![平成17年9月に、以前から行きたかったイタリアのツアーに参加することになりました。前年のイギリス、フランス旅行のときは、それしかなかった現地合流プランが拡大されて、イタリアのツアーにも参加できるようになったからです。<br /> もう二度と行くことはないと思っていたヨーロッパですが、再びあの中世の街並みが見られると思うと、気持ちの高ぶりを抑えることができませんでした。主な訪問地は、ミラノ、ベネチア、フィレンツェ、ローマ、ナポリで、全行程9日間の添乗員付きのツアーです。<br /> 今回も長時間のフライトになることから、マイレージを利用してビジネスクラスで行くことにしました。最初のホテルまでは二人旅なので、フランクフルトでの乗り継ぎが迷わないかどうか、ちょっと不安でした。<br /><br />第1日目 平成17年9月6日(火)<br /> 7:45 ANA2152にて千歳から出発。<br /> 9:15 成田到着。国際線搭乗口へ移動。<br /> 千歳のチェックインで、国際線の座席が予約されていないことが分かり、急遽並びの席を取り直してもらうことにしました。成田に着いてから、再度帰りの予約も含めてお願いしましたが、うまくいかないまま出発することになりました。<br /> 11:35 NH209にて成田から出発。<br /> 16:35 フランクフルト到着。<br /> 搭乗時間は約12時間。身体を十分に伸ばして寝ることができました。到着後ミラノ行きの搭乗口番号を目当てにひたすら歩いて、余裕をもって搭乗口に着くことができました。<br /> 17:35 LH3966にてフランクフルトから出発。<br /> 18:45 ミラノ リナーテ空港到着。<br /> 搭乗時間は約1時間半。途中、アルプスの山を越えるときに、荒々しい山容が眼下に広がり、今度はここにも行けたらいいねと話し合ったものです。<br /> 機内食が出て、これが本日の夕食となりました。空港からはタクシーでホテルへ。片言の英語でチェックインして、無事部屋に入ることができました。<br /> ほどなく添乗員さんから連絡があり、明日からの日程の説明を受けました。総勢14名のツアーです。<br /> 宿泊はフォーポインツ・シェラトン・ミラノ・センター<br />第2日目 平成17年9月7日(水)<br /> 午前中、ミラノ市内観光に出発。イタリアでは、現地の専門の観光案内人しかガイドをできない制度になっているとのことで、さすがは観光先進国だと思いました。さらに、初めてでしたがイヤホンガイドを使い、離れても声がよく聞こえて快適でした。<br /> サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会には、レオナルド・ダ・ヴィンチによる「最後の晩餐」の壁画が残されていました。この教会は戦争による空襲を受け、見るも無惨な姿になったのですが、辛うじてこの壁画は生き残ったとのことです。しかも、腐食が進むため、現在では厳重な空調設備に守られ、一度に参観できる人数も25人程に限定されています。<br /> 我々はよくダ・ヴィンチと呼んでいますが、この名前の意味は、ヴィンチ村のレオナルドさんということのようです。<br /> この名画が、このような環境の基にあることを初めて知り、大変な感動を覚えました。その荘厳な中にも、解説者の話では、裏切り者のユダの顔を嫌いだった人にダブらせたりとか、人間くさい描かれ方が随所に隠されている、とのユーモラスな話を聞くことができました。<br /> ドゥオモの中は広い空間で、その周囲にあるステンドグラスが美しく、印象的でした。この広場に続くアーケードも含め、周辺の建物は中世の面影を残したすばらしい景観を漂わせていました。<br /> 解散後、ファッションの街として有名なモンテナポレオーネ通りを歩いてみましたが、東京の銀座のような雰囲気とはまるで違い、狭い通りでした。それでも各所に有名ブランド店がたくさんありました。また、目に付いたことは、通りの全てが石畳であることでした。<br /> 近くのデパートに入り、娘にお菓子造りのケーキの型をおみやげに買いました。夕食はアーケード内の店に入り、豆スープやパスタを注文して食べました。<br /> 宿泊はフォーポインツ・シェラトン・ミラノ・センター<br />第3日目 平成17年9月8日(木)<br /> 午前中、アウトストラーデと呼ばれる高速道路を走り、ベネチアへ向かいました。約270kmで3時間半の快適なバスの旅でした。<br /> バスは連絡橋を渡り、ローマ広場で下車。陸上交通は全てここで終わりで、あとは船か徒歩での移動となります。まずは歩いてホテルにチェックイン。その後船を使ってサンマルコ広場へ行き、昼食に名物のイカ墨スパゲッティーを食べました。