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ベルギー旅行の目的は、個人的なことですがある方にお目にかかる為という事の他に、もう一つ、少女の頃に出会った「フランダースの犬」を読んで以来の長年の夢、ネロがあんなにも見たかったアントワープ聖母大聖堂のルーベンスの祭壇画がどんなに素晴らしいものなのか、私も実際に見てみたかったという事がありました。<br />貧しさの中で追い込まれ苦しんだネロが、後を追ってきたパトラッシュと寄り添い、ルーベンスの絵を見ながら二人幸せに包まれて天に召された場面を想うだけで涙が出そうです。<br />幼い頃に出会って感動した本は大人になっても心の奥深く離れません。<br />少女時代に読んだ本でこんなに悲しい物語が他にあったでしょうか。<br />どうしてお金を払わないと祭壇画が見られないの?富める人にも貧しい人にも誰にも平等に、いえ、貧しい人・辛い思いをしている人こそ見られる祭壇画であるべきなのではと子供心にも理不尽に思ったものでした。(今は誰でも見られます)<br />児童書にしては余りに悲しい結末の、しかししみじみ心に残るこの物語を作者に書かせたほどの絵とは。<br />昔読んだ本には描かれていなかったルーベンスの祭壇画を実際に見てみたい。<br />アントワープを訪れる日本人には多分こういう目的の人も多いのではないでしょうか。<br /><br />*****************************************************<br />町の中央の旧教寺院の入口までのぼりついたのでした。ああ、ここは、一番慕っていたところだ、と、犬は思いました。ネルロが芸術というものに憧れている心持は、パトラッシュには分らないながら、なにか、哀れにかなしく、そして神々しくかんじられたのでした。<br />  :<br />ふたりは争いというものを知りませんでした。ネルロはパトラッシュをいとしみ、パトラッシュはネルロを慕い、お互に深く深く愛し合っていました。ふたりがこの世に生きていたのは短い間でしたが、ふたりがつくさねばならない義務はつくしました。どんな人にも獣にも恨みを持ったことがなく、きわめて素直でしたから、決して心に何のとがめることもなく、はればれしていました。そして今、饑えにおとろえはて、血は寒さに凍りクリスマス前夜の夜あかしのたのしさを思い浮べながら、昏々と死んで行こうとするのです。<br /> 突然、大きな白い光が、がらんとした堂の中に流れ入りました。月でした。いつしか雪はふり止んで、いま、雲間を逃れ出た月の光は、二つの名画を照し出しました。画をつつんであった覆いは、少年がここへ入った時すでに引き裂いてしまったから、この一瞬、「キリストの昇天」と「十字架上のキリスト」の二名画は実にはっきり認め得たのでした。思わずネルロは立ち上り、両手を画の方へさし出しました。感きわまった涙が、そのあおざめた頬にあふれ落ちました。<br />「見た、ああ僕はとうとう見た。」と、少年は叫びました。「ああ神さま、もうこの上はなんにもいりません。」<br /> 足の力がつきて、膝がしらでようよう身を支えながら、なおもネルロは喰い入るように、その崇拝している荘厳な画に見入りました。清らかな月の光は、そのあこがれの画を隅々まではっきりと示しました。が、これも一瞬にしてかくれ、堂内は再びまっくらな闇がひろがりました。画の方にさし出されていたネルロの両手は、再び犬のからだを抱きました。<br />「ああ、神さまのお顔が拝めるだろう。――あそこに。」彼の唇がかすかに動きました。「神様は私たちをお見すてにはならない。神様は御慈悲深い――。」<br />       「フランダースの犬」(菊池寛訳)より<br />---------------------------------------------------<br />愛には酬いず、信頼には答えないこの世から、死は、愛に忠実な犬と、固い信頼の心を持った少年をつれ去っていったのです。<br />生涯ふたりはいっしょに暮らし、死んでもふたりは離れませんでした。少年の腕がかたく犬の首を抱いていたので、むりにでなくては引きはなせなかったからです。<br />         「フランダースの犬」(畑中尚志訳 1957年)より<br />****************************************************<br /><br />思い入れのあまり長くなってしまいました。<br />「フランダースの犬」に感動し涙した人は多いことでしょう。<br />1872年、イギリスの女流作家ウィーダによって書かれたこの物語は、当初オランダ語に翻訳されなかった為、ベルギーでは殆ど知られていなかったとのこと。1985年になって初めてオランダ語訳も出版されたものの矢張り今でも日本ほどは人口に膾炙していないようです。

