2002/06/08 - 2002/06/09
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M/T 8815さん
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ピサを鉄道で朝8時に出発、フィレンツェで乗り換えローマに向かう。フィレンツェからの列車内でイギリス人旅行者と親しくなる。ちょうどその日は日韓ワールドカップ予選でイングランド対アルゼンチンの試合が行われ、イングランドが勝利を収めたとの事でかなりの上機嫌である。翌日には日本対ロシア戦が控えている。当時、イングランドプレミアリーグのアーセナルに稲本が所属しており、彼によるとイナモトはまだまだ若いが非常良いプレイヤーで、明日のロシア戦もイナモトが活躍し日本が勝利する‥と分析していた。日本人相手のリップサービスだろうと思っていたが、後々現実のものになろうとは‥‥。彼はロンドンに住んでおり、ローマにいる彼女に会いに行く所との事。随分な遠距離恋愛だ。彼は22歳との事だが、当時24歳の自分から見てどう見ても下には見えない。彼もこちらの事を16歳ぐらいと思っていたらしい。彼らから見ると、若い日本人は実年齢よりずっと幼くみえるそうだ。
ピサを出発してから約3時間、いよいよローマが近づいて来た。
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昼頃、ローマテルミニ駅へ到着。いよいよ憧れの地に降り立ち、旅の疲れも吹き飛ぶ。ローマに来た喜びをかみしめながら駅を出て、徒歩5分の3ツ星ホテルをローマでの寝床とする。ローマに来た最大の目的は、古代ローマの遺跡である。ローマには地下鉄が2本走っていたが、目的の観光名所はお互いに近い位置にあり、ローマの雰囲気を味わうのも兼ね、すべて徒歩で移動しようと決めた。
まずはバチカンに向かう。特に遠い訳ではないが、自分のいる所が分からなくなり迷ってしまった。
そこで、地図を見ながら歩いているとアレックスと名乗る青年に声を掛けられた。彼はドイツからの旅行者で、仕事の休暇を利用してローマにやって来たとの事。どこに行くのか聞かれたので、バチカンだと答えると、自分もそこへ行くので一緒に行こうと誘われる。ちょうど道が分からなかった所なので、道案内をしてもらおうと思い了承した。 -
行き先が同じになったドイツ人青年に今回の旅程でドイツのケルンに立ち寄る予定だと話すと、自分はケルン出身だとの事。彼は会話の中でやたらと親日をアピールし、交差点をわたる時も男のこちらをかばう様に横断し妙に親切だ。何か怪しい奴だ‥と思っていた矢先、彼が切り出してきた。「実はさっき地下鉄に乗った時にスリに遭ってしまい、無一文になってしまった。週明けからは仕事なのでなんとしても今日中に飛行機に乗ってドイツに帰らなければならない。警察に行ったが、ワールドカップに夢中で相手にしてくれない。」と。じゃあどうするんだと尋ねると、神妙な面持ちでこう言った。「金を貸してくれないか‥。」
こいつはクロだ!間違いなくローマ名物の詐欺野郎だ。しかし、バチカンまでは道案内をしてもらいたいので同情的なふりをしつつ話を繋ぐ。彼は400ユーロあればドイツへ帰れ、あなたがケルンに来た際に必ずお金は返すと言い切り、住所と電話番号のメモをくれた。彼は一生懸命に同情を買おうとアピールしつつバチカンまで案内してくれた。こちらも貸そうかなというようなフリをしつつ歩き続ける。いよいよバチカン前まで到着し、不要になった彼に掌を返すように言っってやった。「お金は貸さないよ。道案内ありがとう。幸運を祈ってるよ。さようなら。」すると彼は橋の欄干で座り込み、頭を抱え込み激しく落ち込んだフリをしていた。騙されそうなフリをしつつ最後に期待を裏切ってやり、気分が良くなった。
貴重な体験が出来、少々興奮気味になりながらバチカンへ渡る。 -
バチカンはカトリックの総本山であり、多数の観光客や参拝客で賑わっている。サンピエトロ広場はエジプトより運ばれてきたオベリスクが中心に据えられ、284本の柱が並んでいる回廊が圧巻だ。回廊の上には多数の聖人像が並んでいる。
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サンタンジェロ城に続く橋。欄干の天使の像も一つ一つが古い芸術作品に見える。
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初代ローマ皇帝アウグストゥスの霊廟。カエサルの養子で、カエサルの死後彼の意思を継ぎ、100年間続いていた内戦を終結させ、帝政ローマの平和の礎を築いた偉大なる人物である。英語の8月の由来の人。ちなみに7月の由来はユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)。とにかく巨大で有名な皇帝ネロもここに葬られているとか。
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オードリーヘップバーンの映画で有名なスペイン坂。絶えず物凄い数の旅行者が座っている。ヘップバーンのようにジェラード(アイスだっけ?)を手に階段を駆け上る旅行者は居ない。飲食禁止だったっけ?特に思い入れもないので写真撮影だけの為に訪れる。
坂を下りた所がコンドッティー通りという通りで、カルティエやグッチ、ヴィトン、D&G等のブランドが多数並んでいる。 -
古代ローマの代表的な遺跡、パンテオン。大通りから抜け、狭い路地を進んでいった先で急に視界が開けた所に堂々と建っている。2000年前に皇帝アウグストゥスの側近アグリッパによって立てられる。一度焼失するが、皇帝ハドリアヌスによって再建されそのままの姿が今でも残されているそうだ。
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パンテオン内部。天井は石造りのドーム状になっている。2000年前にすでにこのような建造物が建てられていたローマの技術力の高さに驚いた。そのころの日本は土器に模様を入れて喜んでいる程度だったかな。
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トレヴィの泉。後ろを向いてコインを投げ入れた枚数に応じたおまじないが有ると言うのは有名な話。とりあえず1枚放り込む。人だかりがすごく、泉の底には無数のコインが沈んでいる。ありがたい泉にコインを投げ入れる習慣はどこにでも有るのものだろうか‥。
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古代ローマの中心であったフォロ・ロマーノ。崩れかけの遺跡群だが、古代ローマ好きの人にとっては感慨深い場所であろうと思う。英訳するとローマ・フォーラムとか。
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パラティーノの丘、皇帝の宮殿跡の一部。フォロ・ロマーノ内にはあまり観光客の姿は無く、ゆったりと時間を掛けて見て周れる。
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パラティーノの丘からローマ市内に向かって。まるで古代へタイムスリップしたよう。かなり長い時間フォロ・ロマーノに留まり、古代ローマの空想に耽る。
本当に素晴らしい時間だった‥。 -
コンスタンティヌスの門。このような凱旋門的なものがローマ市内の至る所に見られる。
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ローマ観光の目玉の一つであるコロッセオ。物凄い数の観光客で賑わっており、現地のイタリア人学生の社会見学的な集団も見かけた。コロッセオの周りには観光客相手の古代ローマの軍人や政治家に扮した人々が写真撮影やパンフレットの販売に余念が無い。
パニーニの屋台も多数出ており、パニーニとコーラを購入、コロッセオを眺めながら休息をとる。 -
マッシモ競技場。古代ローマで戦車競技が行われていた。今はただの原っぱのようであるが、昔は30万人近く収容できた大競技場であったとか。映画「ベン・ハー」の舞台で有名。
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真実の口のある教会内部。真実の口は行列ができ賑わっていたが、教会内部は厳粛な雰囲気。
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カラカラ帝の大浴場。
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