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<2001年5月2日(水)><br /><br /><仁川到着><br /> 宴会は遅くまで続きましたが、15時間余りの船の旅は平穏でした。朝早くデッキに出てみましたら、霧で見通しができませんでした。それで、もう一度部屋に戻ってひと寝入りすることにしました。<br /> 焼酎を大分飲みすぎましたので、まだ頭がハッキリしませんでした。上陸できるのは10時過ぎなので、まだ十二分に時間が残っていました。昨夜のメンバーもまだ置きだしていませんでした。<br /> 余り寝ていても退屈しますので、適当に起き出して朝の支度をしました。朝食のアナウンスも入っていましたが、朝食は上陸してからと割り切りました。場合によっては、昼食兼用になるかも知れません。<br /> 接岸はタグボートの力を借りていました。接岸の最後のところでは、船上と埠頭側で連絡を取り合って、とも綱を巻いたり、緩めたりと、細かい操作がありました。上陸は宮国内線なので、ゲートを通過するわけでなく、フェリーに掛けられた階段を下りました。その後は、国内線フェリーですから、岸壁を歩いて、そのまま外に出ることができました。<br /><br /><東仁川へ><br /> 国内フェリーターミナルを出た後、東仁川行きのバス停を探していましたら、北海道から来た2人組も、地図を片手にバス停を探していました。見ますと、その地図は略図でした。実際の地形とはかなり違っていました。ハングルが全く読めないと言われますので、かなり危なっかしい感じでした。<br /> それで、ソウルまでの交通の便利な東仁川の駅まで案内する事にしました。こちらも、同じ方向なので全く支障はありません。 もし、こちらが先にバスに乗っていましたら、相当に苦労されたのではないかと想像しました。何しろ、度胸がいいと言うか、無謀と言おうか、放って置ける感じではありませんでした。<br /> 東仁川駅まではたいした距離ではありませんでした。バスを降りたところで、お2人とは分かれました。最終日は仁川国際空港から帰国するので、ソウルでホテルを予約してありますと言われますので、<br /><br /> 「先にその場所を探しなさい。それから、今日の行動を決めたがいいですよ」<br /><br /> と、アドバイスしておきました。<br /><br /> 昨晩聞いた話では、<br /><br /> 「明日は、ソウル郊外で温泉地に行きたい」<br /><br /> と、アドバイスを求めてきました。中々欲張りな旅行計画です。最終日のホテルの最寄駅は、地下鉄で、ソウル駅のもう一つ先の駅でした。ホテルも駅から直ぐ近くでした。また、東仁川駅からは、乗換え無しで行ける場所でした。<br /> 暫くして、Muさんと二人で、朝食場所を探そうと地下に降りて行きました。すると、切符売り場付近で、まだ先ほどの二人連れが旅行ガイドを見ながら、迷っていました。どうやら、切符の買い方が分からなかったようです。<br /> 少し離れた場所から観察しますと、上半身裸で、お酒の匂いをさせた浮浪者みたいな人が、ぶつぶつ独り言を言いながら、二人の後ろを行ったり来たりしていました。<br /> これは、まずいと思って、切符の買い方も指南して、早々に電車に乗るよう勧めました。全くハラハラさせるお二人でした。無事にソウルの宿にたどり着かれたでしょうか。<br /><br /><東仁川での朝食><br /> 北海道から来た二人組を見送った後は、とにかく朝食の店を探すのが先決です。駅ビルの地下街を一回りしても、スンドウプの店は見付からなかったので、もう一度外に出ました。<br /> マーフィーの法則とやら風に例えるなら、「スンドウプを食べたくない時は、沢山店が見付かるが、食べたい時には見付からない」と言った状況になりかけました。<br /> しかし、駅前付近で、ちゃんとした店に出会いました。少し時間が遅くなったので、朝昼兼用です。値段は4000ウォンで、高くはありませんでした。<br /> その店には、私達のほかに1組だけか客がいませんでした。これは流行っていないためではなく、中途半端な時間のためです。内装の綺麗な、アカぬけした雰囲気の店でした。その店の経営者の身内と思われる雰囲気の娘さんが、<br /><br /> 「おいしいですか?」<br /><br /> と、日本語で話し掛けてきました。娘さんと言うより、少しグラマーな若奥さんといった表現のほうが当たっていました。中々魅力的な笑顔の人でした。<br /><br /> 「美味しくありません」<br /><br /> と、言えるはずはありません。美味しい食事が、益々美味しくなる事だけは間違いありませんでした。食べ始めてから、追加のキムチが出てきたり、焼き魚も追加があったりと、サービスも満点でした。<br /><br /><国際空港へのアクセス><br /> 宿を東仁川に取った場合、翌日の空港までのアクセスを確認するため、実際に空港まで行ってみようと言う事になりました。東仁川駅付近にはコインロッカーが見当たらなかったので、荷物は持ったままです。<br /> まず、バス停の標識で国際空港行を探しましたが、金浦(キンポ)空港行は見付かったものの、どうしても国際空港の方は見付かりませんでした。途中見付けたKALの看板もついた旅行店に立ち寄って訪ねましたが、目的を果たせませんでした。