2007/05/02 - 2007/05/02
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Bourgogneさん
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ゴールデン・ウイークのとある一日、勝沼ぶどう郷駅発着の日帰りのツアーに参加し勝沼のワイナリーをめぐりました。
まわったのは3軒のワイナリー。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- その他
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-
ツアーの集合がJRの勝沼ぶどう郷駅だったので、我々夫婦は京王線→高尾駅乗換え→鈍行列車で勝沼ぶどう郷駅とやってきました。
このルートのコツは、(中央線の鈍行は高尾駅発が多いのですが)15分くらい早めに高尾駅に着いてホームの列に並ぶこと。朝だと登山客が多いのでギリギリだと座席に座れなくなってしまうのです。首尾よく座席を確保した我々はウツラウツラしながら勝沼へ。
10時頃、駅に到着すると待っていてくれたタクシーに乗って最初のワイナリー、メルシャン勝沼ワイナリーに向かいました。で、到着したのがここ。過去にも何回か訪問したことのあるワイナリーです。 -
メルシャンでは、一般の観光客とは別れて特別コースのワイナリー見学コースに参加します。今回案内してくださったのは、昨年までこのワイナリーのジェネラル・マネージャーをされていた上野さん。
一行(われわれ夫婦入れて4名)がまず案内されたのは、ワイナリーから徒歩5分のワイン資料館です。ここは明治半ばから昭和30年代まで(確か?)実際にメルシャンの前身なる会社がワインをつくっていたところで、木造では日本最古の醸造場ということになるらしい。 -
まさに資料館という名にふさわしく、お宝がたくさん保存されています。5年くらい前にはここで、昔どおりのやり方でワインを仕込んだのだとか。今でも現役で使えなくは無いようです。
一番、感心したのはこの破砕機。収穫してきたぶどうを上から突っ込み2つの台車の隙間でぶどうをつぶす機械で今でも構造はあまり変っていません。で、何が感心したかっていうと、動力が水力だということ。近くの小川から水を引き込んできて水車を回し、それをベルトで破砕機の台車までつないで回すというスグレモノ。とってもエコです。昔の人はスゴイ! -
これがその動力部分。下が水車で上のほうにベルトがつながっています。
-
他にも面白いものがいくつもありました。
こちらはタコ坊主と言われていたという、濾過機。
ワインづくりのどの行程で使うのかよくわかりませんが、なかなかおもしろいデザインではありませんか。 -
こちらが案内してくださった上野さん。現在はこのワイン資料館の館長をされているようです。
日本のワインの歴史で伝えたいことは山ほどあるらしく、時間を気にしながら(ところどころ端折りながら)次々と案内してくださいました。 -
その後、ワイナリーに戻って現代のワイナリーの見学です。基本的な原理は変っていない、といいつつ醸造機器は最新のものを使用しています。
こちらは回転式のステンレス製醸造桶。ミキサーのように時折回転し、中の果汁をかき混ぜることにより、川から色素やタンニンなどの成分を効率よく抽出するのに優れているそうです。 -
こちらは木製の醸造桶。昔から使われているタイプに近いものですが、実はこれがメルシャン自慢の桶。
1本1万円以上する最高級品の醸造にこれを使うそうです。 -
瓶詰めライン、貯蔵庫を見学した後、お待ちかねの試飲です。このコースでの試飲はメルシャンの最高級ラインのワインを樽から!飲ませてもらえます。
とても貴重な体験。白ワインは樽の香りがやや強く感じるものの、果実味も酸もしっかりしていて重厚感がある。赤ワインは、まだ樽熟成の途中なのにもかかわらず凝縮していて、乱れがなくて素晴らしい。なんと言っても気品が既にあるのはすごい。
メルシャンの実力を感じるひとときでした。 -
樽に何か書いてあるので、目をこらして見たところ・・・
俳優の辰巳卓郎さんのサインでした。何でも、最近日本のワインを特集した自身のテレビ番組の取材できたのだとか。
「彼はワイン通だから日本のどこで美味しいワインをつくっているか知っている。だからメルシャンに最初に来たのさ」と上野さんは仰っていました(ニュアンスはちょっとアレンジしてしまったかも・笑)。
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