2006/08/26 - 2006/08/26
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4nobuさん
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今日がこのトレッキングの最終日となる。TMBを完結するには、さらにスイス領からフランス領のコースすなわちシャンペ、フォルクラ、バルムのコルを越えて、アジャンティエールからシャモニーの谷の反対側のエギーユ・ド・ルージュ山系に上がってその中腹をトラバースしてブレヴァンからシャモニーに至るのだが。
前に述べたがこの中で「エモッソンからシャトラード経由フォルクラまで」「ラ・トゥールからバルムのコル」「ブラヴァンからラックブラン経由アジャンティエール」までをシャモニーに何回か来た機会に歩いている。というのはルートで残った所の内でいい所はもう歩いてしまっている。
そこで年も年だからあまり無理しないことにしようと、今回はフェレのコルを越えてフーリのバス停で今回のTMBトレッキングを終わらせ、オーシエールからマーティニ廻りでバスと列車でシャモニーに戻ることに決めていた。
フェレ峠までゆっくりと最後の登りを味わう。朝からマラソンランナーに次々と追い抜かれる。今日のランナーはきっとシャモニーからの人達だろう。一体どこで寝たのだろうか。それとも夜を徹して駆けてるのだろうか。
フェレの峠にはチェックポイントがあって、それに簡単な食料と飲料を補給する人、峠まで出向いて応援する人などにぎやかだ。峠で休憩していると乗馬クラブのグループが馬で登ってきた。この人達も峠を越えて行く。
峠を越えてスイス領に入ると道も道標もすっきりと整備され、山の姿に大きな変化はないのにスイスに入ったことが実感できる。
途中で追い抜いて行った(もう顔なじみの)トレッカーの皆さんも同じバスにフーリの村から乗る。皆さんはオージエールの手前のイゼールで降りてシャンペに泊るらしい。
本日の登り:480m 下り:940m
オージエールとマーティニ間の鉄道は合理化でバスに換わっていた。
マーティニーからシャモニーの列車内でやはり一人旅のアルピニストで剣御前小屋のマネージャーをなさってる方とお話しして日本の山小屋も最近はサービスの改善が進んでることを知った。そういえば日本の山小屋に泊ったのは8年前に中央アルプス縦走の時の宝剣山荘が最後で最近の事情に疎かった。
列車がフランス領に入る頃から雨が降り出した。この天候はその後4日ほどぐずぐずと続く。TMBの期間中はほとんど好天だったのはTMBの前の10日ほどの長い天候不順を愚痴ってた私を神様が可哀相だと助けてくれたんだ。
シャモニーに着くと観光案内所のベルナデットさんを訪ね無事に帰ったことを報告し、紹介してらって駅前の古い宿に泊る。
そして翌日ジュネーブに発ちジュラの旅を始めた。
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エレーナ小屋から。
夜明け直前のモンドラン3823m(右)とプレ・ド・バー氷河。左のピークはトリオレ針峰の支稜モン・ルージュ・ド・トリオレ -
エレーナ小屋から。
夜明け前のフェレ谷。谷の奥がクールマイヨール -
前出写真の左にある、朝焼けが始まったモン・ルージュ・ド・グレッタの支稜。
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朝焼けのアロブロギア頂3177m.
その左奥がモンドラン。
手前がまだ暗いエレーナ小屋 -
日が当り出して華やかに映えるモンドラン3823m(右)とプレ・ド・バー氷河。左のピークはトリオレ針峰の支稜モン・ルージュ・ド・トリオレ
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小屋を出て高度を上げるとモンドランにつながったエーギュ・ド・トリオレ3870m(左)が見えてくる。
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フェレの谷とそれにつながるヴェニの谷にも日が差してくる。谷の奥が越えてきたセーニュのコル。
いずれも歩いてきた懐かしい道 -
フェレのコルへと高度を上げる途中。いくつかの枝谷を横切る。道はこのようにきれいに整備され馬でも容易に歩ける。
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途中で乗馬クラブの人たちに追い抜かれる。欧州アルプスの道は石がほとんど無くて馬の足に優しい。バックはフェレの谷
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モン・ルージュ・ド・グレッタ と左奥にグランジョラス
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右の彼方にグランコル・フェレ2537mが見える。その左にモンドラン。
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峠が近づくとマラソンのチェックポイントの仮ドームと支援の人達が見える
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高度が上がるといろんな山が明確に見えてくる。右からモンドラン、プレ・バー氷河、トリオレ針峰、モン・ルージュ・ド・グレッタの稜
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グラン・コル・フェレが更に近づく
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フェレのコルで憩う乗馬クラブの人と馬。
右モン・ドラン、左トリオレ針峰 -
峠からの眺め。右からトリオレ針峰、モンルージュ・トリオレ、ポアン・デ・ペリアデ3503m?