<br /> 諦めて、店を出ましたら、直接は会話しなかった責任者らしい人が追いついてきて、<br /><br /> 「パスポートを見せて」<br /><br /> と、日本語で話し掛けてきました。その意味がわからず、少し躊躇していますと、<br /><br /> 「ここからはバスが出ていません。ウォミルドまでバスで行って、そこからはフェリーです。フェリーを降りたなら、空港までは、またバスです」<br /><br /> と、紙に漢字で「月尾島(ウォミルド)」と達筆に書いて教えてくれました。またまた、親切に出会って、感謝、感謝です。カームサハムニダ。<br /><br /><カモメと遊ぶ><br /> 教えてもらったルートで国際空港へ向かう事としました。月尾島まで行くのは何でもありません。魚市場があるところで、前にも行った事があるからです。ここでも、タクシーは使わず、市内バスで移動しました。1回当たり1200ウォン、120円ですから、何度乗っても知れています。<br /> 月尾島付近は、遊園地になっていて賑わいを見せていました。今日の天候も上々です。船遊びにはもってこいですが、残念ながら乗っている時間は10分程度だけです。<br /> そのフェリーをめがけてカモメが集まっていました。目的は、乗客が投げてくれるエビセンの取り合いです。空中で上手く捕らえるし、手に持ったエビセンを掠め取ったりします。エビセンを買っていなかったので、もっぱら見学と写真撮影に専念しました。<br /><br /><仁川国際空港><br /> フェリーを降りた場所には小さな市が立っていました。勿論海産物一色である。干物から鮮魚、貝類まで、すべて近海物がほとんどのようです。そのテント小屋の横がバスターミナルになっていました。国際空港へも潤沢な本数のバスが出ているらしく、安心しました。 <br /> 私達のほかに外国人旅行者は見当たりませんでしたが、旅行者社風のご年配を沢山見かけました。どうやら、新国際空港への見学ツアーであるようでした。<br /> この事は、実際に国際空港へ着いてみて、良く分かりました。さすがに若い人は参加していませんが、今、仁川国際空港は地方からの見学ラッシュです。<br /> 港から、空港までは少し距離がありますが、途中、信号がほとんど無いので、思ったほど時間はかかりません。島と島との間を埋め立てた空港島は、まだ空き地だらけで、これからが開発の本番を迎えるようです。<br /> 空港近くでは、埋め立てた堤防道路らしきところを走りました。その陸地側には、干潟が取り込まれていました。しかし、それ程大きな範囲ではなく、堤防道路の海側には、広大な干潟が広がっていました。この工事で、どれだけの環境への影響があるのかは、知る由もありません。干潟は海の田圃であり、それへの影響が少ない事を祈りました。 <br /> 新国際空港へのもう一つのアクセスは、ソウルからの高速道路です。一般道路から、その橋脚が遠望され、近寄った時は車両の流れも見えました。将来は、これに鉄道アクセスが加わると言います。<br /> 新国際空港は、噂にたがわず広大でした。金浦(キンポ)空港でもアジアでは大きいと感じたのに、比較にならない規模です。まさに国の威信を掛けて造った大事業です。<br /><br /><渡蟹に満足><br /> 夜は月尾島(ウォミルド)の鮮魚店外で魚を食べる事にしました。釜山、済州の港町でも魚類を食べていなかったので、今日は、何が何でも、と言った意気込みでした。<br /> ヒラメか鯛の刺身か、渡蟹かで迷いましたが、仁川は蟹の本場なので、蟹の方にしました。私は、サービスでホヤ刺が食べられれば、敢えてこだわる選択ではありません。<br /> 仁川の干潟は、渡蟹(わたりがに)の漁場です。その本場で、鮮度のいい、茹でたてを食べるのですから、これ以上の贅沢はありません。身がまろやかで、たっぷりと旨みのエキスを含んでいます。蟹をさばく面倒くささは、こんな時には無縁です。ひたすら、食べ続けました。<br /> 酒は、最近流行と言う百歳酒です。この酒は、薬草を使ってあり、独特の香りがあります。中国の老酒、ショウコウ酒に似ています。お土産のカタログにも載っていますので、売れているのでしょう。<br /> 以前に買った百歳酒は陶器入りで、値段も安くありませんでした。店で出されたのは、普及版といったところです。お土産のカタログでも千円少しの値段になっていました。以前、土産に買った百歳酒は寝かして熟成してあるらしく、コクのある味でした。家でも何年か寝かせて、今年飲みましたから、良く覚えています。それに比べれば、さっぱり風味です。<br /><br /><仁川の宿><br /> 予め、国際空港へのアクセスを実際に踏査して確認しておきましたので、安心して仁川の旅館に泊まる事ができました。4、5軒旅館が並んだ場所の一番奥の旅館で、バス停も近くでした。<br /> 設備も悪くなく、値段が2万ウォンと安いのも有難いことです。これですと、わざわざソウルまで行って探す事もありません。<br /><br /><br />  月尾島と空港島との往復フェリーの中で<br /> 飛疲れ鴎は凪の春の海<br /><br /> 群鴎船に纏わり春日落つ<br /><br /> 春凪や鴎と遊び島渡る<br /><br />  仁川市内で<br /> 枳殻の花や屋敷の石の塀<br /><br /> 君子蘭遅き食事の後で識る

