夏ノルウェー　～オスロ

2004/07/09 - 2004/07/20

　ノルウェー旅行最後の都市、オスロ。

　これまでフィヨルドを巡って楽しかったけど、初日に来た地点に戻ってきてなんだかホッと一安心な気分。

　オスロには2泊(旅行の初日を入れると3泊)、観光はまる1日だけ。一言でいうと、市内観光1日ってのは少なすぎた。規模は小さいけど、やっぱり一国の首都。見所はたくさん。

　写真はオスロ中央駅からそんなに遠くないところにあるレストラン。ここで夕食。

エリア オスロ(ノルウェー)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

　オスロバスターミナルに到着して、すぐ夕食にした。

　フィヨルドで海沿いばっかり行ってたから、魚はいろいろ食べたけど、肉はあんまり食べてなかった。だからトナカイ肉。牛肉みたいな感じで、わりとあっさり。臭みもない。
　野菜のペースト付き。ワンプレートだけどめっちゃめちゃお腹ふくれた。

　ガイドブックに載ってたEngebret Cafeって老舗レストラン。店構えはこじんまりだけど、重厚な感じがしてバックパックにスニーカーで入りにくいな、とは思ったけど、ウェイターさんは愛想良く通してくれた。

　翌日は朝から雨。しかも寒い。

　宿を出てから中央駅の観光案内所へ行ってオスロパスを購入。美術館とか、バスやらオスロ近郊なら電車もそれで乗れるから便利。

　市内観光はまず市庁舎から。ホールにオスロの守護聖人の壁画が描かれていて、それにまつわる伝説やらの説明があって、なかなか楽しめた。

　写真はムンクの絵画。

　

　市庁舎の後は国立美術館へ。

　国立美術館はセキュリティが厳しくて、かばんを全部ロッカーに預けさせられた。
　財布とか貴重品だけは、持ち歩いても良かったみたい。
　ここの美術館はムンクが一番の目玉。
　暗いイメージだけど、色使いはわりと鮮やかな色使ったり、画面そのものはそんなに暗くはない。けど、雰囲気が重苦しい。
　ムンク以外にも19世紀以後の近代絵画が多い感じ。

　そして遅めの昼食。
　カフェテリア形式のレストランで、ここは安かった。

　アーケシュフース城の衛兵達。

　何時かわからないけど、衛兵交代を定時でやってるのかも。

　アーケシュフース城の大砲

　アーケシュフース城内部。

　ベルゲンのホーコン王の館もそうだったけど、お城と言いながらも、ものすごく質素な感じ。1つ1つの部屋があんまり大きくないし、華美な装飾品もない。
　ヴァイキングの末裔、極寒の北国で質実剛健な民族性なのかも・・・。

　ノルウェー手工芸博物館。

　写真は特別展。ポップな椅子がたくさん並べてあって、実際に座って座り心地を確認できる。

　天井から透明の球状の椅子が吊るされてる。不思議な空間。

　特別展はポップな感じだったけど、常設展は銀細工やら、各時代ごとのドレスから最近のデザイナーがデザインしたドレスやらの展示。

　閉館1時間前ぐらいに着いたから、あんまりじっくり見られなかったけど、ゆっくり鑑賞したい博物館だった。

　民俗博物館。屋内展示は18時までだけど、屋外だと20時まで。

　スターヴキルケの復元がある。

　屋内はともかく、屋外は本当に人がいない。敷地が広いってのもあるけど、広いだけに迷子になったような気になってしまう。

　やたらと人懐っこい羊達。

　でも人の気配が全然なくて心細くなってたところだから、だいぶ和んだ。

　名残惜しげに私を眺める。

　オスロ中央駅のホーム。
　ついにノルウェーを発つ。

　ノルウェーは思っていた以上に寒くて物価が高かったけど、空気も景色もきれいでまた訪れたい国の1つ。日本を出る前に溜まっていた毒が、きれいさっぱり洗い流せた感じ。