2007/01 - 2007/01
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Sumikofさん
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今回の初一人旅/ウィーン滞在3日目に、この旅のハイライトの一つ、ウィーン美術史博物館へ行ってきました。
館内は写真撮影可(フラッシュ不可)だったので、調子に乗って撮りまくってしまい...
それ故、美術史博物館だけで相当数の写真となったので、番外編として旅行記を作成してみました。
なお、掲載している作品の題名・作者は、可能な限り調べてみました。
確認できた作品に関しては日本語訳名、それ以外は原題(英文)名を記載しました。
なお、コメント及び感想に関しましては、私の少ない知識や主観から成り立っておりますので、実際にその作品が描かれた背景や正しい解説とは多々異なると思われますが、その辺りは何卒ご了承下さい...
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
-
ウィーン3日目に、今回の旅行の目的の一つ「ウィーン美術史博物館」に行って参りました。
私はヨーロッパ中世時代〜18世紀頃の絵画(特に宗教画)が好きで、手持ちの本には、こちらの博物館所蔵の絵画が多数掲載されており。
なので今回の旅行を思い立った時、この美術史博物館だけは絶対に外せない!
と、日本出発前より心待ちにしてました。
相当数の作品が所蔵されていると聞いたので、かなり時間的に余裕を持って、見学に望みました。
(それでも時間は足りなかったけど) -
なお、美術史博物館の向かいには、そっくりさんの自然史博物館、そして道路を挟んで上記2博物館を見守るように、こちらのMuseums Quaritierが建っています。
このMuseums Quaritierは、広大な敷地内に様々博物館が集合しているそう。
今回はさすがに時間が無かったので、次ウィーンに来た時にはトライしてみたいと思います。 -
エントランスを入ると、吹抜けのホール、目の前には大階段が聳え立ちます。
ホールロビーにて日本語版のリーフレットを購入(1EUR前後)。
けれどリーフレットは1枚ペラの紙で、内容は館内の案内図と博物館全体の説明のみ。
コレだけだったら無料で配布してくれても...
中2階右手には、エジプト・オリエントコレクションのコーナーが。
こちらも興味があったのですが、時間の都合で今回はパスしました。 -
大階段の天井付近。
個々のアーチ部分両側に描かれている壁画は、クリムトによる作品です。
ズームしてクリムトの絵のみを撮ってみましたが、フラッシュが使えないので、かなりボヤけてしまいました。残念。 -
2階に上がって、まずはイタリア・スペイン・フランス絵画のゾーンへ行ってみました。
所々Closeされている上に、案内図と実際の展示場所が所々異なっており、アッチコッチ迷ってしまいました。
館内では許可が下りれば、模写ができるそう。
(なんて素晴らしい!)
こちらの模写されている方、かなりハイレベルで思わず見入ってしまいました。 -
Carlo Maratta作
「聖母子」
作者名を探し出すのに、かなーり苦労しました。。
マリア様のキリストを見つめる表情が、とても素敵で印象に残ってます。 -
Sebastiano Ricci作
「Christ on the Mount Oives」
最後の晩餐後、キリストが弟子を連れてゲッセマネのオリーブ山へ赴き、神へ祈りを捧げるシーンが描かれています。
左に描かれている天使が神秘的で、妙に気になってしまう作品です。
余談ですが、メル・ギブソン監督の『パッション』という映画では、このゲッセマネの祈りのシーンから物語が始まっています。 -
「聖ヒエロニムス」かな? Guido Reni作。
英名では「St. Jerome」と呼ぶそう。
全然違いますね。
裸のお爺ちゃんは別に好きじゃないですが、意外と良く使われているテーマでした。 -
Luca Giordano作
「大天使ミカエルと反逆天使」
お気に入りの絵の一つです。
大天使ミカエルに踏まれている反逆天使は、悪魔の羽になってしまってます。
大天使ミカエルの描写が、惚れ惚れします。
上の方が光ってしまい、ちょっと残念ですが。 -
Cesari Giuseppe(Cavalier d'Arpino)作
「ペルセウスとアンドロメダ」
ギリシャ神話にて、カシオペアの娘アンドロメダを、ペルセウスが海の怪獣から救う話が、モチーフとなっています。
