フランス旅行記～Bordeaux～

1995/07/22 - 1995/08/17

　私がヨーロッパを旅したのは、1995年の夏でした。まとまった休みがとれたので、約1ヶ月間、イギリス～フランス～スペイン～イタリア～スイス～フランスと回りました。日本で予約したのは航空券だけで、ホテルや列車のチケット等は現地に行ってから、という気ままな旅でした（ユーレイルパスは買いましたけど）。

　その頃、私はワインにはまっていて、一度は有名なシャトーを訪ねてみたいと思っていました。ところが、日本で手に入るガイド本には、いろいろなシャトーの記事は載っていても、どうやったらそこに行けるのかについての情報は皆無でした。仕方なく、そこの街にいってから探すということになってしまいました。もし私と同じ様に、『行ってみたいけど行き方がわからない』と思っている人がいたら、ぜひ、参考にしてください。Bestな方法ではないかも知れませんが、お役に立つと思います。

　Paris Montparnasse駅からTGV Atlantiqueに乗って約3時間、Bordeaux郊外のSt.Jean駅に着きます。ここから街の中心まではバスで30分位。お目当てのChateau Tourを探すために、Office de Tourisme（観光案内所）へ。

　ところが、その日は、あまりパッとしないTourがひとつあるだけ。仕方なく『地球の歩き方』に載っているホテル　Hotel du Centre（ここは、オーナー主催のChateau Tourがあるらしい）へ。オーナーに聞いてみると、ちょっと高い（300フラン）けど、まあまあの内容のTourだったので、即予約。

　その夜は、同じホテルに泊まっていた人（日本人）とオーナーお勧めのCanard（鴨）料理店へ。美味しい料理とワイン（3人でボトル2本！）を堪能しました。

　さて、オーナー主催のChateau Tourですが、お客（私を含めて3人）をのせた車（結構ボロい！）をオーナー自ら運転していろいろなChateauを巡るというもので、各Chateauでは案内の方が英語でガイドしてくれました。中には、Free Tasting（飲みくらべ or 飲み放題？）のところも幾つかあり、結構いい気分になりました。

　実際に訪れてみると、ワインという日本では華やかなイメージがある飲み物を作る作業っていうのは、結構地道で大変なものだなぁ、と感じました（農作業ですからあたりまえですが）。日本で手にするワインはひとつひとつここで作られていると思うと、感慨深いものがありました。

　主にMargaux地区を中心としたTourでしたが、本当はPauillacにも行きたかったのです。オーナーに聞いてみたところ、500～600フラン！　と言われたので断念しました（ボッタクリじゃない？）。

　次の日、ホテルを後にして再びTGVでスペインへ。その後、イタリア、スイスを経て次なるChateau Tourを求めてBourgogne へ（以下、Bourgogne編 へ続く）。

エリア ボルドー(フランス)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: キャセイパシフィック航空

　有名なCh.Margauxです。並木道の先にこの建物が現われます。中に入るには予約が必要らしく、門のところから写真だけ撮りました。

　Bordeaux地区の葡萄畑とChateauです。日本ではまだ無名なところばかりですが、とても真摯な方々がワインを作っています。なかには、Free Tastingのところもありました。