2007/05 - 2007/05
430位(同エリア842件中)
ニーコさん
仕事で訪れていたフランクフルトから、休みの1日を利用してハイデルベルグに行って来ました。
ハイデルベルグはフランクフルトの南約90kmに位置し、1386年に建てられた、ドイツ最古の大学、ハイデルベルク大学(ルプレヒト・カール大学)のある、学生の町として知られています。
かつて、ゲーテやヘルダーリン、ショパンなど多くの文学者、詩人、芸術家がこの町に滞在して、数々の芸術を生みました。
また、第二次世界大戦中に空爆を受けなかったことで、かつての古い町並みが今日まで残されています。
赤茶色の煉瓦造りの街並、ハイデルベルグ城の景色が素晴らしい、美しい町でした。
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旅の始まりは、こちらから…
フランクフルト中央駅
Frankfurt Hauptbahnhoh(Hbf)
重厚な駅舎です。
駅構内、駅付近はあまり治安が良くないと言われています。
以前、私も1人で歩いていた時に、薬物かアルコールの中毒のような人にずっと付いて来られて、怖い思いをした事があります。
スリにも注意!フランクフルト中央駅 駅
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駅の建物を入って左手に、切符売場。
ハイデルベルグへの往復切符は3人以上だとかなり安くなります。
IC(Inter City)、EC(Euro City)、ICE(Inter City Express)、には乗れないチケットですが、1人11.6ユーロでした。
電車の時刻・料金については、Deutsche BahnのHPで調べることができます。
http://www.bahn.de/p/view/index.shtml -
ICだとフランクフルト→ハイデルベルグは、最短52分。
私達の乗ったRB(Regional Bahn)は、1時間21分かかります。しかも、途中遅れたので1時間半以上かかりました。が、そんなに急いでもいないので、問題なし。
駅構内には食べ物を売るお店がいっぱいあるので、それぞれ朝食を買って、9:06発の電車に乗り込みます。 -
ハイデルベルグ中央駅に10時40分頃到着。
旧市街まではバスに乗って行くみたいですが、どのバスだろう?とウロウロしていたら、ちょっと不思議な風貌をしたおじさんが、切符の買い方から、どのバスに乗るかまで教えてくれ、結局一緒にバスに乗って降りる場所まで指示してくれました。
5人まで1日乗り放題の切符が8.5ユーロ。
33番のバスに乗って、お城に登るケーブルカー乗場まで。
おじさんはお城までケーブルカーに乗れと言っていたけど、歩いても上れるよねー、と歩き始めたはいいのですが、結構な坂道。しかも石畳なので、ヒールがある靴だとかなり辛い感じ。
10分程、この坂道を上ります。 -
ハイデルベルグ城
Schloss Heidelberg
はー(-。-|||)≡(|||-∀-)疲れたぁ・・・
やっと下側の入口に到着…。ハイデルベルク城 城・宮殿
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苦労して上ってきた甲斐がありました。
1枚の絵のような美しい景色。 -
ひっそりと壁に残る紋章。
周りを囲んでいるのは、槍、盾、剣、大砲とその砲弾などの兵器・武器。
要塞としての歴史を表しているようです。 -
坂道を上って来て入った入口からお城を見上げたところ。
このハイデルベルグ城は、
「13世紀頃からプファルツ伯の居城として拡張を続け、ゴシック、ルネッサンス、バロックなどさまざまな様式が見られる。
しかし、三十年戦争やプファルツ継承戦争や火事で破壊され、半ば廃墟のような複雑な姿をしている。」 -
この日は日差しが強く、とても暑かった!
