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今年のゴールデンウィークは田舎で!<br /><br />ふるさととはいえ、両親の出身地。<br />神戸で産まれて 神戸で育ったあたしには<br />ほとんど馴染みのない土地。<br /><br />「徳之島に行こう」<br />思い立った時、すでに世間はゴールデンウィークに突入。<br />飛行機もツアーももちろん締め切り。<br /><br />...確か沖縄行きのフェリーが徳之島に停まったはずっ<br /><br />しかも、行きも帰りもちょうどいいスケジュールで運行しているではないの。<br /><br /><br />という訳で、突然の強行突破で徳之島へ向かう。<br /><br /><br />神戸・六甲アイランドの六甲船客ターミナルを出た「琉球エキスプレス」は<br />ゆ〜らゆ〜らと太平洋を南下<br />奄美大島を経由して徳之島に到着。<br />時間にして36時間。<br /><br />船の甲板に出て、小さくなっていく神戸の街を見ながら<br />懐かしい、フェリーの匂いを嗅ぐ。<br />小さい頃<br />田舎に帰るときはいつもフェリー「あかつき丸」に乗った。<br /><br />子供のあたしには、あかつき丸はとてつもなく大きく見えた。<br />知らない人がたくさん乗っていて、部屋がいっぱいあって<br />でも自分のそばには、父がいて 母がいて 兄がいて<br /><br />父と母は、久しぶりの帰省がとても嬉しそう。<br />あたしと兄は、この巨大な乗り物に大はしゃぎ。<br /><br />懐かしいなーーー<br /><br /><br />二等寝室はだだっ広い和室の畳でザコ寝。行き先によって部屋が分かれている。<br />徳之島行きは、神戸からあたしを含めて2人。<br />大阪から数人乗ってきたものの、布団はまだまだ余っている。<br /><br />さすがに帰りは混んだ。<br />沖縄から大阪に行く人がほとんどで、70〜80ある布団はほぼ埋まった。<br /><br /><br />徳之島に着いて一日目。さっそく車で全島一周へ!<br /><br />島に来てからすでに2ヶ月の父。<br />神戸にいるときとはまるで別人のように生き生きしている。<br />生まれ故郷の自然に還り、好きなことをして生きている彼。<br />もはや父というよりただの少年にしか見えない。<br /><br />父が借りている軽自動車で、あちこち立寄りながら海岸沿いをぐるりと一周。<br /><br />小さいころに見覚えのある景色<br /><br />大自然ときれいな海<br /><br /><br />こんな田舎があって、あたしは幸せ。<br /><br />両親に感謝!

Tokunoshima-island, Japan: 里帰り・徳之島

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2007/05 - 2007/05

79位(同エリア104件中)

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17

Ritz

Ritzさん

今年のゴールデンウィークは田舎で!

ふるさととはいえ、両親の出身地。
神戸で産まれて 神戸で育ったあたしには
ほとんど馴染みのない土地。

「徳之島に行こう」
思い立った時、すでに世間はゴールデンウィークに突入。
飛行機もツアーももちろん締め切り。

...確か沖縄行きのフェリーが徳之島に停まったはずっ

しかも、行きも帰りもちょうどいいスケジュールで運行しているではないの。


という訳で、突然の強行突破で徳之島へ向かう。


神戸・六甲アイランドの六甲船客ターミナルを出た「琉球エキスプレス」は
ゆ〜らゆ〜らと太平洋を南下
奄美大島を経由して徳之島に到着。
時間にして36時間。

船の甲板に出て、小さくなっていく神戸の街を見ながら
懐かしい、フェリーの匂いを嗅ぐ。
小さい頃
田舎に帰るときはいつもフェリー「あかつき丸」に乗った。

子供のあたしには、あかつき丸はとてつもなく大きく見えた。
知らない人がたくさん乗っていて、部屋がいっぱいあって
でも自分のそばには、父がいて 母がいて 兄がいて

父と母は、久しぶりの帰省がとても嬉しそう。
あたしと兄は、この巨大な乗り物に大はしゃぎ。

懐かしいなーーー


二等寝室はだだっ広い和室の畳でザコ寝。行き先によって部屋が分かれている。
徳之島行きは、神戸からあたしを含めて2人。
大阪から数人乗ってきたものの、布団はまだまだ余っている。

さすがに帰りは混んだ。
沖縄から大阪に行く人がほとんどで、70〜80ある布団はほぼ埋まった。


徳之島に着いて一日目。さっそく車で全島一周へ!

島に来てからすでに2ヶ月の父。
神戸にいるときとはまるで別人のように生き生きしている。
生まれ故郷の自然に還り、好きなことをして生きている彼。
もはや父というよりただの少年にしか見えない。

父が借りている軽自動車で、あちこち立寄りながら海岸沿いをぐるりと一周。

小さいころに見覚えのある景色

大自然ときれいな海


こんな田舎があって、あたしは幸せ。

両親に感謝!