ただ黒いだけで、それほどおいしい感じはしませんでした。<br /> 午後から現地の美人ガイドさんの案内で、サンマルコ寺院やドゥカーレ宮殿を見学しました。石畳の一部は濡れていて、話によると海水が上がってくるためとのことです。水の都ならではの風景でした。<br /> 観光後、尖塔に上がってみました。上からの景色は下から眺めているのとは違い、赤い屋根の家がびっしりと並んでおり、すばらしい景観でした。遠くには本土との連絡橋も見え、ベネチアが海の中に浮かんでいる島なのがよく分かりました。<br /> 宿泊はグランドホテル・プリンチペ<br />第4日目 平成17年9月9日(金)<br /> 朝、早く目が覚めたので近くを散策し、鉄道のサンタ・ルチア駅まで行きました。まだ早朝のため、列車は来ていませんでしたが、人々が少しずつ集まっていました。<br /> 雨の中、フィレンツェへ向けて出発。途中雲の中を山越えして、約250km、3時間半で、お昼ころホテルに到着しました。<br /> 午後はドゥオモ、ウフィッツイ美術館を見学しました。素晴らしい絵ばかりでしたが、素人の我々には同じような画風に思え、「最後の晩餐」ほどの感動は沸いてきませんでした。<br /> 夕食は選べる食事でそれぞれ分散し、我々は茹でたタコの入ったサラダを含むイタリアの家庭料理を食べに行きました。帰りはヴェッキオ橋を渡り、夜の街を散策して帰りました。<br /> 宿泊はホテルアテニウム<br />第5日目 平成17年9月10日(土)<br /> 午前中は自由行動だったので、ジノリの店に行くことにしました。ドゥオモから散策しながら店に入りましたが、思ったほど大きくはありませんでした。中にはいろいろな種類の皿やティーカップがありましたが、定番のテタリアンフルーツをペアで購入しました。<br /> ホテルに戻り、添乗員に教えられた全日空のロンドンの予約センターに電話を入れて、何とか帰りの便の並びの席を確保することができました。<br /> 午後からフィレンツェの街並みを一望できるミケランジェロ広場へ寄り、みんなで写真を撮り合いました。その後、永遠の都ローマへ向けて出発。夕方、約280km、3時間半でホテルに到着しました。<br /> 宿泊はグランドホテル・ビバリーヒルズ<br />第6日目 平成17年9月11日(日)<br /> 早朝ローマから高速道路を通り、一路ナポリへ。朝食はお弁当を持ち込み、バスの中で食べました。<br /> ナポリへ到着後水中翼船でカプリ島へ渡り、そこの港で小さな船に乗り換え、洞窟の見える沖合へ行きました。天気が良くても、波が高いと船が出港しないそうです。沖合では十艘以上の観光船が待機しており、炎天下で屋根のない船の上で、行ったり来たりしながら2時間ほど待たされました。ようやく順番が来て、一斉に小型の手漕ぎボートに分かれて乗り移りましたが、これがまた大変、間違えば海の中にドボン。青の洞窟の中に入るにも、狭い入り口の岩に頭をぶつけないよう、身を屈めるのに必死でした。入り口を潜るときに、船頭さんが体を倒すように頭の上にぶつかってきて、びっくりしました。それでも中に入った瞬間、言葉に表せない神秘的な美しい青の世界が広がりました。沖縄の海はエメラルドグリーン、ここの青さはコバルトブルーとでも言うのでしょうか。苦労したかいがあったようです。<br /> 宿泊はグランドホテル・ビバリーヒルズ<br />第7日目 平成17年9月12日(月)<br /> 午前中、ミニバスに乗ってローマ市内観光に出発。<br /> このツアーを申し込むにあたって、オードリー・ヘプバーンの名作映画「ローマの休日」のビデオを見ました。一通りの観光スポットを頭に入れたつもりでしたが、出発直前になって、もう一度ビデオを見て復習しました。<br /> いざ本番となって現地へ行ってみると、さすがに世界の観光地、どこもかしこも世界各国から訪れた人々の波と行列で埋まっていました。ツアーの解散はスペイン階段で、そこでは確かヘプバーンが腰掛けてジェラートを食べていたのを思い出しました。そこに座っている人達は多分、自分もそんな気分に浸っていたのではないでしょうか。<br /> 日本に帰ってから、テレビでまたローマの休日を見てしまいました。これで立て続けに3回も見たことになります。でも、その度にまた感動してしまいます。映画がすばらしいのか、ローマがすばらしいのか、すっかりイタリアファンになってしまいました。<br /> 解散後、添乗員さんに教わったスペイン階段の見えるレストランで昼食をとりました。ここの窓からは階段の全体がよく見え、「ローマの休日」が思い出されました。その後階段を上がり、システィーナ通りを散策しながらサンタ・マリア・マジョーレ寺院まで行きました。