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フェレの峠からのグラン・ジョラスとフェレの谷
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グラン・コルの国境標識のスイス側を示すS
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グラン・コルの国境標識のイタリア側を示すI
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マラソンランナーは峠のチェックポイントで首につけたタグのバーコードをスキャンしてもらう。
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峠からスイスへの下り。スイスに入ったとたんに道標が増える。ここのは石に塗った標識。左の旗様のはマラソンのための仮の道標
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フェレの谷のプーれへ下る尾根の向こうにグランコンバン4314mと左に重なってモン・コロン3556m?
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谷に降りたところにあるプーレの小屋。ここもマラソンのチェックポイントになっている。
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プール小屋から谷の道路に出る途中の山道からのシックス・ニェール山群
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シックス・ニエール山群とトロチェボー氷河
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フェレの谷の車道をフーリまで歩く。正面はクレゼッセ3024m
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フェレの村に止まってるバスがあり行き先はフーリになってる。これに乗るとフーリ発のオージェール行きに間に合うか聞きたかったが運転手不在。フーリまではそんなに遠くないから歩くことにする。フーリでは発車時間が迫ってるのに停留所が見当たらずあわてる。大きな広場でなくそのさきの郵便局前だった。
バスを待ってる人達はみな同じルートを歩いた顔見知り。 -
フェレの村の教会から正面の雪山はアヌーブ針峰、グランルイ、グランダレ
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オーシエールの駅までフーりからバスで出る。駅の時間表にはバスの時間が書いてあり、バスはこの駅舎からでた。線路の向こうにはなぜか使ってない?電車がある。時期と時間では運行してるのかも知れない
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マーティニでバスをモンブラン鉄道に乗り換えモンブランに戻る。
マーティニ郊外の廃墟バティアズの塔 -
モンブラン最後の日のディナーを日本料理店で摂る。
食事後表に出ると店の表はなんとマラソンのコースでランナーが走ってくる。
そのまま通りを観光協会と教会の間のところにあるTMBマラソンのゴールまで行く。
続々とランナーが到着して盛り上がっている。 -
長い道を走りぬいた鉄人が到着する。
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この旅行記へのコメント (2)
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- red-nontaさん 2007/01/22 09:38:18
- 乗馬 de モンブラン
- 4nobuさん、おはようございますっ。
とうとうツールドモンブランが最終日となりましたね!!
私は4nobuさんの旅行記をみるまで、「ツールドモンブラン」は全く未知の世界だったのですが、ここではトレッカーをはじめ、学生の遠足、マラソンランナーに加え、お馬さんからも親しまれているコースなんだってことがよ〜く分かりました。
お馬さんとフィレの谷の写真もすごいですが、この写真「モン・ルージュ・ド・グレッタ と左奥にグランジョラス」に目を奪われてしまいました。
このような景色って、ゼイゼイハァハァ言いながら登ってやっと見れそうな景色なのに、お上品にお馬さんに乗ってこの景色が見れるなんて、red-nontaは目が点です(^O^)
それにしても、ちょうど4nobuさんはマラソンと同時期だったから長いトレッキングルートも普段よりも数倍楽しかったんじゃないでしょうか!?
長いルートをお疲れ様でした!!
red-nonta
- 4nobuさん からの返信 2007/01/22 21:43:14
- RE: 乗馬 de モンブラン
- red-nontaさんこんばんは
欧州の皆さんは馬との長い付き合いがあるんですね。町のこんなとこで?というような所でも乗馬の皆さんが見かけます。日本だと危ないとお母さんたちから文句が出そうなんですが、馬の性質の理解度とか生活との密着度が違うらしい。
一方red-naontaさんのコメントで気がついたのですがスイスの山では登場しませんね。カナダの山では見かけましたのに。
マラソンは楽しめたというより道しるべで大変にお世話になりました。日本では富士山ぐらいですがあちらでは盛んなようで、各地で走ってるのを見ますし、2003年にはツェルマット滞在の時に近々マラソン大会があるらしく皆さん足慣らしに走ってる人を沢山みかけました。
今回感じたのですが私ぐらいの老人、ご婦人、少年も結構みかけたことです。感心すると共に大丈夫かなと心配になりました。
この所アップをさぼっております。そろそろ起動します。
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