2006/12/06 - 2006/12/08
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Clipperさん
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12月7日 (木)
今朝は6時に目が覚めたのじゃ。 疲れていたのか、睡眠は充分に摂れた様やな。 途中で目覚めなかったもんな。
室内の明かりを点けたままで、寝てしもうてたんやわ。
部屋付きのペットボトルを開栓。 ゴクゴクと半分飲み干し、お目覚めの一服。
フーッ! と、煙を吐き出す。 2本ばかり、チェーンスモーク。
昨夜は、分からへんかったのやけど、このホテルの客室の窓は、寺院などに有る、お饅頭のてっぺんが尖った形をしているのや。
このような物からも、異国情緒は感じられるのやねえ。
TVを点けて、ぼんやり過ごしてる内に7時になったので、グランドレベル(ここでは、英国式に一階は、0階表示だったのだ)のレストランへ。
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宿泊代には、朝食も含まれているので、無駄にはしとうないもんね。
嬉しいことに、チェックインの時に宿泊者は、コーヒー、紅茶はコンプリメント・サービス(誠意とか真心。 この場合は無料の意味ね)やとも言うてたわ。
年中夏の、季節感に乏しい此処でも、やはり、クリスマスの飾りつけがされてて、ツリーと、雪のオブジェがぶら下がってるのだ。
BGMもクリスマスソング。
工夫が足らんね。 もう一寸何んとかならんか。
クリスマス時期はどこの地域へ赴いても、ステレオタイプ化されてしまってるのやなあ。
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適当に見繕って、お皿に盛り込む。
味付けは、全体に塩がキツイぜ。 白いご飯には、合うやろうけど、ここには、おませんでしたわ。
セイロン紅茶旨し。 もう一杯所望いたす。 -
現在、スリランカでは公共のスペースは、総て禁煙になっており、違反すると、2000ルピーの罰金やそうな。
勿論、レストランも公共の施設なので、喫煙席は、いっせつ御座いません。
例外的に、レストランの裏手にあるプールサイドのテーブルだけには、灰皿がおました。
ここは、非公共の場所なんやな。 レストランと違い、宿泊者専用だからかね。 よう解からんですわ。
まあ、食後の一服てか。 -
で、プールの横には、蓮が咲いてまして。 ブルーロータスと、書いちょりましたで。
トラベルデスクがロビー横にあるので、ちょいと訊ねてみようかね。
「済みませんが、きょう、これから夕方くらい迄の間に汽車で、往復できるようなスケジュールは組めませんかねえ。 急行や特急じゃなくても良いんですけど」
「ええと、キャンディやゴールまで行くんなら有るだろうけど、ショートトリップで、日帰りは分からないねえ」
「そうですか」
「バスツアーはどう?」
「いや、汽車に乗りたいのですよ。 どうも有難う」
「OKそうですか、お役に立てなくて」
「いや、いいんですよ。 あとは適当に駅へ行って調べますわ。 サンキュー」
そんなら、チェックアウトの12時まで、もう一度セイロン紅茶をして、のんびりさせてもろとこ。 -
SQまで、ホテルタクシーで300ルピー。 5〜6分しか乗らんのに高いなあ。
シンガポール航空の市内オフィスで、帰りの航空券を受け取り、あとはブラブラ歩いて行こうかな。
下町をゆっくり、お散歩しながら行くと、何か目につく建物が見えてきましたぜ。
ヒンズー教系の寺院みたいやな。 細かいレリーフが、塔の四面にところ狭しと彫り込まれている。 いずれ、名のある宗教施設なんだろうね。
街路樹は、プルメリアが多く、花びらがぎょうさん道端に散ってましたわ。
拾い集めて、お風呂に浮かべれば、フラワーバスが即、完成やな。
うーん。 やっぱり、お巡りさんと軍人の多いところやなあ。
昨日は、夜遅かったから、防犯の意味である程度は理解できるんやけど。
今は、真っ昼間やねんけどねえ。
百メートルごと位にカービン銃を携え警戒してるし、ポリスも角々に立っちょりますがな。
これだけでは、迂闊な事は言えないのやけど、やはり治安面は、あまり良くないようやな。
川縁り(あとでMAPを見ると、ベリラレイクと記されてあったです。 湖やったのかいな)を、小一時間ほどかけて歩いて行くと、突き当たりになり、大きな通りに出たのじゃ。 地図で確認すると、フォート地区に入ったらしい。