そして、近くにあった雑貨のスーパーで、面白い形の皿をおみやげに買いました。<br /> 夜はオプションのカンツォーネの夕べに行きました。集合場所のミネルバホテルの売店には日本人の店員さんがいたので、おみやげにイタリアのお菓子やオリーブオイル、そしてベネチアングラスのペンダント等を買い込みました。<br /> カンツォーネは歌と演芸で、イタリア最後の一夜を楽しく過ごすことができました。そして歌い手さんが回ってきて、いっしょに写真を撮ることになりました。もちろん写真代はバッチリ取られました。<br /> 宿泊はグランドホテル・ビバリーヒルズ<br />第8日目 平成17年9月13日(火)<br /> 朝我々だけが先にホテルから出発するため、添乗員さんにお願いしてタクシーの運転手にアッピア街道の入り口に行くように伝えてもらいました。話にはよく聞くところなので、一度見ておきたかったのです。英語も通じなかったようですが、何とか案内してもらって見学し、無事空港に着くことができました。<br /> 14:25 LH3845にてローマから出発。<br /> 16:30 フランクフルト到着。乗り継ぎのため移動。<br /> 実はローマからの便は、当初の予定より一便早くしたのです。ヨーロッパ域内は平気で遅れることがあるようなので、早めにフランクフルトに着いておこうと思ったわけです。ところが、正にその便が1時間ほど遅れることになり、早い便にしておいてよかったとホッとしたわけです。<br /> そのルフトハンザ機で出された機内食は、空腹だったこともあり、とてもおいしく、思わずイケメンのスチュワードに「デリーシャス」と言うと、ニコニコしながらチョコレートをサービスしてくれました。妻はそれですっかりルフトハンザのファンになってしまったようです。<br /> 20:45 NH210にてフランクフルトから出発。<br /> これで待望のイタリア旅行も終わり、楽しい思い出がたくさんできました。帰りのビジネスシートも快適で、ゆっくり寝ることができました。<br />第9日目 平成17年9月14日(水)<br /> 14:50 成田到着。国内線の搭乗手続きをして、ラウンジで休憩。<br /> 17:55 ANA2155にて成田から出発。<br /> 19:25 千歳着<br /> このコースは、ご想像通り新婚さんに人気があり、4組の新婚さんと2組の旧婚、訳有りの母娘の7組でした。新婚さん達とはすぐに仲良くなり、特にそのうちの1組とは親子のように親しくなって、行く先々で写真を撮ったり、食事をしたりしたものです。<br /> 別れの朝はすっかりウルルン気分で、ホテル前で添乗員さんや新婚さん達と涙のお別れとなりました。<br /> 往復の飛行機はツアーとは別だったので、フランクフルトでの乗り継ぎが心配でしたが、搭乗口の番号案内を目標にひたすら歩き続けて、無事辿り着くことができました。以外と分かりやすかったので、少し自信になりましたが、これはスターアライアンスメンバーのANAとルフトハンザの乗り継ぎでしたので、他の飛行機の場合はどうなのかは分かりません。<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/13/19/650x_10131991.jpg?updated_at=1174870120)
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平成17年9月に、以前から行きたかったイタリアのツアーに参加することになりました。前年のイギリス、フランス旅行のときは、それしかなかった現地合流プランが拡大されて、イタリアのツアーにも参加できるようになったからです。
もう二度と行くことはないと思っていたヨーロッパですが、再びあの中世の街並みが見られると思うと、気持ちの高ぶりを抑えることができませんでした。主な訪問地は、ミラノ、ベネチア、フィレンツェ、ローマ、ナポリで、全行程9日間の添乗員付きのツアーです。
今回も長時間のフライトになることから、マイレージを利用してビジネスクラスで行くことにしました。最初のホテルまでは二人旅なので、フランクフルトでの乗り継ぎが迷わないかどうか、ちょっと不安でした。
第1日目 平成17年9月6日(火)
7:45 ANA2152にて千歳から出発。
9:15 成田到着。国際線搭乗口へ移動。
千歳のチェックインで、国際線の座席が予約されていないことが分かり、急遽並びの席を取り直してもらうことにしました。成田に着いてから、再度帰りの予約も含めてお願いしましたが、うまくいかないまま出発することになりました。
11:35 NH209にて成田から出発。
