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 日本に住む知人の中国人の女性のツテで北京へ観光旅行することになった。<br /> 初めての社会主義国の訪問に戸惑いながら、知人の親戚の案内で安全にかつ安く観光することができた。<br /> その当時の中国はまだ発展途上の国であり、公共マナーもまだまだ浸透していない印象だった。<br />(やはり同じアジア圏の日本も先進国とはいえ欧米に遅れをとっているところはたくさんあるが、中国はまだまだな印象だった)<br /> 北京市内には地下鉄はあったのだが券売機等なく、切符の購入などにも語学が必要で、個人旅行しにくい国だった。 残念なのは同行した日本人の知人が北京が二度目だったため、万里の長城へ行かず、紅葉の名所である香山公園へ冬枯れの時期に行ってしまったことだ。<br /> 最初、日本の中の外国を経験したのが東京の元麻布にある中国へビザの取得に出向いた時だ。<br /> 建物内部の殺伐としたような雰囲気に近くて遠い国という国へ行くことに引き締まる思いがしたが、その雰囲気は中国へ行ったときにも同じように感じることがあった。<br /> ビザ取得の為に2度大使館を訪れたが、最近はビザなし渡航できると聞き、改めて少し中国が近くて近い国になったように思った。<br />さて、日本を出発し北京に着くと知人の中国外務省に勤める親戚が仕事を休んで迎えに来てくれ、流暢な英語で滞在中は旅行のコーディネーターのように世話を焼いてくれた。<br /> 中国は他人には冷たくみえるが、親族の友人知人だったりすると手のひらを返したように?とても大切にしてくれるのを今回実感した。<br /> 食事は1度有名な北京ダックの店へ行ったが、それ以外は同行の知人の希望でなるべく広東料理を食べに行くようにした。<br /> その知人によると広東料理は日本人の口に合うということだったが、確かに広東料理店ではハズレがなかったように思う。<br /> 北京ダックのお店のは美味しかったが、それ以外の店ではサービスも含めいただけないところもあったのは確かだ。<br /> また、帰国の日の朝だけはそれぞれ別行動にして、私は1人で飲茶を食べに行ったり、タクシーで西単シータンへ行き、行列のできる店の肉まんを買いに行った。<br /> 帰りにわざと遠回りする悪徳タクシーに乗り、筆談で文句を言ったが結局払わざるをえなかった。<br /> その当時のタクシー代は日本のバス代の基本料金の半額程度だったので、とても安く足代わりに使えたが、悪徳タクシーもその1.5倍から2倍払わされたのだった。<br /> ただ、その金額は日本のバス代の基本料金程度で、とりたてて騒ぐこともない金額ではあったのだが、その当時の中国の公務員の給与が\6,000程度と聞かされていたのでタクシー代が倍になるということは現地では大変なことだと思いあえて怒りを表したのだった。<br /> その当時の中国旅行で思い出されるのは、冬場とはいえ冷蔵庫に入れないまま露天で売られている牛乳や、やはり地元の人が行くような食堂で出された豚肉料理(スープ)は豚肉の腐った匂いがきつくて食べられなかったのに、観光案内してくれていた中国人の男性は平然と食べていたことだ。<br />ただ、その男性にも露天のお店の食べ物は暖かいものも含めて食べないように言われたから露天の食べ物はもっとすごいのかもしれない。<br /> 公衆トイレではドアのないところ、そういった手洗い所では水の出ないところもよくあり、高級レストランのトイレでは手洗いの水が出るのに手を洗わずに出てしまう若い女性もいたくらいだから、その当時の中国の公衆衛生の意識はまだまだ低かったようだ。<br /> ところで、その当時は観光地やレストランでは純然と外国人料金というものがあり、料金は中国人の10倍以上することもあった。<br /> 案内してくれた中国人男性が気を使って、中国人料金で入場しようとしたが、・頤和園ではばれて値段は忘れたが、現地としては高額な入場料を払わされたように記憶している。<br /> 運良く中国人として入場できた時も入り口付近では言葉を発しないよう促されてしばらく押し黙って入場したのだった。<br /><br />【中国・北京旅行・概要】 <br />航空会社:JAL <br />旅行会社:ワールドエアープラン(WAP) <br />期  間:1995年3月11日(土)〜15日(水) <br />主な現地での足:ほとんどタクシーたまにバスと地下鉄を利用 <br />行った所:<br />1日目<br />・頤和園<br />・香山公園<br /> <br />2日目<br />・故宮<br />・景山公園 <br /><br />3日目<br />・天安門広場<br />・天壇公園 <br /><br />

