2007/03/10 - 2007/03/11
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mickさん
熊野古道の旅、2日目です。前日に熊野本宮大社、熊野速玉大社を訪れたので、この日は熊野三山最後の1箇所、熊野那智大社を目指します。帰りには瀞峡にも立ち寄ってみました。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
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旅行2日目、那智山を目指して、熊野川沿いの168号線を走ります。今回の旅行でこの道を走るのは、一体何回目になるでしょうか…。全く効率が悪いです。まぁそれでも、鮮やかな青色に輝く熊野川の眺めはとても美しく、運転はそれほど苦にはなりません。写真は途中の道の駅で撮ったものです。ところで、大阪方面から新宮・勝浦方面へのアクセスといえば、みなべICから42号線を利用するというのが一般的なようですが、南紀の生活や流通に欠かせない大動脈として、かなり交通量の多い42号線よりも、311号線から168号線に抜けるルートの方が、快適に走れて、意外と早く着いたりするのではないかと思ったりもします。確かに42号線の海沿いの眺めも魅力的ですが、168号線の熊野川の眺めも、なかなかの物だと思いますので…。
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那智山の玄関口、大門坂の登り口に到着です。ちょうど2本の大木が、道の入口のようになっています。那智大社の近くまで車で行くことも可能ですが、やはり熊野古道の中でも代表格の大門坂を歩かない手はありません。坂の手前の駐車場に車を停めて歩き始めます。
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前日も本宮大社付近の古道を歩きましたが、この大門坂がそれらの道と違う点としては、まず第一に、全行程が石畳となっています。ずっと続いている道を眺めているだけでも、独特の雰囲気が感じられます。第二に、道の両側に並んでいる木々が、樹齢何百年、というような大木が多いということです。このことがさらに歴史の深さを感じさせます。
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道中にある、多富気王子です。熊野九十九王子の最後の1つとされています。前日歩いた中でもいくつかの「王子」を通りましたが、そこから車で随分走って、ここでまた「王子」に巡り合うというのも何だか不思議な気がしました。熊野古道の規模の大きさと、それらが熊野三山への参詣という明確な目的の元に、機能的に作られているということを、あらためて実感させられました。
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古木の間を縫って、さらに道は続きます。時折木々の間から木漏れ日が差し込みます。風が強くて気温は低いですが、いい天気です。天気予報では朝のうちは雨とのことだったので、午前中は宿で待機も覚悟していたのですが、低気圧が夜中のうちに通過してくれるという理想的な展開で、助かりました。
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この大門坂は本当に、道自体が美しいです。しかし、実際に登るのは、結構大変なのです。たかが観光地だと思ってナメてかかっていると、予想外の苦しさに焦ることになります。まぁ最初からとばさずにゆっくり歩くようにしていれば問題はないと思いますが…。
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大門坂を抜けても、那智大社や青岸渡寺に続く参道は、ずっと階段になっています。大門坂で体力を使い果たしてしまうと、この参道を見て絶望的な気持ちになってしまうでしょう。道の雰囲気自体は大門坂とはがらりと変わり、沿道には土産物屋が並んでいます。観光客もかなり多く、とにかく賑やかです。階段を登っていくと、ようやく那智大社が見えてきます。
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那智大社は、速玉大社と似たような感じで、鮮やかな色彩の建物です。朱色と白、そして屋根の黒、背後の緑が絶妙なコントラストを作り出しています。
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大社の脇には休憩できるスペースがあります。そこから山々の風景を見渡すことができます。
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那智山のもう一つの重要な建物、青岸渡寺です。こちらは本宮大社と似たような感じで、落ち着いた雰囲気の、年代を感じさせる建物ですが、それでもやはり、那智大社に負けない存在感があります。
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三重塔と那智の滝、定番の2ショットです。やはりこの景色は外せません。この景色を見ると、那智に来たんだなぁという実感が湧きます。この後、那智の滝の近くまで行きますが、遠くから見る那智の滝も、近くで見るのとはまた違った趣があり、それぞれ楽しめます。
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三重塔から那智の滝の方へ向かうため、案内表示に従って歩いていくと、やがて道は石積みの急な下り坂になります。何だか大門坂の続きみたいですが、結構歩きにくいです。たぶん車道の方へ迂回しても、那智の滝へは着けると思います。
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那智の滝は、飛瀧神社のご神体として扱われているため、滝の手前には鳥居があります。鳥居をくぐって、いよいよ滝へと近付きます。
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那智の滝です。何といってもまずはその高さに圧倒されます。周囲の緑を割るように、純白の水の帯が絶え間なく流れ落ちていきます。
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那智の滝へは、前の写真の位置からさらに近付くことができます。ただし、拝観料300円が必要ですが…。ここまで近付くと、水しぶきが飛んできて、まさに滝の迫力を肌で感じることができます。水の固まりがてっぺんから真っ逆さまに落ちてきて、岩にぶつかって砕け散る様子もはっきりと見えます。流れてくる水の量が膨大なものであるということにも、あらためて気付かされます。一体これだけの量の水がどこから集まってくるんだろう、と思わず考えてしまいます。300円払って見に来た価値は十分にあったと、私は思いました。
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那智の滝を見終わった後は、バスで大門坂登り口の駐車場まで戻り、後は車で来た道を引き返します。途中、那智山を歩いてかいた汗を流すため、「高田グリーンランド雲取温泉」に立ち寄ります。前日立ち寄った渡瀬温泉もそうですが、熊野付近には個性的な日帰り入浴施設が多く、実際に日帰りするには厳しい場所ですが、こうして近くに宿泊した時には、積極的に活用したいものです。この雲取温泉は、独特の白濁した湯で、露天風呂はけっこう広く、内湯には2種類の薬草風呂などもあり、設備も古くなく、これで400円は結構お得だと思います。
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雲取温泉は地図で見ると結構山奥にあるように見えるので、道が細いのではないかと心配していたのですが、実際はずっと広い道が続き、何の苦労もなくたどり着くことができました。道は高田川に沿って続いています。写真のあたりは、夏には遊泳場となっているようで、更衣室などもありました。
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宿に割引券があったので、瀞峡観光のウォータージェット船に乗ってみました。船は「川の熊野古道」として世界遺産の一部となっている熊野川を上り、やがて支流の北山川に入ります。瀞峡に差し掛かると、船は速度を落として天井が開き、多くの珍しい形の岩を観賞することができます。
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船は瀞峡の途中で停まり、15分ほど下船休憩の時間があります。停船場所では、売店があり、飲み物などを売っています。
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瀞峡の奇岩の一つ、獅子岩です。こういった岩を観賞し終えて、船は引き返します。約2時間の船旅を終え、時間もだいぶ遅くなったので、そろそろ熊野に別れを告げて、家路につくことにしました。
今回の旅は、天気予報が初日は晴のち雨、2日目が晴一時雨という、あまりにも極端なものだったということもあり、事前に満足に計画が立てられず、結果的に随分無駄な動きが多くなってしまいました。でもまぁその分、予定にない場所を回って思わぬ発見があったりして、けっこう楽しめました。こんな旅行も結構いいものだなと思っています。逆に行く予定で行けなかったような場所もありますので、そういう場所はまたいつの日か訪れてみたいものです。
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