2007/04/09 - 2007/04/14
60701位(同エリア84809件中)
サボ10さん
我々は訪日の際、4,5日東京で過ごします。 今回も四国旅行の後東京で観光と買い物をしました。
東京には何でも食べるものがあります。 そして駅の近辺には洒落たレストランが多くあります。 然し、値段が地方より高いようです。
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東京で我々の別荘のような存在が麻布の山王ホテルです。 なにしろ都心の応接と寝室(suite)の部屋が約1万円なのですから我々でも泊まれます。
山王を基地としてデパ地下などを訪ねるのが我々の楽しみなのです。 -
山王ホテルとフランス大使館の間の道を六本木に向かって歩くと有栖川宮記念公園があります。 元皇族有栖川家の林泉式庭園です。
その昔は忠臣蔵で御馴染みの浅野家の下屋敷があった場所。 都会にこんな公園がと思う広さ(67560平方メートル)
4月10日の早朝、有栖川宮記念公園に行きました。 そめいよしのは葉桜となり花びらがちらりほらりと寂しく散っていましたがしだれ桜は満開。 -
公園内には都立中央図書館もあります。 周辺には外国の大使館も多いので外国語をよく耳にする場所でもあります。
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春でも紅い葉のもみじが秋を偲ばせる景色にしています。
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多くの亀が池で泳いだり、日向ぼっこ。
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つつじが綺麗な季節のようですね。
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4月10日は山中湖へ。 先ず、9時半発の中央線特急で新宿から大月に行き後は富士急とバス。 出発まで時間があったので新宿駅周辺を散策。
「箱根八里は馬でも越すが越すにつらいは甲州街道」と云われたようにこの当たりはな〜にも無い所でした。 新しい宿場を必要として出来たのが文字通り新宿です。
駅近くに今でも置いてあるのがこの水飲み場。 明治34年にロンドンから東京に寄付されたものと書いてあります。 上が馬、下が犬猫、そして風面が人間用だとか。 明治になっても馬が使われていたようですね。 -
2007年の新宿。 昔「新宿、馬糞の中でアヤメ咲く」とうたわれたアヤメは新宿女郎の意味。 今でも歌舞伎町には夜の蝶が舞います。
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日本の旅九日目、4月12日、上野に行きました。 上野は動物園があるところ。 子供の頃地下道を通って動物園に行ったのですがそこには多くの浮浪者が寝ていて恐かったのを未だに覚えています。
今の上野は浮浪者も殆どいなくて綺麗です。 この写真は上野駅前アトレーなどが見えます。 -
不忍池。 上野の山を忍ヶ岡とも言ったのでそれに対して西側の池を不忍池と呼ぶようになりました。
写真はしだれ桜です。 -
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広重の江戸百景にも描かれている「上野清水堂不忍の池」。 絵には桜に囲まれた京都清水寺のような舞台が見られます。 多分清水寺が名前の由来になるのでしょう。
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そめいよしのはもう葉桜になっていましたが八重が咲いていて綺麗でした。 写真左の花、さくらのように見えたので彼岸桜かとも思ったのですが違うようです。
右下の写真は一本の木から赤と白のしだれ桜が咲いていました。 -
せごどん(西郷殿)の銅像がある当たりは江戸時代には桜ヶ岡と云われた地帯で桜の名所。
何故、鹿児島のせごどんの銅像が此処にあるのか? 多分、1869年4月の彰義隊と官軍の衝突があった場所だからでしょう。 官軍の長がせごどん。
この後私は一人で秋葉原に行きました。 秋葉原と云えば電気(電化)(電子)製品が安く買える場所として世界に知られている場所。 そして最近ではアニメ関係の店もあり、外国からの観光客も多く訪れる街。 もう一つアメリカのテレビでも紹介されたのがメイド喫茶と呼ばれる所、そこを「偵察」してみようと考えたのです。
上野の駅で店の周りを掃除していたオジサンに「秋葉原まで歩いて行けますか?」と質問すると「道があるから歩けるだろう」との返事。 忙しいのにくだらないことを聞くなと云うことなのでしょう。 その会話を聞いていたオジサンが「秋葉原ならこの道を真っ直ぐ行けば直ぐだよ」と親切に教えてくれました。 心に余裕のある人は態度にあらわれますね〜。
そうそう、メイド喫茶は秋葉原のドンキホーテの6階位にあるホームカフェに行きました。 何故大勢の人が行くのかわからないのですが、日本ではバーなどでホステスと話す風習がある国。 メード喫茶は安くで女性と話せると云うことでしょうか。 -
明治元年(1868)江戸城は東京城と改められここに皇居が移りました。
大手門を入ると皇居東御苑があります。 -
皇居と云うよりは公園のようです。
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皇居のつつじ。
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武蔵野の面影を残す皇居の庭。
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渋谷の忠犬ハチ公像。 選挙のタスキをしているのが気になります。
渋谷の名前は盗賊の名前だったのです。 1083年、河崎五郎子重家と云う武士が京の警備にあたっていました。 ある日盗賊が御所に入った時に単身で向かい一人を殺し、もう一人の盗賊を捕らえたのが重家だったのです。 逮捕した盗賊の名は渋谷権介盛国。 天皇は褒美として重家に渋谷性を与えたのです。 昔は倒した相手の名を付けるのが最大の名誉だったそうな。 信じられませんが事実のようですね〜。 彼の領地があったのが今の渋谷です。