2001春、韓国紀行8(5):5月2日:フェリーでインチョンへ、新空港へのアクセス確認

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2001/04/29 - 2001/05/03

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旅行記グループ 2001春、韓国旅行記8

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

<2001年5月2日(水)>

<仁川到着>
 宴会は遅くまで続きましたが、15時間余りの船の旅は平穏でした。朝早くデッキに出てみましたら、霧で見通しができませんでした。それで、もう一度部屋に戻ってひと寝入りすることにしました。
 焼酎を大分飲みすぎましたので、まだ頭がハッキリしませんでした。上陸できるのは10時過ぎなので、まだ十二分に時間が残っていました。昨夜のメンバーもまだ置きだしていませんでした。
 余り寝ていても退屈しますので、適当に起き出して朝の支度をしました。朝食のアナウンスも入っていましたが、朝食は上陸してからと割り切りました。場合によっては、昼食兼用になるかも知れません。
 接岸はタグボートの力を借りていました。接岸の最後のところでは、船上と埠頭側で連絡を取り合って、とも綱を巻いたり、緩めたりと、細かい操作がありました。上陸は宮国内線なので、ゲートを通過するわけでなく、フェリーに掛けられた階段を下りました。その後は、国内線フェリーですから、岸壁を歩いて、そのまま外に出ることができました。

<東仁川へ>
 国内フェリーターミナルを出た後、東仁川行きのバス停を探していましたら、北海道から来た2人組も、地図を片手にバス停を探していました。見ますと、その地図は略図でした。実際の地形とはかなり違っていました。ハングルが全く読めないと言われますので、かなり危なっかしい感じでした。
 それで、ソウルまでの交通の便利な東仁川の駅まで案内する事にしました。こちらも、同じ方向なので全く支障はありません。 もし、こちらが先にバスに乗っていましたら、相当に苦労されたのではないかと想像しました。何しろ、度胸がいいと言うか、無謀と言おうか、放って置ける感じではありませんでした。
 東仁川駅まではたいした距離ではありませんでした。バスを降りたところで、お2人とは分かれました。最終日は仁川国際空港から帰国するので、ソウルでホテルを予約してありますと言われますので、