ベルギー~フランダースの犬*ルーベンスの絵に会うために~

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1994/08 - 1994/08

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waterlily

waterlilyさん

ベルギー旅行の目的は、個人的なことですがある方にお目にかかる為という事の他に、もう一つ、少女の頃に出会った「フランダースの犬」を読んで以来の長年の夢、ネロがあんなにも見たかったアントワープ聖母大聖堂のルーベンスの祭壇画がどんなに素晴らしいものなのか、私も実際に見てみたかったという事がありました。
貧しさの中で追い込まれ苦しんだネロが、後を追ってきたパトラッシュと寄り添い、ルーベンスの絵を見ながら二人幸せに包まれて天に召された場面を想うだけで涙が出そうです。
幼い頃に出会って感動した本は大人になっても心の奥深く離れません。
少女時代に読んだ本でこんなに悲しい物語が他にあったでしょうか。
どうしてお金を払わないと祭壇画が見られないの?富める人にも貧しい人にも誰にも平等に、いえ、貧しい人・辛い思いをしている人こそ見られる祭壇画であるべきなのではと子供心にも理不尽に思ったものでした。(今は誰でも見られます)
児童書にしては余りに悲しい結末の、しかししみじみ心に残るこの物語を作者に書かせたほどの絵とは。
昔読んだ本には描かれていなかったルーベンスの祭壇画を実際に見てみたい。
アントワープを訪れる日本人には多分こういう目的の人も多いのではないでしょうか。

*****************************************************
町の中央の旧教寺院の入口までのぼりついたのでした。ああ、ここは、一番慕っていたところだ、と、犬は思いました。ネルロが芸術というものに憧れている心持は、パトラッシュには分らないながら、なにか、哀れにかなしく、そして神々しくかんじられたのでした。
  :
ふたりは争いというものを知りませんでした。ネルロはパトラッシュをいとしみ、パトラッシュはネルロを慕い、お互に深く深く愛し合っていました。ふたりがこの世に生きていたのは短い間でしたが、ふたりがつくさねばならない義務はつくしました。どんな人にも獣にも恨みを持ったことがなく、きわめて素直でしたから、決して心に何のとがめることもなく、はればれしていました。そして今、饑えにおとろえはて、血は寒さに凍りクリスマス前夜の夜あかしのたのしさを思い浮べながら、昏々と死んで行こうとするのです。
 突然、大きな白い光が、がらんとした堂の中に流れ入りました。月でした。いつしか雪はふり止んで、いま、雲間を逃れ出た月の光は、二つの名画を照し出しました。画をつつんであった覆いは、少年がここへ入った時すでに引き裂いてしまったから、この一瞬、「キリストの昇天」と「十字架上のキリスト」の二名画は実にはっきり認め得たのでした。思わずネルロは立ち上り、両手を画の方へさし出しました。感きわまった涙が、そのあおざめた頬にあふれ落ちました。
「見た、ああ僕はとうとう見た。」と、少年は叫びました。「ああ神さま、もうこの上はなんにもいりません。」
 足の力がつきて、膝がしらでようよう身を支えながら、なおもネルロは喰い入るように、その崇拝している荘厳な画に見入りました。清らかな月の光は、そのあこがれの画を隅々まではっきりと示しました。が、これも一瞬にしてかくれ、堂内は再びまっくらな闇がひろがりました。画の方にさし出されていたネルロの両手は、再び犬のからだを抱きました。
「ああ、神さまのお顔が拝めるだろう。――あそこに。」彼の唇がかすかに動きました。「神様は私たちをお見すてにはならない。神様は御慈悲深い――。」
       「フランダースの犬」(菊池寛訳)より
---------------------------------------------------
愛には酬いず、信頼には答えないこの世から、死は、愛に忠実な犬と、固い信頼の心を持った少年をつれ去っていったのです。
生涯ふたりはいっしょに暮らし、死んでもふたりは離れませんでした。少年の腕がかたく犬の首を抱いていたので、むりにでなくては引きはなせなかったからです。
     「フランダースの犬」(畑中尚志訳 1957年)より
****************************************************