16:35 フランクフルト到着。
搭乗時間は約12時間。身体を十分に伸ばして寝ることができました。到着後ミラノ行きの搭乗口番号を目当てにひたすら歩いて、余裕をもって搭乗口に着くことができました。
17:35 LH3966にてフランクフルトから出発。
18:45 ミラノ リナーテ空港到着。
搭乗時間は約1時間半。途中、アルプスの山を越えるときに、荒々しい山容が眼下に広がり、今度はここにも行けたらいいねと話し合ったものです。
機内食が出て、これが本日の夕食となりました。空港からはタクシーでホテルへ。片言の英語でチェックインして、無事部屋に入ることができました。
ほどなく添乗員さんから連絡があり、明日からの日程の説明を受けました。総勢14名のツアーです。
宿泊はフォーポインツ・シェラトン・ミラノ・センター
第2日目 平成17年9月7日(水)
午前中、ミラノ市内観光に出発。イタリアでは、現地の専門の観光案内人しかガイドをできない制度になっているとのことで、さすがは観光先進国だと思いました。さらに、初めてでしたがイヤホンガイドを使い、離れても声がよく聞こえて快適でした。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会には、レオナルド・ダ・ヴィンチによる「最後の晩餐」の壁画が残されていました。この教会は戦争による空襲を受け、見るも無惨な姿になったのですが、辛うじてこの壁画は生き残ったとのことです。しかも、腐食が進むため、現在では厳重な空調設備に守られ、一度に参観できる人数も25人程に限定されています。
我々はよくダ・ヴィンチと呼んでいますが、この名前の意味は、ヴィンチ村のレオナルドさんということのようです。
この名画が、このような環境の基にあることを初めて知り、大変な感動を覚えました。その荘厳な中にも、解説者の話では、裏切り者のユダの顔を嫌いだった人にダブらせたりとか、人間くさい描かれ方が随所に隠されている、とのユーモラスな話を聞くことができました。
ドゥオモの中は広い空間で、その周囲にあるステンドグラスが美しく、印象的でした。この広場に続くアーケードも含め、周辺の建物は中世の面影を残したすばらしい景観を漂わせていました。
解散後、ファッションの街として有名なモンテナポレオーネ通りを歩いてみましたが、東京の銀座のような雰囲気とはまるで違い、狭い通りでした。それでも各所に有名ブランド店がたくさんありました。また、目に付いたことは、通りの全てが石畳であることでした。
近くのデパートに入り、娘にお菓子造りのケーキの型をおみやげに買いました。夕食はアーケード内の店に入り、豆スープやパスタを注文して食べました。
宿泊はフォーポインツ・シェラトン・ミラノ・センター
第3日目 平成17年9月8日(木)
午前中、アウトストラーデと呼ばれる高速道路を走り、ベネチアへ向かいました。約270kmで3時間半の快適なバスの旅でした。
バスは連絡橋を渡り、ローマ広場で下車。陸上交通は全てここで終わりで、あとは船か徒歩での移動となります。まずは歩いてホテルにチェックイン。その後船を使ってサンマルコ広場へ行き、昼食に名物のイカ墨スパゲッティーを食べました。ただ黒いだけで、それほどおいしい感じはしませんでした。
午後から現地の美人ガイドさんの案内で、サンマルコ寺院やドゥカーレ宮殿を見学しました。石畳の一部は濡れていて、話によると海水が上がってくるためとのことです。水の都ならではの風景でした。
観光後、尖塔に上がってみました。上からの景色は下から眺めているのとは違い、赤い屋根の家がびっしりと並んでおり、すばらしい景観でした。遠くには本土との連絡橋も見え、ベネチアが海の中に浮かんでいる島なのがよく分かりました。
宿泊はグランドホテル・プリンチペ
第4日目 平成17年9月9日(金)
朝、早く目が覚めたので近くを散策し、鉄道のサンタ・ルチア駅まで行きました。まだ早朝のため、列車は来ていませんでしたが、人々が少しずつ集まっていました。
雨の中、フィレンツェへ向けて出発。途中雲の中を山越えして、約250km、3時間半で、お昼ころホテルに到着しました。
午後はドゥオモ、ウフィッツイ美術館を見学しました。素晴らしい絵ばかりでしたが、素人の我々には同じような画風に思え、「最後の晩餐」ほどの感動は沸いてきませんでした。
夕食は選べる食事でそれぞれ分散し、我々は茹でたタコの入ったサラダを含むイタリアの家庭料理を食べに行きました。帰りはヴェッキオ橋を渡り、夜の街を散策して帰りました。
宿泊はホテルアテニウム
第5日目 平成17年9月10日(土)
午前中は自由行動だったので、ジノリの店に行くことにしました。ドゥオモから散策しながら店に入りましたが、思ったほど大きくはありませんでした。中にはいろいろな種類の皿やティーカップがありましたが、定番のテタリアンフルーツをペアで購入しました。