 「先にその場所を探しなさい。それから、今日の行動を決めたがいいですよ」

 と、アドバイスしておきました。

 昨晩聞いた話では、

 「明日は、ソウル郊外で温泉地に行きたい」

 と、アドバイスを求めてきました。中々欲張りな旅行計画です。最終日のホテルの最寄駅は、地下鉄で、ソウル駅のもう一つ先の駅でした。ホテルも駅から直ぐ近くでした。また、東仁川駅からは、乗換え無しで行ける場所でした。
 暫くして、Muさんと二人で、朝食場所を探そうと地下に降りて行きました。すると、切符売り場付近で、まだ先ほどの二人連れが旅行ガイドを見ながら、迷っていました。どうやら、切符の買い方が分からなかったようです。
 少し離れた場所から観察しますと、上半身裸で、お酒の匂いをさせた浮浪者みたいな人が、ぶつぶつ独り言を言いながら、二人の後ろを行ったり来たりしていました。
 これは、まずいと思って、切符の買い方も指南して、早々に電車に乗るよう勧めました。全くハラハラさせるお二人でした。無事にソウルの宿にたどり着かれたでしょうか。

<東仁川での朝食>
 北海道から来た二人組を見送った後は、とにかく朝食の店を探すのが先決です。駅ビルの地下街を一回りしても、スンドウプの店は見付からなかったので、もう一度外に出ました。
 マーフィーの法則とやら風に例えるなら、「スンドウプを食べたくない時は、沢山店が見付かるが、食べたい時には見付からない」と言った状況になりかけました。
 しかし、駅前付近で、ちゃんとした店に出会いました。少し時間が遅くなったので、朝昼兼用です。値段は4000ウォンで、高くはありませんでした。
 その店には、私達のほかに1組だけか客がいませんでした。これは流行っていないためではなく、中途半端な時間のためです。内装の綺麗な、アカぬけした雰囲気の店でした。その店の経営者の身内と思われる雰囲気の娘さんが、

 「おいしいですか?」

 と、日本語で話し掛けてきました。娘さんと言うより、少しグラマーな若奥さんといった表現のほうが当たっていました。中々魅力的な笑顔の人でした。

 「美味しくありません」

 と、言えるはずはありません。美味しい食事が、益々美味しくなる事だけは間違いありませんでした。食べ始めてから、追加のキムチが出てきたり、焼き魚も追加があったりと、サービスも満点でした。

<国際空港へのアクセス>
 宿を東仁川に取った場合、翌日の空港までのアクセスを確認するため、実際に空港まで行ってみようと言う事になりました。東仁川駅付近にはコインロッカーが見当たらなかったので、荷物は持ったままです。
 まず、バス停の標識で国際空港行を探しましたが、金浦(キンポ)空港行は見付かったものの、どうしても国際空港の方は見付かりませんでした。途中見付けたKALの看板もついた旅行店に立ち寄って訪ねましたが、目的を果たせませんでした。
 諦めて、店を出ましたら、直接は会話しなかった責任者らしい人が追いついてきて、

 「パスポートを見せて」

 と、日本語で話し掛けてきました。その意味がわからず、少し躊躇していますと、

 「ここからはバスが出ていません。ウォミルドまでバスで行って、そこからはフェリーです。フェリーを降りたなら、空港までは、またバスです」

 と、紙に漢字で「月尾島(ウォミルド)」と達筆に書いて教えてくれました。またまた、親切に出会って、感謝、感謝です。カームサハムニダ。

<カモメと遊ぶ>
 教えてもらったルートで国際空港へ向かう事としました。月尾島まで行くのは何でもありません。魚市場があるところで、前にも行った事があるからです。ここでも、タクシーは使わず、市内バスで移動しました。1回当たり1200ウォン、120円ですから、何度乗っても知れています。
 月尾島付近は、遊園地になっていて賑わいを見せていました。今日の天候も上々です。船遊びにはもってこいですが、残念ながら乗っている時間は10分程度だけです。
 そのフェリーをめがけてカモメが集まっていました。目的は、乗客が投げてくれるエビセンの取り合いです。空中で上手く捕らえるし、手に持ったエビセンを掠め取ったりします。エビセンを買っていなかったので、もっぱら見学と写真撮影に専念しました。

