2006/10/04 - 2006/12/30
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なうたくえさん
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(2007/10/31 ビーチのパノラマ写真を追加しました)
次の目的地は西海岸を北上してヤカイン州に入ったところにあるカンターヤー(Kanthayar)ビーチ。
チャウンターから直接海岸沿いに進むルートは無理みたい。
そこでチャウンター7:00時発(実際には20分遅れ)のバスに乗り、いったんパテインまで逆戻り(9:40着)。
そこでガタインジャウン(Ngathaingchaung)行きのバスに乗り換える。パラダイスホテルの裏手付近から12:00に出発し(1200K、4時間弱)、パテイン-ヘンダザ間の鉄路に沿って進んでゆく。
写真はそのバス。満員の乗客が乗ったままだと橋が崩壊する危険性があるため、車内の人はいったん降りて先に進み、ぎしぎしと音を立てながらそろりそろりと渡ってくるバスを待つ。
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ヘンダザの手前50kmほどの町Yekyiで鉄路から離れると、ほどなくガタインジャウン(写真)に到着(15:40)。
バスは写真のすぐ左側に到着。サイカーの客引きがちょっとうるさく感じられたので、看板を見かけた生ビール屋さん兼ゲストハウスへ徒歩で退避。
バスを降りた瞬間(というか降りる前から)のサイカーの客引きは、そのときの精神状態にもよるんだけど、どうしても苦手。いつまでたっても慣れない。
ちなみに観光地以外でも、騒々しさと強引さは、言葉が英語からビルマ語に変わるだけで、そんなに変わらない。ひとりひとりは良い人が多いんだけどね。
そんなわけで逃げ込んだ生ビール屋さんは、写真手前100mほどを右側に入ったところ。まずは一杯。そしてなうたくえ(もう一杯)。
併設のゲストハウスには、外国人は泊まれないらしいので、教えてもらったホテルに移動。写真正面の突き当たりの階段を登ったT字路(一段高くなっている)を左折してすぐの左側にあった。 -
ホテルで聞いたところ、今日はGwaへのトラック(写真)が出る日だから、泊まるよりそれに乗ったほうが良いという。
それ以外の方法でガタインジャウンからグワ(Gwa)へ抜けるには、ヤンゴンを午後7時に出発し午前3時ごろにここを通過するバスを捕まえるしかないらしい。。
疲れているので泊まりたかったけど、ミャンマーでの移動は「乗れるときに乗っとけ」が鉄則なので、乗っとく。 -
後ろから見るとこんな感じ。これは・・・まさにトラック。
バスの便があると言われて、実はトラックバスだったことは、ミャンマーでは良くある。トラックの便があると言われたら・・・その通り、何の間違いもない。
午後5時20分発で、グワ(Gwa)には午前2時40分着。料金は5000K。ただし不定期。 -
上から見るとこんな感じ。
一見したところ、屋根のない吹きさらしの貨物の上で、震えながら山越えをしなくてはならないようにみえる。
しかしクッションの効いたサトウキビの甘いベッドの上で、星空を眺めながら移動する素敵な一夜、と自分に言いきかせる。 -
イラワジデルタの景色ともお別れ。
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おばあさんとお孫さん2人の一行と仲良くなる。
小さなお姫さまと残照。 -
非常に厳重な検問を経て、ヤカイン山脈の南端を越えてゆく。
トラックの上はこんな感じ。寒くてたまらない。吐く息が白い。でも一線を越えてしまったのか、なんだか面白くなってくる。 -
それでも少しはうとうとしたところでグワ(Gwa)に到着。午前2時40分。いったいどうしたらいいの?
ホテルはあるかと尋ねると、「ない。6時発のサンドウェ(Thandwe)行きのバス乗ったほうがよい」とのこと。
焚き火の前で震えていると、乗ってきたトラックの運転手さんが、「車は止めておくので、運転席後ろの仮眠ベッドを使いなよ、と言ってくれた。ありがたく甘えさせていただく。屋根と壁があることが本当にありがたかった。
(※後の旅において、実際にはグワには外国人宿泊可能なホテルがあるとの情報も複数聞いたが未確認。) -
次のバスはこれ。屋根はあるし、座席もある。バスだ。
グワ午前6時発、カンターヤー(Kanthayar)午前7時20分着。800K。 -
でもやっぱりサトウキビ。
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早朝のグワを出発。
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チャウンターからまるまる24時間、4台のバスとトラックを乗り継ぎ、やっとベンガル湾に再会。カンターヤー(Kanthayar)はもうすぐ!