思い入れのあまり長くなってしまいました。
「フランダースの犬」に感動し涙した人は多いことでしょう。
1872年、イギリスの女流作家ウィーダによって書かれたこの物語は、当初オランダ語に翻訳されなかった為、ベルギーでは殆ど知られていなかったとのこと。1985年になって初めてオランダ語訳も出版されたものの矢張り今でも日本ほどは人口に膾炙していないようです。

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  • ブリュッセルを起点に。<br />ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)<br />1700年設立のこの劇場は、貨幣醸造工場の跡地にオペラ劇場として再建された為、(フランス語で貨幣のことをmonnaieというので)通称「モネ劇場」と呼ばれているのだそうです。

    ブリュッセルを起点に。
    ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)
    1700年設立のこの劇場は、貨幣醸造工場の跡地にオペラ劇場として再建された為、(フランス語で貨幣のことをmonnaieというので)通称「モネ劇場」と呼ばれているのだそうです。

  • ギルドハウスに囲まれたグラン・プラスの花市

    ギルドハウスに囲まれたグラン・プラスの花市

  • 旗装飾が一層華やかに。

    旗装飾が一層華やかに。

  • 美食の国ベルギー。美味しいお料理が沢山ありますが、スウィーツならやはりチョコレート。この旅行でベルギーの知人からプレセントに頂いたのもノイハウスのプラリネでした。<br />写真はゴディバのグランプラス店の前に出ていたゴディバのアイスクリームのワゴン店です。

    美食の国ベルギー。美味しいお料理が沢山ありますが、スウィーツならやはりチョコレート。この旅行でベルギーの知人からプレセントに頂いたのもノイハウスのプラリネでした。
    写真はゴディバのグランプラス店の前に出ていたゴディバのアイスクリームのワゴン店です。

  • ゴディバのアイスクリームのワゴン店は珍しかったので早速購入。店員さんの衣装と帽子が素敵です。

    ゴディバのアイスクリームのワゴン店は珍しかったので早速購入。店員さんの衣装と帽子が素敵です。

  • グラン・プラス近くの街角

    グラン・プラス近くの街角

  • お馴染みブリュッセルの最長老市民、ジュリアン君

    お馴染みブリュッセルの最長老市民、ジュリアン君

  • 18世紀、国王レオポルド2世によってルイ16世様式に改築された王宮。現在は国王の居城はラーケン宮に変わり、こちらは迎賓館として国賓との謁見に使用されているそうです。

    18世紀、国王レオポルド2世によってルイ16世様式に改築された王宮。現在は国王の居城はラーケン宮に変わり、こちらは迎賓館として国賓との謁見に使用されているそうです。

  • 壮麗な王宮の門。

    壮麗な王宮の門。

  • 昔はブラバン公の狩猟場だったというブリュッセル公園。<br />王宮の向かい側にあり、今は緑の木々が美しく茂る静かな公園です。

    昔はブラバン公の狩猟場だったというブリュッセル公園。
    王宮の向かい側にあり、今は緑の木々が美しく茂る静かな公園です。

  • 最高裁判所<br />青銅のドームが改修工事中でした。

    最高裁判所
    青銅のドームが改修工事中でした。

  • オランダからの独立50周年を記念して造られたサンカントネール記念公園の凱旋門。<br />両脇には王立軍事歴史博物館と王立美術歴史博物館があります。

    オランダからの独立50周年を記念して造られたサンカントネール記念公園の凱旋門。
    両脇には王立軍事歴史博物館と王立美術歴史博物館があります。

  • ブリュッセル、Jette地区

    ブリュッセル、Jette地区

  • 同上

    同上

  • ブリュッセルの南にあるワーテルローのライオン像の丘。 <br />1812年ワーテルローの戦いで、エルバ島を脱出したナポレオン率いるフランス軍はイギリスのウェリントン率いる連合軍に敗北。ナポレオンの100日天下に終わりを告げたその跡地に、当時のオランダ・ベルギーの指揮官オラニエ公の名誉の負傷を記念して1824年にフランス軍の大砲を鋳潰して造られたライオンの像が人工の丘の頂上にあります。

