2002/01/11 - 2002/01/16
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gdist43さん
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ネットを通じて知り合った友人、ピエロの案内で『最後の晩餐』やスフォルツェスコ城、ドゥオーモなどを見学し、サンシーロ・スタジアムでセリエAの興奮を味わった翌日、今度はフェラーリの聖地マラネロを目指して車を走らせます。イタリア人は総じて運転が上手ですが、彼はクレイジー! 彼の車もまたクレイジーだったのです...。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 航空会社
- ヴァージン アトランティック航空
-
旅行の三日目はフェラーリの聖地マラネロと、1/43スケール界の生きる伝説、ヴィンチェンツォ・ボシカの工房に連れて行ってもらいます。
バンバカバカバカバーン! 地下の秘密基地からサンダーバードのように現れたのが、ピエロの愛車、ロータス・エリーゼ。 -
かつてロータスでF1の世界チャンピオンに輝いた天才、ジム・クラークの大ファンである彼は、このエリーゼを手に入れて間もなく、チームロータス純正色のブリティッシュグリーンにオールペンし、イエローのセンターストライプはもちろん、コクピットサイドに貼る『JIM CLARK』のステッカーまで準備して、ミラノの街中でスポイラーを石畳にガリガリ擦りながら走り回っているのでした...。
見てください、この得意げな顔! -
ミラノからモデナ州マラネロまで、アウトストラーダのA-1線を使ってジャスト1時間。ダッシュボード奥のメーターがマイル表示なので何キロ出ているかは判りませんが、かなりハイペースだったことは確かです。ピエロは余裕の表情でしたが、こっちは助手席で固まっていました。
マラネロに到着したらとりあえず、フェラーリ本社のゲート前でお約束の記念撮影。その後、ガレリア・フェラーリ(博物館)へと向かいます。 -
館内は2フロア構成で、そのうち1階はジル・ヴィルヌーブやマンセル、ベルガー、アレジが乗った歴代のF1マシンがズラリ。階段を上がった2階はロードカー、エンジン単体やシャシーなどが展示されています。
当然、デジカメのメモリーが許す限り撮影してきましたが、完全にモデラーの視点でディテールに寄った写真なので、車の全体像をとらえたものが1枚もありません(笑) -
たっぷり2時間は見て回ったでしょうか? エントランスを出たところで一瞬、F1マシン独特の甲高い排気音が響いたので、ピエロと顔を見合わせ、あわてて隣接するフィオラノ・サーキットに向かって走りました。金網越しに見たテストコースを、サイドポンツーンに大きくボーダフォンマークが入った赤いマシンが駆け抜けていきます! なんともビックリしたのがコーナー手前の減速時に聞こえるメカニカルノイズ。毎回毎回ぶっ壊れてるんじゃないの?と心配になる程、ショッキングな破壊音を発していました。
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思いがけずF1のテスト走行を堪能した後は、こちらもお約束! リストランテ・キャバリーノでの昼食。ピエロに勧められるまま、この地方の名物、トルテッリーニ(透明なスープに浮かべた肉詰めパスタ)を頂きました。美味しゅうございました。
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再び狂気の運転!でミラノに戻り、夕方からのヴィンチェンツォ・ボジカ氏訪問に備えて少しだけ休憩...。今日のメンバーはピエロにマリオに私、そしてミラノ在住の日本人S氏も同行してくれることになりました。
ボジカ氏のご自宅兼工房のある場所は、ミラノと同じロンバルディア州の南部、カステッレット・ディ・ブランドゥッツォ(Castelletto di Branduzzo)という街で、のどかな田園地帯をゆっくりと走って1時間ほどの距離です。到着するとすぐにご本人が出迎えてくれて、握手! おぉー、本物だぁー! -
さっそくピエロが、今回私が作ったロータス・エリーゼを披露して、ひとしきり模型談義が始まりました。マシンガンのように痛烈な巻き舌とイタリア語! 同行のS氏が通訳してくれましたが追いつくはずもなく(笑) "あぁ、このオッサン達とイタリア語で話せたらどれだけ楽しかろう"と思ったのが、日本に帰ってからイタリア語のレッスンに通い始めた動機だったりするわけです。
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話が一段落したところで、ちょっとした町工場くらいの規模はある工房の中を案内して頂きました。
この写真は、遠心鋳造機から抜き上がったばかりの126C2のホワイトメタルのパーツ群。 -
中古の機械に手を加えてカスタマイズした自動旋盤。アルミ製の有孔リベットをけなげに削り出していました。
これらの写真でお判りのように、原型の制作はもちろんのこと、ホワイトメタルの鋳造や自動旋盤による挽きものパーツやプレスパーツに至るまで、モデルカーキットの製造工程のほとんどを自らの手で行い、常に斬新なアイデアにトライしているところが、ボジカ氏のカリスマ性をより賢固にしている所以だと思います。 -
やわらかな外光が差し込むボジカ氏のワークベンチ。机の上には雑誌等でお馴染みのポルシェ356スピードスターの原型が転がっていました。ちょうど幌のフレームに取り組んでいるところで、私にその細いフレームが可動する様を嬉しそうに説明してくれました。
このスピードスターがその後はどうなったのか? さっぱり伝わってきませんが...。マイペースが許されるのも巨匠の証です! -
前の晩、ボジカ氏宅を引き上げてミラノに帰り着いたのは深夜1時を過ぎていたでしょうか。思い起こせばここまでかなりハードなスケジュールですが、明日にはもう帰国してしまうので、今日一日だけ頑張りましょう!