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  • Sunrise above the horizon<br /><br />フェリーに乗って2日目の朝。<br /><br />目覚めるとちょうど夜が明けるところだった。<br />水平線から顔を出した太陽が<br />少しずつ光の強さを増して空を赤く染める。<br /><br />旅をしていると、美しい自然現象を見る機会に恵まれる。<br /><br />朝日 夕焼け 流れ星 虹 <br /><br />仕事をして規則正しい毎日を過ごしていると<br />朝日が昇る時間に起きていることは、まずない。<br /><br /><br /><br /><br />いい一日になりそう。<br /><br />そして布団に戻る。<br /><br />.............zzz

    Sunrise above the horizon

    フェリーに乗って2日目の朝。

    目覚めるとちょうど夜が明けるところだった。
    水平線から顔を出した太陽が
    少しずつ光の強さを増して空を赤く染める。

    旅をしていると、美しい自然現象を見る機会に恵まれる。

    朝日 夕焼け 流れ星 虹 

    仕事をして規則正しい毎日を過ごしていると
    朝日が昇る時間に起きていることは、まずない。




    いい一日になりそう。

    そして布団に戻る。

    .............zzz

  • Kametoku Village<br /><br />徳之島町、亀徳。<br /><br />母の実家は<br /><br />フェリーが発着する亀徳港から徒歩5分。<br /><br />潮の匂いがする、静かな海辺の集落。

    Kametoku Village

    徳之島町、亀徳。

    母の実家は

    フェリーが発着する亀徳港から徒歩5分。

    潮の匂いがする、静かな海辺の集落。

  • Entrance for Totoro<br /><br />母の実家の裏庭には<br />巨大なガジュマルの木が立っている。<br /><br />強い台風が来る徳之島。<br />ガジュマルの木は、海からの風をさえぎり<br />家を守ってくれる守り神。<br /><br /><br />愛する鳥、メジロがガジュマルに巣を作ったらしく<br />木から離れようとしない父。<br /><br />そのうちどこかに入り口を見つけて<br />トトロに会ったりして。

    Entrance for Totoro

    母の実家の裏庭には
    巨大なガジュマルの木が立っている。

    強い台風が来る徳之島。
    ガジュマルの木は、海からの風をさえぎり
    家を守ってくれる守り神。


    愛する鳥、メジロがガジュマルに巣を作ったらしく
    木から離れようとしない父。

    そのうちどこかに入り口を見つけて
    トトロに会ったりして。

  • Home Sweet Home<br /><br />母の実家を取り壊している間、間借りしている向かいの家。<br /><br />相当年期の入った家。<br />なのに激しいスコールが降っても、ちっとも雨漏りしない。<br /><br /><br />小さいころ、田舎の古い家が好きになれなかった。<br /><br />そこらじゅうに這いつくばっているヤモリとか<br />電灯に群がる羽虫とか クモの巣とか<br />怖いものばかりだった。<br /><br />今はそれさえ楽しむことができる。<br /><br />旅をしているうちに強くなったと思う。

    Home Sweet Home

    母の実家を取り壊している間、間借りしている向かいの家。

    相当年期の入った家。
    なのに激しいスコールが降っても、ちっとも雨漏りしない。


    小さいころ、田舎の古い家が好きになれなかった。

    そこらじゅうに這いつくばっているヤモリとか
    電灯に群がる羽虫とか クモの巣とか
    怖いものばかりだった。

    今はそれさえ楽しむことができる。

    旅をしているうちに強くなったと思う。

  • Papaya Tree<br /><br />庭に生えているパパイヤの木。<br /><br />黄色く熟したやつから、もぎ取って食べる。<br /><br />食べごろを決めるのは父。<br /><br />一番楽しみにしているのも父。

    Papaya Tree

    庭に生えているパパイヤの木。

    黄色く熟したやつから、もぎ取って食べる。

    食べごろを決めるのは父。

    一番楽しみにしているのも父。

  • Kinenhama-Beach<br /><br />亀徳を出発。<br />時計周りで島を一周。<br /><br />まずは近場のビーチ、喜念浜へ。

    Kinenhama-Beach

    亀徳を出発。
    時計周りで島を一周。

    まずは近場のビーチ、喜念浜へ。

  • Kinenhama-Beach<br /><br />浅瀬に見えるのは、岩にくっついたアオサとヤドカリ。<br /><br />少し深いところまで行くとカラフルな小魚が泳いでいる。<br /><br />透き通る海。

    Kinenhama-Beach

    浅瀬に見えるのは、岩にくっついたアオサとヤドカリ。

    少し深いところまで行くとカラフルな小魚が泳いでいる。

    透き通る海。

  • Yadokari (Hermit Crab)<br /><br />海からだいぶ離れた砂浜を歩いていたヤドカリ。<br /><br />普通ヤドカリは、触られる気配を感じると同時に<br /><br />殻の中に素早くひっこんで出てこないのに<br /><br />コイツはどれだけ触りまくっても勇敢に立ち向かってくる。<br /><br />ヤドカリ勇者。

    Yadokari (Hermit Crab)

