽいのですが<br /><br />本堂わきの階段を登った部屋にある、<br />国宝の十一面観音菩薩像は<br />全身に緊張感があり<br />像の指先やまとう衣装の曲線に<br />作り手の神経が行き届いていて、とても美しいです。<br /><br />和辻哲郎の『古寺巡礼』にも<br />「唐の遺物に対して感ずる少しばかりの他人らしさは、<br />この像の前では全然感じないのである」<br />と、観音像のなかでも日本人らしい美しさがあると<br />書いています。<br /><br />岡倉点心も絶賛した像です。<br /><br /><br />

    本堂の大石仏の顔は漫画っぽいのですが

    本堂わきの階段を登った部屋にある、
    国宝の十一面観音菩薩像は
    全身に緊張感があり
    像の指先やまとう衣装の曲線に
    作り手の神経が行き届いていて、とても美しいです。

    和辻哲郎の『古寺巡礼』にも
    「唐の遺物に対して感ずる少しばかりの他人らしさは、
    この像の前では全然感じないのである」
    と、観音像のなかでも日本人らしい美しさがあると
    書いています。

    岡倉点心も絶賛した像です。


  • 翌日は今井町を訪ねました。<br /><br />5:55 起床、朝食準備、朝食、<br />8:30 近鉄奈良の宿舎出発<br />9:30 今井町到着<br /><br /><br />今井町は、<br />時代劇の世界に入り込んだような錯覚を起こす、<br />江戸時代の商人の家が多々残されている町です。<br /><br /><br />写真は、現在も商売を続けていらっしゃる河井家。<br />

    翌日は今井町を訪ねました。

    5:55 起床、朝食準備、朝食、
    8:30 近鉄奈良の宿舎出発
    9:30 今井町到着


    今井町は、
    時代劇の世界に入り込んだような錯覚を起こす、
    江戸時代の商人の家が多々残されている町です。


    写真は、現在も商売を続けていらっしゃる河井家。

  • 人が普通に生活しているので、<br />テレビの音が聞こえたり<br />自転車に乗ってる人とすれ違ったりしているうちに<br />この街並みが現代の風景としても自然に見えてきます。

    人が普通に生活しているので、
    テレビの音が聞こえたり
    自転車に乗ってる人とすれ違ったりしているうちに
    この街並みが現代の風景としても自然に見えてきます。

  • 豊田家(重要文化財)の中庭。

    豊田家(重要文化財)の中庭。

  • 街角で撮ったポラ。<br />池(?)沿いには菖蒲が咲いていました。

    街角で撮ったポラ。
    池(?)沿いには菖蒲が咲いていました。

  • 敵の侵入に抵抗するという目的のために、<br />迷路のようにできている今井町。

    敵の侵入に抵抗するという目的のために、
    迷路のようにできている今井町。

  • 今井町からバスで1時間ほど移動して<br />訪ねた 重要文化財の 吉村邸にて。<br /><br />和室は立ったまま眺めると中途半端な風景で、<br />座って眺めると完成された空間が感じられるらしい。<br /><br />このお宅には、現在は人が住むことは難しいそうです。<br />「実物大の模型になってしまった」<br />と小さいころにこの家に住んでいて、今回解説をして下さったおじさんは嘆いていました。<br /><br /><br /><br />

    今井町からバスで1時間ほど移動して
    訪ねた 重要文化財の 吉村邸にて。

    和室は立ったまま眺めると中途半端な風景で、
    座って眺めると完成された空間が感じられるらしい。

    このお宅には、現在は人が住むことは難しいそうです。
    「実物大の模型になってしまった」
    と小さいころにこの家に住んでいて、今回解説をして下さったおじさんは嘆いていました。



  • 一つ一つデザインが違う欄間。<br /><br />このあと、近鉄奈良に戻って解散後<br />東大寺二月堂を見に行きました。<br /><br />そのときの写真は <br />次の旅行記、奈良公園周辺編をご覧下さい。

    一つ一つデザインが違う欄間。

    このあと、近鉄奈良に戻って解散後
    東大寺二月堂を見に行きました。

    そのときの写真は 
    次の旅行記、奈良公園周辺編をご覧下さい。

  • 6月11日。<br /><br />607年にできた法隆寺へやって来ました。<br /><br />参道から金堂に向かうにつれて<br />石段を登るようにできています。<br /><br />神聖さを出すために、<br />空間に様々な工夫がなされていることを教わりました。<br />

