2006/09/30 - 2006/09/30
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ぱんぱーすさん
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えーと、嘉峪関観光が思いのほか早く済んでしまい、丸々1日余ってしまいました。どーしよ~。ということで、予定には無かったのですが、隣町の酒泉という街までミニトリップをする事にしました。一応見どころはあるらしいですが、そんなに面白くも無いよ、と旅館のフロントのおねぇちゃんに言われてしまいました。でも嘉峪関市で1日悶々としてるよりマシさ!
最後まで夜光杯の原産地だとは知りませんでした(だって土産に興味がないんだもん)が、とにかく行って参りましたので、どうぞ……
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9月30日10時45分。酒泉に到着。嘉峪関より小さそうな街なのですが、バスターミナルはご立派です。どうもこの地方のバスの中継基地になっているようで、嘉峪関からのような短距離連絡バス(ちなみに3元でした)から、内蒙古やウイグル、青蔵高原へ抜けるような長距離バスまで集まっています。
さて、何が俺を待ち受けているのやら。 -
短距離連絡バスはバスターミナルには入らず、横のバス停が発着のステーションになっています。バスと言ってもマイクロバス。満席になったら出発するようで、車内はぎゅうぎゅう。しかも前の席との隙間がやたら狭く、俺は膝を抱えて座っている始末。これじゃ立ってた方がナンボかマシだったよ〜(;;)
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11時03分。バスターミナルからぶらぶら歩いて鐘鼓楼に到着。西安でもそうだったが、昔から栄えた土地ではこういった鐘楼や鼓楼がある事が多い。だが、その建造された年代や王朝については、必ずしも同時期ではないのだ。この地方独特の文化なのだろうか。他の土地をあまりよく知らないので、詳しくは語れないのが残念だ。
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鐘鼓楼を中心に街は広がっている。今は大きなショッピングセンターもできているようだ。かなり地方の、都市ともいえないような街だと思うのだが、結構栄えているようだ。
国慶節休暇の初日(国慶節自体は明日から)という事もあり、午前中から人出は結構なものだった。天気もいいし、人ごみが嫌いな俺にしては珍しく、人が気の赴くままに買い物をし、遊び、思い思いに時間を過ごしているのを見るのが気持ちよかった。 -
で、上の写真の左手にあった「徳克士(ディコス)」というケンタッキー風の店に入り、遅い朝食をとる。こんなファーストフード店は聞いたこともない、と思ったら、俺の住んでる瀋陽でも2件ほどあった。中国では結構有名なのだろうか。でもどう見ても外国資本で作られたものっぽい(名前からしてそうだ)。
写真は俺が頼んだ鶏の唐揚げのような食べ物のセット。味は……まぁ悪くない。ふん、一応認めてやろうじゃないか。 -
街を歩いていたら、道端の公園に七面鳥が走り回っているのを発見。つか、何で七面鳥がこんなトコにいるんだ?誰かが飼ってたのが逃げ出したのか?そもそもなんで七面鳥なんだ?
周囲には人だかり(主に地元の子供)ができており、まじまじとその様子を見守っていた。一緒にヨチヨチ歩く黒めんどりも可愛く、かなりひょうきんな感じで面白かった。
俺がカメラを取り出したら、子供の視線が一気にこっちにきた。
「カメラなんか持ってるよ〜」「何人?中国人じゃないだろ〜」
こらこら、お兄さんは君達の言葉全部分かっちゃうんだからね。 -
こんな感じでゆったりとした街の空気が流れていきます。小学校は午前中だけだったのかな?子供達は下校途中のようでした。
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11時53分。大きな酒泉の酒工場の前を通りかかる。酒泉というだけあって、お酒はきっとおいしいんだろうなぁ。いつか飲んでみたいなぁ。
……などと通り過ぎてしまったが、後になって思わぬ事が発覚。何と、この工場のような建物の裏に酒泉市の博物館があったとか。そんなの表から見たってわかるわけねぇよ…… -
12時ジャスト。酒泉での唯一の目的地、西漢酒泉勝跡に到着。何でも、霍去病とかいう古代の将軍が、武帝からもらった祝いの酒を、部下の皆にも飲ませたいといって泉に垂らしたら、泉の水全体が酒になってしまった、とかいうありえない伝説の残る地らしい。
入場料は30元。 -
入り口から泉にかけては、酒泉や甘粛省、西域に関する詩や歴史紹介が銘打たれた碑文がいくつも地面に埋め込んである。これを詳しく考察しながら歩くだけでもかなり面白いのではないだろうか。
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碑文通りの突き当たりにあるモニュメント(?)。
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12時04分。泉へ到着。酒泉の由来を記した石碑が立てられている。
左のおじさんが一心不乱に二胡を弾いていた。が、ヘタだ。実にヘタだ。バイオリンを習い始めた子供とまるで変わらない。というか、曲にすらなっていない。しかしおじさんは1人で悦に入って弾き続けている。まぁ、いいか。今日は休日だし。 -
これがその酒伝説の泉。ここの水は現在でも枯れることなく滾々と湧き続けている。砂漠の真ん中だというのに、一体どこから水が溢れ出てくるのだろうか。舐めてみようかと思ったが、生水を飲んでお腹を壊したら洒落にもならないのでやめておいた。
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匈奴に勝利した事を記念する、霍去病とその部下を表した像。ここ酒泉のシンボルといっていいだろう。お前だな、妙な伝説いくつも作ったのは。この将軍のありえない伝説は、蘭州にもある(これはいずれ後述します)。多分他にもあるだろう。全く、変な伝説で民を惑わせないでくれ!