30℃近い、真夏のような1日でした。
その暑さの中、坂道を上ってきたので、息もあがります…(;´д`)ゞ
日陰に入ると、ホッとする〜。
中学生ぐらいの子達が遠足なのか、たくさんいました。 -
お城の入場料は、大人1人・3ユーロ。
入口は、私達の上ってきた徒歩のルートからの下側の入口と、ケーブルカーの駅からの上側の入口の、2ケ所があります。
下側の入口を入って少し階段を上ると、フリードリヒ館のバルコニーに出ます。
ここからの眺めは素晴らしい\(^-^)/
ハイデルベルグの街を一望できます。
町の真ん中を流れるのはネッカー川。 -
(ハイデルベルグ城内)フリードリヒ館
Friedrichsbau
1607年にフリードリッヒ4世によって建てられて以来、代々の選帝候達の住まいとして使われてきた、ルネッサンス風建物。 -
お城の中を抜けて、ケーブルカー側入口の方に、庭園がありました。
入口に門があります。
「エリザベスの門」、 別名「一夜の門」と呼ばれる門で、ルードヴィッヒ5世が、妃エリザベスの為にたった一晩で作り上げた門だそうです。 -
この門、木の幹を模した柱になっていて、なんか素敵です。
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戦争や火事などで破壊されて、半分廃墟になっているお城。
内部は一部再建・修復されているそうですが、決められた城内ガイドツアーに参加しないと、内部に入ることはできません。 -
庭園からネッカー川方面を望む。
川にかかる橋は、有名なカール・テオドール橋。 -
城門であり、時計台であり、恐らく見張り台でもあった塔。
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フリードリヒ館の横に、お城の地下への入口があります。
(下側の入口から入ってくると、右手。) -
ひんやりとした地下室には、ワインの大樽があり、横のカウンターではグラスワイン、ビール、ジュースを売っています。
近隣で造られたワインに、自分だけの名前やメッセージ入りのオリジナルラベルを貼ったものを、その場ですぐ作ってくれます。
…と言ってもPCに入力してプリントアウトしたものを、スティック糊(!)でボトルに貼るだけなのですが。
でも、同行者が買っていましたが、なかなかイイ感じでした。ワインも美味しそうだったし、値段もお手頃(たしか9ユーロぐらい)。 -
世界最大級のワインの大樽。
大きい…(@_@)
横の階段から上にも上ることができます。
本当に使われていたのかな?
インターネットで調べてみたら、こんな記述がありました:
「領民から年貢として納めさせたワインを入れるため、1751年に作られたこの樽は、なんと直径7m、長さ8.5mその容量は22万1726リットル、瓶で29万本も入る巨大なもの。」
本当に使われていたんだ〜w(゜o゜)w -
ワインの大樽の横にいる、道化師ペルケオ。
大樽の番人で、イタリア人らしい…。
フーン…(゜-゜) -
再び同じ坂道を下まで降りてきました。
コルンマルクト
Kornmarkt
上の方にお城が見えます。
あそこから降りてきたんだな〜。 -
市庁舎
Rathaus
マルクト広場(Marktplatz)に面して建つ、バロック様式の建物。 -
聖霊教会
Heiliggeistkirche
選帝候ルプレヒト3世の命によって15世紀に建てられたゴシック様式の教会。
マルクト広場(Marktplatz)の真ん中に建っています。
名前の通り、マルクト(市場)が開かれていました。 -
聖霊教会の外側。
角が切り取られるような形で、壁画が描かれています。 -
聖霊教会・内部。
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聖霊教会内にある、ステンドグラス。
よく見ると、とても現代的なデザイン。
何かメッセージがありそうです。 -
時刻はもう13時過ぎ…
さすがにお腹が空きました(-ε- )
"Zum Roten Oxen"(「赤い牡牛」)で昼食。
ここは、「1703年創業。戯曲『アルト・ハイデルベルグ』の舞台ともなった。ビスマルクやマーク・トウェインも訪れたという、典型的な学生酒場。」 -
お店の中はごちゃごちゃしているけど、クラシックで味がある雰囲気。
壁にもテーブルにも落書きがいっぱい。
