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◆3日目:7月2日(火) 快晴<br /><br /> 今日はサマルカンドを後にし、ブハラを目指す日だ。<br /><br /> どうやら相変わらず太陽はブハラまで一緒に同行してくれるらしい。ホテルでのバイキング形式の朝食を簡単にすませ、爽快な青空のもと出発した。

~シルクロードの旅~ウズベキスタン旅行記(4)

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2006/06 - 2006/07

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JIC旅行センター

JIC旅行センターさん

◆3日目:7月2日(火) 快晴

 今日はサマルカンドを後にし、ブハラを目指す日だ。

 どうやら相変わらず太陽はブハラまで一緒に同行してくれるらしい。ホテルでのバイキング形式の朝食を簡単にすませ、爽快な青空のもと出発した。

  •  移動の車の中、昨日のバザールの彼のことをマリカに聞いてみた。マリカはすべてお見通しのような顔をし<br /><br />「彼が私のことを好きなのは知っています。彼はほんとに大人しくて優しくていい人」<br /><br />と屈託のない笑顔で答えてくれた。んー、この牙城はなかなか崩せそうにない。「いい人」というキーワードは世界共通でその先はないという意味だろうか。それを聞いていたラシドは、<br /><br />「ウズベキスタン人の良さを分かってないなー、マリカ」<br /><br />と諭すような、からかうような言い方をし、ラシドは「ウズベキスタン人論」を熱弁してくれた。100%は理解できなかったが、要は「おとなしさの中に、目に見えない優しさ、思いやりが溢れていることに気づかないといけない」ということのようだった。<br /><br /> まるで日本人の話みたいだが、確かにこれまでラシドのさりげない振る舞いなどをみてそうかもしれないと思った。ウズベキスタン人は直情的というより穏やかな人が多いと感じていた。イスラム教の国というお国柄もあり、酒やタバコをのむ人もほとんどいないそうだ。確かに帰国までにひどい酔っ払いやタバコをふかしている人は、一度も見なかったように思う。ウズベキスタンの古くからの言い伝えにはこういうものがある。<br /><br />『古い昔、ここに住む人々のうち、魚を好む人々が日本に行き、肉を好む人々がウズベキスタンに残った』と。<br /><br /> ラシドの話を聞きながら、このことを思い出した。確かに顔つきも日本人によく似た人が多いし、正直で、心持ちも優しく性格や考え方も日本人とそっくりなのかもしれない・・・。

     移動の車の中、昨日のバザールの彼のことをマリカに聞いてみた。マリカはすべてお見通しのような顔をし

    「彼が私のことを好きなのは知っています。彼はほんとに大人しくて優しくていい人」

    と屈託のない笑顔で答えてくれた。んー、この牙城はなかなか崩せそうにない。「いい人」というキーワードは世界共通でその先はないという意味だろうか。それを聞いていたラシドは、

    「ウズベキスタン人の良さを分かってないなー、マリカ」

    と諭すような、からかうような言い方をし、ラシドは「ウズベキスタン人論」を熱弁してくれた。100%は理解できなかったが、要は「おとなしさの中に、目に見えない優しさ、思いやりが溢れていることに気づかないといけない」ということのようだった。

     まるで日本人の話みたいだが、確かにこれまでラシドのさりげない振る舞いなどをみてそうかもしれないと思った。ウズベキスタン人は直情的というより穏やかな人が多いと感じていた。イスラム教の国というお国柄もあり、酒やタバコをのむ人もほとんどいないそうだ。確かに帰国までにひどい酔っ払いやタバコをふかしている人は、一度も見なかったように思う。ウズベキスタンの古くからの言い伝えにはこういうものがある。

    『古い昔、ここに住む人々のうち、魚を好む人々が日本に行き、肉を好む人々がウズベキスタンに残った』と。

     ラシドの話を聞きながら、このことを思い出した。確かに顔つきも日本人によく似た人が多いし、正直で、心持ちも優しく性格や考え方も日本人とそっくりなのかもしれない・・・。