<仁川国際空港>
 フェリーを降りた場所には小さな市が立っていました。勿論海産物一色である。干物から鮮魚、貝類まで、すべて近海物がほとんどのようです。そのテント小屋の横がバスターミナルになっていました。国際空港へも潤沢な本数のバスが出ているらしく、安心しました。 
 私達のほかに外国人旅行者は見当たりませんでしたが、旅行者社風のご年配を沢山見かけました。どうやら、新国際空港への見学ツアーであるようでした。
 この事は、実際に国際空港へ着いてみて、良く分かりました。さすがに若い人は参加していませんが、今、仁川国際空港は地方からの見学ラッシュです。
 港から、空港までは少し距離がありますが、途中、信号がほとんど無いので、思ったほど時間はかかりません。島と島との間を埋め立てた空港島は、まだ空き地だらけで、これからが開発の本番を迎えるようです。
 空港近くでは、埋め立てた堤防道路らしきところを走りました。その陸地側には、干潟が取り込まれていました。しかし、それ程大きな範囲ではなく、堤防道路の海側には、広大な干潟が広がっていました。この工事で、どれだけの環境への影響があるのかは、知る由もありません。干潟は海の田圃であり、それへの影響が少ない事を祈りました。 
 新国際空港へのもう一つのアクセスは、ソウルからの高速道路です。一般道路から、その橋脚が遠望され、近寄った時は車両の流れも見えました。将来は、これに鉄道アクセスが加わると言います。
 新国際空港は、噂にたがわず広大でした。金浦(キンポ)空港でもアジアでは大きいと感じたのに、比較にならない規模です。まさに国の威信を掛けて造った大事業です。

<渡蟹に満足>
 夜は月尾島(ウォミルド)の鮮魚店外で魚を食べる事にしました。釜山、済州の港町でも魚類を食べていなかったので、今日は、何が何でも、と言った意気込みでした。
 ヒラメか鯛の刺身か、渡蟹かで迷いましたが、仁川は蟹の本場なので、蟹の方にしました。私は、サービスでホヤ刺が食べられれば、敢えてこだわる選択ではありません。
 仁川の干潟は、渡蟹(わたりがに)の漁場です。その本場で、鮮度のいい、茹でたてを食べるのですから、これ以上の贅沢はありません。身がまろやかで、たっぷりと旨みのエキスを含んでいます。蟹をさばく面倒くささは、こんな時には無縁です。ひたすら、食べ続けました。
 酒は、最近流行と言う百歳酒です。この酒は、薬草を使ってあり、独特の香りがあります。中国の老酒、ショウコウ酒に似ています。お土産のカタログにも載っていますので、売れているのでしょう。
 以前に買った百歳酒は陶器入りで、値段も安くありませんでした。店で出されたのは、普及版といったところです。お土産のカタログでも千円少しの値段になっていました。以前、土産に買った百歳酒は寝かして熟成してあるらしく、コクのある味でした。家でも何年か寝かせて、今年飲みましたから、良く覚えています。それに比べれば、さっぱり風味です。

<仁川の宿>
 予め、国際空港へのアクセスを実際に踏査して確認しておきましたので、安心して仁川の旅館に泊まる事ができました。4、5軒旅館が並んだ場所の一番奥の旅館で、バス停も近くでした。
 設備も悪くなく、値段が2万ウォンと安いのも有難いことです。これですと、わざわざソウルまで行って探す事もありません。


  月尾島と空港島との往復フェリーの中で
 飛疲れ鴎は凪の春の海

 群鴎船に纏わり春日落つ

 春凪や鴎と遊び島渡る

  仁川市内で
 枳殻の花や屋敷の石の塀

 君子蘭遅き食事の後で識る

同行者
友人
交通手段
鉄道 高速・路線バス タクシー
  • 上陸はこのフェリーターミナルを通る必要はありませんでした。国内線のためです。次の旅のために記録しておきました。