ちと、歩き疲れたので、そこに見えているヒルトンで、茶〜でもシバいたろか。 -
ロビー奥のラウンジは、庭園に面してるので、窓際のソファに落ち着く。
やはり、セイロン紅茶をオーダー。
ここらのホテルでは、お茶といえばミルクティー。
茶葉をケチってないので、濃いィ。 レモンティーなんかは邪道なのだ。
ポットサービスで、たったの165ルピー。 物価は、めっさヤスイ。
大小の噴水が三箇所ありまして、池には鯉が泳ぎ、石山では、鴨と亀が日向ぼっこ。 これがホンマの甲羅干しやな、亀さん。
コンセルジュに鉄道駅を問えば、中央駅に当たるのがフォート駅だそうな。
徒歩で5〜10分でいけるんやて。
その駅からローカル列車で、空港の近くまで行けるらしい。
ラッキー。 そんなら、往復せんでも片道でええ訳や。 ただし、駅からは少し距離があるとの事で。 そこからはタクシーやトゥクトゥクを使えば良いらしいわ。
市内地図に印を点けてもらって、さあ行こか。 -
で、やって来ましたフォート駅。 なぜか裏口の方へ来ちゃたのだけれど、そこにSLが展示されてたのを見つけたのだ。 かえって良かったわい。
出札口でエアポートに一番近い駅までお願いする。
「次は16:35発だよ。 2時間以上あるよ」
「OK、かまいませんよ、急ぎませんので」
券面は13ルピーとあるが、値上げされてて18ルピーだったのやわ。
まあ、16円が20円になった程度か。 それでも、安い!!
行き先は「KATUNAYAKA」と言う駅やて。
駅員(助役)さんに訊けば、所要時間は、一時間から一時間半くらいじゃないか、との事。
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こいつが、切符。
なつかしの硬券。
写真を撮るのに、現地のひとに持ってもらってますです。 おおきにでした。
アルファベットでも書いてくれてるので助かるわあ。
当日限り有効としてあり、裏面に日付が刻印されておりました。
では、改札を通ってホームへ参りませうか。 -
プラットホームへの跨線橋を渡っていると、ちょっとカッコイイ列車が入線して来たので、パチリ。
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ホームに架けられている駅名板。
上二段は読めましぇん。
ホームは6面で、乗り場は1〜9番線まで引いてあるぞ。
かなり大規模なもんや。
さすがは、中央駅でんな。
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プラットホームの屋根を支える柱。
英国、植民地時代の物か。
ただし、屋根板自体は、トタンに葺き替えられていたのじゃ。 -
1、2番線だけは、行き止まり式になっているので、終着駅らしい雰囲気やね。
でも、長距離の優等列車は、3〜9番を使っているので、これは今は通勤用。
行き止まりのところに、ポイントが刻んであるのは、釜(機関車)の付け替え用じゃろ。 引っ張って来た客車の、今度は反対側に持ってきて、出発させるためやったんやな。
現在では、ディーゼルカーの運用になっているので、使われてはいない様子や。
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汽車待ちの間にやって来た、ゴール方面行きのディーゼルカー。
急行列車みたいな面構えだが、通勤用車輌なのだ。
でも、なんだかカッコイイじゃん。
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こいつは、凸型DLの引っ張る中距離の、客車で構成された普通列車。
TVで見たインドの客車によく似通っているのだ。
ひょっとしたら、印度製かな。
2、3等編成。 -
そして、これが到着した「キャンディ・エキスプレス」なのだ。
1、2、3等編成。 やっぱり看板列車でんなあ。
1等車が在るのは、あと「ゴール・エキスプレス」くらいらしいな。
しかし、食堂車は非連結のようやな。
最後尾のハコ(車輌)が展望1等車。 1等車は、この一両だけ。 側面には、「オブザベイションサルーン」とペイントしてありましてん。
乗ってみたかったよう。
また、こんどね。 待ってろ、「キャンディ・エキスプレス」!! -
観察してると通勤用車輌には、設置されてないみたいなので、1番ホームにあるトイレへ行っとこう。
有料で、5ルピーやったわ。 その硬貨を持ってなかったので、20ルピー札を出すと、お釣りをちゃんとくれましたわ。
で、用をたしてると、タバコを咥えてる男が居りましてん。