中国・北京個人旅行 1995年3月

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1995/03/11 - 1995/03/15

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すうりん

すうりんさん

 日本に住む知人の中国人の女性のツテで北京へ観光旅行することになった。
 初めての社会主義国の訪問に戸惑いながら、知人の親戚の案内で安全にかつ安く観光することができた。
 その当時の中国はまだ発展途上の国であり、公共マナーもまだまだ浸透していない印象だった。
(やはり同じアジア圏の日本も先進国とはいえ欧米に遅れをとっているところはたくさんあるが、中国はまだまだな印象だった)
 北京市内には地下鉄はあったのだが券売機等なく、切符の購入などにも語学が必要で、個人旅行しにくい国だった。 残念なのは同行した日本人の知人が北京が二度目だったため、万里の長城へ行かず、紅葉の名所である香山公園へ冬枯れの時期に行ってしまったことだ。
 最初、日本の中の外国を経験したのが東京の元麻布にある中国へビザの取得に出向いた時だ。
 建物内部の殺伐としたような雰囲気に近くて遠い国という国へ行くことに引き締まる思いがしたが、その雰囲気は中国へ行ったときにも同じように感じることがあった。
 ビザ取得の為に2度大使館を訪れたが、最近はビザなし渡航できると聞き、改めて少し中国が近くて近い国になったように思った。
さて、日本を出発し北京に着くと知人の中国外務省に勤める親戚が仕事を休んで迎えに来てくれ、流暢な英語で滞在中は旅行のコーディネーターのように世話を焼いてくれた。
 中国は他人には冷たくみえるが、親族の友人知人だったりすると手のひらを返したように?とても大切にしてくれるのを今回実感した。
 食事は1度有名な北京ダックの店へ行ったが、それ以外は同行の知人の希望でなるべく広東料理を食べに行くようにした。
 その知人によると広東料理は日本人の口に合うということだったが、確かに広東料理店ではハズレがなかったように思う。
 北京ダックのお店のは美味しかったが、それ以外の店ではサービスも含めいただけないところもあったのは確かだ。
 また、帰国の日の朝だけはそれぞれ別行動にして、私は1人で飲茶を食べに行ったり、タクシーで西単シータンへ行き、行列のできる店の肉まんを買いに行った。
 帰りにわざと遠回りする悪徳タクシーに乗り、筆談で文句を言ったが結局払わざるをえなかった。
 その当時のタクシー代は日本のバス代の基本料金の半額程度だったので、とても安く足代わりに使えたが、悪徳タクシーもその1.5倍から2倍払わされたのだった。
 ただ、その金額は日本のバス代の基本料金程度で、とりたてて騒ぐこともない金額ではあったのだが、その当時の中国の公務員の給与が\6,000程度と聞かされていたのでタクシー代が倍になるということは現地では大変なことだと思いあえて怒りを表したのだった。
 その当時の中国旅行で思い出されるのは、冬場とはいえ冷蔵庫に入れないまま露天で売られている牛乳や、やはり地元の人が行くような食堂で出された豚肉料理(スープ)は豚肉の腐った匂いがきつくて食べられなかったのに、観光案内してくれていた中国人の男性は平然と食べていたことだ。
ただ、その男性にも露天のお店の食べ物は暖かいものも含めて食べないように言われたから露天の食べ物はもっとすごいのかもしれない。
 公衆トイレではドアのないところ、そういった手洗い所では水の出ないところもよくあり、高級レストランのトイレでは手洗いの水が出るのに手を洗わずに出てしまう若い女性もいたくらいだから、その当時の中国の公衆衛生の意識はまだまだ低かったようだ。
 ところで、その当時は観光地やレストランでは純然と外国人料金というものがあり、料金は中国人の10倍以上することもあった。
 案内してくれた中国人男性が気を使って、中国人料金で入場しようとしたが、・頤和園ではばれて値段は忘れたが、現地としては高額な入場料を払わされたように記憶している。
 運良く中国人として入場できた時も入り口付近では言葉を発しないよう促されてしばらく押し黙って入場したのだった。

【中国・北京旅行・概要】
航空会社:JAL
旅行会社:ワールドエアープラン(WAP)
期  間:1995年3月11日(土)〜15日(水)
主な現地での足:ほとんどタクシーたまにバスと地下鉄を利用
行った所:
1日目
・頤和園
・香山公園

2日目
・故宮
・景山公園

3日目
・天安門広場
・天壇公園

航空会社
JAL

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  • 北京の食後の夜の散歩で見かけた<br />衣装を着て踊りに興じる人々<br />(北京の人がいうには地方の踊りだとか)<br /><br />

    北京の食後の夜の散歩で見かけた
    衣装を着て踊りに興じる人々
    (北京の人がいうには地方の踊りだとか)