ホテルに戻り、添乗員に教えられた全日空のロンドンの予約センターに電話を入れて、何とか帰りの便の並びの席を確保することができました。
午後からフィレンツェの街並みを一望できるミケランジェロ広場へ寄り、みんなで写真を撮り合いました。その後、永遠の都ローマへ向けて出発。夕方、約280km、3時間半でホテルに到着しました。
宿泊はグランドホテル・ビバリーヒルズ
第6日目 平成17年9月11日(日)
早朝ローマから高速道路を通り、一路ナポリへ。朝食はお弁当を持ち込み、バスの中で食べました。
ナポリへ到着後水中翼船でカプリ島へ渡り、そこの港で小さな船に乗り換え、洞窟の見える沖合へ行きました。天気が良くても、波が高いと船が出港しないそうです。沖合では十艘以上の観光船が待機しており、炎天下で屋根のない船の上で、行ったり来たりしながら2時間ほど待たされました。ようやく順番が来て、一斉に小型の手漕ぎボートに分かれて乗り移りましたが、これがまた大変、間違えば海の中にドボン。青の洞窟の中に入るにも、狭い入り口の岩に頭をぶつけないよう、身を屈めるのに必死でした。入り口を潜るときに、船頭さんが体を倒すように頭の上にぶつかってきて、びっくりしました。それでも中に入った瞬間、言葉に表せない神秘的な美しい青の世界が広がりました。沖縄の海はエメラルドグリーン、ここの青さはコバルトブルーとでも言うのでしょうか。苦労したかいがあったようです。
宿泊はグランドホテル・ビバリーヒルズ
第7日目 平成17年9月12日(月)
午前中、ミニバスに乗ってローマ市内観光に出発。
このツアーを申し込むにあたって、オードリー・ヘプバーンの名作映画「ローマの休日」のビデオを見ました。一通りの観光スポットを頭に入れたつもりでしたが、出発直前になって、もう一度ビデオを見て復習しました。
いざ本番となって現地へ行ってみると、さすがに世界の観光地、どこもかしこも世界各国から訪れた人々の波と行列で埋まっていました。ツアーの解散はスペイン階段で、そこでは確かヘプバーンが腰掛けてジェラートを食べていたのを思い出しました。そこに座っている人達は多分、自分もそんな気分に浸っていたのではないでしょうか。
日本に帰ってから、テレビでまたローマの休日を見てしまいました。これで立て続けに3回も見たことになります。でも、その度にまた感動してしまいます。映画がすばらしいのか、ローマがすばらしいのか、すっかりイタリアファンになってしまいました。
解散後、添乗員さんに教わったスペイン階段の見えるレストランで昼食をとりました。ここの窓からは階段の全体がよく見え、「ローマの休日」が思い出されました。その後階段を上がり、システィーナ通りを散策しながらサンタ・マリア・マジョーレ寺院まで行きました。そして、近くにあった雑貨のスーパーで、面白い形の皿をおみやげに買いました。
夜はオプションのカンツォーネの夕べに行きました。集合場所のミネルバホテルの売店には日本人の店員さんがいたので、おみやげにイタリアのお菓子やオリーブオイル、そしてベネチアングラスのペンダント等を買い込みました。
カンツォーネは歌と演芸で、イタリア最後の一夜を楽しく過ごすことができました。そして歌い手さんが回ってきて、いっしょに写真を撮ることになりました。もちろん写真代はバッチリ取られました。
宿泊はグランドホテル・ビバリーヒルズ
第8日目 平成17年9月13日(火)
朝我々だけが先にホテルから出発するため、添乗員さんにお願いしてタクシーの運転手にアッピア街道の入り口に行くように伝えてもらいました。話にはよく聞くところなので、一度見ておきたかったのです。英語も通じなかったようですが、何とか案内してもらって見学し、無事空港に着くことができました。
14:25 LH3845にてローマから出発。
16:30 フランクフルト到着。乗り継ぎのため移動。
実はローマからの便は、当初の予定より一便早くしたのです。ヨーロッパ域内は平気で遅れることがあるようなので、早めにフランクフルトに着いておこうと思ったわけです。ところが、正にその便が1時間ほど遅れることになり、早い便にしておいてよかったとホッとしたわけです。
そのルフトハンザ機で出された機内食は、空腹だったこともあり、とてもおいしく、思わずイケメンのスチュワードに「デリーシャス」と言うと、ニコニコしながらチョコレートをサービスしてくれました。妻はそれですっかりルフトハンザのファンになってしまったようです。
20:45 NH210にてフランクフルトから出発。
これで待望のイタリア旅行も終わり、楽しい思い出がたくさんできました。帰りのビジネスシートも快適で、ゆっくり寝ることができました。