    6月11日。

    607年にできた法隆寺へやって来ました。

    参道から金堂に向かうにつれて
    石段を登るようにできています。

    神聖さを出すために、
    空間に様々な工夫がなされていることを教わりました。

  • 日本で最初の世界文化遺産。<br /><br />ぞろぞろとバスツアーや修学旅行の生徒が<br />現れるとき以外は、とても静か。<br /><br />快晴で暑かったです。

    日本で最初の世界文化遺産。

    ぞろぞろとバスツアーや修学旅行の生徒が
    現れるとき以外は、とても静か。

    快晴で暑かったです。

  • 写真で向かって左の建物・金堂内部に入ると、<br />暗闇の中に大小さまざまな11体の像が立ち並んでいました。<br /><br /><br />中央の釈迦三尊像の両側に居る<br />吉祥天と 毘沙門天が特にかっこよく見えました。<br /><br />持参したライトで像を照らすと、<br />重々しい 赤、緑、茶の色彩が見えます。<br />ディティールが細かく造形されていて<br />とりまく空気が凛とした<br />見ていて文句のつけようがない像でした。

    写真で向かって左の建物・金堂内部に入ると、
    暗闇の中に大小さまざまな11体の像が立ち並んでいました。


    中央の釈迦三尊像の両側に居る
    吉祥天と 毘沙門天が特にかっこよく見えました。

    持参したライトで像を照らすと、
    重々しい 赤、緑、茶の色彩が見えます。
    ディティールが細かく造形されていて
    とりまく空気が凛とした
    見ていて文句のつけようがない像でした。

  • 寺院は、少しも動かしてはいけないといえるほど<br />当時の人の高い美意識にもとづいて作られているそうです。<br /><br />しかし、今私たちが見ている法隆寺は<br />当時の緊張感のある美しさとは違っていると<br />先生はおっしゃっていました。<br /><br /><br />写真の、正面にある台は当時は設置されていなかったものだし<br />外壁の中に植木は一本もなかったそうです。<br /><br />明治時代、お寺の力が弱くなったときに<br />天皇に木を植えてもらうことお寺の力を盛り返したそうな。<br /><br /><br />外壁より内側に木が一本もなかったころを想像すると、<br />森の中に、完全に人工の空間が形成されていて<br />神秘性はいまよりもずっと高かっただろうなと思います。

    寺院は、少しも動かしてはいけないといえるほど
    当時の人の高い美意識にもとづいて作られているそうです。

    しかし、今私たちが見ている法隆寺は
    当時の緊張感のある美しさとは違っていると
    先生はおっしゃっていました。


    写真の、正面にある台は当時は設置されていなかったものだし
    外壁の中に植木は一本もなかったそうです。

    明治時代、お寺の力が弱くなったときに
    天皇に木を植えてもらうことお寺の力を盛り返したそうな。


    外壁より内側に木が一本もなかったころを想像すると、
    森の中に、完全に人工の空間が形成されていて
    神秘性はいまよりもずっと高かっただろうなと思います。

  • 五重塔にかけてある避雷針ロープや<br />回廊を神聖な場として区別していた段差を埋めている足場、<br />回廊の美しさを損なわす、回廊突き当りの切符売り場など<br /><br />空間の美しさを認知する能力のない人の仕事だと<br />古美術に精通する講師の先生は なげいていました。<br /><br /><br /><br />

    五重塔にかけてある避雷針ロープや
    回廊を神聖な場として区別していた段差を埋めている足場、
    回廊の美しさを損なわす、回廊突き当りの切符売り場など

    空間の美しさを認知する能力のない人の仕事だと
    古美術に精通する講師の先生は なげいていました。



  • 門から大講堂に向かって右側の<br />美しい回廊。<br /><br />■一の字のはりがゆるやかなカーブを描いていること<br />■それと天井をつなぐ<br /><つか>に抜けがあること<br />■柱がエンタシス(飛鳥時代の特徴の柱の形)なこと<br />■見る位置によって閉ざされてみるが、光を取り込んでいるレンジ<br /><br />以上の理由でこの回廊が特に美しく見えるらしい。<br /><br />

    門から大講堂に向かって右側の
    美しい回廊。

    ■一の字のはりがゆるやかなカーブを描いていること
    ■それと天井をつなぐ
    <つか>に抜けがあること
    ■柱がエンタシス(飛鳥時代の特徴の柱の形)なこと
    ■見る位置によって閉ざされてみるが、光を取り込んでいるレンジ