空想上の生物(グリフィンなど)が好きなので、こういった作品には、つい足を止めてしまいます。 -
館内は各部屋に分かれており、作者ごとに展示されている模様です。
-
Orazio Gentileschi作
「Saint Mary Magdalen」
「聖アグネス」と思いきや、マグダラのマリアでした(汗) -
Tiziano Vecellio作
「Madonna of the cherries with Joseph, St.Zacharias and Jhon the Baptist」
ティツィアーノは、宗教画で有名な画家の一人だと思われます。
私は何故か、このお方とティントレットをいつも混同してしまいます。
画風もどこか似てる様な似てない様な... -
各部屋と連結して小部屋?が何部屋もあり、そちらには比較的小さめの絵が展示されてあります。
-
Annibale Carrachhi作
「Venus and Adonis」
なおプラド美術館にも、同作者の(ほぼ)同じ絵が所蔵されています。
(題名は「Venus, Adonis and Cupid」)
アドニスとはギリシャ神話において、ヴィーナス(アフロディーテ)に愛された美少年、だそうです。
この二人のどのシーンを描いているかは、私には分かりませんが、この絵からは何故だか微笑ましい印象を受けました。 -
Buti Lodovico作
「Abraham receives the promise of the three angels」
旧約聖書内、3天使がアブラハムを訪問するシーンを、モチーフしていると思われます。
アブラハムの着物が、鮮やかなピンク色をしています。 -
左:Bernardio Luini作「Salome with the Head of John the Baptist」
右:Andrea Solario作「Salome with the Head of John the Baptist」
両作品とも、聖書の一節「サロメ」が主題になっています。
「サロメ」のストーリーは、ちょっと残酷な内容ですが、私は結構好きだったりします。 -
Raffaello Sanzio作
「St.Margaret」
ラファエロの作品は「草原の聖母」のみだと思っていたら、調べたらこちらの作品もラファエロでした(汗)。
十四救難聖人のひとり、聖マルガリタのエピソードが主題となっています。
彼女に巻きついている大蛇の様な生物は、竜に変身した悪魔、だそう!
この竜に飲み込まれた彼女は、作品で手にしている十字架で竜のお腹を裂き、無事助かったそうで。
だからこの竜は悶絶しているのか、、、 -
Raffaello Sanzio作
「草原の聖母」
ブダペストの西洋美術館所蔵、「The Esterhazy Madonna」(同作者)と構図がそっくりだけど、ブダペスト版の方が大分タッチが荒かったです。
(どうやらブダペスト版は、未完成品らしい)
ラファエロに限らず、聖母子+ヨハネを主題とする絵は、どれも似たような構図ですね。 -
Pietro Perugino作
「キリストの洗礼」
聖書に書いてあるのでしょうが、必ずこの二人の頭上にはハトが描かれている。
そんな小さなところを、見つけていくのが結構楽しかったりします。 -
Parmigianino作
「Bow-carving Amor」
アモール(キューッピド)は、ローマ神話に登場する愛の神!だそうで、見た目は似ているが天使ではないんだそう。
私は、キューピッド⇒チンク(リボンの騎士)⇒天使、だと思っておりました。
このキューピッドは、ちょっと大人びて見えますね。 -
Giovanni Battista Crespi作
「Christ Appears to the Apostles Peter and Paul」
鍵を手にしている左側の人物が聖ペテロ、右側の本(聖書?)を掲げているのが聖パウロと推測します。
キリストに踏みつけられ、聖パウロが苦しんでいるように見えるのは、私だけでしょうか?? -
イタリア・スペイン・フランス絵画ゾーン見学後は、博物館内のカフェにて一旦休憩。
丸天蓋の下に座りたかったのですが、既に夜のビュフェ?の準備が始まっていたので、端っこに窓際のみの営業でした。 -
ここで、ウィーンカード(というかウィーンカード付帯のパンフレット)を持っている人は、「コーヒー+ケーキセット」が注文できました。
といっても、ケーキも飲み物も好きなモノを選べるみたいです。
私はメランジェ+ハウストルテを注文。
このハウストルテにして大正解!