昔から学生がここに集まって、飲み会やって(新歓コンパとか?)盛り上がっていたんだろうなー。
( ^_^)/q□☆□p\(^_^ ) カンパァーイ! -
今日の定食(Tagesmenu)の、
猟師風ステーキ、マッシュルームソース、シュペッツレ添え。
シュペッツレは写真には写ってはいませんが、小麦粉を練ってこより状にして茹でた、パスタみたいなもの。
ステーキは豚肉。
香ばしくて、美味しかったです┗(^o^)
飲物代も入れて、1人12ユーロくらいだったかな。 -
カール・テオドール橋
Karl-Theodor-Bruecke
「ネッカー川にかかる最古の橋で、またの名をアルテ・ブリュッケ(古い橋)と呼ばれる。200年前までは屋根のある、木のはね橋が架けられていたが、オルレアン継承戦争で焼失したり、流氷に押し流されたりしたため、18世紀末に、選帝候カール・テオドールが現在の石の橋に造り替えたもの。橋にあるバロック風の城門は13世紀にこの場所にあった城壁の一部だった。左右の塔は牢獄として使われていた。」 -
橋の入口横にある、鏡を持った猿の像。
この鏡で人間の心の中を映して見ているのだそうです。
おもしろい仮面のような形をしていますが、人が中にすっぽり立つことができます。
中に立って記念撮影をしてみましたが、顔が全然見えません(^_^; -
橋の上、カール・テオドール像。
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ネッカー川の流れ。
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ハイデルベルグの1番の撮影スポット☆
ネッカー川にかかるカール・テオドール橋とその向こうにハイデルベルグ城を望みます。 -
蛇の小道(の入口)。
Schlangenweg
「哲学者の道」まで続く、その名の通りくねくねと曲がりくねった、かなりきつい坂道です。
結構な坂道だという事は聞いてはいたのですが、予想以上にきついです。
しかもこの日は真夏のような暑さ!
15〜20分のきつい登りで、汗だくになりました(;´д`)ゞ -
哲学者の道
Philosophenweg
その昔ゲーテやヘーゲルなど、多くの哲学者や詩人達が歩き、思索にふけった散歩道。京都の哲学の道のモデルとなった所でもあるそうです。
…って言っても、普通の道じゃん!
ものすごくきつい坂道を汗を垂らしながら登って来たので、てっきりお花畑のような素晴らしいところなんじゃないかと思ってましたけど!哲学者の道 散歩・街歩き
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景色はたしかにいいけれど…。
でも結構木が眺望を遮ってます。
ゲーテやヘーゲルもこの坂道をえっさこらさと登って来たのでしょうか?
「哲学者」というより、軽く「トレッキング」気分なんですけど。
私達一行も、疲れてすっかり無口になってしまいました。
そして、早々に下に降りてアイスを食べました。 -
イエズス教会
Jesuitenkirche -
大学広場
Universitaetsplatz
正面の建物は新校舎で、ハイデルベルク大学を卒業したアメリカ人同窓会の援助を受けて1933年に建てられた講堂。第二次世界大戦では、ハイデルベルク大学卒業のアメリカ軍将校たちがハイデルベルクを守ろうと尽力を尽くし、この町は戦火から救われたそうです。 -
大学図書館
Universitaetsbibliothek
220万冊の蔵書があり、中世の詩の珍しい収集や、世界的に有名な中世写本マネッセを所有しているそうです。内部は自由に立ち入ることができます。 -
大学図書館の入口。
ユーゲントシュティール風のディテール。 -
大学図書館。
南西側から見たところ。 -
記念にベタな絵葉書を買いました。
ハイデルベルグから愛を込めて♪ -
ハイデルベルグ中央駅。
Heidelberg Hauptbahnhof(Hbf)
大学図書館の最寄りのバス停からバスに乗って、ハイデルベルグ中央駅に戻って来ました。
17:28発のRBに乗り、フランクフルトに帰りました(18:48着)。
暑かったですが、天気にも恵まれて、楽しい遠足の1日でした☆・*:.。☆..。.(´∀`人)
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