    ブリュッセルの南にあるワーテルローのライオン像の丘。
    1812年ワーテルローの戦いで、エルバ島を脱出したナポレオン率いるフランス軍はイギリスのウェリントン率いる連合軍に敗北。ナポレオンの100日天下に終わりを告げたその跡地に、当時のオランダ・ベルギーの指揮官オラニエ公の名誉の負傷を記念して1824年にフランス軍の大砲を鋳潰して造られたライオンの像が人工の丘の頂上にあります。

  • 階段を登ると嘗て戦場となった広大な平原が一望出来ます。丘の麓にはパノラマ館・ビジターセンターがありますが、そこに並ぶお土産品は敵の指揮官・敗者ナポレオン関係のものが殆どでした。<br />ナポレオン人気のほどが伺われますが、一方イギリスでは駅や橋の名等でwaterlooの名が付けられているのは読み方が違うだけでワーテルローから来ているものなのですね。

    階段を登ると嘗て戦場となった広大な平原が一望出来ます。丘の麓にはパノラマ館・ビジターセンターがありますが、そこに並ぶお土産品は敵の指揮官・敗者ナポレオン関係のものが殆どでした。
    ナポレオン人気のほどが伺われますが、一方イギリスでは駅や橋の名等でwaterlooの名が付けられているのは読み方が違うだけでワーテルローから来ているものなのですね。

  • ベルギー南東部アルデンヌ地方の「ムーズ川の真珠」と称されるナミュールの美しく落ち着いた街並み。<br />緑の中に灰色の屋根が静かで洗練された印象です。

    ベルギー南東部アルデンヌ地方の「ムーズ川の真珠」と称されるナミュールの美しく落ち着いた街並み。
    緑の中に灰色の屋根が静かで洗練された印象です。

  • 同上

    同上

  • 同じくアルデンヌ地方の町ディナンの高さ100mの絶壁にあるシタデル(城砦)と、その下にある初期ゴシック様式のノートルダム教会。<br />シタデルを背景にした教会の鉛色の玉ねぎ型の尖塔が独特で、美しくも不思議な印象の街でした。<br />

    同じくアルデンヌ地方の町ディナンの高さ100mの絶壁にあるシタデル(城砦)と、その下にある初期ゴシック様式のノートルダム教会。
    シタデルを背景にした教会の鉛色の玉ねぎ型の尖塔が独特で、美しくも不思議な印象の街でした。

  • ムーズ川沿いのディナンの街並み

    ムーズ川沿いのディナンの街並み

  • アルデンヌ地方のバストーニュにあるバストーニュ歴史博物館の記念モニュメント。<br />第二次世界大戦時、ドイツ軍とアメリカ軍の間で繰り広げられたアルデンヌの戦いの激戦地としての歴史を記念したモニュメントです。

    アルデンヌ地方のバストーニュにあるバストーニュ歴史博物館の記念モニュメント。
    第二次世界大戦時、ドイツ軍とアメリカ軍の間で繰り広げられたアルデンヌの戦いの激戦地としての歴史を記念したモニュメントです。

  • 記念モニュメントの屋上は展望台になっており、今はのどかに広がるバストーニュの街を見渡すことが出来ます。

    記念モニュメントの屋上は展望台になっており、今はのどかに広がるバストーニュの街を見渡すことが出来ます。

  • 遂に、子供の頃から夢見ていたアントワープの聖母大聖堂です。<br />これがあの……と暫し感動に浸りました。<br />南塔(写真右)が未完成のまま建築が中断された理由は資金難からとも言われていますが、それがネロの物語の時代、祭壇画を見るのに観覧料が必要だった訳なのかもしれないと考えたりもします。<br />けれど未完成でも不調和な印象は受けない荘厳な聖堂でした。

    遂に、子供の頃から夢見ていたアントワープの聖母大聖堂です。
    これがあの……と暫し感動に浸りました。
    南塔(写真右)が未完成のまま建築が中断された理由は資金難からとも言われていますが、それがネロの物語の時代、祭壇画を見るのに観覧料が必要だった訳なのかもしれないと考えたりもします。
    けれど未完成でも不調和な印象は受けない荘厳な聖堂でした。

  • 聖母大聖堂内部<br />

    聖母大聖堂内部

  • 向かって左側に<br />「十字架建立」(1610年 : 460 x 340 cm)

    向かって左側に
    「十字架建立」(1610年 : 460 x 340 cm)

  • 右に<br />「キリストの十字架降下」(1614年 : 421 x 311 cm)

