1961/12/16 - 1961/12/16
134位(同エリア140件中)
ソフィさん
1961年12月16日(土)
夜行列車に乗って週末のドイツを訪問しようと、昨夜遅くパリ東駅にやってきた。
東駅は照明が暗く、寒々とした感じだった。
しかし、車内は案外混雑しており、半両しかないウィーン行き一等コンパートメントは、満員になる。
こんなことは、ヨーロッパにやってきて始めての経験だ。
クリスマス休暇が、近いためかもしれない。
あるいは、週末のためかも知れない。
ドイツに入り、シュトゥッツガルトとウルムの中ほどから、盛んに雪が降り出す。
パリも寒波襲来の予報だったが、いよいよヨーロッパの厳しい冬がやってきたようだ。
真っ白な新雪の中に、あちこち豆電球が点いたクリスマスツリーが建っている。
電球は白一色で、朝まだきのほの暗い光の中で雪の白さに映え、清らかで美しい。
ツリーの中には、家の屋根をはるかに越える大きなものもある。
いつもながらであるが、フランスからドイツに入ると、緊張感が高いように感じる。
これは民族性だろうが、陸に囲まれたための緊張も加わっているのだろう。
ウルムを過ぎると、暖房が効いているにもかかわらず、窓ガラスの内部に氷が張り始める。
同室のポルトガル人が、寒さに震え上がっている。
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ソフィさんの関連旅行記
ウルム(ドイツ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
0