「ちょっと、ここはアカンのとちゃうの?」
構わないよ。 みたいな事を言うので。 ワテも吸うたろ。 トイレで隠れモクやて。 高校生みたいやなあ。
ちょうど、乗る列車が入ってきたので、取り合えず先頭の車輌へ。 運転士さんに、「カツナヤカ」へ行くのか確認して乗り込んだので、自ずと先頭車になる訳なのだ。
こいつは、折り返し運用のプッシュプルのディーゼルカーだった。
当駅からは、推進運転になる訳やな。
車輌番号なんだろうな、831と書かれているよ。
通勤用のロングシートで、座席はプラ製。
発車まで、あと20分ほどあるので、扉の横に腰掛ける。
隣に若い僧侶さんがやって来まして、アホに話し掛けてくる。
こっちの市井のひとは、案外人懐っこいでっせ。
しかし、雨は降り続いているのでムシムシしよるよな。 早よ出発せえへんかなあ。
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定刻16:35に出たアホを積んだ満員の列車は、途中駅で急行に追い抜かれたり、対向列車と行き違いをしたりしながら、北上して行く。
そやけど、踏み切りに遮断機が無いので、警笛は鳴りっぱなし。 一番前やから、ものごっつう、じゃかましい。
17:50に「KATUNAYAKA」駅につきましたぜ。 銘板には、カッコでくくって、エアポートと表記してある。
道中、お坊さんが色々話してくれたので、全く退屈はせなんだよ。 楽しい汽車の旅やったな。
さて、タクシーは?と見渡せば、線路の向こう側に三輪タクシーがたむろしてますぞ。
スリランカでも三輪タクシーは、タイと同じく「トゥクトゥク」と言うんやね。
空港まで頼んますわ。 と言えば、120ルピーとか返してくる。 100ルピーしかお札が無いんよと言い返せば、OKだってさ。
相場なんか知らないし、小雨も止まないので、それで手打ちじゃわい。
5分も走れば、空港に到着しちゃったやん。 ボラれたかな。
それより、徒歩でもいけたなあ。 でも、治安面を考えて、車を勧めてくれたんやと思っとこう。
その方が、気分はええもんね。 -
18時にバンダラナイケ国際空港へ着いてしまったのだ。
チェックインカウンターへ行くまでに検査があって、もう外へは出られないのだわ。
チェックインの始まる22時頃まで、なんにもやる事がないんよ。 どうする?
幸い、ベンチはようけ空いてるから、座って待つ事に。
いまのうちに、EDカードのEカードに記入しといたろ。
2階にレストランが在るみたいなのだが、サインは点灯してないので、営業をしてるのかどうかは不明。
ホテルから持ってきたペットボトルで、ガマンガマン。
居眠りしながら待ってると、22時すぎにカウンターが開いたぜ。
一番乗りで、搭乗券を出してもらう。
シンガポールから香港までのフライトもシンガポール航空なので、一緒にチェックイン出来たのや。
ラクチン、ラクチン。
CIQはほとんどフリーパス。
そんなら、あとは出発まで、ロータスラウンジと言うところで過ごさせてもらいまっさ。
アルコールを適当に摂取しながら、軽食をやってると自然と瞼が閉じてくる。 そらそやな、日本時間では、午前1時を廻ってるもんな。
ハッと気がつけば、出発20分前。
急いでゲートへダッシュをかけるアホであった。
(まだもう少し、つづく)
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この旅行記へのコメント (2)
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- ぶうちゃんさん 2008/04/13 00:52:02
- はじめまして
- なにやら雰囲気のある気動車?ですね。日本の鉄道には無い雰囲気ですね。
- Clipperさん からの返信 2008/04/13 18:17:21
- RE: はじめまして
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お便り有り難うございます。
通勤用のDCは、PP(プッシュプル)のようでした。
青いやつは、前後、両端に駆動車をつけてましたが、私の乗った分は、動力車は片方のみでしたね。
4両位の短い編成なので、1両だけでOKなんだと思います。
また、通勤車両の多くは、貫通扉を備えて無くて、車両の行き来は出来ないようでした。
これは、客車列車でも同じみたいです。
では、また宜しくお願い致します。
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