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グッドモーニン!とピエロの部屋に行ってみると、なんと、持病の腰痛が出たといって苦しそうな顔をしています。うーん、オリエンタルメディスンの力を信じてみる?(言い忘れましたが、彼は整形外科のドクターです)。あいにく鍼は持ってこなかったので、ソフトめのマニュピレーションをやってみましたが、効果のほうは!? しばらく横を向いた姿勢で休んでもらっていると、なんとか症状も落ち着いたようなので、ビッグスクーターに二人乗りしてミラノの街へ買い物に出かけました。
※いま考えるとかなり無謀! ピエロよ、無理させて悪かったな〜。 -
ミラノで買い物というと、普通はグッチやプラダのブランド品ですが、我々の場合は当然、模型、ミニカーの類になるわけです(笑) ミラノには数件のモデルカーショップがありますが、組立キットの在庫が豊富なのは MILANO43。
オーナーのパオロ・トロン氏は雰囲気がソフトで、流ちょうな英語を話すナイスガイ。毎日ジョギングを欠かさない健康オタクでもあります。 -
店内の商品比率は1/43のレジン・メタルキットが3割、ハンドメイド完成品が4割、ダイキャスト完成品が1割、プラモデルその他が2割といったところでしょうか? AMRのファクトリービルドがかなりの数並んでいました。見る人が見れば、お宝の山ですね。
※なお、この情報は2002年当時のもので、現在、MILANO 43は休業中です。 -
MILANO 43には1時間以上は居たでしょうか? 結局、パオロからは古いフェラーリF1の本と500F2のメタルキットを購入。店を出た後はスクーターで街中を流しつつ、自動車関連の書籍で有名なLibreria dell' AutomobileやインテリアショップのE' DE PADOVA にも連れて行ってもらいました。
この日は夜8時頃からピエロ行きつけのトラットリアで、彼の模型仲間が宴会を開いてくれるとのことで、昨日お世話になったS氏やパオロに加えて、フランコ、ニコ、ジーノの計7人が集合。んー、予想はしてましたが、しゃべるしゃべる! カプレーゼにオッソブーコにコトレッタ。手や口を絶えず動かしながら料理をたいらげ、しかも会話がぜんぜん途切れないのが不思議でなりません。 -
ミラノ最終日、帰国便のヒースロー行きの出発時刻が9時だったので、朝、早めに空港まで送ってもらいました。ピエロのご両親もわざわざ起きてきて、玄関先で別れのビズ。
マルペンサ空港までの高速道路はずっと先までガスっていて、途中で事故が2件。ピエロも少しだけ慎重にエリーゼを走らせています。 -
空港に到着してチェックインを済ませ、トイレに行くと言ってピエロが席を外し、ひとりベンチに座ってこの四日間の出来事を思い返しているうちに、目の奥からこみあげてくるものがあって、うわー、また泣いちゃったよ(笑)
男がメソメソしても格好がつかないので、欧米式にハンカチで鼻をチーンと勢いよくかんで、握手してビズしてサヨナラしてきましたっ! アリヴェデルチ!
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この旅行記へのコメント (1)
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- spumamiさん 2008/06/25 22:01:34
- 異文化交流♪
- gdist43さん、はじめまして。
モデルカーで広がる輪っ!!国境を越える!!
「F1」に燃えるItaliano!!
モデルカーマニアが居るのは当然と言えば当然ですよねっ!
私の知らないItaliaの文化を発見出来たって感じで、なんだか衝撃的でした。
Italia語の勉強は捗ってますか?
私もItalia語を勉強しようと思った動機は、この人達と話してみたいと思ったからです。
尽きない会話と笑い…素晴らしい気質ですよねっ☆
7人での食事会。。。楽しい光景が目に浮かびました^^
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