2007/04/28 - 2007/04/29
896位(同エリア1211件中)
幸福美満さん
「北のベニス」「天井の無い美術館」とも呼ばれるそうですが、静かで小さなその町は、この季節、水と緑がキラキラしていて、本当に素敵でした。
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ブリュッセルのホテルにスーツケースを置かせてもらって、1泊分の荷物だけリュックに入れてブリュージュに。
ブルージュ駅。アントワープなどにくらべたら、かなり淡白な造り。
駅前は花と自転車がいっぱいでした。 -
ブルージュ駅からマルクト広場を目指して石畳の道を歩いていきました。
ハウス名作劇場で見たような、小さい頃にあこがれたヨーロッパの街並! -
たしか市庁舎。
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世界遺産のマルクト広場。
かわいらしい建物の前にはオープンカフェがずらり。 -
マルクト広場の鐘楼に登ってみました。
てっぺんまで狭い螺旋階段を登り切ったら、
街に鳴り響く鐘(カリヨン)が、頭上100cmで鳴ってしまい、大変でしたが。
15分おきに鳴るので、ほとんどの人がこの事態に遭遇しているでしょう。
しかし絵本のような景色。無意識に「うわぁー」と声が出ました。 -
テラス席から、ムール貝とセロリと白ワインの、なんともいえない匂いがいっぱいでした。
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水の都です。
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ランチのために入ったレストラン。友人の写真で見て、印象に残ってた建物が偶然見つかったので。
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ホワイトアスパラガス。
バターのソースと、かたゆで玉子のみじん切りと、パセリをどっさり。
日本の山菜のような春らしい味と、若々しい歯ごたえ。
それ自体がめちゃくちゃ美味しい!という訳ではないけど
季節が来ると、ムショウに食べたくなる・・・日本の筍と同じでしょうか? -
トマトベースのスープ。
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チキンローストにマッシュルームのソース。
フライドポテトはいくらでもサーブしてくれるみたいです。
日本のトンカツ屋さんのキャベツ千切りのように・・・ -
はちきれそうなほど満腹でしたが、デザートがついていました。
シュークリームにかかったチョコレートソースがさすが、本物の味。
コーヒーも素晴らしく美味しかったです。 -
ヨーロッパにも藤の花ってあるんですね。
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1日に1度、マルクト広場の市庁舎前から出発する「ダム」というブルージュ郊外の町へのツアー(行きはミニバス、帰りは蒸気船)に参加しました。
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こんなビールは初めてでした。
コーヒーのように濃くて、いかにも地ビールというか、ビールの「どぶろく」版という感じでした。
ワインのように「澱」がいっぱい入っていて手作りぽかったです。
味わい深い1本でした。 -
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馬車の行き来する石畳。
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「愛の公園」の中にある小さなホテル。
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芝生の庭に面した部屋。
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ホテルの階段。他のお客さんの気配もなく、ちょっと怖い。
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暗くなっていましたが、夕食のためにもう一度、街に出ました。
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ブルグ広場に面したレストランで
「北海のブイヤベース」。
ウエイターのおじさんが「My Favorit」と勧めてくれたビールはアルコール度9.5%。
「喉越し爽やか!」どころではなく、
辛口の日本酒のような、重みのある飲み応えでした。 -
静か過ぎて、怖いようなホテルでしたが、
よく晴れた翌朝、こんなに素敵な朝ごはんが!!
(ちなみに米原万里「旅行者の朝食」という本が大好きです)
いや、パンとハムとチーズとジャム。
いたって普通のメニューですが、
窓の向こうは、あおあおとした庭。
そして静けさ。
宿泊客も実は大勢いて、ダイニングは込み合ってましたが
なぜかとても静かでした。
この公園の中にいると、みな自然と、優しい穏やかな
声になるのでしょう。 -
修道院。白い壁、青い空と緑と、澄み切った静かな空気が美しいです。
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列車でアントワープへ。
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アントワープ駅に到着。
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そこかしこに宝石店。
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Rのつく季節の最後の日。
牡蠣5ピースとグラスワインで15ユーロ、
という黒板を見て、たまたま入った通りすがりのお店。
よい感じでした。 -
トロトロに温められたカマンベールチーズが、ベーコンの脂に溶け出し、
紫キャベツやベビーリーフなど、
かすかな苦味のある、みずみずしい生野菜に、
程好くからまって
実においしいサラダでした。
冷えた白ワインといっしょに。 -
ネロとパトラッシュの町、ホーボーケン村に。
マルクト広場からトラムで終点まで;約20分。
トラムを待ってるときに隣のおじさんが
「ネロとパトラッシュに会いに行くのか?」
「そうだよ。彼らは日本でとても有名」
「知ってるよ」
なんと、「日本人がパトラッシュ好き」ということが地元で有名なんですね。
特に名所もなく、この見過ごしそうな(そして実際見過ごして探し回ってた)
小さな銅像があるだけの街ですが、
情報センターがあり、あいにく休館だったものの
在ベルギー日本大使が銅像を視察に来たときの写真などが
ショーウインドー越しに見えました。
本当に何にも無い町でしたが、中華料理店の漢字の看板がいくつか。 -
レストラン「パトラッシュ」
犬の背中に怪しい日本語が書かれていました。 -
広場、噴水、青空。
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雲ひとつなく。
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左後方は世界遺産のノートルダム大聖堂。
右後方はルーベンスの銅像。
大聖堂の中には、ネロが憧れていたルーベンスの絵が。 -
前の人が飲んでいるのをこっそり指差し
「あれ下さい」と琥珀色のビールをオーダー。
煮出し麦茶のような香ばしい匂い、きめ細かくも力強い炭酸。
誰が飲んでも「美味しい」と思うビールだと思いました。
隣のテーブルの50代の地元の女性が話かけてきました。
「まさか独りで来てるの?」
イエス、と答えると非常に驚かれ
アントワープ、安全からはほど遠い、と言われました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ばったんさん 2007/05/14 20:52:49
- なつかしかったです。
- ブルージュの旅行記、素敵でした。今から20年ほど前に大学生だった私は一人で
ベルギーへ行きました。雑誌でみたブルージュにあこがれて。そのときと変わらぬ時間が流れているようでとても懐かしく感じました。結婚して3児の母となった今、今度は自分の家族といつの日かブルージュを訪れたいと願っています。またあのカリヨンの音を聞いてみたいです。
- 幸福美満さん からの返信 2007/05/14 21:11:47
- RE: なつかしかったです。
- 書き込みありがとうございます。
そうですか、20年前も同じようなブリュージュでしたか・・・
カリヨンの音、馬車のひづめが柔らかに響く石畳、緑と花をうつした運河の水面と、オープンカフェでくつろぐ人たちの幸福そうな表情、私も20年経っても忘れないと思います。
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