めちゃめちゃ美味しかったです。特にチョコレートが。
ウィーンで食べたケーキの中で、ここのが一番美味しかったかも。
こちらのカフェは老舗Gerstnerがやっているらしく、博物館からの帰りに、ケルントナー通りのお店で買って帰ろうと寄ってみたら、この日は日曜日、とっくに営業終了していました(トホホ)。 -
従業員は皆黙々と、夜の準備に取り掛かっていました。
フラワーアレンジに添えられたテーブルクロスも、一つの芸術作品かの様に、綺麗にディスプレイされてありました。
やはりハプスブルク家の、、、だけあり、ナフキンやクロスの折り方にも、拘りがあるのでしょうか。 -
休憩後は、オランダ・フランドル・ドイツ絵画のゾーンへ突入。
Rachel Ruysch作
「A bouquet of flowers」
こんな感じの絵、美術の教科書に良く載っていた記憶があります。
近づいてよくよく見ると、虫が潜んでいたりカタツムリがいたり...
芸が細かいです。 -
そして、そしてルーベンスコレクションへ到着!
Peter Paul Rubens作
「Lament of Christ」
日本では「フランダースの犬」でお馴染み、ルーベンスです。
私が好きな画家の一人です。
この絵に描かれているキリストは、青白く冷たく、、、とても生々しく感じられます。 -
Peter Paul Rubens作
「Cymon and Iphigenia」
こちらもギリシャ神話のエピソードが、主題となっております。
私はルーベンスの描く、女性が好きです。
ふくよかで肉感的で、甘美かつ愛らしく、、、
この絵の中で横たわる二人の女性も、そういった特徴をよくよく表していると思います。 -
Peter Paul Rubens作
「受胎告知」
私がこの美術館で見た作品で、一番のお気に入りです。
「受胎告知」をテーマにした作品は数あれど、こちらの作品は、とりわけドラマチックに描かれていると感じます。
大天使ガブリエルのケープ?の色鮮やかさと躍動感、マリア様の驚き、戸惑いの表情、、、素敵過ぎます。
自然と背後から、BGMが流れてきそうな感覚です。 -
Peter Paul Rubens作
「聖フランシスコ・ザビエルの奇蹟」
日本人には馴染み深い、聖フランシスコ・ザビエルです。
同じフロア内に、同作者・同題名の作品がもう一枚展示されてあります。
右側に立つザビエルの回りに、様々な奇跡が描かれている、、、らしいです。 -
Pieter Paul Rubens作
「聖母被昇天」
ルーベンスの「聖母被昇天」は、アントワープ・聖母マリア大聖堂の作品が有名ですが、こちらの作品もなかなか見応えがありました。
聖母マリアの紅潮した頬、着物の薄青色など色使いが綺麗です。 -
Pieter Paul Rubens作
「四大陸」
ヨーロッパ・アフリカ・アジア・アメリカ大陸の四大陸と、その代表的な河川を一対の河神と女神によって描かれている、との事です。 -
ルーベンス作品が展示されている部屋。
アレもソレもコレもドレもルーベンス...
ルーベンス好きには堪りません。
こちらの美術館、ルーベンスの作品所蔵数は世界一だそうで。 -
Pieter Paul Rubens作
「ヴィーナスの饗宴」
沢山ありすぎて、ルーベンスの作品ばかり載せてしまいました...
沢山の人物が描かれていますが、真ん中で胸と下腹部を隠しているのが、ヴィーナスです。 -
Jan Vermeer作
「絵画芸術の寓意」
ここ数年、日本でも大人気のフェルメールです。
この作品、確か日本でも鑑賞した記憶があります。
確か神戸市立美術館で... -
Joachim von Sandrart作
「The Mystic Marriage of St. Catherine, with St. Leopold and St. William」
聖マリアに次いで人気のある聖人、聖カタリナに幼子イエスが指輪を与える、『聖カタリナの神秘の結婚」の場面が描かれています。
画面中央で幼子イエスを抱いているのがマリア様、右端で指輪を与えられている少女が、聖カタリナだと思われます。 -
David Teniers作
「Abraham giving thanks for having spared his son Issac」
旧約聖書内、神の声に従い我が子のイサクを生贄に差し出す、有名なシーンが主題と生っています。
(間一髪でイサクは助かりますが)
アブラハムがかなりのお爺ちゃんとして描かれているのは、アブラハムが100歳の時にイサクが生まれたからです... -
Dirk de Quade van Ravesteyn作
「Sleeping Venus」
描かれている女性(ヴィーナス)の、余りにも艶かしい?表情・ポージングに、思わず見入ってしまいました。 -
Hans von Aachen作
「Bacchus, Ceres and Cupid」
酒神バッカスと豊穣神ケレスが一緒に描かれています。
酒神バッカスは、良くよく描かれるローマ神の一人だと思われます。
ドレスデンのAltem Meisterにはルーベンスの描いた、真っ赤っかに酔っ払ったバッカスの絵がありました。。 -
Wolf Huber作
「Allegory of Redemption」
この、キリストの前に跪く丸っこい男性はいったい誰なのでしょうか?