    以上の理由でこの回廊が特に美しく見えるらしい。

  • 先生が比較のために見せてくれた、<br />あまり美しくない回廊。

    先生が比較のために見せてくれた、
    あまり美しくない回廊。

  • 中宮寺。<br />堀に囲まれて立っている佇まいが美しかったです。

    中宮寺。
    堀に囲まれて立っている佇まいが美しかったです。

  • 倉のような講堂でスケッチさせていただいた法輪寺。<br /><br />十一面観音菩薩の顔が印象的でしたが<br />案の定うまく描けなかったです。<br /><br />写真は、法輪寺の外壁にあった扉。

    倉のような講堂でスケッチさせていただいた法輪寺。

    十一面観音菩薩の顔が印象的でしたが
    案の定うまく描けなかったです。

    写真は、法輪寺の外壁にあった扉。

  • この日の最後の訪問先は慈光院。<br /><br /><br />昔は遠くから何十日もかけてはるばる訪ねてこられる<br />お客様がいたので<br />1日かけてじっくりとおもてなしをする文化が生まれたそうです。<br /><br />

    この日の最後の訪問先は慈光院。


    昔は遠くから何十日もかけてはるばる訪ねてこられる
    お客様がいたので
    1日かけてじっくりとおもてなしをする文化が生まれたそうです。

  • 美しい庭を眺めて楽しんでもらう為に<br />庭を手入れして、庭がよく見える書院を作り、<br />お客さんにくつろいでもらうために<br />上でも下でもない、中くらいの質の寺院にしていると、<br />おしょうさん。

    美しい庭を眺めて楽しんでもらう為に
    庭を手入れして、庭がよく見える書院を作り、
    お客さんにくつろいでもらうために
    上でも下でもない、中くらいの質の寺院にしていると、
    おしょうさん。

  • お茶とお菓子をいただける寺院です。<br /><br />お茶を頂くときに「まわすの?」と迷っていたら<br />若いおしょうさんが<br />すかさず説明してくださいました。<br /><br /><br />1・うつわは訪問先のもので、落としたり割ったりしたら大変だから、<br />まわすことにとらわれず<br />慣れてない人は まず 両手でしっかり持ちましょう<br /><br />2・それができたら、<br />うつわに絵が書いてあった場合に<br />その絵の上に口をつけないよう 2,3回ほど回して<br />無地の面を自分の前側にしましょう<br /><br /><br />マナーのことばかり気にして、<br />もてなし、もてなされるこ心を知らなくては意味がない<br />というお話をしていただきました。<br /><br />納得。

    お茶とお菓子をいただける寺院です。

    お茶を頂くときに「まわすの?」と迷っていたら
    若いおしょうさんが
    すかさず説明してくださいました。


    1・うつわは訪問先のもので、落としたり割ったりしたら大変だから、
    まわすことにとらわれず
    慣れてない人は まず 両手でしっかり持ちましょう

    2・それができたら、
    うつわに絵が書いてあった場合に
    その絵の上に口をつけないよう 2,3回ほど回して
    無地の面を自分の前側にしましょう


    マナーのことばかり気にして、
    もてなし、もてなされるこ心を知らなくては意味がない
    というお話をしていただきました。

    納得。

  • 「ただ見るのではなく<br />つくった人の心を読むことが大切だと<br />それは難しいことではなく<br />何のために、という目的を考えること」<br />と<br />おしょうさん。<br /><br /><br />この旅には、たくさんの先生が現れます。<br />

    「ただ見るのではなく
    つくった人の心を読むことが大切だと
    それは難しいことではなく
    何のために、という目的を考えること」

    おしょうさん。


    この旅には、たくさんの先生が現れます。

  • 空と青い山と庭の植木で三等分された眺め。<br /><br />「借景」、<br />風景を切り取り、それをもてなしの1つに取り入れた<br />日本人の文化はすごいです。

    空と青い山と庭の植木で三等分された眺め。

    「借景」、
    風景を切り取り、それをもてなしの1つに取り入れた
    日本人の文化はすごいです。

  • くつろぎ。

    くつろぎ。

  • ここは蚊が多かったです・・・。<br /><br /><br />奈良旅行は、奈良公園周辺編へ続きます -&gt;

    ここは蚊が多かったです・・・。


    奈良旅行は、奈良公園周辺編へ続きます ->

この旅行記のタグ

3いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP