2007/03/23 - 2007/03/23
2102位(同エリア2162件中)
のださん
大分予定が変更されていますが、臨機応変に行動するしかありません。
もうちょっと須磨寺駅周辺を回って、姫路に行きます。
当初、舞子→姫路→明石の順に回るつもりでしたが、姫路で昼食を摂りたくて、その前に舞子に寄ると昼食の時間が遅くなってしまうので、姫路→舞子→明石と進むことにします。
位置関係をご存知の方から見ればものすごく非効率な回り方ですが、仕方ありません。
かなりの強行軍ですね。
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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駅まで戻ってきました。
改札を出てすぐのところにあるのが、平重衡とらわれの松跡。
捕虜になるくらいなら死を選ぶ、という時代において、生け捕りにされ涙を流す重衡を見て、地元の住民が哀れんで酒を差し出すと、たいそう喜んで一首詠んだという。
「ささほろや・・・」
結局この人は東大寺を焼き払ったのが響いて処刑されてしまいます。
カピラの看板が良い味を出しています。 -
ということで、すぐ近くにある喫茶店「カピラ」に来ないわけにもいきますまい。
もっとも、この店のことはネットで事前に知っていました。
ちょっとここで一休みします。 -
昼食前ではあるが、ケーキセットで和風ケーキを注文。
もちが入っていますが、おいしいです。
よく見なかったが、須磨寺には歌や句の碑が多数立っており、それらを書道の先生に書いてもらって、こちらの店のテーブルに置いてあるそうです。
テーブルごとに違うものが置いてあるようです。
こちらは俳人・伊丹三樹彦さんの句。
お店で須磨寺散策マップをもらえる、と思いますので、できれば須磨寺を見学する前にこちらでコーヒーでも飲んで話しをすると、有益だと思われます。
私は先に須磨寺に行ってしまいました。
オーナーさん(だよね、多分)とお話ししました。
須磨寺含め、この辺も震災で壊滅的な状態だったそうです。
須磨区でも何人か亡くなったとか。
今は全然それを感じさせません。
商店街がいつまでも繁栄することを願ってやみません。
少し話し込んでしまったが、カピラに来て良かった。 -
駅前の線路を渡って南へ進み、ホントにこっちでいいの?と不安になりながらやってきました綱敷天満宮。
「網(あみ)」ではなく「綱(つな)」を敷いたから綱敷(つなしき)です。
「横網(よこあみ)」(http://4travel.jp/traveler/last-sam/pict/11877188/)と同様間違えやすいのでこの機会に憶えてください。
それはいいとして、道真が大宰府に流されるときに、船に乗って出発したが、嵐がひどく、この地に乗り上げた。
地元住民がとりあえず綱を敷いてもてなしたことからこの名がついたそうです。
源氏物語は、光源氏がこちらに流れてくるという点で、菅原道真の影響が大きいですよね。
道真公と言えば雷ですけども(なんのこっちゃ)、源氏物語では須磨で雷が落ち、明石に入っても続いている。
大宰府に流されて1世紀を経てなお、宮中の人々の心には生き続けています。 -
菅公を抱いた母君の像。
母君に関しては詳しいことは何も伝わっていません。
道真15歳のとき、歌を贈ったそうです。
「ひさかたの 月の桂も・・・」
元服のときですので、「早く立派な官吏になりなさい」ってな感じの意味だということです。 -
菅公5歳像。
5歳像は確か亀戸天神社にもあったよな。 -
願いをこめて腰掛ければどんな願いでもかなうという「なすの腰掛け」。
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定番の御神牛ですね。
-
こちらは仔牛たちでしょうか?
かわいいですね。 -
ちなみにこの綱敷天満宮は、松浦武四郎という人が選んだ二十五霊社のうちの一つだそうです。
天満宮を後にします。 -
ぐるっと回って、光源氏ゆかりの現光寺にやってまいりました。
元は源光寺とも書いたそうで。
ぐるっと回って、なんて表現でわかりますかね?
地元の人ならわかるかな。
天満宮から現光寺です。
大きい通りを進んで右に曲がる。
全然わからないか。 -
坂を上っていくと本堂ですね。
-
「須磨の関跡」?
須磨の関ってこの辺ですか?
