2002/01/11 - 2002/01/16
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gdist43さん
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彼から最初にメールを貰ったのはいつだったか? はっきりとは覚えていないが、ミラノに住むピエロ・テッキオのために作った最初の1台は、イタリアへ送る途中の郵便事故で無惨にも壊れてしまった。でも、その事故がきっかけとなって、我々の絆はより強固なものになったような気がする... いえ、あくまでこっちがそう思いこんでるだけですけどね(笑)
ともかく、そんなピエロの誘いにのって、二度目の海外ひとり旅はイタリア・ミラノへ! でもそれは、のっけから波乱含みのスタートでした。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 航空会社
- ヴァージン アトランティック航空
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ピエロから2台目のオーダーを受けたのは昨年の夏、愛車のロータス・エリーゼをそのまま1/43スケールのミニチュアカーで再現してほしいというのが彼の希望でした。1台目に作ったマクラーレンF1GTRが郵便事故で破損→もう1台作れるだけの時間と労力をかけて修理したという苦い思い出があったので、今回は作ったミニカーを持ってピエロに会いに行ってみよう! 幸い彼も歓迎してくれたので、仕事のスケジュールを都合して4泊6日の日程で計画を立てました。
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渡航を決めた時期が遅かったので、人気のある直行便はすでに満席。仕方なく第二希望のロンドン乗り継ぎで、バージンアトランティック航空のチケットを取ってもらったのですが...、成田を飛び立ってから1時間後に油圧系統にトラブルが出て引き返し、燃料を捨てて再着陸。この日のうちに再出発できる見込みが立たず、空港近くのホテルに泊まって明朝の振り替え便を待つことになったのです。あぁ、ただでさえ少ない旅行日程が...。
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翌朝の振り替え便は全日空のポケモンジェット(笑) ヒースローでの乗り継ぎにも四苦八苦しながら、なんとかミラノのマルペンサ空港にたどり着きました。
途中、クレジットカード式の公衆電話で、そのかけ方を空港職員に尋ねつつ、到着時刻を伝えておいたので、税関の扉をくぐったところで、ピエロが段ボールに『Mr.Kamimura』と書いたボードを掲げて待っていてくれました。 -
ピエロの自宅はミラノのドゥオーモからさほど遠くない場所に建つ、メゾネット形式の高層アパート。到着したとき時刻はすでに夕方の7時を過ぎていて、一緒に住んでいるご両親に挨拶をすませた後にゲストルームに案内され、時差ボケの疲れもあったので、そのままベッドで休ませてもらいました。
※ 写真は翌朝、部屋のベランダから眺めたミラノの街並み。 -
私が泊まらせてもらったゲストルーム。大きさは6畳ほどで、二つ折りの青いソファを倒すとベッドになります。向かいの壁には歴代のテッキオ家の肖像画が飾ってありました。
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ゲスト用のバスルーム。洗面台とシャワーブース、トイレの脇には体重計まで置いてあります。
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明るい光が差し込むリビングルーム。天井が吹き抜けになっていて開放感たっぷり! 右手の階段を上がるとピエロの部屋に続きます。
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ピエロの自室。模型や自動車関係の本が棚からあふれて床に積み上げられています。机の上ももう少し整理しないと、良い作品は作れないよ〜!
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'70年代風の可愛らしいタイルに飾られたキッチン。右手のカウンターの奥にはテーブルと椅子が置かれ、そこで朝食をごちそうになりました... とはいっても、彼らの朝はコーヒーとビスケット、それに果物を少しつまむ程度で、これはちょっとしたカルチャーショックでしたね。
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... というわけで、二日目の午前中はピエロの案内でミラノの市内観光に連れていってもらいました。まずは写真のサンタマリア・デッレ・グラツィエ教会。日本を発つ前に、ダヴィンチの『チェナーコロ/最後の晩餐』を見たいとリクエストしたら、朝イチで予約を入れておいてくれたのです!