  • 北京の食後の夜の散歩で見かけた<br />衣装を着て踊りに興じる人々<br /><br /><br />

    北京の食後の夜の散歩で見かけた
    衣装を着て踊りに興じる人々


  • 頤和園<br />西太后の夏の離宮の入り口<br /><br /><br />

    頤和園
    西太后の夏の離宮の入り口


  • 頤和園<br />西太后の夏の離宮で衣装を借りて撮影<br />衣装代がなんと日本円で¥50程度!<br />写真は自分のカメラで撮ってよい <br />

    頤和園
    西太后の夏の離宮で衣装を借りて撮影
    衣装代がなんと日本円で¥50程度!
    写真は自分のカメラで撮ってよい

  • 頤和園<br />皇帝の装束に着替えさせられた幼児<br />かわいらしくて思わず撮影<br />

    頤和園
    皇帝の装束に着替えさせられた幼児
    かわいらしくて思わず撮影

  • 頤和園内の建物<br /><br />

    頤和園内の建物

  • 頤和園内の建物

    頤和園内の建物

  • 頤和園内の建物

    頤和園内の建物

  • 頤和園内の庭園<br />石でできた船<br />

    頤和園内の庭園
    石でできた船

  • 香山公園の入り口<br /><br /><br />

    香山公園の入り口


  • 香山公園で晩冬の寒い中リフトに乗って <br />

    香山公園で晩冬の寒い中リフトに乗って

  • 香山公園から見えた万里の長城もどき<br /><br />

    香山公園から見えた万里の長城もどき

  • 故宮<br /><br />

    故宮

  • 故宮<br /><br />

    故宮

  • 故宮の皇帝の玉座<br /><br />

    故宮の皇帝の玉座

  • 故宮の城内<br /><br /><br />

    故宮の城内


  • 故宮の龍を象った壁<br />(龍は皇帝を意味するのだとか)

    故宮の龍を象った壁
    (龍は皇帝を意味するのだとか)

  • 故宮を出たところで見かけた輿やさん<br />観光地でよく見かける車引等の類のよう<br /><br />

    故宮を出たところで見かけた輿やさん
    観光地でよく見かける車引等の類のよう

  • 天安門広場<br /><br />

    天安門広場

  • 天安門広場<br /><br />

    天安門広場

  • 天壇公園

    天壇公園

  • 泊まった4星ホテル『天倫王朝飯店』のエレベーター<br />設備は欧米の高級ホテルと変わらずでも料金は日本のシティホテル並だったが1泊の宿泊料がその頃の中国人の月給並くらいだったとか。<br />日本では自分的には全くといって利用しないクラス <br />

    泊まった4星ホテル『天倫王朝飯店』のエレベーター
    設備は欧米の高級ホテルと変わらずでも料金は日本のシティホテル並だったが1泊の宿泊料がその頃の中国人の月給並くらいだったとか。
    日本では自分的には全くといって利用しないクラス

  • 天倫王朝飯店の中庭

    天倫王朝飯店の中庭

  • 天倫王朝飯店の中庭の夜

    天倫王朝飯店の中庭の夜

  • 天倫王朝飯店の外観<br /><br />

    天倫王朝飯店の外観

  • 天倫王朝飯店の部屋<br /><br />

    天倫王朝飯店の部屋

  • 中国のマクドナルド<br />行った当時はまだ珍しかったよう。<br /><br />

    中国のマクドナルド
    行った当時はまだ珍しかったよう。

  • 街頭の公衆電話<br />その当時はコイン式ではなく公衆電話<br />には窓口があり人がいたようだ。<br />そういう時代でもポケットベルは日本<br />からそう遅れを取らずに普及していた<br />ようで、案内してくれた中国人の方の<br />ポケットベルが頻繁に鳴っていた。<br />(仕事を休んで案内してくれていた為、<br />仕事の電話だったようだが)

    街頭の公衆電話
    その当時はコイン式ではなく公衆電話
    には窓口があり人がいたようだ。
    そういう時代でもポケットベルは日本
    からそう遅れを取らずに普及していた
    ようで、案内してくれた中国人の方の
    ポケットベルが頻繁に鳴っていた。
    (仕事を休んで案内してくれていた為、
    仕事の電話だったようだが)

  • 王府井のデパート<br /><br />王府井もずいぶん変わったと聞くから<br />このデパートももうないかも。<br />その当時の中国のデパートや本屋等でも<br />支払のシステムは購入を決めたら<br />そばの係員に品物を渡して伝票を切ってもらい、<br />キャッシャーへ行って<br />お金を払い、その領収書を伝票を切ってくれた<br />係員のところへ行き、<br />品物をもらうというシステムだった。 <br />

    王府井のデパート

    王府井もずいぶん変わったと聞くから
    このデパートももうないかも。
    その当時の中国のデパートや本屋等でも
    支払のシステムは購入を決めたら
    そばの係員に品物を渡して伝票を切ってもらい、
    キャッシャーへ行って
    お金を払い、その領収書を伝票を切ってくれた
    係員のところへ行き、
    品物をもらうというシステムだった。

  • 北京の高速道路の料金所<br />(タクシーの中から撮影)

    北京の高速道路の料金所
    (タクシーの中から撮影)

  • 北京の高速道路の料金所<br />(タクシーの中から撮影)

    北京の高速道路の料金所
    (タクシーの中から撮影)

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