でも記念写真を撮ってるボク。 -
泉の奥には池があり、周辺は遊歩道となっている。心身のリフレッシュと時間潰しのため、しばらくゆるりと歩いてみる事にする。
何故かは知らないが、やたら横に伸びようとしている木がちょくちょくある。写真の木などは、もう狙って成長しているとしか思えない。人間様が設置してくれたつっかえ棒が無ければ、たちどころに倒れてしまうだろう。遊歩道の邪魔もしてるし、ひたすらはた迷惑な木ですわぁ。 -
12時35分。水上に造られた楼閣を歩く。欄干に腰掛けながら、泳いできた鯉にディコスのポテトの切れ端をプレゼントしてたら、あっという間に鯉の餌とりデスマッチが始まった。恋のデスマッチだったらどれだけよかっただろうか。あぁ……
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どうやらボートに乗ってのんびり遊覧もできるらしいが、いかんせん水汚いだろ、コレ。とてもそんな気にはなれませんでした。湧き水の水は綺麗な感じがしたんだけどなぁ……
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こいつは誰だ?涼州の詩でも詠んだ偉い詩人か?でも酒と聞いて思い出すのは李白くらいのもの。碑にも酒の文字がしっかりと入っているし。
後で調べたら、どうも涼州詩を詠った「郭知運」という詩人らしい……すまぬ、全然知らん。 -
西安の旅行記でも書きましたが、やっぱりあった公園内の小遊園地。ただ、誰1人遊んでいないばかりか、休止状態のようであった。このお金、勿体無いなぁ。
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12時43分。遊歩道は一層険しくなり、鬱蒼とした森の中へ消えていっている。おーい、コレ本当に戻ってこられるんだろうねぇ〜。さっきから人影も見なくなっちゃったよ〜。変なおどかしっこは無しよ〜。
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森を抜けると、そこは池の裏側でした(当たり前か?)水上の小楼閣が、慎ましやかに佇んでいました。やはり水のある風景は人をほっとさせますね。−イオンに身を任せつつ、しばらくそこで立ち尽くしていました。
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13時10分。バスで一気に街へ戻り、散歩する事にする。ちなみにバスは嘉峪関と同じだが、バス停がちゃんとある分まだマシというべきか。
並木道を散歩する。初秋の午後のちょっとけだるい空気が肌を撫でる。日陰がとても心地よい。歩きながら眠くなってくるような、そんな散歩道。
ただし空気がおいしい訳ではない。排気ガスで臭いのであしからず。 -
やたらめったら立派な門なので、何なんだろうと見てみたら、何とこれは中学校の門!何じゃいこりゃあ!何がどうなったらしがない一都市の一中学校ごときにこんな門を設置してくれるんだぁ?しかも、ちょっとした大学のキャンパス並に敷地が広そう……というか、奥が見えん!田舎の土地が有り余ってる中学校(例えば俺の地元)じゃないんだぞ!街の真ん中なんだぞ!どうなってやがるんだこの街の金銭事情は。
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メインストリートに軒を連ねる商店街。何かもう、日本の原宿じゃないかってくらいに豊富だ。さすがかつてのこの地域の中心都市だ。嘉峪関のメインストリートもそうだったが、やはり観光で鳴らしている(嘉峪関は関所、酒泉は夜光杯)街は、経済が潤っている。
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その潤沢な資金と好調な経済を象徴するのがこの住宅街。日本と違って中国ではこういった公営住宅(マンション?)に住むのが一般的……のようだ。ここにはおそらく中〜高所得層の連中が住んでいるのだろう。奥のマンションはまだ新築のようで、色の塗り具合も新しい。ただ、こんな砂漠の真ん中の土地に新しく住み着くような奇特な方っているのだろうか。住宅ラッシュがあだにならねばよいのだが。
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一方、低所得者の住む地域は結構悲惨なものである。こんな壊れかけた工場のようなところに何世帯も住んでいたり、崩れかけて窓や扉さえ無い家に住まざるを得ない家庭がごまんといるのである。勿論、一家に一間か、あっても二間。酒泉市政府や甘粛省政府、そして中国政府は、高所得者の充実ではなく、低所得者の救済についてもっと真剣に考え、経済格差の是正に取り組まなければ、この国はいつまで経っても暗い闇を残したまま抜け出せない気がします。
何か最後は妙な熱が入って終わってしまいました。とりあえず、ミニトリップはこれで完結。嘉峪関に戻ります。
第8章 終幕
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