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午前7時20分、カンターヤーに到着。
ここで外国人が泊まれるのは「Kan Tha Yar Beach Hotel & Resort」のみ。 -
「1996年3月24日、栄えある国軍記念日を祝して開業」とあるように、思いっきり政府系ホテルです。
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ところが台風のせいでこのありさま。
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来月(12月)から営業を再開するらしく、15人くらいが準備しているようでしたが、本当に泊まれるようになるの?という感じ。
ちなみにこの写真は11月25日撮影。 -
途方に暮れていると、疲れ果てた僕を哀れに思ってくれたのか、本来は外国人不可のゲストハウスに泊めてもらえることになりました。
一応ゲストハウス名は伏せておきますが、ありがとうございました。 -
これは翌朝の写真ですが、部屋はこんな感じ。清潔です。
3000K。 -
カンターヤーのメインストリート。ホテルとゲストハウスの他には、レストラン2軒と茶店が3,4軒あるだけ。
これでもグワとガパリ(サンドウェ)を結ぶ西海岸の幹線道路なのですが、車輌が通るのは2時間に1回くらい。 -
お待ちかねのビーチ。水の透明度がすごい。
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誰もいません。外国人旅行者がいないだけじゃなく、そもそも旅行者がいません。
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遠くに漁船が見えるだけ。
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食事はSea Horse Restaurantへ。
人なつっこくて明るいお嬢さんが迎えてくれます。
海の家のようにシャワー施設もあるので、通りがかったら寄ってあげてください。台風の後、お客さんが来なくて大変だそうです。 -
新鮮なシーフードもおまかせ。
だけどすぐにカレーとフライに姿を変えてしまうので、
他のものが食べたいときは前もって予約を。 -
カンターヤービーチの夕日。
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カンターヤービーチから北へ7マイルのところにある、モウシュエジャン(Maw Shwe Chaing)ビーチへ移動。
7:50発で所要1時間、800K
写真のMaw Shwe Chain Hotel(1泊10000K)は営業中。よかった。 -
カンターヤーよりさらに美しいビーチ。
泳いでるのはホテルの従業員で、またもや旅行者は僕だけ。 -
泣きたくなるほど美しい。
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誰もいない海。
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まさに楽園。
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そばには岩場もあって
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カニが登場
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こんな場所も
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ビーチの左側には小川が注ぎこむ。
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ホテルはバンガロー形式。
ここも台風の被害を受けているので、使用可能なのは3,4棟だけの模様。 -
部屋はこんな感じのトリプルルーム。
バストイレ付で掃除は行き届いているけど、
問題が無いわけじゃない(後述)。 -
テラスからの眺め。
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夕日はビーチの真正面に。
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ひとり占め!
なんて贅沢なんだろう -
ここモウシュエジャンには、ホテルと、道路を挟んでのレストラン(写真)、それだけしかありません。
村は1,2km離れています。 -
お願いしておいた白身魚の刺身(確か2500Kくらい)。
タイとかホウボウに近い味で、とても美味しかった。
お店は親切な中国系一家が経営しています。 -
夜になるとビーチの明かりは、イカ釣り漁船の誘魚灯と…
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バンガローの明かりだけ。
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といっても発電機が壊れているので、光源はバッテリーと蝋燭です。それに照らされるのは…
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これは嫌がらせですか?
それともなんかのギャグ?
それにしては前振り長すぎ。
それにしても怖いです。
たったひとりです。
そう、これがこのホテルの問題点です。
和風の内装が完全に裏目に出ています。
怪談の世界だとしか思えません。
後でマネージャーさんに聞いたところ、
「オーナーがヤンゴンに帰ったまま来ないので、どうしてよいのか分からない」とのことです。
僕にも分かりません。
寝るしかありません。 -
明けない夜は無い。
というか熟睡です。
さわやかな朝のビーチ。
次はガパリへ!
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この旅行記へのコメント (3)
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- nakamasananiwaさん 2008/12/13 19:55:52
- お邪魔します♪
うわぁ!
うわぁ?
うわぁ♪
ほとんど原始の夕焼けやねー
知らんかった
ミャンマーこんなにきれいやなんて
おいらシンガポールの居酒屋のおやじですが
これまで17-8人のミャンマーの人バイトしてもらいました
ほとんどの人が片言の日本語話せてよくいろんな話してたけど
みんな自国の事ぼろくそにいうの
そらしゃーないなーとは思ってたけど
おいらぜいたくなのね
これから、またゆっくりお邪魔させてください
どうかよろしくお願いいたします
チースーティンバーテ ←合ってますか?
-
- azianokazeさん 2007/04/06 11:26:34
- 障子?
- モウシュエジャン,素敵なビーチですね。
ホテルの内装は障子ですか?
随分とローカルな土地柄にしては凝ったというかマニアックな内装ですね。
それともミャンマーにも障子を使う風習があるのでしょうか。
相当にタフな旅行を楽しんでいらっしゃるようで、私もこんな旅ができたら・・・なんて思いながら拝見しています。
- なうたくえさん からの返信 2007/04/11 00:55:46
- RE: 障子?
- 内装は、障子風の薄いプラスティックシートでした。
意図は不明です。ほんとうに分かりません。
オリエンタリズムの一環なのか、日本人観光客を当てにしたのか。
何にせよ、政府の肝煎りで始まったカンターヤー地域開発は、
今のところ、失敗です。
「無かったこと」の場所です。
それでも(それゆえに)美しい場所でした。
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