第9日目 平成17年9月14日(水)
14:50 成田到着。国内線の搭乗手続きをして、ラウンジで休憩。
17:55 ANA2155にて成田から出発。
19:25 千歳着
このコースは、ご想像通り新婚さんに人気があり、4組の新婚さんと2組の旧婚、訳有りの母娘の7組でした。新婚さん達とはすぐに仲良くなり、特にそのうちの1組とは親子のように親しくなって、行く先々で写真を撮ったり、食事をしたりしたものです。
別れの朝はすっかりウルルン気分で、ホテル前で添乗員さんや新婚さん達と涙のお別れとなりました。
往復の飛行機はツアーとは別だったので、フランクフルトでの乗り継ぎが心配でしたが、搭乗口の番号案内を目標にひたすら歩き続けて、無事辿り着くことができました。以外と分かりやすかったので、少し自信になりましたが、これはスターアライアンスメンバーのANAとルフトハンザの乗り継ぎでしたので、他の飛行機の場合はどうなのかは分かりません。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 船
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
ビジネスクラスの機内食
-
ビジネスシートで食事
-
フランクフルトマイン空港のミラノ行き搭乗口
-
機内から見えたアルプスの山容
-
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
-
スフォルツェスコ城にて
-
城門のスフォルツァ公爵の彫刻
-
ミケランジェロのロンダニーニのピエタ像
-
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世アーケード
-
ミラノのドゥオモ
-
レオナルド・ダ・ヴィンチの像
-
アーケード内のレストランで夕食
-
夕食のメニュー。豆スープがおいしかった。
-
ミラノのホテルの室内
-
ミラノのホテル前で
-
ツアーの運転手さんと
-
ベネチアのイカ墨スパゲティ
-
サン・マルコ寺院にて
-
ラグーンを行くゴンドラ
-
鐘楼から見たサン・マルコ広場
-
鐘楼の上から見た市街地
-
ベネチアのホテルの室内
-
ベネチアのホテルプリンチペの前で
-
フィレンツェのサン・ジョバンニ礼拝堂にて
-
サン・ジョバンニ礼拝堂の天国の扉
-
シニョリーア広場にて
-
フィレンツェのドゥオモ
-
ジノリの店でイタリアンフルーツのティーカップ
-
ジノリの店の前で
-
ミケランジェロ広場でフィレンツェの街並みを背景に
-
ミケランジェロ広場で新婚さんと共に
-
ミケランジェロ広場に立つダビデ像
-
ナポリの市街地を望む
-
青の洞窟に入る
-
青の洞窟に入る
-
青の洞窟の入り口。たくさんの船が待機していた。
-
カプリ島の海の玄関、マリーナ・グランデの港で
-
サンピエトロ大聖堂にある、ミケランジェロのピエタ像
-
サンピエトロ大聖堂はスイス兵が守る
-
サンピエトロ大聖堂
-
真実の口にて
-
コロツセオにて
-
トレヴィの泉にて
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スペイン階段にて
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スペイン階段で新婚さんと
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レストランの窓越しに見えるスペイン階段
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カンツォーネディナーで、歌い手さんといっしょに
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ローマ市内を走る電車
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ローマのホテルビバリーヒルズの室内
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ホテルビバリーヒルズの入り口で、添乗員さんとのお別れ
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ローマ郊外のアッピア街道にて
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ローマからフランクフルトに向かうルフトハンザ機内での機内食がおいしかった。
-
おみやげの成果品
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