壁画のある修道院の食堂は、作品保護のために照明が落とされ、室温も空調で管理されていて、一度に見学できる人数は20人前後。いちおう英語を話すガイドが付いてくれましたが、荘厳な雰囲気に気圧されていた私にはあまり理解できず(笑) つい2〜3年前に修復から上がったばかりのダヴィンチによるオリジナルの筆致は、なんとも淡い色調が印象的でした。 -
『最後の晩餐』を見た後は、近くにあるダ・ヴィンチ国立科学博物館へ。彼が残した膨大なメモやスケッチ、写真の飛行装置のような発明品の実物大模型などを通じて、芸術家ではなく科学者としてのダヴィンチの一面を体感できる展示内容でした。
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もちろん科学博物館なので、内燃機関のしくみや近代産業の変遷といったテーマで、自動車やオートバイ、蒸気機関車、飛行機、船舶といった展示物もあります。説明用のパネルはイタリア語のみでしたが、たしか英語のパンフレットが置いてあったような...。
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ダヴィンチ博物館の展示をのんびりと見て回った後、天気も良かったのでミラノの街を散歩しながらスフォルツェスコ城へ。ここはいわゆるルネサンス時代の要塞建築で、中は博物館になっていて、ミケランジェロの遺作『ロンダニーニのピエタ』があることでも有名ですね。
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スフォルツェスコ城を出た後は、ドゥオーモ広場へ。さすがにミラノの観光名所だけあって、かなりの人出で賑わっていました。扉をくぐって中に入り、随所に飾られている聖人の像を指さしながらピエロが英語で説明してくれます... が、こっちは宗教的なバックグラウンドが完全に欠如しているのでまったく理解できず、申し訳ないっ!
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ドゥオーモの隣にあるデパート、リナシェンテの最上階にあるカフェで遅い昼食を食べた後、セリエAの試合を観にサンシーロ・スタジアムへ。地下鉄で最寄りの駅まで移動する途中、いきなり列車の非常停止装置が働いて、駅の構内が一時騒然となるアクシデントがありましたが、なんとか試合開始前にたどり着くことができました。
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ちなみにこの日行われた試合は地元のACミラン対ブレシア。ブレシアといえば、あの有名なロベルト・バッジョ選手が所属するチームですが、あいにく彼はこの日のゲームには登場せず。でも、グラウンドの芝生に手を伸ばせば届きそうなくらい近い席で、イタリアのサッカーを楽しんできました。
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別の意味でスゲーなと思ったのが、ACミランのサポーター軍団。この発煙筒、最初は火事かと思いましたよ(笑) ざっと見渡したところ、2階席の柵などあってないようなものなので、試合中の興奮状態の中、よく転落事故が起きないものだと感心します。
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スタジアムを後にしてピエロの自宅へ戻ったところで来客が... 彼の友人でイタリアの有名ビルダーの一人、マリオ・ボーナです(かなり年配の方なので驚きました!)。日本からヘンな若造が来ていると聞いて訪ねてきてくれたのでしょう。あいにくイタリア語しか話せないので、ピエロに通訳してもらいながら模型談義が始まりました。
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写真のポルシェ356は彼の新作で、ボンネットとドア、エンジンフードが開閉するモデルですが、ボディとのチリ合わせが完璧! 一見、プロポーションモデルに見えるほどの自然な仕上がりでした。
そういえば明日訪問する予定のヴィンチェンツォ・ボジカ氏との付き合いも長く、彼から直接仕事を頼まれることも多いと言っていましたっけ。 -
これはフェラーリV12エンジンを積んだパワーボートの1/43スケールモデル。プロバンスのレジンキットを元に、その内部にマイクロモーターとスクリューが仕込んであります。昔なつかしいUコン飛行機のように、胴体部分に長いテグスを付けて、池で走らせて遊ぶんだそうです。気難しそうな顔をしていても、じつは結構お茶目な方かもしれません。
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