    右に
    「キリストの十字架降下」(1614年 : 421 x 311 cm)

  • これらの連作の荘厳さと迫力に圧倒されます。<br />人物描写、ダイナミックな構図、深い陰影と豊かな光彩、全てが感動的な大作で、<br />「見たんだ、ああ僕はとうとう見たんだ!」<br />と叫んだネロの言葉がそのまま自分の心の言葉と重なり、絵の場面と共に一層の感動が押し寄せる荘厳な祭壇画でした。<br />ルーベンスが「見るだけで感動を伝えられる祭壇画を」と注文主を説得して描いたというこの祭壇画は、まさにルーベンス随一の代表作と言える名作で、見る者の心に深く強く迫ってきます。<br />ウィーダが、この祭壇画を見ながら幸せに天に召されるという物語を書くほどに感銘したのが肯ける名画でした。<br />

    これらの連作の荘厳さと迫力に圧倒されます。
    人物描写、ダイナミックな構図、深い陰影と豊かな光彩、全てが感動的な大作で、
    「見たんだ、ああ僕はとうとう見たんだ!」
    と叫んだネロの言葉がそのまま自分の心の言葉と重なり、絵の場面と共に一層の感動が押し寄せる荘厳な祭壇画でした。
    ルーベンスが「見るだけで感動を伝えられる祭壇画を」と注文主を説得して描いたというこの祭壇画は、まさにルーベンス随一の代表作と言える名作で、見る者の心に深く強く迫ってきます。
    ウィーダが、この祭壇画を見ながら幸せに天に召されるという物語を書くほどに感銘したのが肯ける名画でした。

  •  大聖堂近くのマルクト広場に建つ市庁舎。<br />「フランダースの犬」の物語の中ではネロが応募し落選してしまった絵画コンクールの発表が行われたあの市庁舎です。

    大聖堂近くのマルクト広場に建つ市庁舎。
    「フランダースの犬」の物語の中ではネロが応募し落選してしまった絵画コンクールの発表が行われたあの市庁舎です。

  • マルクト広場のギルドハウス

    マルクト広場のギルドハウス

  • アントワープの街を馬車で駆け抜けて行かれた赤い衣装のこの方は一体どなただったのでしょう?

    アントワープの街を馬車で駆け抜けて行かれた赤い衣装のこの方は一体どなただったのでしょう?

  • 世界有数のルーベンスコレクションを擁する「アントワープ王立美術館」<br />初期フランドル派の絵画から現代絵画にいたるまで数多くの作品を所蔵するヨーロッパ有数の美術館ですが、やはり地元ルーベンスの大作が中心となり20点余りの作品が展示され充実していました。

    世界有数のルーベンスコレクションを擁する「アントワープ王立美術館」
    初期フランドル派の絵画から現代絵画にいたるまで数多くの作品を所蔵するヨーロッパ有数の美術館ですが、やはり地元ルーベンスの大作が中心となり20点余りの作品が展示され充実していました。

  • 「東方三博士の礼拝」(447 x 336cm)ルーベンス

    「東方三博士の礼拝」(447 x 336cm)ルーベンス

  • アントワープ王立美術館入り口のホール。<br />内部も重厚です。

    アントワープ王立美術館入り口のホール。
    内部も重厚です。

  • ベルギーで宿泊し、旅の起点としたコンラッド・ブリュッセルの客室。<br />とても広く、外観も内装もベルギーらしいエレガントなホテルでした。<br />ただ少し水道の出が悪かったのでホテルの方に来て見て頂いたところ、お詫びにとチョコレートの箱詰めをプレゼントして下さり、恐縮してしまいました。

    ベルギーで宿泊し、旅の起点としたコンラッド・ブリュッセルの客室。
    とても広く、外観も内装もベルギーらしいエレガントなホテルでした。
    ただ少し水道の出が悪かったのでホテルの方に来て見て頂いたところ、お詫びにとチョコレートの箱詰めをプレゼントして下さり、恐縮してしまいました。

  • コンラッド・ブリュッセルのロビー

    コンラッド・ブリュッセルのロビー

  • 旅の思い出に購入したベルギーレースです。<br />繊細で優美なベルギーレースは優しくて、心癒されます。

    旅の思い出に購入したベルギーレースです。
    繊細で優美なベルギーレースは優しくて、心癒されます。

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この旅行記へのコメント (8)

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  • pulseraさん 2008/04/16 23:54:21
    ベルギー・レース!!!
    waterlilyさん!こんばんわ!