    上陸はこのフェリーターミナルを通る必要はありませんでした。国内線のためです。次の旅のために記録しておきました。

  • 国内線フェリーターミナルの内部です。仁川からは各地へ向けて、たくさんのフェリーが出航されているようです。

    国内線フェリーターミナルの内部です。仁川からは各地へ向けて、たくさんのフェリーが出航されているようです。

  • 仁川港から東仁川駅に向かうバスの中からの写真です。行き先を一生懸命探していた、北海道からきたという娘さん達も一緒でした。

    仁川港から東仁川駅に向かうバスの中からの写真です。行き先を一生懸命探していた、北海道からきたという娘さん達も一緒でした。

  • 東仁川の駅の外観です。ここからは、ソウルまで乗り換え無しで行くことができます。一旦、娘さん達をこの駅前で見送りました。

    東仁川の駅の外観です。ここからは、ソウルまで乗り換え無しで行くことができます。一旦、娘さん達をこの駅前で見送りました。

  • 地下鉄の改札口です。ソウルまでは1時間ほどかかりますが、値段は安いものです。一旦見送った娘さん達を、もう一度見送りました。

    地下鉄の改札口です。ソウルまでは1時間ほどかかりますが、値段は安いものです。一旦見送った娘さん達を、もう一度見送りました。

  • 地下街のお店です。まだ、早い時間なので、混んではいませんでした。買い物の予定はありませんが、ざっと見学しました。

    地下街のお店です。まだ、早い時間なので、混んではいませんでした。買い物の予定はありませんが、ざっと見学しました。

  • 学校の石垣の上で咲いていたツツジです。まさに満開です。公園や街路樹でも見栄えしますが、石垣だと一段と映える花のようです。

    学校の石垣の上で咲いていたツツジです。まさに満開です。公園や街路樹でも見栄えしますが、石垣だと一段と映える花のようです。

  • そのツツジのアップです。品種は知りませんが、朱色が鮮やかです。その花に負けないよう、天気も上々でした。

    そのツツジのアップです。品種は知りませんが、朱色が鮮やかです。その花に負けないよう、天気も上々でした。

  • 連翹(れんぎょう)は完全に盛りを過ぎていました。この花は、韓国では人気が高いといわれます。日本でも見かけることが出来、私も好きな花です。

    連翹(れんぎょう)は完全に盛りを過ぎていました。この花は、韓国では人気が高いといわれます。日本でも見かけることが出来、私も好きな花です。

  • 枝が伸び放題で、余り手入れされていない山吹の花が咲き残っていました。鮮やかなオレンジ色です。

    枝が伸び放題で、余り手入れされていない山吹の花が咲き残っていました。鮮やかなオレンジ色です。

  • 交差点の中央の噴水が、間歇的に吹き上げていました。そろそろ水が恋しくなってくる季節となってきました。

    交差点の中央の噴水が、間歇的に吹き上げていました。そろそろ水が恋しくなってくる季節となってきました。

  • こちらは、モダンなモニュメントがあった小公園の風景です。新緑と満開の花で、季節的にも最高の時期です。

    こちらは、モダンなモニュメントがあった小公園の風景です。新緑と満開の花で、季節的にも最高の時期です。

  • 市場の中を見て周るのは、私の,旅の楽しみの一つです。このお店は八百屋さんです。包装されていない品がほとんどです。

    市場の中を見て周るのは、私の,旅の楽しみの一つです。このお店は八百屋さんです。包装されていない品がほとんどです。

  • 市場の中は、ゴミゴミした人間くささがまた良いところです。下町、人情の街です。日本が無くしてしまった部分が多くあります。

    市場の中は、ゴミゴミした人間くささがまた良いところです。下町、人情の街です。日本が無くしてしまった部分が多くあります。

  • この店は、唐辛子のほかに、いくつかの種類のスパイス系の品を扱っていました。中央には、1合升くらいの秤(はかり)も見えます。

    この店は、唐辛子のほかに、いくつかの種類のスパイス系の品を扱っていました。中央には、1合升くらいの秤(はかり)も見えます。

  • 4、5回粉引き機にかけると、次第に木目が細かくなってきます。これは、その最終段階近くです。粉が飛び散って、くしゃみが出そうでした。