私が小学生だった頃、世田谷の三宿に住んでいて飯田橋の暁星に通っていました。 毎日三宿からバスで渋谷に行っていましたから懐かしい街。 その当時ハチ公の話を聞き感涙したものです。
ハチ公が有名になったのは昭和7年10月4日の朝日新聞に「今は亡き主人の帰りを待つ忠犬」という記事が載ったのがきっかけでした。
ハチ公の初代の飼い主は上野英三郎博士で自宅は渋谷駅から歩いて5分くらいのところにありました。 ハチ公は子供が無かった博士に可愛いがられていました。 博士のところへ来てから17ヵ月後、大正14年5月、博士は大学の教授会で突然倒れ、そのまま帰らぬ人となったのです。 雨の日も雪の日も博士の帰りを待ち続けたハチ公。 ハチ公は昭和10年3月8日、11歳余りで 一生を閉じました。 -
日本の旅10日目、4月13日金曜日、縁起の悪い日とされていますがキリスト教徒の迷信、それにここは日本です。
今まで東京タワーはおのぼりさんが行く所としていましたが南カリフォルニアで「東京タワー」と云うテレビ番組が放映され(涙をながしながら)「綺麗だね〜」と見直し、訪ねることにしました。
神谷町で地下鉄を降り東京タワーを目指して歩きタワーに到着。 富士山も東京タワーも近くで見るよりは遠くから見た方が綺麗です。
それにタワーのエレベーターを待つ長蛇のおのぼりさん達。 まあ、我々もおのぼりさんなのですが列にならぶ気もしないので芝公園の散歩にしました。 -
芝公園。 日本で最も古い公園の一つ。明治6年の太政官布達によって、上野、浅草、深川、飛鳥山と共に芝が日本で最初の公園として指定されたのです。
当初は増上寺の境内を含む広い公園でしたが、戦後の政教分離によって境内の部分が除かれ、環状の公園になりました。
春でも紅い葉のもみじ。 -
芝公園。 八重桜が満開。
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色とりどりのつつじ。
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東京プリンスホテル横、芝増上寺の一部。
今回の旅行で知った三人の女性の話。 其々事情が違った形で妻となったのですが夫を愛したと云うてんが一致しています。
(1)高知城では山内一豊の妻となった千代。 夫のために大金で名馬を買い一豊の出世を助けた。
(2)甲州、風林火山。 父の仇でもある武田信玄の側室となり勝頼を生んだ諏訪家の姫君(井上靖の創作では由布と名付けられた)。 仇の信玄を愛したそうです。
(3)江戸城、有栖川、芝公園。 有栖川宮との婚約を破って徳川家茂と政略結婚をさせられた皇女和宮。 和宮も家茂を愛したそうです。 -
芝公園から汐留まで歩きました。 いい運動です。 汐留の海岸通りの公園。 新幹線が横を通過してゆきます。
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4月13日。 写真左下は山王ホテルの部屋から見た六本木ヒルズです。 ヒルズの名前通り丘の上、坂道を登って行きます。
中国大使館が六本木近くにあり、4月13日中国の首席が大使館を訪れるとかで大勢の警官が六本木を警備していました。
昔大倉ホテルから外を見て多くの森ビルと書いた建物があるのに驚きましたがこの高層ビルも森ビル、森タワーと名が付いています。
森美術館(撮影禁止)と東京シティビュー、展望台を一つにした入場券を購入。 ビルの53階がシティビューです。 -
シティビューから見た東京の景色。 太陽が沈む方向ですから西、渋谷、新宿になるのでしょう。
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東側、左側は首都高速3号線があり、正面が溜池、東京駅になります。 左の方にちょこっと頭を出しているのが国会議事堂。
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そして写真を撮りまくったのが東京タワーの方角。 東京タワーの彼方が東京ディズニーリゾート。
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4月14日、日本の旅最後の日。 目黒にある国立科学博物館付属、自然教育園です。 古くは高松藩主松平頼重の江戸下屋敷。 1949年に全域が天然記念物及び史跡に指定されています。
春には桜、秋には紅葉(モミジ等)、我々が訪ねた時は春の若葉でとても空気が美味しいところでした。 -
(1) キンポウゲ科の花。 左の大きい方がイチリンソウ、右がニリンソウ。 ニリンソウと呼ばれるのは花を二輪ずつつけるからです。
(2)山吹の花
(3)木の葉は互い違いにあるもの。 この木は二つづつ互い違いになっています。
(4)スミレの花咲く〜ころ、初めて自然教育園を知りぬ〜。(いやいや前から知っていました)。 タチツボスミレ。
(5)ショカッサイ・ハナダイコン(ダイコンの一種)。 -
教育園ですから色々なことを学びます。 これはアオキ、よく家庭でも植えられている木です。 アオキは雄花(写真左)と雌花(写真右)をつける木が違っているとのこと(雌雄異株:しゆういしゅ)。 雌には赤い実がなるようです。
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ひょうたん池。
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自然公園に隣接しているのが目黒の迎賓館。 美術館になっていますが我々は庭だけを見物。 庭は日本庭園と英国庭園に分かれています。 この写真が日本庭園。
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英国庭園は大きな芝生と花壇になっています。
この後ホテルに戻りシャトル・バスで成田へ。
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