  •  だんだんとこの国に親近感をおぼえつつ、気づけば、約300キロの道のりを終え、ウズベキスタン第3の街ブハラに到着した。<br /><br />「ブハラは首都タシケントの南西約450km、サマルカンドからは約300kmの距離にあり、ユネスコの世界遺産に登録されています。サマルカンドの「青の都」の町並みと比べ、全体的に薄茶色の建物が多いですが、それらにはシルクロードの面影が色濃く残っています。かつてシルクロードの交通の要所として栄えたブハラは9世紀にサマニ候国の首都となって以来、イスラム教の中心的役割を果たしてきました。」<br /><br /> マリカの説明を聞きながら、名所を歩くと穏やかでノスタルジックな雰囲気・心理で覆われる。ブハラとはサンスクリット語で「僧院」を意味することもうなずける。中央アジアからイスラム信者が集まり、かつては360のモスクと80のメドレセ(神学校)があったらしい。その上、シルクロードの交易路として重要な役割を果たしたこの街には、38のキャラバンサライ(隊商宿)、6つの交易所、そしてバザールが45箇所もあったそうだ。その「静」と「動」が融合したこの街は、サマルカンドとはまた違う趣があった。<br /><br /> その「動」の象徴ともいえる、バザールのひとつ「タキ・バザール」は、まさに当時の活気を想わせる商店の数々、賑やかさに溢れていた。何千年にも渡ってオアシス文化が栄えたウズベキスタンには多くの工芸品がある。<br /><br /> 壁掛け、金刺繍、陶器、木彫、鉄器、帽子、香辛料などなど、様々な魅力あふれるお土産が並ぶ。また、昔は嫁入り道具として編まれたスザニ(赤・黄・白・紺・橙を基調とした壁掛け絨毯。高いものは数十万円!)、や小さな人形の素焼き、大皿小皿の陶器、ほか民族楽器なども並んでいる。それらのそばに立つ商人たちも、古い昔の同胞かもしれない日本人を笑顔で迎えてくれ、<br /><br />「これ試してみろ」「これ飲んでみろ」「これプレゼントだ」<br /><br />と、ひっきりなしに声をかけてくる。もちろん商売上でのサービスかもしれないが、すっかりウズベキスタンに魅了されていた私は笑顔で応え、気づけば特に何も買い物をしていないのに、プレゼントとしてもらったもので両手がいっぱいになっていた。<br /><br />(つづく)

     だんだんとこの国に親近感をおぼえつつ、気づけば、約300キロの道のりを終え、ウズベキスタン第3の街ブハラに到着した。

    「ブハラは首都タシケントの南西約450km、サマルカンドからは約300kmの距離にあり、ユネスコの世界遺産に登録されています。サマルカンドの「青の都」の町並みと比べ、全体的に薄茶色の建物が多いですが、それらにはシルクロードの面影が色濃く残っています。かつてシルクロードの交通の要所として栄えたブハラは9世紀にサマニ候国の首都となって以来、イスラム教の中心的役割を果たしてきました。」

     マリカの説明を聞きながら、名所を歩くと穏やかでノスタルジックな雰囲気・心理で覆われる。ブハラとはサンスクリット語で「僧院」を意味することもうなずける。中央アジアからイスラム信者が集まり、かつては360のモスクと80のメドレセ(神学校)があったらしい。その上、シルクロードの交易路として重要な役割を果たしたこの街には、38のキャラバンサライ(隊商宿)、6つの交易所、そしてバザールが45箇所もあったそうだ。その「静」と「動」が融合したこの街は、サマルカンドとはまた違う趣があった。

     その「動」の象徴ともいえる、バザールのひとつ「タキ・バザール」は、まさに当時の活気を想わせる商店の数々、賑やかさに溢れていた。何千年にも渡ってオアシス文化が栄えたウズベキスタンには多くの工芸品がある。

     壁掛け、金刺繍、陶器、木彫、鉄器、帽子、香辛料などなど、様々な魅力あふれるお土産が並ぶ。また、昔は嫁入り道具として編まれたスザニ(赤・黄・白・紺・橙を基調とした壁掛け絨毯。高いものは数十万円!)、や小さな人形の素焼き、大皿小皿の陶器、ほか民族楽器なども並んでいる。それらのそばに立つ商人たちも、古い昔の同胞かもしれない日本人を笑顔で迎えてくれ、

    「これ試してみろ」「これ飲んでみろ」「これプレゼントだ」

    と、ひっきりなしに声をかけてくる。もちろん商売上でのサービスかもしれないが、すっかりウズベキスタンに魅了されていた私は笑顔で応え、気づけば特に何も買い物をしていないのに、プレゼントとしてもらったもので両手がいっぱいになっていた。

    (つづく)

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