かの清少納言も「関は逢坂の関、須磨の関」と絶賛するほどの場所ですが、当時からそうだったのでしょうか?
光源氏が罪を逃れて須磨まで落ちてくるわけですけども、当時は、都から見ればここは地の果てくらいに思えたのではないでしょうか?
何にもねえよ、みたいな。
行平も落ちちゃいましたしね。
それを、さも通ぶって「須磨の関って最高よね☆」なんて言ってる清少納言を見て、「なめてんじゃないわよあの女!! キーッ!!!」って感じで紫式部がライバル心を燃やしてここを舞台として選んだ、という。
んなわきゃーない! -
「明治天皇須磨御小休所」とありますが、明治天皇がここでご休憩されたということですか?
神戸と明治天皇は関係が深いのでしょうか?
勉強不足で知りません。 -
次は姫路に向かいます。
スルッとKANSAIの1dayパスは、神戸エリア版というものを買いましたが、これは実は山陽明石までしか有効ではなくて、それより先に行くのであれば定期のように普通に清算する必要があるわけですね。
山陽拡大版というものがありまして、これだと山陽姫路まで有効ですが、これは三宮では売っていない。
最初、山陽拡大版を明石辺りで買えて三宮で買えないのは頭が悪いにもほどがある、と思いましたが、これは山陽電鉄が三宮まで走っていないからなのでしょう。
まあそれにしても癪にさわるので、明石でトイレを借りるのに降りたついでにJRに乗り換えることにします。
何言っているかわかります?
とにかく、明石辺りまで来るのであれば、何だかんだ言って1dayパスは役に立ちます、とフォローしておきます。
それにしても、1dayクーポンを観光案内所かどこかで手に入れることができれば便利だと思いますが、そう簡単にいかないのでしょうかねえ・・・ -
はるばるやってきました姫路。
姫路と言えば、とにもかくにも姫路城。
逆に、他に何かあるのでしょうか?
私は知りません。
姫路城がはるか遠くに見えますね。
ただ今12:50です。
姫路駅から姫路城で歩いてどれくらいかかるか、検証してみます。 -
いやあ〜、遠かった、すべてが遠い。
13:02です。
今日はホントに暑い。
駅でレンタサイクルがありますので、自転車を借りるのが無難かもしれないです。
まずは昼食を摂りたいので、姫路城西御屋敷跡である好古園から回ります。
え〜、ここからさらに5分くらい歩くの? -
やっと入口です。
ちょっと遠すぎだなあ。
姫路城とセットで入場券を買えるみたいです。
ここに活水軒というレストランがありまして、穴子弁当がおいしいとの評判ですが、活水軒に入るには好古園に入る必要があります。
ということは、活水軒だけが目的でも、好古園の入場料は必要だということですね。 -
ここから活水軒に入るわけですか。
当然入ります。 -
席に着くと、目の前に庭園。
おおお、これはいい!
これを見ながら食べられるのであれば、料金はちょっと高いが、まあ納得できないこともない。 -
注文した穴子弁当がやってきました。
おいしいです。
味だけでなく、雰囲気も大切なので、ここはお勧めできます。
わざわざ好古園の入場料を払う価値もあります。 -
あくまでも遠目に見ればの話ですが、水を見ているだけで癒されます。
そういう意味でも、たまには庭園もいいものです。 -
レストランから見ていた小さい滝です。
-
あざやかな鯉が池を彩っています。
-
私は姫路城もある程度時間をかけて回らないといけないので、好古園にあまり時間もかけられません。
でも、好古園にも来て良かったと思います。
姫路にお越しの際は、是非セットでご覧ください。 -
地図を注意深く見ないと、どの方向に進んでいるかわからなくなる、というのは庭園の定番です。
しかし、今日は庭園巡りには適した気候ですね。
そのせいもあるのかないのか、好みの問題ですが、年始に行った蘇州の庭園よりもこちらの方が私は気に入りました。 -
ここは「聞竹亭」というそうですが、こういうところで昼寝をすると最高に気持ち良さそうです。
しかし、私は姫路城に行かないといけないので、断腸の思いでここを後にします。
またどうでもいい話ですが、「だんちょうのおもいで」を変換しようとすると「団長の思い出」と出て、ほくそ笑んでしまいました。
いやあ、あの頃はねえ・・・
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