2006/08/01 - 2006/08/01
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ソフィさん
2006年8月1日(火・独立記念日)
スイスを旅していて感じる、独特の落ち着きは何なのだろうか。
私はいま、そのよって来るところを、住民の心の持ち様ではないだろうかと考えつつある。
防衛庁におられたことのある、松村さんが書かれた「スイスと日本−国を守るということ」(祥伝社)という本を思い出す。
第二次世界大戦が終わり、国連(国際連合)が結成され、スイスのジュネーブにあったそれまでの国際連盟の本部は閉鎖されて、国連本部はニューヨークになった。
このときスイスは、「国連とは戦勝国による、現状維持のための、国際的な結託に過ぎない」と考えた。
これは、1815年の「ウィーン議定書」や、1920年の「国際連盟」と同じようなもので、すでに二度も失敗している。
新たな国連もまた、一層大きい地震のエネルギーを溜める役割しか果たさないのではないだろうか。
「現状維持」を原則とする国連憲章は、歴史の原則に反するのではないかと…。
スイス連邦が正式に神聖ローマ帝国から独立したことを欧州諸国から認知されたのは、1648年三十年戦争が終わって締結された「ウエストファリア講和条約」においてである。
この条約は近代国家の概念を定めた条約で、その最も重要な精神は、「世界の秩序原理は、諸国間の勢力均衡に置く」という、歴史の教訓に基づいていた。
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