    海からだいぶ離れた砂浜を歩いていたヤドカリ。

    普通ヤドカリは、触られる気配を感じると同時に

    殻の中に素早くひっこんで出てこないのに

    コイツはどれだけ触りまくっても勇敢に立ち向かってくる。

    ヤドカリ勇者。

  • May Peace Prevail On Earth<br /><br />犬田布岬にある「戦艦大和慰霊塔」<br /><br />この沖で戦艦大和は沈没した。

    May Peace Prevail On Earth

    犬田布岬にある「戦艦大和慰霊塔」

    この沖で戦艦大和は沈没した。

  • Memorial Tower For Yamato (battleship)<br /><br />慰霊塔は潮風で風化<br />今にも崩れそうになっているという。

    Memorial Tower For Yamato (battleship)

    慰霊塔は潮風で風化
    今にも崩れそうになっているという。

  • Intabu-misaki (Cape)<br /><br />慰霊塔が立つのは伊仙町、犬田布岬。<br /><br />青い海と濃い緑<br /><br />南国に居ることを実感する。

    Intabu-misaki (Cape)

    慰霊塔が立つのは伊仙町、犬田布岬。

    青い海と濃い緑

    南国に居ることを実感する。

  • View From the Bridge<br /><br />たかーーーーーーっ<br /><br />徳之島一の高さと長さを誇る「秋利神大橋」

    View From the Bridge

    たかーーーーーーっ

    徳之島一の高さと長さを誇る「秋利神大橋」

  • The Bridge<br /><br />秋利神大橋の全貌。

    The Bridge

    秋利神大橋の全貌。

  • Mt.Nesugata (Sleeping woman)<br /><br />島に横たわる巨大な女性<br /><br />その名も「寝姿山」<br /><br /><br />よく見るとのどぼとけがあるように見えますが?

    Mt.Nesugata (Sleeping woman)

    島に横たわる巨大な女性

    その名も「寝姿山」


    よく見るとのどぼとけがあるように見えますが?

  • Mushiroze<br /><br />誰一人居ないムシロ瀬。<br /><br />天気のいい日に日光浴しながら釣りしたい!

    Mushiroze

    誰一人居ないムシロ瀬。

    天気のいい日に日光浴しながら釣りしたい!

  • Brown Sugar Festival<br /><br />&quot;第19回黒糖祭り&quot;<br /><br />いつもは静かな島。<br />こんなにいたのか、と思うほどたくさんの子供や学生が集まった。<br />小学校のブラスバンド部の演奏 伊仙町のバンドのライブ<br /><br />...でもメインはその名の通り&quot;黒砂糖&quot;のはず?<br /><br /><br />会場の隅で細々と作業しているおじさん達。<br /><br />もしや彼らは...<br /><br />さとうきびを絞り 取った汁を鍋に入れて 焦げないように煮詰めて<br /><br />...やっぱり作ってるやん!<br /><br /><br />作りたての一番砂糖をいただいた。<br /><br />スウィート。

    Brown Sugar Festival

    "第19回黒糖祭り"

    いつもは静かな島。
    こんなにいたのか、と思うほどたくさんの子供や学生が集まった。
    小学校のブラスバンド部の演奏 伊仙町のバンドのライブ

    ...でもメインはその名の通り"黒砂糖"のはず?


    会場の隅で細々と作業しているおじさん達。

    もしや彼らは...

    さとうきびを絞り 取った汁を鍋に入れて 焦げないように煮詰めて

    ...やっぱり作ってるやん!


    作りたての一番砂糖をいただいた。

    スウィート。

  • Fresh Sugar from Sugarcane<br /><br />出来上がる頃になると人が集まってくる、<br /><br />紙コップに一杯づつ、アツアツの黒砂糖。<br /><br />島の人には珍しい光景じゃないのか、作る工程に興味はなさそう。<br /><br /><br />黒砂糖作りの伝統を学ぶため<br /><br />牛を使ってさとうきびをすり潰す実演。<br /><br />同時にスコールが降り出した。<br /><br /><br />無念にも撤収。

    Fresh Sugar from Sugarcane

    出来上がる頃になると人が集まってくる、

    紙コップに一杯づつ、アツアツの黒砂糖。

    島の人には珍しい光景じゃないのか、作る工程に興味はなさそう。


    黒砂糖作りの伝統を学ぶため

    牛を使ってさとうきびをすり潰す実演。

    同時にスコールが降り出した。


    無念にも撤収。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ツーリスト今中さん 2007/05/10 18:47:57
    いいなぁ、、、、
    突然、思いつき神戸からフェリーで徳之島へって言う発想が
    素敵!!!

    私も旅の時だけ、休みの時だけは早起き!
    朝陽も素敵です。

    もちろん、徳之島の風景や黒糖のお祭りも。

    また、お邪魔します。

    Ritz

    Ritzさん からの返信 2007/05/11 15:09:39
    RE: いいなぁ、、、、
    ツーリスト今中さん、コメントありがとうございます♪

    言われて気がついたのですが...
    考えてみるといつも「思いつき」で始まる旅ばかり。
    磁石に吸い寄せられるように、その土地に呼ばれるように、
    そしてそんな時は全てがスムーズに進むんですよね。不思議。


    そちらにもお邪魔します♪




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