    4、5回粉引き機にかけると、次第に木目が細かくなってきます。これは、その最終段階近くです。粉が飛び散って、くしゃみが出そうでした。

  • 見事な赤色をした唐辛子です。日本産と比べると,概して大ぶりに成長しています。余程、土壌が生育に適しているのでしょう。

    見事な赤色をした唐辛子です。日本産と比べると,概して大ぶりに成長しています。余程、土壌が生育に適しているのでしょう。

  • 粉にする前と、後とで2回秤に掛けられました。仕上げでの2kgは、さすがに凄まじいボリュームになります。

    粉にする前と、後とで2回秤に掛けられました。仕上げでの2kgは、さすがに凄まじいボリュームになります。

  • 奥の器にも山盛りの唐辛子がありました。手前の器は、2kgの注文で、残りが大分、少なくなってしまいました。

    奥の器にも山盛りの唐辛子がありました。手前の器は、2kgの注文で、残りが大分、少なくなってしまいました。

  • 月尾島(ウォルミド)の埠頭です。フェリーで空港島へ渡るためにやって来ました。遊園地や、刺身街にもなっています。

    月尾島(ウォルミド)の埠頭です。フェリーで空港島へ渡るためにやって来ました。遊園地や、刺身街にもなっています。

  • カーフェリーは,最初に人を降ろしてくれました。その後で、同じ場所を車が降りて来ました。毎回、多くの利用客を見かけます。

    カーフェリーは,最初に人を降ろしてくれました。その後で、同じ場所を車が降りて来ました。毎回、多くの利用客を見かけます。

  • 地元の方は結構利用されているようです。しかし、私達以外には、海外旅行者の姿はありませんでした。まだ、ローカルルートです。

    地元の方は結構利用されているようです。しかし、私達以外には、海外旅行者の姿はありませんでした。まだ、ローカルルートです。

  • カーフェリーは、4、5隻就航しているようです。空港島までは、僅かな距離ですから、10分ほどの行程です。

    カーフェリーは、4、5隻就航しているようです。空港島までは、僅かな距離ですから、10分ほどの行程です。

  • 近海物と思われる色んな海産物が、生きたまま売られていました。赤く丸い姿は,私の大好物のホヤ貝です。韓国では、モンゲです。

    近海物と思われる色んな海産物が、生きたまま売られていました。赤く丸い姿は,私の大好物のホヤ貝です。韓国では、モンゲです。

  • 採れ立てのためでしょうか、ヒラメは、保護色に色を変えたままのようでした。カレイかもしれません。手前のかごはタコです。

    採れ立てのためでしょうか、ヒラメは、保護色に色を変えたままのようでした。カレイかもしれません。手前のかごはタコです。

  • 近海物と思われる色んな海産物が、生きたまま売られていました。新鮮さは抜群です。手前のかごの黒い姿は、海鼠(なまこ)のようです。

    近海物と思われる色んな海産物が、生きたまま売られていました。新鮮さは抜群です。手前のかごの黒い姿は、海鼠(なまこ)のようです。

  • 魚市場は、このテント張りの小屋の中にあります。その小屋の中のお店では、威勢のいいアジュマが頑張っています。

    魚市場は、このテント張りの小屋の中にあります。その小屋の中のお店では、威勢のいいアジュマが頑張っています。

  • 月尾島からフェリーに乗った理由は、鴎と遊ぶためでした。僅か10分ほどですが、大いに楽しめます・

    月尾島からフェリーに乗った理由は、鴎と遊ぶためでした。僅か10分ほどですが、大いに楽しめます・

  • カモメにエビセンを投げてあげますと、くちばしを使って、空中ですばやくキャッチします。何度やっても面白く、飽きません。

    カモメにエビセンを投げてあげますと、くちばしを使って、空中ですばやくキャッチします。何度やっても面白く、飽きません。

  • 空中で取り落とした餌は、す早く海上から拾い上げます。これも中々の見ものです。短い時間ですが、十分に餌投げを楽しみました。

    空中で取り落とした餌は、す早く海上から拾い上げます。これも中々の見ものです。短い時間ですが、十分に餌投げを楽しみました。

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