調べてみたけれども、こちらの画家の情報を殆ど入手できず...
余り有名な画家じゃないのかな? -
Lucas Cranach the Elder作
「ホロフェルネスの首を持つユディット」
クラナッハの絵を最初に本で見た時、「変わった絵を書く人だなー」と思っていましたが、見ていくうちに興味が惹かれ、今では好きな画家の一人になってしまいました。
ユディットが主題の絵は、サロメと同じく生首を持っている場合が多いですが、ユディットの場合は、敵?を倒したヒーロー的なお話となっています。 -
Lucas Cranach the Elder作
「楽園」
クラナッハの代表作の一つではないでしょうか。
こちらもお気に入りの絵です。
アダムの助骨からエヴァが生まれ、エヴァが禁断の実を食べて二人が楽園から追放されるまでの、一連のストーリーが描かれています。
因みにドレスデンのAlte Meisterでは、ドレスデンと所縁があるのか、クラナッハの特集エリアがあり、かの有名な「アダムとエヴァ」の絵もありました。 -
Albrecht Altdorfer作
「ロトと娘たち」
旧約聖書内、酒に酔ったロトと二人の娘たちの、なんとも不道徳?な話がモチーフになっています。
なお、右後方で燃え上がっているのは、ソドムとゴモラの町だそうです。 -
デューラーの絵も数点、展示されていました。
左:Albrecht Dürer作「ヴェネチアの若い婦人」
右:Albrecht Dürer作「切った梨を持つ聖母子」
デューラーは昔から好きな画家です。
おそらく最も有名なのが、あの「兎」の絵だと思われますが(あくまで私のイメージ)、こういった人物画も多い様に思われます。 -
Albrecht Dürer作
「聖三位一体の礼拝」
かなりアップにして撮っていますが、実際には祭壇にはめ込まれて(というか祭壇画)います。
とても色鮮やかに描かれていて、デューラーにしては意外な感じがしました。
でも、この絵もとっても気に入っています。 -
Anthony van Dyck作
「磔刑」
Wolf Huberの磔刑図とは対照的に、とてもシンプルな磔刑図です。
だからこそ、おどろおどろしいというか、何とも言えない恐ろしさが伝わってくるというか... -
Pieter Brueghel the Elder作
「十字架を担うキリスト」
こちらの美術館は、ブリューゲルの作品数も世界一を誇るそうです。恐るべし...
ブリューゲルといえば、いわゆる風俗画のイメージがありますが、こちらの作品は、キリストが十字架を担いでゴルゴダの丘へ向かう様が描かれています。
この作品の中には、なんと500人もの人物が描かれているそう!
よーく良く見ると、真ん中辺りで十字架を担いだまま、崩れかけているキリストが確認できます。 -
Pieter Brueghel the Elder作
「バベルの塔」
ブリューゲルの代表作の一つだと思われます。
旧約聖書に記されている伝説の『バベルの塔』の、建設場面が描かれております。
...とここで、なんとデジカメのバッテリーが切れてしまいました!!
ヒエロニムス・ボシュなど、まだまだ撮りたい作品はあったのに、、、残念です。
この後残りの作品を見て、気づけば時既に閉館15分前。
急いでミュージアムショップに寄って、店員さんに追い出されるまで粘りに粘って、ポストカードを大量買いしてしまいました。
(25枚買うと割引されます)
ウィーン美術史博物館は、私好みの作品が沢山あったので大満足でしたが、ルーブル程では無いけど、かなりのボリュームだった為にやや流し見した感が。
次回機会があれば、事前勉強した上で、もっとじっくり鑑賞してみたいと思います!
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