    素敵なレースですね〜!うっとりです!!!そして、

    このベルギー・レースを見せて頂きました時に、
    waterlilyさんに、ぜひ、見て頂きたい!と、思ったモノがアリまして、私の
    マイナーな旅行記の最後に(全く、関係ナイのですが)、
    1点、載せてみました。私が、施した北欧のクロス・ステッチです。
    写真は、3枚です。
    細か過ぎて、よく分からないかもしれませんが、私の力作です。(笑)

    1・クロス・ステッチ

    http://4travel.jp/traveler/almond-blossom/pict/13686581/

    出来れば、前の写真も、見てくださ〜い。コメントを書きました。
    季節はずれですが、Xmas ツリーの周りで踊る北欧の子供たちです。!!!


    ところで!!! 、例の計画の方は、いかがですかー?実は、
    スニカーで、お薦めが、あるので、サイト、貼り付けマース。

    パトリックと云う仏のメーカーで、私は、このスニーカー、NEVADA・黒を
    4足、履き潰しています。

    スゴイ、クッション性があって、歩き易いんですよー!&見た目も、上々です ♡

    waterlilyさんの足の形に合えば、いいなぁ〜(スミマセーン。。。
    今、調べてみましたら、なんか、私が履いていたのとは、変わってしまっていて、
    NEVADA?しか、ナイんです。ごめんなさい。
    廃盤?キャー!どーしよー!!!
    でも、他のシリーズで、気になるスニーカーが、あるかもしれませんので、
    そのまま、貼り付けてみますね!)

    2・パトリック NEVADA つー・・・

    http://item.rakuten.co.jp/mischief/c/0000000729/

    3・りばぷーる!!!

    http://www.yofuku.co.jp/PATRICK0022.html

    (これも、格好いいですね!りばぷーる行きに、モッテコイ!!!)

    テニスでは、NIKEの契約選手のファンだったので、
    NIKEのスニーカーも、持ってます。(笑)

    But、りば(サッカー)は、adidasがスポンサーなので、私も、

    "adidas"に、移籍しマース!(笑)

    PS. waterlilyさん!ビートルズの本!ありがとうございます!!!
    スゴイぃいい〜!表紙からして、かわいい〜!!!
    素晴らしい本ですね!
    本当に、ありがとうございます!!!

    これで、りばぷーるは、私のもの ♡
    いや、いや、みんなのモノ!!!でしたー!!!

    ビートルズ、最高!ヤァ!ヤァ!ヤァ!!!!

    hiromi

    waterlily

    waterlilyさん からの返信 2008/04/17 15:02:38
    RE: ベルギー・レース!!!
    hiromiさん、こんにちは♪
    御覧くださってありがとうございます。

    例の本、買われたのですか?
    気に入ってくださって良かった〜☆
    嬉しいです。
    装丁が素敵な本ですよね。

    スニーカーもいろいろ教えてくださってありがとうございます。
    素敵なスニーカーですね!
    リバプールという名のスニーカーがあるなんて!初めて知りました。
    ほんと、リバプール行きにぴったりですね(^^)
    hiromiさんはもうとっくにご存知のこととは思いますが、NIKEの社名は勝利の女神ニケに由来していて、例のマークはこの女神の翼をデザインしたものなんですよね。

    私の計画はまだ少しずつというところです。
    hiromiさんの情熱を見習わなくちゃ(*^_^*)

    クロスステッチ!先ほど拝見して来ました〜(^^)v
    私も刺繍やレース編みの手芸は好きですが、あんなに細かい作業はとても無理です。
    美しい刺繍は勿論のこと、hiromiさんの情熱、いつもながら素晴らしいですね〜!
    これからそちらにまたメッセージを書きに伺いますね(^_^)/

    waterlily

    waterlilyさん からの返信 2008/04/17 18:40:16
    RE: ベルギー・レース!!!
    hiromiさん、スニーカーで今ふと思い出したのですが、2003年9月のニュヨークの全米オープンテニスの時期に偶然ニューヨークに行っていまして、その時滞在したホテルに出場テニス選手も沢山泊まっていて、ホテルの従業員の方がそれらの選手に握手やサインを求めていたのを思い出しました。
    ホテルのレストランやロビーでロビーで偶然片隅に一緒に写っている写真があったのですが、私にはその選手の名が何という名か解りません(;_;)
    もしかしてこの頃、hiromiさんもニューヨークにいらしたのでしょうか。

    waterlily

    waterlilyさん からの返信 2008/04/18 16:30:53
    RE: ベルギー・レース!!!
    今、hiormiさんへのメールの返信を書いていたまさにその時、
    トモエルさんからNIKEのことに関する同じ内容のメッセージ↑を頂きました。嬉しい偶然にびっくりです(^_^)/
    それで、先の私の書いたものをまた読み直していましたら、「ロビーで」が2回重複していました。恥ずかしい〜(~_~;)

    では、今すぐ別メールをお送りしますね(^^)
  • pulseraさん 2008/02/22 09:15:29
    アントワープ ☆/// ルーベンスに惹かれて!!!
    waterlilyさん!こんにちわ!

    ゴッホも、ルーベンスの作品を見るために、ここに、
    訪れているんですよね。(1885年11月〜86年3月)

    waterlilyさんは、祭壇画「十字架建立」、「十字架降下」、
    どちらの絵が、お好きでしたか?

    それから、この女優さんは、誰ですかー?!!

    waterlilyさん!美し過ぎ!!! 

    それに、、、こんな「昼下がりの情事」(このタイトルは、???)みたいな、
    客室、見た事ナイです!!!
    一生に、一度で、いいから、泊まってみたい〜!!!

    waterlily

    waterlilyさん からの返信 2008/02/22 22:19:19
    RE: アントワープ ☆/// ルーベンスに惹かれて!!!
    hiromiさん、こんにちは♪
    沢山のメッセージ、いつも本当にありがとうございます。
    とても嬉しいです(*^_^*)

    そうそう、聖母大聖堂のルーベンスの祭壇画、「ゴッホ巡礼」にも写真が載っていましたよね。
    私は、イエス様を支える周囲の人々の様子も心に響いて十字架降下の絵の方が好きですが、hiromiさんはどちらがお好きですか?

    ところで、この写真って、、、顔はトリミングして切り取ってありますから……(~_~;)
    女優だなんてことは絶対にありません〜(汗)

    コンラッド・ブリュッセルは、なかなか優れたホスピタリティで、チョコレート大好き人間としては、大きな箱入りチョコレートのプレゼントが嬉しかったです(^^)
  • Muffinさん 2007/08/25 11:15:16
    この絵を見たときは泣けてきました
    waterlilyさん

    ブリュッセル、アントワープへは日帰りできる所にいたので何度か訪れましたが、やはりwaterlilyさんの旅は一味違う!ワーテルローを見せていただいて、なるほどこれが...と思いました。

    ルーベンスの絵は想像していたよりもずっと小さいものなんですね。
    ネロはどうしてこんな悲しい仕打ちばかり受けるの?と子供の頃は封印してしまいたいけどまた読んでしまう物語でした。ヨーロッパでは人は皆冷たい!とかなり誤解もしていましたが、実際見たときは感激でした。
    お土産に3つに折りたためる絵葉書を買ってきました。

    レースもすてきですね。

    Muffin

    waterlily

    waterlilyさん からの返信 2007/08/26 21:27:34
    RE: この絵を見たときは泣けてきました
    わぁ、Mufiinさんも同志でいらしたのですね!
    嬉しいです!
    ほんと、感動しますよね。

    フランダースの犬は、「めでたしめでたし」で終わることの多い子供向けのお話の中で、あまりに衝撃的な結末ですよね。ある意味ハッピィエンドと言えるのかもしれませんが、矢張り子供には悲しすぎました。
    それでも、何故かしみじみと心に残るお話ですよね。
    アントワープのことをあまり良く書いてないので、それでベルギーでは知られていない物語なのかしらと思ったりもします。

    3つに折りたためる絵葉書、素敵ですね!
    私も以前はレターセットや絵葉書をお土産に買うことが多かったのですが、最近すっかりeメールばかりで、ペンを持つことが少なくなってしまいました。
    そんな中で手書きの絵葉書やお手紙を頂くと、とっても嬉しいですよね☆

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